山倉たかし編曲の歌詞一覧リスト  36曲中 1-36曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
俺は待ってるぜ金児憲史金児憲史石崎正美上原賢六山倉たかし霧が流れて むせぶよな波止場 思い出させてヨー また泣ける 海を渡って それきり逢えぬ 昔馴染の こゝろと心 帰りくる日を たゞそれだけを 俺は待ってるぜ  どらの響きも やるせなく消えて 泣いて未練をヨー 告げるのに かわいお前にゃ 何時また逢える 無事でいるなら せめての便り 海のカモメに 託してお呉れ 俺は待ってるぜ
赤いハンカチ金児憲史金児憲史萩原四朗上原賢六山倉たかしアカシヤの 花の下で あの娘が窃っと 瞼を拭いた 赤いハンカチよ 怨みに濡れた 目がしらに それでも泪は こぼれて落ちた  北国の 春も逝く日 俺たちだけが しょんぼり見てた 遠い浮雲よ 死ぬ気になれば ふたりとも 霞の彼方に 行かれたものを  アカシヤの 花も散って あの娘はどこか 俤(おもかげ)匂う 赤いハンカチよ 背広の胸に この俺の こころに遺(のこ)るよ 切ない影が
夜霧よ今夜も有難う金児憲史金児憲史浜口庫之助浜口庫之助山倉たかししのび会う恋を つつむ夜霧よ 知っているのか ふたりの仲を 晴れて会える その日まで かくしておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと云うのさ 夜霧よ今夜も有難う  夜更けの街に うるむ夜霧よ 知っているのか 別れのつらさ いつか二人で つかむ幸せ 祈っておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと云うのさ 夜霧よ今夜も有難う
粋な別れ金児憲史金児憲史浜口庫之助浜口庫之助山倉たかし生命に終りがある 恋にも終りがくる 秋には枯葉が 小枝と別れ 夕べには太陽が 空と別れる 誰も涙なんか 流しはしない 泣かないで 泣かないで 粋な別れをしようぜ  生命に終りがある 恋にも終りがくる はかない生命は 切なくもえて どこか消えてゆく 煙草の煙 恋の行方なんか わかりはしない 追わないで 追わないで 粋な別れをしようぜ
夜霧よ今夜もありがとう佳山明生佳山明生浜口庫之助浜口庫之助山倉たかししのび会う恋を つつむ夜霧よ 知っているのか ふたりの仲を 晴れて会える その日まで かくしておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと言うのさ 夜霧よ今夜もありがとう  夜更けの街に うるむ夜霧よ 知っているのか 別れのつらさ いつか二人で つかむ幸せ 祈っておくれ 夜霧 夜霧 僕等はいつも そっと言うのさ 夜霧よ今夜もありがとう
小樽のひとよ三丘翔太三丘翔太池田充男鶴岡雅義山倉たかし逢(あ)いたい気持が ままならぬ 北国の街は つめたく遠い 粉雪まいちる 小樽(おたる)の駅に ああ ひとり残して 来たけれど 忘れはしない 愛する人よ  二人で歩いた 塩谷(しおや)の浜辺 偲(しの)べば懐(なつ)かし 古代の文字よ 悲しい別れを ふたりで泣いた ああ 白い小指の つめたさが この手の中に いまでも残る  小樽は寒かろ 東京も こんなにしばれる 星空だから 語り明かした 吹雪の夜(よる)を ああ 思い出してる 僕だから かならずいくよ 待ってておくれ 待ってておくれ
赤いハンカチ竹島宏竹島宏萩原四朗上原賢六山倉たかしアカシヤの 花の下で あの娘が窃っと 瞼を拭いた 赤いハンカチよ 怨みに濡れた 目がしらに それでも泪は こぼれて落ちた  北国の 春も逝く日 俺たちだけが しょんぼり見てた 遠い浮雲よ 死ぬ気になれば ふたりとも 霞の彼方に 行かれたものを  アカシヤの 花も散って あの娘はどこか 俤(おもかげ)匂う 赤いハンカチよ 背広の胸に この俺の こころに遺(のこ)るよ 切ない影が
長編歌謡浪曲 あゝ松の廊下三波春夫三波春夫北村桃児伏見竜治山倉たかし「吉良殿、吉良殿。勅使に対し奉りこの浅野長矩が お出迎えする場所はお玄関式台下にござりましょうか、 それとも上にござりましょうか、今一度お教え下されましょう。」 「何度言うたら解るのじゃ。さてさて頭の悪い田舎大名 それでも饗応役か、お主の様な人間を鮒侍と申すのじゃ、ウフフフ。 えゝッ!! そこを退かしちょれ!!」 「余りと言えば…。 己れ上野(こうずけ)!覚悟!!」  武士(もののふ)が 刃を一度び 抜く時は 死ぬも生きるも 命がけ 千代田の城の 奥深き あゝ松の廊下 花に恨みの 風が吹く  「放して下され梶川殿、五万三千石、家をも身をも省(かえりみ)ず、 上野介(こうずけのすけ)を討つは、 将軍家の御威光(いこう)と役職を笠に着て、 私利私欲に走る人非人を斬る為じゃ、 その手を放して討たして下され梶川殿!!」  