吉田拓郎作曲の歌詞一覧リスト  434曲中 1-200曲を表示

全3ページ中 1ページを表示
434曲中 1-200曲を表示
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
旅の宿入山アキ子入山アキ子岡本おさみ吉田拓郎寺田正彦浴衣のきみは尾花の簪 熱燗徳利の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね  ぼくはぼくで趺坐をかいて きみの頬と耳はまっかっか あゝ風流だなんて ひとつ俳句でもひねって  部屋の灯をすっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね月見るなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕にうっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にもなれないみたい
旅の宿神野美伽神野美伽岡本おさみ吉田拓郎後藤次利浴衣(ゆかた)のきみは 尾花のかんざし 熱燗徳利(あつかんとっくり)の首 つまんで もういっぱい いかがなんて みょうに色っぽいね  ぼくはぼくで 胡坐をかいて きみの頬(ほほ)と耳は まっかっか ああ 風流だなんて ひとつ俳句でもひねって  部屋の灯(あかり)を すっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦(じょうげん)の月だったけ ひさしぶりだね 月見るなんて  ぼくはすっかり 酔(よ)っちまって きみの膝枕(ひざまくら)に うっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にも なれないみたい
やさしい悪魔渡辺美里 duet with 川村結花渡辺美里 duet with 川村結花喜多條忠吉田拓郎スパム春日井あの人は悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔 レースのカーテンに あの人の影が映ったら 私の心は もう動けない ふたりの影はやがて ひとつの 燃えるシルエット  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M……… やさしい悪魔 AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M……… やさしい悪魔  あの人は悪魔 私を夢中にする やさしい悪魔 バラ色 ぶどう酒に 花びら浮かべば あの人よ ふるえる小指が そう教えるの 鏡に映る 長いまつ毛の 恋のエトランゼ  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M……… やさしい悪魔 AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M……… やさしい悪魔
ショルダーバッグの秘密吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二・武部聡志想い出いっぱいあるから 心の中からさがし出そう その時その頃風の中 ウブな記憶に逢いに行く そしてやっぱりいつものように 気がつくんだよ今日もね あの日の事が心の中で「麗しすぎて」てれてる  そんなに綺麗な瞬間(とき)だったのか 懐かしいウソも今は夢 多くの想い出この時だけは 時の流れに花と散れ 時代に似合いの色染め上げて 夢を咲かせましょう  ショルダーバッグに腕通し いつもの街を歩いてる 誰も知らない事がある 話せなかった時の唄 胸の深いところに置いて 固く縛ったままだよ 遠い想いは見えないままに 静かな夜に目覚める  愛する事は生きる証さ 真実(ほんと)の自分に聞けばいい そこに居たのは風のいたずら 運命なんて明日の雲 ショルダーバッグにしまった過去は 今日も踊ってる
君のdestination吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二そんな小さな悩みは 誰に聞いても同じさ この世は流れるよ 心追い越して行くよ  冒険の旅に出よう まだ見ぬ世界踏み出そう 迷ったらふり向いて 涙流せばいいじゃない  正解なんて今 要らないんだよ 心の声を 信じるんだ  僕も人を恨んだよ「消えちまえ!」って思った そんな時気がついた 指先に愛がいる  閉ざしてたドアを開け「よっこらしょ」って外に出る 始まれば終わるんだ 時は流れる友だち  何もかもすべてを 受けとめず そこにある愛だけ 信じるんだ  傷ついた心は 空に向けて サヨナラと一緒に 飛んで行け 歩いて行く事は 楽しいさ 行く先なんて今 言えないよ
Contrast吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二私はダメな人なのかって 小さな頃に 身体が弱い自分の明日を不安に思ってた  でもどうしたらいいのかわからないまま 雲は流れて 時間は私を待ってくれない 運命を知った  色んな事が起きるような 予感はあったけど 立ち向かって突き進む 勇気は無いんだし  何もかもを抱きしめながら 外へ踏み出して 知らない人に囲まれて くじける夜が来る  やっぱり私はダメな人だと考えながら それはそれで自分らしく生きればいいと  1本の道がありました 私は私だったんだから 1本の道が見えました 私はそこを進みます  時には間違っている事も あったと思うけど 仲良くなれない人の流れに別れを告げた  今自分があやまち犯した日々を 悔やんではいない それが本当の私だから 笑顔になれる  1人ぼっちの夜は街で 心を解き放ち そこに今いる自分だけが ハッピーならばいい  遠い日の息苦しさも 今は夢の中 本当の物語りは 一瞬の光  ある時気づかれないままに消えて行くのなら それはそれで私と言う 密かな真実  1本の道を生きました 心のままに許すままに 1本の道がありました 誰も知らない 小さな…
アウトロ吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二こんな気分は説明不要 誰にひもとくすべなど無いし 言葉なんかに 変えてみても 伝わる何かあるじゃない  君が何処から来たのか興味ない 何処へ向かって消えるのかさえも 知らないし 聞きたくもない 何か意味なんて感じない  人は何故に 理由ありげに ふるまう夢に恋をする 見つからない 遠い橋を 渡る気もない人が好き  らしい心で生きて 出逢えた事にひるまず 1人ぼっちに飽きたら 黙って闇にまぎれよう  UZAI(うざい)願いをいつまで歌う 独り言ならなおさらMIZIME(みじめ) 他人の心 わかりもせず 明日の事なんて語れない  古い話は捨てちゃえばいいさ 今が好きなら愛しちゃえばいいさ 真実の影 孤独の空 そこを居場所にすればいいさ  自分だから 1人だから 季節はずれも似合うじゃない 風が吹いて 振り返れば すべて願いが見えるはず  らしい心で生きて 流れる川と一緒に 1人ぼっちで泣いたら 星降る空にまぎれよう  らしい言葉があるさ らしい明日も来るさ らしい気持ちで歩く らしい自分が見える  らしい心で生きる らしい明日に逢える らしい心が似合う らしい自分に逢える らしい心で生きる らしい明日に逢える らしい心が似合う らしい自分に逢える
