キタニタツヤ「BIPOLAR」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
振り子の上でキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤTatsuya Kitaniあるいは双子のように あるいは愛しあう恋人のように あるいは憎み相争い拒絶するように あるいは僕と君のように  まるで 誰の憐れみもうざったいのに ひとりで食べた飯は不味いとか 僕と僕が喧嘩しているような日々 悲しくて笑えてしまうくらい  ささやかな幸福の贅肉がついた心を 責め立てるようによろこびのうたを歌う  消えてしまいたいと願う朝が 生きていてよかったと咽ぶ夜に塗り潰され 感情の振り子の上で僕らは暮らす
PINKキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤTatsuya Kitaniはぁ 嫌味なくらい美しく咲いている 何を食って何を消化しているのか 散らばった愛の吸い殻に舌打ち 花見客はそういや何処に消えてしまった?  肺いっぱいに吸い込んだ 喉が焼けるほどまで 執拗にあんたで痛みたい 樹の下に集る百鬼夜行 夏の灯の羽虫たち 美しさの糧になりたいみたい  異常なんだよ、ほら 気づいていないんだ、だあれも 気が狂いそうなほどの鮮やかさに あの樹の下にはXXXが埋まっている! あんたと同じもん食ってる化け物さ  花冷えの曇り空に赤い血が染み込んだような あどけない薄紅の残酷さに毀たれた日 誰かが歌ってた 神の手はにじむピンク 無数の手指で天を撫でる フラクタルが飲み込む春  肺いっぱいに吸い込んだ 喉が焼けるほどまで 執拗にあんたで痛みたい 生まれる前に戻りたい 長い蛇足の今を 美しさに捧げて終わりたい、あー  異常なんだよ、ほら 気づいていないんだ、だあれも 気が狂いそうなほどの鮮やかさに あの樹の下にはXXXが埋まっている! あんたと同じもん食ってる  いったいどれほど失ったんかなあ 不安と憂鬱におはよう これでいい、おれに幸福は似合わない 空っぽの良心で うつろになった目で あんたの中身のピンクを眺めていたい
冷たい渦キタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤ何気なく涙ながれて 寄る辺ない夜に急かされ ざわつく心の奥が 少しだけ痛くて 重なり積もる悲しみが 忘れてしまう喜びが ぐちゃぐちゃになっていく 冷たい渦を巻くんだ  もう二度と治らない 不安という病が巣食って 街をゆく誰も皆、黒い羊 指先が触れるたび 何か奪われた気がして 抱き合って尚も疑い合い 花の根が腐るまで水を遣ってた  ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 潰れそうな心の奥 僕を飲み込んだ冷たい渦  台風の目の空っぽに 何もない凪の日暮に ただうずくまっている 誰か僕に触ってよ  季節から僕だけが 弾き出されてしまうような 白昼夢が、僕に映る全てだった 差し伸べた君の手に 辿り着けた時にはきっと あらゆる詩歌も通り過ぎる 空の自分でさえ許してあげるのに  ありふれた愛の温度を 一度知ってしまったせいで 肌を刺す孤独の冷たさだけが 耐えれなくて 枯れるまで流した涙 喜びも悲しみも混ざり合っていく 恋焦がれた世界から 僕を遠ざけた冷たい渦
タナトフォビアキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤ日常に開いた傷口 グズグズに膿んだそれ見苦しい のにどうして目が離せない? いたいけな悪魔のよう 死んだ魚の目の奥にコール 胸の中心のヴァニタスに問う 悲しみとはなんだろう? 奈落の底では知り得ないよ  ひらりひらり 黒い揚羽が誘うように舞って うつつと極楽が混ざって じわりじわり 気づいていたんだ 地獄がすぐ隣で待っているって  歓べよ! きみの愛した世界も この街の誰も彼も、死に向かう人々 踊れ! その歓び平らげるまで 恐れ、嘆きながら、受け入れればいい 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだ後に、何が残るというの?  