武士の 情けを貴殿(あなた)が 知るならば 止めて呉れるな 手を放せ 男の怒り 燃ゆる時 あゝ松の廊下 床に流した 血の涙  武士の 厳しき運命(さだめ)が 恨めしや 明日の命は すでになく 無念が残る 千代田城 あゝ松の廊下 忠臣蔵の 幕が開く  「役儀に依って言葉を改める拙者御目付当番、 多門伝八郎、さて朝散の太夫浅野内匠頭長矩。 其方儀御大法をも辯えず今日、 松の廊下に於て争いに及ばれたるは如何なる御所存あっての事か。」 「恐れ入りました。上(かみ)へ対し奉りては、聊(いささ)かのお恨み もござりませぬが私の怨(うらみ)を持って 前後を忘れ刃傷(にんじょう)に及びました。」 「其方上野介を討ち果たす心であったか? 又、私ごとの怨(うらみ)とは?…」 「も早や此の場に於いては何事も…何事も… ただ無念なわ上野介を討ち損じたる事。 この身の未熟お恥ずかしく存じまする。 この上は御定法通り御仕置賜るよう、お願いを申しあげまする」  両手を突いた長矩の 顔の白さが痛ましや さすがに彼も武士よ 覚悟の程も潔(いさぎ)よし 噫ゝ(ああ) 外様大名の悲しさか 天下の法を振りかざし 将軍綱吉直々に 厳しく下る裁断は 家名断絶身は切腹 今朝の晴れ着と打ち変り 網乗物にて芝愛宕下(しばあたごした)の田村邸 泣くに泣けない家臣の一人 片岡源五は殊(こと)の外 おそば近くにつかえたが、 せめてはひと目御主君の 最後のお姿見届けん 又、二つには御遺言お聞きせねばと 田村邸  検死役なる伝八郎に 願い出でたるその時に 逢わしてやるぞ片岡よ 法に照らせばこの儂も 後でおとがめ受けようが 儂の知行の七百石など 惜しくはないぞ 武士の心は 武士の心は 武士が知る。
長編歌謡浪曲 赤穂城の内蔵之助三波春夫三波春夫北村桃児伏見竜治山倉たかし春の風が 乱れて吹いて 雲が飛ぶ飛ぶ 赤穂城 殿の形見の かずかずに 心の奥で 問いかけて しみじみ泣いた 内蔵之助  「殿、御無念で御座りましたろう。 殿が家督(かとく)をお継ぎ遊したは御年九ツの時、 その頃内蔵之助も家老の重職を承わった、 私は十九で御座りました、 それより数えて二十何年勿体なき事ながら吾が弟とも、 わが子とも思い参らせて、お育て申しました。 殿、内蔵之助が江戸に居りましたなら、 貴方様の口惜しさもお慰め出来たものを。 ……何時ものあのお声でこの内蔵之助をお叱りなされて下さりませ」  殿が愛した 民百姓を 何んで見捨てゝ 良いものか 騒ぐ波風 おだやかに 必らず静めて 見せましょう 最後のこれが 御奉公  「殿が十七才、お輿入れなされた奥方様が十才の春、 御祝言の席上お祝いを申し上げました内蔵之助の目に まるで一対のお雛様のような可愛い御夫婦に見えました。」  今日が最後の 大評定(だいひょうじょう)と 覚悟みなぎる 赤穂城 されど人数は 五十六 すゝり泣きすら 洩れる中 静かに坐る 内蔵之助  「扨(さて)、御一同 赤穂浅野家最後の評定をとる者は、 わずか五十六人かと最前まで内蔵之助は残念に存じておりましたが、 各々方のお顔を見てこれこそ忠誠無二、 大石の心中を打ち開けて頼むに足る方々のみと、 私は嬉しく存じまする。本日まで馴れぬそろばんを手にして どうか領民の生活の立つようにと苦心致しましたのも御主君が 死して後まで陰口叩かれては家来として何んの面目が御座りましょう。 扨、各々方私が只今から申す一事(ひとこと)を どうぞお聞き捜しなきよう、お願いを申上げる。 この大石が今日まで密かに恐れおのゝいていた事は 一天万乗帝の勅使を迎えた当日、例え意趣であり遺恨であるにもせよ 刀を抜いて血で汚した主人内匠頭が犯せし無礼が 帝の御宸禁(ごしんきん)を如何に悩し奉ったかと云う事で御座った。 若しや勅使を蒙(こうむ)る身とならば死して尚、 末世末代内匠頭は皇室不敬の大罪人、我等一同とても日本国中、 身の置き処なき浪人となるで御座りましょう。 それが……それが昨夜京都留守居役小野寺十内どのが帰国致して申さるには、 近衛関白を初め勅使に立たれし柳原大納言様や 公卿の方々より吉良上野介を討ち洩した浅野は不便(ふびん)じゃと 手厚きお悔やみのお言葉を戴きました。 それのみか!それのみか各々方、 京都御所紫宸殿貴き御簾の内より 「浅野内匠頭 想いを達せずはまことに哀れな者」 と畏くも帝の御声を洩れ承わったのじゃ! 喜び召され御一同これにて亡君長矩(ながのり)様は 救われ……救われましたのじゃ!! この上は最早や何処を憚(はばか)り 何処を恐るゝ処もない。 決死の勇士五十六人力を合せて吉良上野介を討つ事で御座る。 又、二ツには幕閣につながる人々の悪政は限りを知らず、 当五代将軍御代に於て取り潰し又、改易となったるは、 大小四十八頭(かしら)その最も大きくは越前宰相五十二万石を始めとして 作州(さくしゅう)津山十八万六千石、その他、合せて、 二百七十一万四千石を幕府の手に取り上げ、 三万有余人の我等と同じ浪人を生むに至った。 御一同よいか、只ひとりの吉良殿を討つ事は 即ち日本国の政道に批判の一矢(いっし)を報ゆる事じゃ、 各々方の、その赤き血を以って連判状に只今から何卒御署名を 願いたいので御座いまする!!」  固き誓いの 連判状に 燃ゆる真心 鬨(とき)の声 一人一人を 見渡して 何時しか突いた両の手に 涙が落ちる 内蔵之助