ひとりgo to吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎堂本剛・十川ともじ黄昏の1日を 僕は今日も生きている 遥かなる旅人は 終わりなき夢の中で  このままでいられるなら 僕の炎が燃えていれば 少しだけ息を止めて 心の音に身を任そう  哀しみの友は去り なつかしの歌が消え この胸は果てしなく 暗闇をさまよってる  時は過ぎる命短し 愛は何を見せてくれた  願いはかなくこぼれて落ちる 少しいじわるその時泣いた わかった事は何も無く 信じたウソも雲の中  この気持ち淋しすぎて 誰に逢うにもいくじなし 思ってた世界じゃない 傷つく夜もまだ続く  黄昏の1日を 僕は今日も生きている 遥かなる旅人は 終わりなき夢の途中  何か何処かに忘れた記憶 愛おしいけど運命のまま  ロマンチックに歩いた道で 少しつまずき涙になった もうすぐ終わるよこの旅が そして消えて行くsayonara  今ひたすらに沁みるよ胸に 時を抱きしめつらぬく愛は そこにあったと伝えてよ 1人も好きと微笑んで
雨の中で歌った吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二雨の中を一人歌いながら 歩いているんだけれど 心の色消えそうな瞬間が来て この胸張り裂けそうだよ  雲のすき間から 君みたいな星が 夜空の向こうで 手を振った 僕のこの気持ちまっすぐそのままに そこまで届いておくれ  少し雨がやんだら もう一度 あの日に戻りたい  いつもの街多くの想い出が シトシト濡れていくよ あの夜二人笑って走ったね 永遠は無いって知ってた  そこに居るだけで 風みたいになれた 信じるものは 現在だから 街の景色さえいつか変わってしまう 僕らはわかっていたよ  少し雨がやんだら もう一度 この道を走りたい  君と二人笑いながら走ったように  もうすぐ雨がやんだら 表参道 歩いてみようか
雪さよなら吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二雪でした あなたの後を なんとなくついて行きたかった ふり向いた あなたの瞳は 「早くおかえり ぼうや」って言ってた  あー あの女は 見知らぬ街の 見知らぬ人  雪国の 小さな街に そんな私の想い出がある  夢でしょうか あの日のことは 雪を見るたびに思い出す 雪国を 訪ねてみたい そこは私の小さな憧れ  あー 今日もまた 窓にもたれ想う 冬の旅を  雪でした あなたの後を なんとなくついて行きたかった  さよならを 言い忘れてた そんな心揺れる夜だった いつか又 あなたの街へ 僕の旅が続く夢を見る
Together吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二遠い星から地球にチョイとだけ 寄り道してる時間が長くなり ここも悪くはないけど友達が 淋しくないかと手招きしてる  おーい シノハラ! 今どこにいるんだい? え~? まさか君 月で遊んでる? そこは争いごとなど無くって 皆んなが笑顔で過ごせるとこかい  おーい 奈緒ちゃん! 今どこにいるの? え~? まさか君 火星で踊ってる? そこで心の仲間と一緒に 幸せな愛を歌っているのかい  美味しいスイーツ 小田と一緒に 食べに行くから待ってて ベタベタ写真をKinKiの二人と 撮りに行くから待ってて お土産買って荷物をまとめ 明日の便で飛んで行くからさ  君たちの星は 夢の中だよ きっと誰もが寄り添って 希望が消えない 傷つかない場所 想いがきっと届く空 チケット買って荷造りすんで 明日の便で逢いに行くからさ
ah-面白かった吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鳥山雄二いつも履いてる シューズを脱ぎ捨て 何も言わずに部屋へ逃げる 何か言葉にして 触れ合う事も 運命の中に消えて行った  別れの季節が訪れた夜 嵐に向かって あなたがそっと心を寄せた ドアの灯が見えた  何も言わずに 知らぬふりのまま 黙って私を迎えてくれた いつもあなたが 灯す光が 時を超えて今も  喧嘩ばっかり したいわけじゃない あなたを好きだからだった 自分が愛された 真実を胸に どんな未来の丘も越える  旅立つ駅に遅れた私を 笑顔で待ってた 苦しみの日々を語ることなく 「面白かった」とささやく  明日の行く先は ケ・セ・ラ・セ・ラよねと その日その時が大切だからと いつもテレたような あなたの笑顔が 命の中で生きる  愛はこの世にありました 形を変えながら風に吹かれて 心と心が出逢った季節は ah-面白かった  心と心が出逢った季節は ah-面白かった
旅の宿さだまさしさだまさし岡本おさみ吉田拓郎田代耕一郎浴衣のきみは 尾花(すすき)の簪(かんざし) 熱燗徳利の 首つまんで もういっぱい いかがなんて みょうに 色っぽいね  ぼくは ぼくで 趺坐(あぐら)をかいて きみの頬と耳は まっかっか あゝ 風流だなんて ひとつ俳句でも ひねって  部屋の灯を すっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の 月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて  ぼくは すっかり 酔っちまって きみの膝枕に うっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にも なれないみたい
イメージの詩稲垣来泉稲垣来泉吉田拓郎吉田拓郎これこそはと 信じれるものが この世にあるだろうか 信じる者ものがあったとしても 信じないそぶり 悲しい涙を流している人は きれいなものでしょうね 涙をこらえて笑っている人は きれいなものでしょうね  男はどうして 女を求めて さまよっているんだろう 女はどうして 男を求めて 着飾っているんだろう いいかげんな奴らと 口をあわせて 俺は歩いていたい いいかげんな奴らも 口をあわせて 俺と歩くだろう  たたかい続ける人の心を 誰もがわかってるなら たたかい続ける人の心は あんなには燃えないだろう 傷つけあうのがこわかった昔は 遠い過去のこと 人には人を傷つける力があったんだろう  吹き抜ける風のような 俺の住む世界へ 一度はおいでよ 荒れ果てた大地にチッポケな花を一つ 咲かせておこう 俺もきっと君のいる太陽のあるところへ 行ってみるよ そして きっと言うだろう 来てみてよかった 君がいるから  長い長い坂を登って 後ろを見てごらん 誰もいないだろう 長い長い坂をおりて 後ろを見てごらん 皆が上で手をふるさ きどったしぐさがしたかったあんた 鏡を見てごらん きどったあんたが映ってるじゃないか あんたは立派な人さ  激しい激しい恋をしている俺は いったい誰のもの 自分じゃ 言いたいのさ 君だけの俺だと 君だけのものだと 裏切りの恋の中で 俺は一人もがいている はじめから だますつもりでいたのかい 僕の恋人よ  古い船には新しい水夫が 乗り込んで行くだろう 古い船をいま 動かせるのは 古い水夫じゃないだろう なぜなら古い船も 新しい船のように 新しい海へ出る 古い水夫は知っているのさ 新しい海のこわさを  いったい 俺たちの魂のふるさとってのは どこにあるんだろうか 自然に帰れっていうことは どういうことなんだろうか 誰かが言ってたぜ 俺は人間として 自然に生きてるんだと 自然に生きてるって わかるなんて 何て不自然なんだろう  孤独をいつの間にか 淋しがり屋と かんちがいして キザなセリフをならべたてる そんな自分を見た 悲しい男と 悲しい女の いつものひとりごと それでもいつかは いつものように 慰めあっている
結婚しようよ夏川りみ夏川りみ吉田拓郎吉田拓郎田上陽一僕の髪が肩までのびて 君と同じになったら 約束どおり 町の教会で 結婚しようよ whm…  古いギターをボロンと鳴らそう 白いチャペルが見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ whm…  もうすぐ春がペンキを肩に お花畑の中を 散歩にくるよ  そしたら君は窓をあけて エクボを見せる僕のために 僕は君を さらいにくるよ 結婚しようよ whm…  雨が上って 雲のきれ間に お陽様さんが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ whm…  二人で買った緑のシャツを 僕のおうちの ベランダに並べて干そう  結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ
クジラのスーさん空をゆくイルカ・神部冬馬イルカ・神部冬馬神部和夫吉田拓郎イルカ・常富喜雄西の空に赤い雨さんが降った時 クジラのスーさんお空を泳いできた 北の旅で風邪ひいたクジラのスーさん 大きなくしゃみを2つ3つ するとスモッグ灰色のお空は 青い青いお空になりました  北の空にキラキラ星さん降った時 クジラのスーさんお空を泳いできた 南の旅でのどかわいたクジラのスーさん 海のお水をゴクリと飲んだ するとヘドロウヨウヨの海は きれいなきれいな海になりました  西の空に真っ赤なお日様沈んだ時 クジラのスーさんお空に消えた 果てない旅さいつまで続くクジラのスーさん 今日も汚れた街へ飛んで行く
我が良き友よ島津亜矢島津亜矢吉田拓郎吉田拓郎田代修二下駄をならして 奴が来る 腰に手ぬぐい ぶらさげて 学生服に しみこんだ 男の臭いが やってくる アー 夢よ よき友よ おまえ今頃 どの空の下で 俺とおんなじ あの星みつめて 何想う  可愛いあの娘(こ)に 声かけられて 頬をそめてた うぶな奴 語り明かせば 下宿屋の おばさん酒持って やってくる アー 恋よ よき友よ 俺は今でも この町に住んで 女房子供に 手をやきながらも 生きている  男らしさと 人がいう おまえの顔が 目に浮かぶ 力ずくだと 言いながら 女郎屋通いを 自慢する アー 夢よ よき友よ 時の流れを うらむじゃないぞ 男らしいは やさしいことだと 言ってくれ  家庭教師の ガラじゃない 金のためだと 言いながら 子供相手に 人の道 人生などを 説く男 アー 夢よ よき友よ 便りしたため 探してみたけど 暑中見舞いが 返ってきたのは 秋だった  古き時代と 人が言う 今も昔と 俺は言う バンカラなどと 口走る 古き言葉と 悔みつつ アー 友と よき酒を 時を憂いて 飲みあかしたい 今も昔も この酒つげば 心地よし  学生達が 通りゆく あいつ程では ないにしろ まじめなのさと 言いたげに 肩で風切って 飛んでゆく アー 友よ よき奴よ 今の暮らしに あきたら二人で 夢をかかえて 旅でもしないか あの頃へ
やさしい悪魔水雲-MIZMO-水雲-MIZMO-喜多條忠吉田拓郎多田三洋あの人は悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔 レースのカーテンに あの人の影が映ったら 私の心は もう動けない ふたりの影はやがて ひとつの 燃えるシルエット  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M.......... やさしい悪魔 AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M.......... やさしい悪魔  あの人は悪魔 私を夢中にする やさしい悪魔 バラ色 ぶどう酒に 花びら浮かべば あの人よ ふるえる小指が そう教えるの 鏡に映る 長いまつ毛の 恋のエトランゼ  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M.......... やさしい悪魔 AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M.......... やさしい悪魔 やさしい悪魔 やさしい悪魔
流星豊崎愛生豊崎愛生吉田拓郎吉田拓郎たとえば僕が まちがっていても 正直だった 悲しさがあるから……流れて行く 静けさにまさる 強さは無くて 言葉の中では何を 待てばいい……流れて行く たしかな事など 何も無く ただひたすらに 君が好き 夢はまぶしく 木もれ陽透かす 少女の黒髪 もどかしく 君の欲しいものは何ですか 君のほしいものは何ですか  さりげない日々に つまづいた僕は 星を数える 男になったよ……流れて行く 遠い人からの 誘いはあでやかで だけど訪ねさまよう風にも 乗り遅れ……流れて行く  心をどこか 忘れもの ただそれだけで つまはじき 幸福だとは 言わないが 不幸ぶるのは がらじゃない 君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  流れる星は 今がきれいで ただそれだけに 悲しくて 流れる星は かすかに消える 思い出なんか 残さないで 君の欲しいものは何ですか 僕の欲しかったものは何ですか
襟裳岬氷川きよし氷川きよし岡本おさみ吉田拓郎矢田部正北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮しはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
メランコリー伊藤咲子伊藤咲子喜多条忠吉田拓郎前田俊明緑のインクで 手紙を書けば それはサヨナラの合図になると 誰かが言ってた 女は愚かでかわいくて 恋にすべてを賭けられるのに 秋だというのに 恋も出来ない メランコリー メランコリー  それでも乃木坂あたりでは 私はいい女なんだってね 腕から時計をはずすように 男とさよなら出来るんだって 淋しい 淋しいもんだね  人の言葉をしゃべれる鳥が 昔の男(ひと)の名前を呼んだ にくらしいわね 男はどこかへ 旅立てば それでなんとか 絵になるけれど 秋だというのに 旅もできない メランコリー メランコリー  それでも乃木坂あたりでは 私はいい女なんだってね 恋人つれてるあの人に 平気で挨拶しているなんて 淋しい 淋しいもんだね 淋しい 淋しいもんだね
今日までそして明日から丸本莉子丸本莉子吉田拓郎吉田拓郎西海孝私は 今日まで 生きてみました 時には誰かの 力を借りて 時には誰かに しがみついて 私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと  私は 今日まで 生きてみました 時には誰かを あざ笑って 時には誰かに おびやかされて  私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと  私は 今日まで 生きてみました 時には誰かに 裏切られて 時には誰かと 手をとり合って  私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと  私には 私の生き方がある それは おそらく 自分というものを 知るところから 始まるものでしょう  けれど それにしたって どこで どう変わってしまうか そうです わからないまま 生きてゆく 明日からの そんな私です  私は 今日まで 生きてみました 私は 今日まで 生きてみました 私は 今日まで 生きてみました  私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと
カンパリソーダとフライドポテト由紀さおり由紀さおり吉田拓郎吉田拓郎坂本昌之両手には 小さな愛と こぼれない程の 満たされた気持ち くずれかけた 砂の家で 男と女が暮しを 始めた 幸福だよねと 笑みを絶やさず 懐かしい歌を 二人で口ずさむ  ささやかな夢は あくまで遠く 傷つきあう日は あくまで近く 淋しさ寄り添い 温めあえば 人と人とは ひとつと信じて 壊される前に 二人で出発て 昔の友より 明日の二人  心を開く 隙間をもちたい 閉ざしたままで 時をおくるな 一人がいやで 肩よせた筈 子供のように はしゃいだ日々もいい 風にまかれる 人生がある たくましさだけで 疲れるよりはいい  心はふたつ 身体もふたつ ひとつになりたい 願いは同じ 青い空見て はぐれた雲の 行方を追えば 涙も乾く 運命があると 思えるならば 寒さをしのぐ 寝ぐらはひとつ  君の身体は 心を癒し 僕の心は 君を突きさす くずれかけた 砂の家で 木の葉のように 舞うだけ舞えばいい 朝陽を見たかい 嵐の中にも 懐かしい歌が 聞こえてくるだろう