日常に誰かが線を引く 瞬きする間もなく幕を下ろす 赤子さえ時間がない また太陽が沈むよ エンドロールが終わっても業は消えない 徒に過ごした日々は帰らない どんな月曜日も 愛おしいものだと思えてしまうだろう  ゆらりゆらり 底のないコールタールの海辺 座礁した顔のない亡霊 どろりどろり 零れていく 憎しみも苦しみも愛も喜びも  日常の続きの永遠の蛇足に きみは目を背けて忘れたふりをした そこで待ち構えるニル・アドミラリ 抜け落ちた何かに渇き飢えるだろう 塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだら、きみはきっと泣けもしないぜ  琥珀に住まう羽虫も、灰になった文明も 時計盤の砂漠を征くキャラバンの中  歓べよ! きみの愛した世界も この街の誰も彼も、死に向かう人々 踊れ! その歓び平らげるまで 恐れ、嘆きながら、受け入れればいい 人間の愛すべき隣人を忘れぬように 今日という日の花を摘んで束ねたブーケを飾って  塞がれていた地獄の口が開く音が 鳴き止んだ後に、ただ青い空があった
聖者の行進GOLD LYLICキタニタツヤGOLD LYLICキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤTatsuya Kitaniパッと見綺麗な幸福の偽装 メッキが剥がれ落ちた 一枚の薄皮隔てた先で グロいものがなんか呻いていた  人間の間に沈殿した どす黒いものが暴発する日 それにずっと怯える僕達は 緩慢な死の最中にあるみたいだ  無力を呪う声と 救いを祈る声が 混ざったような歌が聞こえる  全て飲み込んでしまうように 進んでゆく聖者の行進 弱い僕らさえも赦して 連れ去ってしまう 破壊でもなく救済でもなく 全てを均す聖者の行進 打ちのめされてしまった僕らの 憂いを払ってくれ、なぁ  どうして僕たちの幸福の種は 一向に芽吹かないの? 一体どれくらいの暗い闇の底で 泣いてもがいて過ごしたらいい?  山積みの不幸の上に立つ 見せかけの理想、薄ら寒いね 平穏な日々は帰ってこない 熱狂をもたらす僕らのマーチングバンド  産声を上げた日から 悲しみを知った日から 僕らは擦り切れていった  無力を呪う声と 救いを祈る声が 混ざったような歌が聞こえる  全て飲み込んでしまうように 進んでゆく聖者の行進 弱い僕らさえも赦して 連れ去ってしまう 向かう先で待っているのが 楽園だろうが地獄だろうが このパレードは進み続けるだけ 怒りや悲しみの歌を歌いながら  跋扈する悪魔を踏み潰して 震える心臓が止まってしまうまで
夜警キタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤTatsuya Kitani真っ赤な眼の高層ビルがまばたきしている 夜をこするように立つ 不出来な世界を腐している  輝きなんてひとつたりとも無い生活が 灯す明かりの群れが綺麗だね  鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない  みんな眠っている 幹線道路も、恋人の肌も みんな眠っている  だらだらと終わっていく最中の景色 僕らは緩い滑り台の上  視界の先の先の先まで ぼかす淡い幸福のベールで 盲いた僕らは可能性を手放した 機能しないアミグダラ、下垂 トーラス都市の放射冷却 どろり粘る風が吹く前に 逃げだしたい 逃げだしたい  鼓膜の奥の奥の奥まで 浸すぬるい音の無い夜 甘い匂い、誰も幸福に飢えている 凍りつく野生の常夜灯 千日手に陥る世界 引き分ける相手もいないよ 誰もいない 誰もいない  悲しくない? 寂しくない? 虚しくない? 途方もない現実の葬列、葬列、葬列、葬列
Rapportキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤがらんどうの胸に覚えた違和感さえ ひとりきりでは御しきれない この目も鼻も耳も、内側の僕に届かない  茫漠たる灰の海で 痛みさえ忘れていたんだ そんな僕の目の前に現れたあなたに  見えないものを見たんだ あなたと僕の間にあった温度を 僕の弱さを少し預けていられた あなたの言葉が僕の鎖を解いて 空が白んでいくような この手の中の光が、心だと知ったんだ  誰かを傷つけてしまう悪夢で 浅い呼吸を繰り返して その矢印の向きを、この胸の奥に集めて  安寧の孤独の中で 静かな終わりを願って 少しずつ冷えていく何かが寂しかった  それでも構わなかった 誰かを愛して、愛されたいと望むこと 同じ数だけ痛みがあるということ そうして鎖した僕の胸の奥まで あなたで満ちてしまったんだ 壁が崩れて橋が架かって、僕は あなたがくれた呼吸で 優しい刃で 見えた形の無いものを この手の中の光を、護りたいと願った
プラネテスキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤ知らない国に迷い込んだみたいだ 誰もが綺麗な嘘で話してる この手をどこにも繋げないまま、私は もがくようにあなたを探している  死んでしまった誰かのニュースに 涙した優しい人たち 這いつくばって生きる誰かの 生きているざまには舌打ちをした  私はどこにいるの?  あのね、  あなたとふたりで息をしていたい あなたとふたりで泳いでゆきたい どこか遠くの果てに流れ着くまで まだ見ぬ世界で笑えるまで ただあなたとだけ手を繋げるなら ただあなたとだけ夜をやり過ごせたら 信じられるものなどひとつもなくても ふたつの寂しさでも  何もない宇宙に放り出されたみたいだ 前後も左右もわからなくなる へその緒を切った赤子のように、私は 覚えたての孤独に噛みついている  海の向こうで起きた悲劇に 慈悲をかけ憐れむ人たち 同じ言葉で話す誰かを 傷つけてどうして笑えてしまうの?  それでも生きているの?  誰もが独りで生きてはゆけない 悲しみの重さを受け止めきれない 凍てつくビル風に身を震わせて かじかむ心に息を吹いて 今より少しだけ優しくなれたら 繋がり合うことを恐れずにいられたら 目に見えない悪意に苛まれようとも 正しくあれなくとも  あのムーンリバーを渡って 迷いながら進もう 沢山の世界をあなたと見たいよ  道標は要らない 隣にあなたがいて 私はここにいるから  あなたとふたりで息をしていたい あなたとふたりで泳いでゆきたい どこか遠くの果てに流れ着くまで まだ見ぬ世界で笑えるまで ただあなたとだけ手を繋げるなら ただあなたとだけ夜をやり過ごせたら 信じられるものなどひとつもなくても ふたつの寂しさでも  あなたと生きてゆける
ちはる feat. n-buna from ヨルシカ - From THE FIRST TAKEキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤ君の髪に冬の残り香があった ほろ苦くて、煙みたいなアイスブルーで 僕の髪に春の花びらがついて 笑い合っていたこと もう随分前のことのように思える  あまりに脆くて ただ散りゆく季節の幼い恋を 胸に抱いて雨を待つ 花冷えの日、またひとつ春めいていくから  さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる  昼下がりの街はグレイスケールの海 こぬか雨だ 傘をさしたって仕方ないね 笑う君の長いまつ毛を滑った しずくになれたら そんな空想さえ懐かしく思える  僕らの時間は ただ散りゆく季節と共に過ぎていった 気づけば君の背中は春霞の向こう側 逃げ去ってしまった  さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す アスファルトに滲んでいく 花びらひとつ拾う度  何度も踏みつけられて汚れてもなお鮮やかな桃色が あの日から色のない霧に囚われた 僕の目には眩し過ぎたよ 季節が千巡っても、またここに戻ってこようと思う 花冷えの日  さらさらと頬に伝う しずくはもう溢れてしまって 景色全部が滲んでいく 君の背中が見えた気がした  さらさらと頬を撫でる 春の雨にまた君を思い出す 薄桃色に霞んでいく光の束をつかんだら 花便りがもう聞こえる  ぬるい風に冬の残り香があった 何度だって 君のいない春を歩いていくよ
よろこびのうたキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤキタニタツヤTatsuya Kitani僕だけ言葉が通じないみたいだ 誰のせいかなんてわかっているけど なぜ僕はここまで続いてしまった? 優しい友達がいたからかな  数えきれない痛みたちと 片手で足るよろこびの欠片 続けるか終わるかのどっちかひとつを 選び取る自由に疲れたよ  消えてしまえたら よかったのにな  僕らはみんな寂しくて 生きることがへたくそだった 涙がとうに涸れたから 終わる場所を探しているんだ  よろこびのうた 抱きしめるように 歌う
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