夏川椎菜、草野華余子、halcaによるマリアージュライブ『LAWSON presents CONNECT LITTLE PARADE 2022』レポート 2022/08/10
夏川椎菜、草野華余子、halcaによるマリアージュライブ『LAWSON presents CONNECT LITTLE PARADE 2022』レポート
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7月23日(土)Zepp Hanedaにて、声優・アーティストの夏川椎菜主催によるライブ 『LAWSON presents CONNECT LITTLE PARADE 2022(コネクトリトルパレイド)』が行われた。同公演は夏川椎菜が、関係の深い草野華余子、halcaを迎えて自身初となる対バンライブで、万全の感染症対策の下での開催となった。

 

開演が近づくと夏川椎菜による

「どこよりも熱く自由で、最高のパレードをみんなで楽しみましょう」

との生ナレーションが場内に流れ拍手が響き渡る。2組のドラムセットなど楽器が並ぶシンプルなステージに夏川椎菜のバンド「ヒヨコ労働組合」メンバーが登壇。客席で「ヒヨコブレード」をイエローに点灯して待ち受ける中『アンチテーゼ』の前奏が始まると、アルバム『コンポジット』のジャケットで着用した深紅のドレスに身を包んだ夏川椎菜が登場。高BPMの演奏にビートを乗せ、お立台に脚を蹴り上げる激しいパフォーマンスで開演。

 

 

唄い終えた夏川椎菜は

「思う存分音楽を浴びて帰ってほしいと思います」

と、語りかけhalcaを呼び込む。観客もライトを白く換えて対応すると、デニム地の衣装のhalcaが登場、ヒヨコ労働組合の演奏でアップテンポな『Distortionary』を披露。halcaは

「一緒に楽しんでいきましょう」

と語りかけるとポップチューンな『A・WA・WA・WA』、『告白バンジージャンプ』と繋ぐ。ここで

「同じ事務所(ミュージックレイン)の夏川椎菜さんに1番可愛がられている後輩のhalcaです」

と笑顔で自己紹介、夏川椎菜のファン「ヒヨコ群」からも大きな拍手で賛同を得る。

 

 

続いて夏川椎菜に「好きと言ってもらえた曲」という『君だけ』、続く『センチメンタルクライシス』をしっとり唄い上げる。そして8月17日(水)リリースの強力両A面シングルからTVアニメ『Engage Kiss』OPテーマの『誰彼スクランブル』を初披露。ハイテンポで転調の続く現代アニソンらしい難曲をアーティストならではの表現力で唄い上げる。

最後に『HORiZON』を披露、

「また皆さんに逢いたいです」

とジャンプで締めくくる。

 

ここで夏川椎菜が再登場、halcaのパフォーマンスを、

「力強さを認識しました」

と称え

「オンリーワンでナンバーワンで1番可愛がっている後輩」

と紹介する。そして客席に水分補給を促す気遣いをみせつつ

「お水美味しいですか?」

と、声優イベントでお馴染みの掛け合いで笑いを取る。代わって「カヨコバンド」のメンバーに続き、白い衣装を身に纏った草野華余子が登場。『それでも、まだ』『Trigger』をムーディーに、しっとりとエネルギッシュに聴かせる。

 

 

バンドメンバー紹介に続いて、5月に配信リリースとなった『断線』、『A.I.N』を披露。

「ライブハウスには無いお立ち台に立てました、ナンスありがとう」

と笑いを誘う。ここでこれまでの紆余曲折あったアーティスト活動を振り返り、

「(夢とか目標が)一度破れて、そのあとどれだけ強くなれるか、どういうものに出逢えるかが、人生の真価を問うものじゃないかと思っています」

との想いを込めた『僕ら死ぬまで旅の途中』を、会場のクラップと一体になって歌い上げる。そして

「心のHPが切れちゃうことってあると思うんですけど、そのつど助けてくださる人が出てきて、真っ直ぐやってきて良かったなと今日改めて思いました。ありがとうございました」

と謝辞を述べ『カーテンコール』をしっとり聴かせて締めくくった。

 

 