襟裳岬パク・ジュニョンパク・ジュニョン岡本おさみ吉田拓郎伊戸のりお北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟(えり)裳(も)の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨ててきてしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮らしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょうなんだよね 襟裳の春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
この街林部智史林部智史阿久悠吉田拓郎武部聡志この街は 眠らない もの想う 時間(とき)がない 立ちどまって 人生を ふり返れない あなたもまた 愛をたずねて歩き 知らないまに 悲しみにつつまれる  人間は夢みて生きるもの 空っぽの心に 夢はない 人間は夢みて生きるもの 誰かの心に 入りたいから  誰もみな 滑稽で 悲しげな ピエロになる 大都会の 雑踏は 立ちどまれない 最初はみな 人を探していたが 泣いてるまに 顔さえも忘れてる  人間は夢みて生きるもの 愛さない人には夢はない 人間は夢みて生きるもの 眠れる暗がりを 見つけたいから  この街は 黙らない しんみりと つぶやけない 見つめ合って 真実を たずねられない それでもまだ 人の笑顔を信じ 明日もまた この場所で歌ってる  人間は夢みて生きるもの 空っぽの心に 夢はない 人間は夢みて生きるもの 誰かの心に 入りたいから
襟裳岬佳山明生佳山明生岡本おさみ吉田拓郎馬飼野俊一北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮らしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です  寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
落陽島津亜矢島津亜矢岡本おさみ吉田拓郎田代修二しぼったばかりの 夕陽の赤が 水平線からもれている 苫小牧発 仙台行きフェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒より サイコロ好きで すってんてんの あのじいさん あんたこそが 正直者さ この国ときたら 賭けるものなどないさ だから こうして漂うだけ みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがし あり金なくし フーテン暮しの あのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話を聞かせてよ サイコロころがして みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
いつか街で会ったなら鈴木雅之鈴木雅之喜多条忠吉田拓郎服部隆之何気ない毎日が 風のように過ぎてゆく この街で君と出会い この街で君と過ごす  この街で君と別れたことも 僕はきっと忘れるだろう  それでもいつか どこかの街で 会ったなら 肩を叩いて 微笑んでおくれ  さりげないやさしさが 僕の胸をしめつけた この街で僕を愛し この街で僕を憎み  この街で夢を壊したことも 君はきっと忘れるだろう  それでもいつか どこかの街で 会ったなら 肩を叩いて 微笑みあおう  それでもいつか どこかの街で 会ったなら 肩を叩いて 微笑みあおう  それでもいつか どこかの街で 会ったなら 肩を叩いて 微笑みあおう
人生を語らずTHE ALFEETHE ALFEE吉田拓郎吉田拓郎高見沢俊彦朝日が 昇るから 起きるんじゃなくて 目覚める時だから 旅をする 教えられるものに 別れを告げて 届かないものを 身近に感じて 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  嵐の中に 人の姿を見たら 消えいる様な 叫びをきこう わかり合うよりは たしかめ合う事だ 季節のめぐる中で 今日をたしかめる 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  あの人のための 自分などと言わず あの人のために 去り行く事だ 空を飛ぶ事よりは 地をはうために 口を閉ざすんだ 臆病者として 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも 始発電車は行け 風を切ってすすめ 目の前のコップの水を ひと息にのみほせば 傷もいえるし それからでもおそくない 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  今はまだまだ 人生を語らず 目の前にも まだ道はなし 越えるものは すべて手さぐりの中で 見知らぬ旅人に 夢よ多かれ 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず
今日までそして明日から奥田民生奥田民生吉田拓郎吉田拓郎奥田民生わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかの力をかりて 時にはだれかにしがみついて わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかをあざ笑って 時にはだれかにおびやかされて わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかにうらぎられて 時にはだれかと手をとりあって わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしにはわたしの生き方がある それはおそらく 自分というものを知るところから 始まるものでしょう けれど それにしたって どこで どう変わってしまうか そうです わからないまま生きてゆく 明日からの そんなわたしです  わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました  そして今 わたしは思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
おきざりにした悲しみは織田哲郎織田哲郎岡本おさみ吉田拓郎織田哲郎生きてゆくのは ああ みっともないさ あいつが死んだ時も おいらは飲んだくれてた そうさ おいらも罪人のひとりさ ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま  まつりごとなど もう問わないさ 気になることといえば 今をどうするかだ そうさ あいつとうまくやらなければ ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま  おまえだけは もう裏切らないさ 激しさが色褪せても やさしさだけ抱きしめて そうさ おまえは女だからね ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま  おきざりにした あの悲しみは 葬るところ どこにもないさ  おきざりにした あの生きざまは 夜の寝床に抱いてゆくさ  おきざりにした あの生きざまは 夜の寝床に抱いてゆくさ
夏休み鬼束ちひろ鬼束ちひろ吉田拓郎吉田拓郎坂本昌之麦わら帽子は もう消えた たんぼの蛙は もう消えた それでも待っている 夏休み  姉さん先生 もういない きれいな先生 もういない それでも待っている 夏休み  絵日記つけてた 夏休み 花火を買ってた 夏休み 指おり待ってた 夏休み  畑のとんぼはどこ行った あの時逃してあげたのに ひとり待ってた 夏休み  西瓜を食べてた 夏休み 水まきしたっけ 夏休み ひまわり 夕立 せみの声