長編歌謡浪曲 赤穂の妻三波春夫三波春夫北村桃児佐藤川太山倉たかし仇を討つのか 討たぬのか 責める世間の 噂が恐い ここは山科 佇ずまい 耐えて忍んで 赤穂の妻は 祈る心で 月を見る  可愛い主税も 見納めか 生きて此の世で 逢われぬ運命 武士の妻なら 母ならば 何んで泣きましょ 赤穂の妻は 涙耐えて 別れゆく  「おりく身重のそなたに苦労をかけるのう。 内蔵之助はそなたを妻に迎えた事が 一生の裡で一番大きな倖せだった」  北は時雨て南は曇る はいた草鞋の緒が濡れる 実家の但馬の豊岡へ おりく悲しや戻り旅 星の流れは夢の間か 嫁十七白無垢姿 篭にゆられてお嫁入り あの日の儘に故郷の山も 吾が家も昔変らぬなつかしさ しばし佇む玄関先 いそいそいそと出迎える 優しい母のしわの顔 寄る年波の共白髪 父の顔見りゃ 一度にどっと溢れ出る涙を おりくは陰せよう  「おりくあんな昼行燈内蔵之助の処へ そなたを嫁につかわしたわ石塚源五兵衛一代の不覚じゃった! この度のお上の仕打ちは誰か見てもむごいもんじゃ。 山鹿流軍法の奥儀を極めた内蔵之助刈屋城に籠って 武士らしく一戦するかと思うたら、それはやらぬ、城はおめおめ明け渡す。 己は祇園や島原で遊びくさって、どこまで腑抜け腰抜けじゃ。 お前におこってもしょうがない。 這入れ遠慮するなお前の生まれた家じゃ。 何じゃ婆さん、孫達が挨拶も出来ずまごまごしている? 馬鹿もん孫は別じゃ、早ようこっちへ通さんか。 おうおう吉千代にお久宇か。可愛うなったな。 吉千代は十一、お久宇は十三そうかそうか、 山科からよくここまでこられた、疲れたであろう。 足をなげだして楽にするが良い。 兄の主税はどうしていた?父上がこれをおじい様にみせろと言うた。 どれどれこの短刀を…‥おう!一点の曇りなき長船祐定、 この刀を吉千代!お前に形見じゃと内蔵之助が渡したか。 あの形見じゃと!うむ!ウハハ ウハハハ… おりく、よくぞよくぞ離縁されて戻ったのう」  さてこそ婿殿内蔵之助 仇を討つ気であったのか 昼行燈ではなかったぞ 望みは大石江戸を睨んだ胸の裡 用意は充分出来てるわい 可愛い女房や二人の子供 離縁したのもまさかの時に 罪を被ちゃならないと さすが出かした天晴れじゃ おりく分かっているだろうが 去り状持って親元へ 帰るそなたの辛さより 去らせた良雄の悲しさと 息子主税の切なさを 想ってやれよこの子供 立派に育ててやることが 妻の道だぞ務めだぞ 説いて聞かすも親なれば 親なればこそ武士なれば 形見の短刀押し戴いて 孫を抱き寄せこの祖父が 怒って本当に済まなんだ 許してくれと詫びている 父の笑顔に又泣ける 母が運んだ手料理へ 思わずおりくは手を合せ 涙を押えた瞼の裏に 浮かぶ赤穂の天守閣 赤穂の妻は泣きませぬ 赤穂の妻の顔に 晴ればれ夕陽が紅い
長編歌謡浪曲 その夜の上杉綱憲三波春夫三波春夫北村桃児山倉たかし山倉たかしこの討ち入りの夜 父 上野介襲撃さるるの報に接し 直ちに軍勢を率いて出馬しようとした人がいた、 その身は従四位下、上杉弾正大弼綱憲。 出羽米沢十五万石の名家の為に泣いて止めた千坂兵部、断ち難き親子の絆。 彼も亦運命の糸が操る人間相克の劇(ドラマ)の中の人であった。 赤穂浪士の討入りは 敵も味方も雪の中 此処が命の 捨てどころ 月が照らした 人間模様 十と四日の 夜が更ける  弾正大弼綱憲は 父を案じて床の中 何故か今宵は 胸騒ぎ 閉(と)じる瞼が 眠りに落ちぬ 十と四日の 夜が更ける  「夜中恐れ乍ら御大守様に申し上げまする。 只今御尊父上野介様お屋敷へ浅野の浪人が斬り込みましてござりまする。 人数の程は、しかと分かりませぬが百人以上との注進にござりまする!」  「何!真か うむ己れ!すぐさま 家来共に戦じゃと申せ! ええ!直ちに本所へ繰り出し 浅野のやせ浪人ひとり残らず討ち取るのだ!!」  吉良家の嫡男と生れたが わずか二才で養子となって 名将上杉謙信の 家名を継いだ綱憲が 怒り狂うも無理じゃない 父の命の瀬戸際を何んでこの侭見逃そう 鎖かたびら身にまとい黒の小袖に錦の袴たすき十字に綾なして 槍を小脇にツーツーツーツ 走り出でゆく玄関先早くも雪の庭前に 居並ぶ勇士の面々は家老色部の又四郎 深沢重政森監物(もりけんもつ)更に柿崎弥三郎 その数実に三百人  「おう!馬を引け」  我につづけとまたがれば 大門開く八文字 駒はいななき白雪を けたててパッパッパッ…… 日比谷の屋形正に出でんとした時に  「殿!しばらくしばらく!!」  