そして草野華余子が夏川椎菜を呼び込み、1番早いテンポでの楽曲提供を約束。客席から拍手喝采を浴びる。続いて夏川椎菜が

「次のアーティストはこの方です」

と紹介するや小走りで舞台袖へ消え、ステージへ戻ってくるネタで和ませつつ登場。自ら作詞を手がけた『クラクトリトルプライド』、1stEPのカップリング『ロジックルーパー』、ソロデビューシングルから『gravity』、ファーストアルバム収録の『イエローフラッグ』と、自身の軌跡を辿る選曲を披露。イエローに輝くライトを大きく左右に振って応えたヒヨコ群に

「ワイパー巧すぎでしょう」

と笑みを浮かべる。そして配信中の新曲『ササクレ』がパッケージリリースされることを告知し、郷愁を呼び起こすバラードである同曲を熱唱。一転して『コンポジット』収録のハイテンションな『トオボエ』『ハレノバテイクオーバー』を続けて披露、

「ホントにありがとう」

と、ジャンプ一閃で締めた。

 

 

しかし

「これで終わりというのはもったいない」

と、この夜ならではのコラボレーションへ。halcaとの初デュエットでは『キュンとさせてあげるよ』、草野華余子と、詞が共感できる『 いいひと』 を披露。そしてそれぞれ締めの言葉述べる。

halca

「記念すべき第1回目に出演させていただけて光栄です。このイベントがずっと続くようになったら良いなと思っています。夏川椎菜さんも、『CONNECT LITTLE PARADE』も応援してますし、また出たいなと思ってます!皆様のおかげでスゴく楽しい時間を過ごすことができました。また皆さんに逢いたいです」

草野華余子

「初めて聴く曲もあったと思うんですけど、後ろの隅々まで手を上げて楽しんでいただけているのが良く見えて、凄く良い思い出になりました。ナンスから1番可愛がられてる後輩の座はhalcaちゃんに譲るので、1番慕われてる先輩になれるように今後も頑張っていきますので(笑・場内拍手)よろしくお願いします」

夏川椎菜

「本日はご来場いただきましてありがとうございました。お二方出演していただきましてありがとうございました。対バンライブやりたい! と言ってみたものの、相手が来てくれなかったら対バンライブにはならないですからね(笑)。素敵なライブを一緒にやっていただけて本当に嬉しかったし、励みにもなったし、このライブを創ることを通して色々成長できたなと思っています。この経験を無駄にしないように、ドンドン重ねていって、恒例行事ぐらいになったら良いな! っていう風に思っておりますので、皆さん是非、色々な形で、色々な形で! (グッズを見せて場内笑)応援よろしくお願いします」

 

 

 

そして

「お名残惜しくありますが、最後に全員で唄いたいと思います」

と演奏が始まったところで、サプライズケーキが登場。7月18日で26歳を迎えたばかりの夏川椎菜の誕生日を祝う。ローソクを吹き消すと演奏が再開され、3人で『キタイダイ』を熱唱、

「ありがとうございました」

の挨拶で記念すべき第1回のライブを締めくくった。

 

 

自身の気質を「クソザコナメクジ」と自嘲気味に称しつつ、ステージでは激しいパフォーマンスのギャップを見せ、エッジの効いた独特な感性の表現力に定評があった夏川椎菜。草野華余子、halcaとのコラボレーションによる、今後の新たな表現の無限の可能性を感じさせた羽田の夜となった。

 

 

 

◎『CONNECT LITTLE PARADE 2022』セットリスト

【夏川椎菜 】

01. アンチテーゼ

【halca】

02. Distortionary

03. A・WA・WA・WA

04. 告白バンジージャンプ

05. 君だけ

06. センチメンタルクライシス

07. 誰彼スクランブル

08. HORiZON

 

【草野華余子】

09. それでも、まだ

10. Trigger

11. 断線

12. A.I.N

13. 僕ら死ぬまで旅の途中

14. カーテンコール

 

【 夏川椎菜 】

15. クラクトリトルプライド

16. ロジックルーパー

17. gravity

18. イエローフラッグ

19. ササクレ

20. トオボエ

21. ハレノバテイクオーバー

 

【コラボレーション】

22. キュンとさせてあげるよ [夏川椎菜×halca]

23. いいひと [夏川椎菜×草野華余子 ]

24.キタイダイ [夏川椎菜×草野華余子×halca]

 

 

●夏川椎菜 

・公式サイト

・Official YouTube Channel

 

●halca 

・公式サイト

・Official YouTube Channel

 

●草野華余子 

・公式サイト

・Official YouTube Channel

 

カメラマン:江藤はんな[SHERPA+]

ライター:こもとめいこ♂

 

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