結婚しようよchaychay吉田拓郎吉田拓郎武部聡志僕の髪が 肩までのびて 君と同じになったら 約束どおり 町の教会で 結婚しようよ mmm  古いギターをボロンと鳴らそう 白いチャペルが見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ mmm  もうすぐ春が ペンキを肩に お花畑の中を 散歩にくるよ  そしたら君は窓をあけて エクボを見せる僕のために 僕は君をさらいにくるよ 結婚しようよ mmm  雨が上がって 雲のきれ間に お陽様さんが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ mmm  二人で買った 緑のシャツを 僕のおうちのベランダにならべて干そう  結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ
落陽寺岡呼人feat. 竹原ピストル寺岡呼人feat. 竹原ピストル岡本おさみ吉田拓郎寺岡呼人しぼったばかりの夕陽の赤が 水平線からもれている 苫小牧発・仙台行きフェリー あのじいさんときたらわざわざ見送ってくれたよ おまけにテープを拾ってね 女の子みたいにさ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん あんたこそが正直者さ この国ときたら賭けるものなどないさ だからこうして漂うだけ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがし あり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話をきかせてよ サイコロころがして  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく 戻る旅に 陽が沈んでゆく
メランコリー一青窈一青窈喜多條忠吉田拓郎武部聡志緑のインクで 手紙を書けば それは さよならの 合図になると 誰かが 言ってた 女は 愚かで かわいくて 恋に全てを賭けられるのに 秋だというのに 恋も出来ない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 腕から 時計を はずすように 男と さよなら 出来るんだって 淋しい 淋しいもんだね  人の言葉を しゃべれる鳥が 昔の男(ひと)の 名前を呼んだ にくらしいわね 男は どこかへ 旅立てば それでなんとか 絵になるけれど 秋だというのに 旅もできない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 恋人つれてる あの人に 平気で 挨拶しているなんて 淋しい 淋しいもんだね 淋しい 淋しいもんだね
流星GOLD LYLICMrs. GREEN APPLEGOLD LYLICMrs. GREEN APPLE吉田拓郎吉田拓郎伊藤賢・Mrs.GREEN APPLEたとえば僕が まちがっていても 正直だった 悲しさがあるから ……流れて行く  静けさにまさる 強さは無くて 言葉の中では何を 待てばいい ……流れて行く  たしかな事など 何も無く ただひたすらに 君が好き 夢はまぶしく 木もれ陽透かす 少女の黒髪 もどかしく 君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  さりげない日々に つまづいた僕は 星を数える 男になったよ ……流れて行く  遠い人からの 誘いはあでやかで だけど訪ねさまよう風にも 乗り遅れ ……流れて行く  心をどこか 忘れもの ただそれだけで つまはじき 幸福だとは 言わないが 不幸ぶるのは がらじゃない 君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  流れる星は 今がきれいで ただそれだけに 悲しくて 流れる星は かすかに消える 思い出なんか 残さないで 君の欲しいものは何ですか 僕の欲しかったものは何ですか
落陽谷村新司谷村新司岡本おさみ吉田拓郎石坂慶彦・瀬戸谷芳治しぼったばかりの夕陽の赤が 水平線から もれている 苫小牧発・仙台行きフェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん あんたこそが正直ものさ この国ときたら 賭けるものなどないさ だからこうして 漂うだけ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがしあり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話を聞かせてよ サイコロころがして  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  戻る旅に 陽が沈んでゆく
ぼくのあたらしい歌吉田拓郎吉田拓郎康珍化吉田拓郎ぼくは 新しい歌を作ったんだ きみが好きだって 内緒で書いたんだ だけど その辺はうまく隠したから きみは聞いたって きっとわかんないさ  きみの 新しいシャツが好きなんだ きみがうれしそうで すごく好きなんだ だけど そう言うと着なくなっちゃうから 興味ないフリして 横目で見てるんだ  いろんな季節を きみと歩いて きみと歩いて わかったこと  愛してるって なんてテレくさいんだ 愛してるって なんてテレくさいんだ  きみが言うことは 大体当たっている たしかにそうだって ぼくも思うんだ だけど 欠点もそれなりにぼくだし 反省したくせに 懲りてないんだ  ぼくの隣りで きみが笑って きみが笑って 気づいたこと  愛してるって なんてテレくさいんだ 愛してるって なんてテレくさいんだ  きみは喧嘩すると なんでも投げつける 手当たり次第に ぼくに投げつける だけど どうしてなんだろ 一度も ぼくに当たった ためしがないんだ  いろんな季節を きみと歩いて きみと歩いて わかったこと  愛してるって なんてテレくさいんだ 愛してるって なんてテレくさいんだ 愛してるって なんてテレくさいんだ
結婚しようよハンバート ハンバートハンバート ハンバート吉田拓郎吉田拓郎僕の髪が肩までのびて 君と同じになったら 約束どうり 町の教会で 結婚しようよ whm…  古いギターをポロンと鳴らそう 白いチャペルが見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ whm…  もうすぐ春がペンキを肩に お花畑の中を 散歩に来るよ  そしたら君は窓をあけて エクボを見せる僕のために 僕は君を さらいにくるよ 結婚しようよ whm…  雨が上がって 雲のきれ間に お陽様サンが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ whm…  二人で買った緑のシャツを 僕のおうちの ベランダに並べて干そう  結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ
襟裳岬高橋真梨子高橋真梨子岡本おさみ吉田拓郎林有三北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮しはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です  寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
落陽森恵森恵岡本おさみ吉田拓郎しぼったばかりの 夕陽の赤が 水平線からもれている 苫小牧発 仙台行きフェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ  みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒より サイコロ好きで すってんてんの あのじいさん あんたこそが 正直者さ この国ときたら 賭けるものなどないさ だからこうして漂うだけ  みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがし あり金なくし フーテン暮しの あのじいさん どこかで逢おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話をきかせてよ サイコロころがして  みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