馬のくつわをしっかりと 押えた人は誰あろう 上杉随一、智恵の袋とうたわれた 家老上席千坂兵部その人なり。  「兵部何故止めるのだ、現在(いま)父と吾子の義周(よしちか)が浅野の 家来に襲われているのだぞ!そこを退け!兵部ええ!! 退かねば突殺すぞ!!」  槍をかざして馬上に立てば ぐっと見上げた千坂兵部 此処が我慢の仕どころじゃ 貴方は貴方の務めがござる 若しも広島浅野の御宗家 四十万石力にかけても仇討たせると 軍勢まとめて繰り出したなら 最早やひくにもひけませぬ 正に天下の一大事 後の咎は何んとする 歴史に残る上杉の 家名を潰す綱憲様は 愚か者よと笑われましょう 儂の言葉が無理ならば 斬って出陣遊ばせと 血を吐く想いで諫める千坂 その一言が 磐石の 重みとなって胸を打つ。  「兵部解った。皆の者それぞれ持場に帰り指示を待て。 千坂よ仏間に御法燈(みあかし)を灯せ天下に恥をさらしたとて父は父。 余は独り静かにあの世へ旅立ちなさる父上の御冥福(めいふく)を祈ろう。 千坂のじいよ。大名の子は辛いのう……。」  槍を大地に突き立てて 泣いて堪えた綱憲の 顔を照らして 陽が昇る 仇も恨みも 降り積む雪も 解けて流れる 朝が来る
長編歌謡浪曲 元禄桜吹雪 決闘高田の馬場三波春夫三波春夫北村桃児山倉たかし山倉たかし江戸は夕焼け 灯ともし頃に 夢を求めて みなし子が 国の越後の 空を見る 顔も赤鞘(あかさや) 安兵衛が 何時か覚えた 酒の味  喧嘩するなら 相手になろうか 俺は天下の 素浪人 真(まこと)武士なら 男なら やると決めたら 安兵衛は 行くぞ白刃の 只中へ  のり屋のばあさんが差出した 手紙を開く 中山安兵衛 急ぎしたため 参らせ候 堀内源左衛門先生 道場で深く知り合い 叔父甥の、義を結んだるこの菅野 引くにひけない 武士の意地 村上兄弟一門と 高田の馬場で果し合い 六十すぎた拙者には 勝目は一つも御座無く候 後に残れる妻や子を お願い申す安兵衛殿 文武秀れたそなたじゃが 酒をつゝしみ身を修め 天晴れ出世なさるよう 草葉の陰から祈り参らせ候と 涙で書いた遺言状。  「ばあさん!今何ん刻だ!何に辰の下刻か、 うーむ高田の馬場まで後半刻、 南無や八幡大菩薩此の安兵衛が行きつくまでは叔父の身の上守らせ給え! ばあさん水だ! 水を呉れ!」  関の孫六わし掴み 牛込天竜寺竹町の長屋を飛出す安兵衛は 小石をけとばし砂巻き上げて 宙飛ぶ如く駆けてゆく 此れを眺めた大工に左官 床やも 八百やも 米やのおやじも 魚やも それゆけ やれゆけ 安さんが 大きな喧嘩を見つけたぞ 今夜はタラフク呑めそうだ 後から後から付いて行く 一番後からのり屋の婆さん息を切らして ヨイショコラショ ヨイショコラショ 安さん安さん!! 喧嘩は止しなとかけてゆく 高田の馬場に来てみれば 卑怯未練な村上一門 わずか二人を取り囲み 白刃揃えて斬りかゝる 哀れ菅野と 若党は次第次第に追いつめられて すでに危うく見えた時 馬場に飛込む安兵衛が 関の孫六抜く手も見せず 村上三郎斬り捨てゝ 天にも轟く大音声(おんじょう) 中山安兵衛武庸が叔父の菅野に助太刀致す、 名乗りをあげて さあ来いと脇差抜いて 左手に天地に構えた 二刀流右に左に斬り捲くる、 折しも叔父の背後(うしろ)から薙刀(なぎなた)持って 祐見が、斬り下ろさんとした時に 撥止投げた脇差が 背中を貫き見事倒した有様は、 さながら、鬼神か天魔の業か かたずを呑んで 見ていた群衆 どっとあげたる歓声が 高田の馬場にこだまする。  剣がきらめく 高田の馬場に 桜吹雪が舞いかかる 勝って驕(おご)らぬ 爽やかさ 花の青年 安兵衛の 顔に明るい 春の風
別れのブルース森光子森光子藤浦洸服部良一山倉たかし窓をあければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える 夜風 汐風 恋風のせて 今日の出船は どこへ行く むせぶ心よ はかない恋よ 踊るブルースの せつなさよ  腕に錨の いれずみ彫って やくざに強い マドロスの お国言葉は 違っていても 恋には弱い すすり泣き 二度と逢えない 心と心 踊るブルースの せつなさよ
銀座の恋の物語天童よしみ&石原裕次郎天童よしみ&石原裕次郎大高ひさを鏑木創山倉たかし心の底まで しびれるような 吐息が切ない 囁きだから 泪が思わず 湧いてきて 泣きたくなるのさ この俺も 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 始めて逢った 真実(ほんと)の 恋の 物語り  誰にも内緒で しまっておいた 大事な女の 真ごころだけど 貴方のためなら 何もかも くれると言う娘の いじらしさ 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人の 命を賭けた 真実の 恋の 物語り  やさしく抱かれて 瞼をとじて サックスの嘆きを 聴こうじゃないか 灯りが消えても この儘で 嵐が来たって 離さない 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 誓った夜の 真実の 恋の 物語り