風になりたい真心ブラザーズ真心ブラザーズ吉田拓郎吉田拓郎真心ブラザーズ白い雨が 街中濡して もうすぐ朝です 少し寒い 長い髪を伝わる 雫が 頬をかすめて 手のひらに落ちた 愛されたいから ふるえていました 抱きしめられても あなたをつかめない 覚えているのは 煙草の香りと 私を離した時の すきま風 通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい  どうぞ誰か 私のからだを 包んで下さい 一人はきらい 傘を棄てて かくしてほしい 冷えた心を あなたにあげます やさしくされたら ゆれてしまいそう 追いかけたくても 一人で残ります 悲しむことより 想い出作りに 私は今でも 時を送りたい 通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい  通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい 私も今すぐ 風になりたい
たどりついたらいつも雨ふりROLLYROLLY吉田拓郎吉田拓郎疲れ果てていることは 誰にもかくせはしないだろう ところがおいらは何のために こんなに疲れてしまったのか 今日という日が そんなにも 大きな一日とは 思わないが それでもやっぱり考えてしまう アー このけだるさは何だ  いつかはどこかへ 落ちつこうと 心の置場を捜すだけ たどりついたら いつも雨ふり そんなことのくりかえし やっとこれでおいらの旅も 終ったのかと思ったら いつものことではあるけれど アー ここもやっぱりどしゃぶりさ  心の中に傘をさして はだしで歩いてる自分がみえる  人の言葉が右の耳から 左の耳へと 通りすぎる それ程 おいらの頭の中は からっぽになっちまってる 今日は何故かおだやかで 知らん顔してる自分がみえる
僕の大好きな場所高木ブー高木ブー篠原ともえ吉田拓郎黄色いアロハに着替えたら パイナップルも一緒に歌おう もうすぐ沈む太陽に ありがとうMAHALO さよならSee Ya!  お天気雨の白い空 憂鬱な気分になるなら ゆらりゆられた雲の上 僕のおしゃべりで晴れるだろう  心をくすぐる波の音 甘い風の窓を開けようよ やわい夏のあとを探したら ふわり浮かんだ素敵なメロディー  うれしい時には太陽と手を取って あふれる喜び 皆にくばってあげる  ビーチサンダルで 浜辺を散歩すれば 何だかいいこと 今日もありそうだよ 波打ち際届く 切手などない手紙 まだ見たこともない君に返事を書くよ  僕をのせてく小さな船 不思議な夢見せてくれたよ ゆっくり流れる時間(とき)の中 居眠りしてた長い旅  深い海の色のぞいたら 青い世界が踊っていたよ 気ままに泳ぐ魚たちに 教えてあげる今日の出来事  雨が降った日はこの島の空見上げ 大きく手をふれば 虹が笑ってくれる  悲しい夜でも 月の光を浴びて せつない想いを溶かしてもらうのさ 金色に輝く 南の星たちと ウクレレ弾きながら 唄い続けるのさ  うれしい時には太陽と手を取って あふれる喜び 皆にくばってあげる 雨が降った日はこの島の空見上げ 大きく手を振れば 虹が笑ってくれる  幸せなときも 寂しいときでも ずっとこの島で笑っていたいのさ どんなことだって忘れられるこの場所で いつでもいつまでも笑っていたいのさ
旅の宿高橋真梨子高橋真梨子岡本おさみ吉田拓郎林有三浴衣のきみは尾花の簪 熱燗徳利の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね  ぼくはぼくで胡坐をかいて きみの頬と耳はまっかっか ああ風流だなんて ひとつ俳句でもひねって  部屋の灯をすっかり消して 風呂あがりの髪いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月みるなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕にうっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にもなれないみたい
ふざけんなよ名倉七海名倉七海吉田拓郎吉田拓郎岩崎誠司信じる何かが見つかるまでは走ってみたいのさ 若さが時にはじれったいけれどくよくよしたくない 人それぞれが毎日を 精一杯に感じれば 街で踊り狂うのも 美しい想い出じゃないか  無礼な奴です あいすみません 情に背を向け 悲しみません 世の中のん気な平和より 真実の自由が欲しいだけ アッハハハハ  淋しさこらえて涙をかくしてそれでも進みたい 正しい事だけ話してくれるな息がつまりそう 月日が経てば誰だって 人生の文字にしがみつく 間違う事はこわいけど 現在を止めれる者はない  やさしさ売る奴 出しゃばるなよ 愛にうえた時 甘えるなよ 自分でこの道選んだら 手助け無用にしておくれ アッハハハハ  流れる川に逆らう時でも 怒りを海に捨てる時でも オイラ話せない 誰にも話さない 黙りこむ事を卑怯と呼ぶのかい ふざけんなよ ふざけんなよ ふざけんなよ ふざけんなよ 赤い血が見えないか  おもむく心を 裏切りません素直な気持ちを 捨てられません あなたのためなら 消え入りましょう むなしい時には そばにいましょう 小さな勇気を一つだけ 胸の奥にしまってあるから アッハハハハ
マークII名倉七海名倉七海吉田拓郎吉田拓郎さよならが言えないで どこまでも歩いたね 街あかりさえ消えて 足音がさみしいよ  わかってくれる ただ一人の君を はなしたくないのに 冷たいこの世界  みつめたら 泣いていた いとおしい君だった 悲しみをこらえてる 傷ついた若い恋  また会うときは 大人になっているだろう 別れたくないのに 冷たいこの世界  年老いた男が 川面を見つめて 時の流れを 知る日が 来るだろうか
今日までそして明日から森山良子森山良子吉田拓郎吉田拓郎小倉博和わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかの力をかりて 時にはだれかにしがみついて わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかをあざ笑って 時にはだれかにおびやかされて わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかにうらぎられて 時にはだれかと手をとりあって わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしにはわたしの生き方がある それはおそらく自分というものを 知るところから始まるものでしょう  けれど それにしたって どこで どう変ってしまうか そうです わからないまま生きてゆく  明日からの そんなわたしです  わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと
やさしい悪魔徳永英明徳永英明喜多条忠吉田拓郎坂本昌之あの人は悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔 レースのカーテンに あの人の影が映ったら 私の心は もう動けない ふたりの影はやがて ひとつの ウォーウォー 燃える シルエット Ah Ah Devil, My sweet little Devil Mm やさしい悪魔 Ah Ah Devil, My sweet little Devil Mm やさしい悪魔 イエイエイエ グッドダーリン ドゥドゥ  あの人は悪魔 私を夢中にする やさしい悪魔 バラ色ぶどう酒に 花びら浮かべばあの人よ ふるえる小指が そう教えるの 鏡に映る 長いまつ毛の ウォーウォー 恋のエトランゼ Ah Ah Devil, My sweet little Devil Mm やさしい悪魔 Ah Ah Devil, My sweet little Devil Mm やさしい悪魔 Mm やさしい悪魔 やさしい悪魔 やさしい悪魔
襟裳岬吉井和哉吉井和哉岡本おさみ吉田拓郎Kazuya Yoshii北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮らしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です  寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
アキラ吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎武部聡志夕焼けに向かって走って行く あいつの姿が忘られぬ カッコ悪い事が大嫌いで 自分に信念をもっていた えらい大人になんかなりたくない 強い男をめざすと言い切った その時アキラの頼りがいのある 背中でいなずまが光った いつまでも 友達でいよう 大きくなっても 親友でいよう シュロの木の下で かげろうが ゆれている  どこへ行くのもあいつが守ってくれる ひっこみ思案の僕が変わる 時々サイフからくすねられても 友情のあかしと言う事になる アキラはサユリが好きらしい サユリは頭の悪いやつがキライ しょせん女は愚かだと呟いて トイレで悩んでいる姿を見た いつまでも 友達でいよう 大きくなっても 親友でいよう シュロの木の下を 風が吹いている  アキラは男の中の男 だからオチンチンも大きくてかっこいい でもある日皆で見せっこをしたら ジョーの方が大きくなってしまった ジョーはサユリのヒモだとの噂 どうやら二人は出来てるみたいで アキラはふてくされて百日咳になる オチンチンもますますしぼんでいく いつまでも 友達でいよう 大きくなっても 親友でいよう シュロの木の下で かげろうが ゆれている  お父さんは何をスル人なんだろう 陽にやけた広いおでこがこわい 謎にみちたアキラんちの家族 大きなオッパイの姉さんも気にかかる あいつは姉さんともお風呂に入るらしい 僕が「変だよ」と言うと 「オヤジと入るお前が変なんだ」と 言われて何となく納得できた いつまでも 友達でいよう そう 大きくなっても 親友でいよう シュロの木の下を 風が吹いている  弱虫な僕をかばって アキラがいつも身がわりになる 倒されて にらみつけると ユウジロウの映画のようだった  来年は僕等も小学生になる でも 同じ学校へは行かないだろう 「俺はもっと男をみがくから お前は勉強にはげめ」と言われた  尊敬するアキラとも お別れだ 自信は無いけど 一人でやってみよう 夕陽に向かって走って行く あいつの姿を 忘れない  生きて行く事に とまどう時 夢に破れ さすらう時 明日を照らす 灯りが欲しい時 信じる事を また始める時  アキラがついているさ アキラはそこにいるさ シュロの木は今も 風にゆれている シュロの木は今も 風にゆれている
僕の大好きな場所吉田拓郎吉田拓郎篠原ともえ吉田拓郎武部聡志黄色いアロハに着替えたら パイナップルも一緒に歌おう もうすぐ沈む太陽に ありがとう MAHALO さよなら See Ya!  お天気雨の白い空 憂鬱な気分になるなら ゆらりゆられた雲の上 僕のおしゃべりで晴れるだろう  心をくすぐる波の音 甘い風の窓を開けようよ やわい夏のあとを探したら ふわり浮かんだ素敵なメロディー  うれしい時には太陽と手を取って あふれる喜び 皆にくばってあげる  ビーチサンダルで 浜辺を散歩すれば 何だかいいこと 今日もありそうだよ 波打ち際届く 切手などない手紙 まだ見たこともない君に返事を書くよ  僕をのせてく小さな船 不思議な夢見せてくれたよ ゆっくりながれる時間の中 居眠りしてた長い旅  深い海の色のぞいたら 青い世界が踊っていたよ 気ままに泳ぐ魚たちに 教えてあげる今日の出来事  雨が降った日はこの島の空見上げ 大きく手をふれば 虹が笑ってくれる  悲しい夜でも 月の光を浴びて 切ない想いを溶かしてもらうのさ 金色に輝く 南の星たちと ウクレレ弾きながら 唄い続けるのさ  うれしい時には太陽と手を取って あふれる喜び 皆にくばってあげる 雨が降った日はこの島の空見上げ 大きく手をふれば 虹が笑ってくれる  幸せなときも 寂しいときでも ずっとこの島で笑っていたいのさ どんなことだって忘れられるこの場所で いつでもいつまでも笑っていたいのさ
サマータイムブルースが聴こえる(セルフカバー)吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎鳥山雄司かなりやばい線になってきた 防波堤の上に 朝陽が射すよ 朝まで眠らないと頑張った 君も猫のように 寝息たててる  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね  砂浜のキャンプで抱きあった 君もぼくも それが初めてだった 何もかも終わった星の夜 誰かが P.P.M 歌っていたよ  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね  愛なんて言葉 使えずに さらりと手を振って別れたはずさ 帰りのバスの中で 気付いたよ Tシャツの背中に 口紅の文字  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね  ギターケース抱えて歩いたよ 何故かバスにのるより 自由な気がして こんな馬鹿なことが出来るのも 20才になるまでさ それでいいよね  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね 僕も淋しかったんだよ
アゲイン(未完)吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎武部聡志・鳥山雄司若かった頃の 事をきかせて どんな事でも 覚えてるなら 思い出たちは すげなく消える  その時君は 何を思って どこへ行こうと してたのだろう 何かを信じて 歩いてたのか  心は安らいで いたでしょうか 希望の光を 浴びていたでしょうか  街を流れる 人にまぎれて たった1人で 空を見上げる あなたの事を 考えている
落陽吉幾三吉幾三岡本おさみ吉田拓郎野村豊しぼったばかりの 夕陽の赤が 水平線から もれている 苫小牧発 仙台行フェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ おまけにテープを拾ってね 女の子みたいにさ みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに 戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒より サイコロ好きで すってんてんの あのじいさん あんたこそが 正直者さ この国ときたら 賭けるものなどないさ だからこうして ただようだけ みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに 戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがし あり金なくし フーテン暮しの あのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話をきかせてよ サイコロころがして みやげにもらった サイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに 戻る旅に 陽が沈んでゆく