恋心乾宣夫乾宣夫PASCAL RENE BLANC・訳詞:永田文夫ENRICO MACIAS山倉たかしL'amour, cest lesperance Sans raison et sans loi L'amour comme la chance Ne se merite pas Il y a sur terre un etre Qui t'aime a la folie Sans meme te connai tre Pret a donner sa vie L'amour c'est pour rien Tu ne peux pas le prendre L'amour c'est pour rien Mais tu peux le donner.  恋をするのは つらいものね 恋は愚かな 望みなのね あなたの為に いのちさえも すててもいいと 思うけれど 恋なんて はかないものね 恋なんて なんになるの なんになるの なんになるの……
陽コ当ダネ村工藤勉工藤勉RAYMOND LEGRAND・訳詞:GEAN MAVHIOE・補作詞:GEAN MAVHIOERAYMOND LEGRAND山倉たかしこの村サ一度(いつど)だて陽(し)コあだたごとあるガジヤ 家(え)の土台(どで)コアみんな潮虫(すおむし)ネ噛(か)れでまてナ 後(うすろ)ア塞(ふさ)がた高(た)ゲ山ネかて潰(つぶ)されで 海サのめくるえンたでバナ 見ナガ あの向(むげ)の陽(し)コあだてる松前(まづめ)の山ゴ あの綺麗(きれ)だだ光(しかり)コア一度(いづと)だて 俺等(おらんど)の村サあだたごとアあるガジヤ みんな貧ボ臭せくてナ 生臭せ体コしてナ 若者等(わげものんど)アみんな他処(ほが)サ逃(に)げでまて 頭(あだま)サ若布(わがめ)コ生(お)えだえンだ爺婆(じこばば)ばり ウヂヤウヂヤてナ ああ あの沖(おぎ)バ躍(はね)る海豚(いるが)だえンた伜等(へがれんど)ア 何(ど)処サ行(え)たやだバ 路傍(けどはだ)ネ捨(なげ)られでらのア みんな昔(むかし)の貝殻(けから)だネ 魚(さがな)の骨(とげ)コア腐たて一本(えつほ)の樹コネだてなるやだナ 朝(あさま)も昼(するま)もたンだ濃霧(がす)ばりかがて 晩(はげ)ネなれば沖(おぎ)で亡者(もんじゃ)泣いでセ  こんな話は何処の国にも何時の日も 素朴に暮らす片田舎には何時もある  なあ、娘コや、お前まんだあの人のことば考えでるんだべ、あの人 はよ、お前サ、村の誰よりも綺麗な花嫁衣裳コば買ってやるて北の ニシン場サ出かせぎに行ったけんどよナ男ってものは淋しぐなれば つい悪いごともするもんだえ、酒コ飲んではバクヂコ打ったり 女 コ買ったりすもんだえ、お前そうして着物コ待ってネで早ぐ行って 一緒づネ苦労してやれて、どんだら貧乏してもいいはねよ早グ行っ て一緒ずね苦労してやれてノウ  村の衆は祭りさわぎお前だけ 涙こらえ 暗いあかりの針仕事 めんごい娘 あの人のどこじゃ めんごい娘 行っておあげ めんごい娘 あの人の処じゃ めんごい娘 行っておあげ
人生は過ぎゆく小海智子小海智子JOEL HOLMES・訳詞:なかにし礼JOEL HOLMES山倉たかしEt je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime Comme il fait doux ce soir, dites-moi. Et je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime J'avait peur que vous ne veniey pas. Et je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime En retard mais qu'importe vous etes la. Et je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime J'aime tant vous avoir pres de moi.  La vie s'en va la vie s'en va. Il ne faut pas la laisser faire. La mour s'en va l'amour s'en va Je ta'ime tant que faut-il faire? La vie s'en va la vie s'en va. La vie nous glisse entre les doigts. Et tu est la et tu est la. Que faut-il faire? je ne sais pas.  Et je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime Vous ne pouvey rester? Qu'un moment? Et je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime Je comprends, votre amie vous attcnds. Et je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime Vous vous connaissez? Depuis longtemps? Et je t'aime, et je t'aime Et je t'aime, et je t'aime Vous l'aimez bien sur c'est evident!  流れて 流れて 過ぎゆく いのちよ 流れて 流れて 消えゆく この恋 指から こぼれて 去りゆく 人生 だから 今夜は 私のそばに居て!  Et je t'aime, et je t'aime. Est-elle vraiment si belle dites-moi Et je t'aime, et je t'aime, et je t'aime, et je t'aime. Elle est plus jeune, mais ca ne durera pas. Et je t'aime, et je t'aime, et je t'aime, et je t'aime. Elle sais parler, mol, je ne sais pas. Et je t'aime, et je t'aime, et je t'aime, et je t'aime. Ne dites pas! que vous partez deja!  Ma vie sen va, ma vie sen va Il ne faut pas se laisser faire. Ma vie s'en va, ma vie s'en va Je t'aime tant que faut-il faire? Et tu t'en va, et tu t'en va. Toi tu me glisse, entre les doigts. Et tu t'en va, et tu t'en va. Que faut-il faire, ne partez pas. Ne partez pas!
ラ・モンターニュ古賀力古賀力JEAN FERRA・訳詞:古賀力JEAN FERRA山倉たかし青く澄んだ山に囲まれた故郷 その土地を捨てて 長いこと夢見てた都会の暮しに彼等は出て行く 素朴な土の匂い のどかな陽だまり うまい水があるのに モダンなカフェテリア 都会の秘密に彼等は魅かれるのだろう 今も山は美しい 春は花が咲きみだれ 空に小鳥さえずる ふるさとの山は 豊かな自然のうるおいを与えて山は長い月日 ぶどうの根のように節くれた素朴な人を育てて来た 今はもうぶどうのつるも森の中に伸つばなしのまま 昔からぶどう作りで生きて来た老人を嘆かせるのだろう 今も山は美しい 夏は谷間を流れる せせらぎの響きが こだまする山は 故郷(くに)を捨てた若者は都会の片隅で何をしてるのか ある者は会社勤め何んの気兼ねも無く帰りのベルを待つ 自分の好みをよく知りモダンなアパートの居間にくつろいで ジャズによいしれたり うまい料理に生き甲斐を見つけるのだろう 今も山は美しい 燕の群れを眺め もう、そこに秋が来たのを 告げる山は
愛に溺れて花田和子花田和子PIERRE ANDRE DOUSSET・訳詞:くどうべんCHRISTIAN GAUBERT山倉たかし愛の喜びの 果てしない青空は みつめあう 二人の瞳のなかに 愛の悲しみは 青空のその彼方に 苦しみと憎しみと静かに眠る 愛に溺れて月に映された ベッドの歓びの綴り泣きは 二人があるから 愛に眩んだ太陽のまぶしきは ジュテーム このまま死んでしまいたい 二人があるから 愛の喜びも口づけもみなうすれて 何時かしら 何故かしら 別れた二人 愛はいたずらもの雨の降る暗い夜に ふと出合い繰り返えす 好き よ 好き 好き ラララ ララ…… ジュテーム ラララ ララ……
ラ・ボエーム堀内環堀内環JACQUES PLANTE・訳詞:なかにし礼CHARLES AZNAVOURCHARLES AZNAVOUR山倉たかしモンマルトルのアパルトマンの 窓辺に開くリラの花よ 愛の部屋でぼくはいつも絵を書いてた いとしい人 君をモデルに 愛しあった君と僕の二十才の頃 ラ・ボエーム ラ・ボエーム 幸せの夢よ ラ・ボエーム ラ・ボエーム 根のない草花  空いた腹を抱えながら 虹の訪れ 夢見ていた仲間たちとキャフェの隅で ボードレールやヴェルレーヌの 詩をよんでいた 愛しあった君と僕の二十才の頃 ラ・ボエーム ラ・ボエーム きれいだった君よ ラ・ボエーム ラ・ボエーム 夢みるさすらい  君の胸や腰の線を描いては消して 夜をあかして朝になると コーヒーなどのんで語り 夢をみたね愛の眠りの 愛し合えば感じないさ冬の寒さ ラ・ボエーム ラ・ボエーム 青春の歌よ ラ・ボエーム ラ・ボエーム はかなく美わし  ある日のこと君と僕の愛の町角 訪ねてみたリラも枯れて アパルトマンの影さえなく 歩きなれた道も消えてた 若き日々の靴の音はきこえなかった ラ・ボエーム ラ・ボエーム 帰らない夢よ ラ・ボエーム ラ・ボエーム いちまつの夢よ
あなたなしでは山本四郎山本四郎CHARLES AZNAVOUR・訳詞:古賀力CHARLES AZNAVOUR山倉たかしあゝ あなたの甘い吐息の中に身も心もゆだねて 命を燃やすの あゝ 私の熱い血汐の波にあなたの愛をのせて この世の果てまで もう二度と来ない倖せうずくような歓び あなたに抱かれてこのままずっと  あゝ すてきな声に あやされながら しびれるような中で死んでゆきたいの 怖いのあなたがいつか私を捨てて 愛する寂しさを身にしみて思うのが 強く抱いてみんな忘れさせて なにもなにも云わずに私をつれてって  もう二度と来ない倖せうずくような歓び あなたに抱かれてこのままずっと あゝ すてきな恋に酔いしれながら しびれる様な中で死んでゆきたいの あゝ このまま
女の意地石原裕次郎石原裕次郎鈴木道明鈴木道明山倉たかしこんなに別れが 苦しいものなら 二度と恋など したくはないわ 忘れられない あのひとだけど 別れにゃならない 女の意地なの  二度と逢うまい 別れた人に 逢えば未練の 泪をさそう 夜風つめたく まぶたにしみて 女心は はかなく 哀しい  想い出すまい 別れた人を 女心は 頼りないのよ 泪こらえて 夜空を仰げば またたく星が にじんでこぼれた
モカの匂う街石原裕次郎石原裕次郎池田充男上原賢六山倉たかしさすらいの 果てに淋しく 立ち寄る街の 白い花よ ただゆきずりの 女だけど あの可愛さが 胸のどこかに いまも浮かんで つらい俺さ  ほろ苦い モカの香りに 想いが残る 二人だった みじかい春が 過ぎるとき この北国の 恋も終ると 顔をかくして 泣いたおまえ アカシヤの 花がこぼれて 静かな街に 俺はひとり 逢うはずだった 一年の 月日は流れ 雲の彼方に 可愛いおまえを 偲ぶだけさ
赤坂で別れて石原裕次郎&八代亜紀石原裕次郎&八代亜紀二条冬詩夫野崎真一山倉たかし赤坂で別れて どこへ帰るの 赤坂で別れて 朝まで歩きつづけるの ひかりさざめく 一ツ木通り 落葉の匂う 坂みち さよならは さよならは まだ云わないで  赤坂で別れて 誰と眠るの 赤坂で別れて 夜空の星と眠るのさ 空に沈んだ ふたつの心 涙にぬれた くちづけ さよならは さよならは まだ云わないで  赤坂で別れて 何をしているの 赤坂で別れて あなたの夢をみているの 離したくない 青山通り 別れがつらい 乃木坂 さよならは さよならは まだ云わないで
恋路石原裕次郎&八代亜紀石原裕次郎&八代亜紀池田充男野崎真一山倉たかし俺のこの手を 離すなよ 叱る言葉が なお辛い なぜにおまえは 親捨てて 北のはてまで ついて来た  ひとの誹りを うけるとも 二人だったら 生きられる 寒い夜汽車に 乗ったとき 強いわたしに なりました  ゆめがほろりと 泣かせたか こぼれ落ちそな ひとしずく 俺が悪いと 言いながら 太い小指で 拭いてやる  ながい旅路の 終わる町 どこか淋しい 恋の宿 潮の香りに 起こされて そっと寄り添う 午前二時  命ふたつを 寄せ合って ともす灯りは 消されない 暗い波間に ひと筋の やがて日が射す 日が登る
泪が燃える石原裕次郎石原裕次郎大高ひさを野崎真一山倉たかし君は倖せ うすい女 俺は孤独の ながれ者 ああ愛しても ひと夜かぎりの 愛ゆえに 死ぬほど泣かねば ならない二人  もしも俺らが 堅気なら 抱いてやりたい 君だけど ああうち明けて 苦しめるのが 辛いから つれない素振りで 重ねるグラス  情けひとつも かけないで 夢のひとつも 残さずに ああ別れゆく 俺は無情な 奴だけど 心じゃ泣いてる 泪が燃える
東京の夜石原裕次郎石原裕次郎わだじゅんこ曽根幸明山倉たかし別れがつらいと 泣いているよな 雨にぬれてる 新宿の街 やっとみつけた 幸せなのに 誰がこわして しまうのか 今夜かぎりの 東京の夜  おまえの涙を ふいているのに 俺が泣いてる 外苑通り 愛しきれない おまえを抱いて 夜にこのまま とけたいが 夢も冷たい 東京の夜  帰りたくないと すねるおまえを そっと見送る 青山あたり 俺の背中を つきさすように 別れないでと 泣く声が 今も聞える 東京の夜
男の嵐石原裕次郎石原裕次郎なかにし礼木村勇山倉たかし人はやくざと 言うけれど うけた情は 忘れない ましてお前の 真心は 包丁ひとつが 道連れの 俺は流れの 根なし草 男心は 錆びやせぬ  なんでやさしく してくれる しょせん実らぬ 恋なのに そんなお前が いじらしい 酒を相手に 嘆くけど なんで男が 泣くものか 顔で笑って 胸で泣く  背なに描いた 緋ぼたんが 俺の自慢の 心意気 花の命さ 人生は こらえこらえて たえぬいて たまりかねたら 唐獅子が 一生一度の 嵐呼ぶ
夜霧の恋の物語石原裕次郎石原裕次郎大高ひさを鶴岡雅義山倉たかし別れても また めぐり逢う 夜霧の中の 若い二人の 不思議な恋よ 君と僕 生きる世界は ちがうけど なにも云わずに 踊り明かそう そっと優しく  悲しげに また こぼれ散る 落ち葉もいとし 若い二人の 命の夜よ 恋の酒 胸にあやしく 沁みるから せめて今夜は 踊り明かそう そっと優しく  東京で また 大阪で めぐり逢う恋 若い二人の 夜霧の街よ 悲しくて 流す涙じゃ もうないね 夢を抱きしめ 踊り明かそう そっと優しく
星かげの海石原裕次郎石原裕次郎池田充男上原賢六山倉たかし寄せる波は 俺のこころに ふるさとの 唄をはこぶ たそがれ深みゆく 海のいろ 限りなく 懐かしく 夢のなかへ 誘うよ  海をはるか 越えてゆくとき なぐさめる 友はひとり いとしのまなざしか 星のいろ いつの世も いつの世も 光る愛の またたき  懐かしく やるせなく 海のうたを 唄うよ
涙はよせよ石原裕次郎石原裕次郎滝田順鶴岡雅義山倉たかし(セリフ)涙はよせよ  二人だけの 夜じゃないか 泣くなんて 君らしくないさ 僕の恋人なら いつも笑顔を見せてくれ 誰よりも好きなんだ 愛しているさ だから 涙はよせよ  (セリフ)涙はよせよ  泣いてないで 言ってごらん 思いきり 甘えてもいいさ 愛し合ってるなら そっと見交わすだけでいい 僕だけに 判るんだ 恋人だもの だから 涙はよせよ  (セリフ)涙はよせよ  なんで君を 離すものか いつまでも 抱きしめていたい 君を捨てるのなら こんな想いをするものか 僕だって 泣きたいよ 愛しているさ だから 涙はよせよ
白樺の湖石原裕次郎石原裕次郎石巻宗一郎バッキー白片山倉たかし白樺の白樺の 映る湖 今日は一人淋しく 見つめる 愛しても 愛しても 許されぬ 女故に たまらなくて 咽ぶよ 湖畔の夕方  思い出の思い出の 映る湖 疲れ果てた心に 悲しく 忘られぬ 忘られぬ 面影も こみ上げて 浮かぶ雲に あの娘の 幸福祈る  白樺の白樺の 映る湖 夕陽赤く静かに 暮れ行く 恋しさに 恋しさに 君の名を 叫んでも 答は無く 空しい 山彦ばかり
ささやき石原裕次郎石原裕次郎池田充男村沢良介山倉たかし静かな雨に 濡れて来たから 君はマロニエの 香りがするよ 今夜は歌も ギターもほしくない 夢のささやきが ただようクラブ 目をとじて 目をとじて そっとこのまま 愛のねむりに  甘えておくれ 僕がほしいと 愛はなにもかも あたえるものさ はじめて君の まつ毛がふれたとき 僕もふるえてた あの夜のクラブ 可愛くて 可愛くて たまらないから 別れられない  静かな雨も 時計も聞こえない 夜につつまれた ちいさなクラブ さよならが さよならが とてもせつない 愛のシャンソン
赤い谷間のブルース石原裕次郎石原裕次郎大高ひさを野崎真一山倉たかし果てなき銀嶺 仰ぐとき 男と男の 血が燃える やがては吹雪に埋もれて 赤い谷間に 消える歌  草原遥かに こだまして 呼べども帰らぬ うしろ影 たてがみ東風に なびかせて 馬も夕日に 泣きたかろ  愛情もいらない 夢もない 明日は他国の 渡り鳥 名残りの星屑 にじませて 赤い谷間に 霧が降る
いつも二人で石原裕次郎石原裕次郎阿久悠曽根幸明山倉たかしいつも二人で 幸せだけを 探しつづけて 来たけれど それもはかない 夢だと知った つらいだろうが 別れよう ほんとの幸せを みつけて 欲しいのさ 甘い想い出 残したままで 何も言わずに 出て行こう  俺もお前も あまりに若く 甘い夢だけ みたけれど それも何時しか 色あせてゆき 知らぬあいだに 傷ついた ほんとの幸せを みつけて 欲しいのさ いつも二人で 暮らした部屋を 何も言わずに 出て行こう
遥かなる愛石原裕次郎石原裕次郎二条冬詩夫村沢良介山倉たかし思いがけない 別れのほうが 愛しつづけた お前のためさ つらい つらい ああ 別れ雨ふる 街の灯が 夜更けの 波止場へ つづく路  俺の両手に 埋めた肩が もえりゃお前が 苦しむだけさ 泣くな 泣くな ああ 船が汽笛が 灯台が 明日の別れを つらくする  かわいお前の こころの海に 帰る男は この俺だけさ いつか いつか ああ めぐり逢う日を いつまでも 仲よく鴎と 待つんだぜ 
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