落陽ダイアモンド☆ユカイダイアモンド☆ユカイ岡本おさみ吉田拓郎しぼったばかりのタ陽の赤が 水平線からもれている 苫小牧発・仙台行きフェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ  おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん あんたこそが正直者さ この国ときたら 賭けるものなどないさ だからこうして 漂うだけ みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがしあり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった  男の話を聞かせてよ サイコロころがして みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく 戻る旅に陽が沈んでゆく 戻る旅に陽が沈んでゆく
メランコリー八代亜紀八代亜紀喜多條忠吉田拓郎緑のインクで 手紙を書けば それは さよならの 合図になると 誰かが 言ってた 女は 愚かで かわいくて 恋に全てを 賭けられるのに 秋だというのに 恋も出来ない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 腕から 時計を はずすように 男と さよなら 出来るんだって 淋しい 淋しいもんだね  人の言葉を しゃべれる鳥が 昔の男(ひと)の 名前を呼んだ にくらしいわね 男は どこかへ 旅立てば それでなんとか 絵になるけれど 秋だというのに 旅もできない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 恋人つれてる あの人に 平気で 挨拶しているなんて 淋しい 淋しいもんだね 淋しい 淋しいもんだね
今日までそして明日からLoVendoЯLoVendoЯ吉田拓郎吉田拓郎わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかの力をかりて 時にはだれかにしがみついて わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかをあざ笑って 時にはだれかにおびやかされて わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかにうらぎられて 時にはだれかと手をとりあって わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしにはわたしの生き方がある それはおそらく 自分というものを知るところから 始まるものでしょう けれど それにしたって どこで どう変わってしまうか そうです わからないまま生きて行く 明日からの そんなわたしです  わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました  そして今 わたしは思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと
たどりついたらいつも雨ふりLoVendoЯLoVendoЯ吉田拓郎吉田拓郎疲れ果てていることは 誰にもかくせはしないだろう ところがおいらは何のために こんなに疲れてしまったのか 今日という日が そんなにも大きな 一日とは思わないが それでもやっぱり考えてしまう アーこのけだるさは何だ  いつかはどこかへ落ちつこうと 心の置場を捜すだけ たどりついたらいつも雨ふり そんなことのくり返し やっとこれでおいらの旅も 終ったのかと思ったら いつものことではあるけれど アーここもやっぱりどしゃぶりさ  心の中に傘をさして はだしで歩いてる自分がみえる  人の言葉が右の耳から 左の耳へと通りすぎる それ程おいらの頭の中は からっぽになっちまってる 今日は何故かおだやかで 知らん顔してる自分がみえる
落陽LoVendoЯLoVendoЯ岡本おさみ吉田拓郎しぼったばかりの夕陽の赤が 水平線からもれている 苫小牧発・仙台行きフェリー あのじいさんときたらわざわざ見送ってくれたよ おまけにテープを拾ってね 女の子みたいにさ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん あんたこそが正直者さ この国ときたら賭けるものなどないさ だからこうして漂うだけ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがし あり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話をきかせてよ サイコロころがして  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば またふり出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
人生を語らず堂本剛堂本剛吉田拓郎吉田拓郎十川ともじ朝日が 昇るから 起きるんじゃなくて 目覚める時だから 旅をする 教えられるものに 別れを告げて 届かないものを 身近に感じて 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  嵐の中に 人の姿を見たら 消えいる様な 叫びをきこう わかり合うよりは たしかめ合う事だ 季節のめぐる中で 今日をたしかめる 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  あの人のための 自分などと言わず あの人のために 去り行く事だ 空を飛ぶ事よりは 地をはうために 口を閉ざすんだ 臆病者として 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも 始発電車は行け 風を切ってすすめ 目の前のコップの水を ひと息にのみほせば 傷もいえるし それからでもおそくない 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  今はまだまだ 人生を語らず 目の前にも まだ道はなし 越えるものは すべて手さぐりの中で 見知らぬ旅人に 夢よ多かれ 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず
襟裳岬越山元貴越山元貴岡本おさみ吉田拓郎三沢またろう北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨ててきてしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮らしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い慣らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょうなんだよね 襟裳の春は 何もない春です  寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
夏休み水越紗季(高垣彩陽)水越紗季(高垣彩陽)吉田拓郎吉田拓郎麦わら帽子は もう消えた たんぼの蛙は もう消えた それでも待ってる 夏休み  姉さん先生 もういない きれいな先生 もういない それでも待ってる 夏休み  絵日記つけてた 夏休み 花火を買ってた 夏休み 指おり待ってた 夏休み  畑のとんぼは どこ行った あの時逃がして あげたのに ひとりで待ってた 夏休み  すいかを食べてた 夏休み 水まきしたっけ 夏休み ひまわり 夕立 せみの声
もっと下さい増田惠子増田惠子白石ありす吉田拓郎もっと もっと下さい 優しい言葉 もっと もっと下さい シェリーの香り もっと もっと下さい 燃える指先 もっと もっと下さい 灯りを消して  肌に感じる 音楽が 部屋中 満ちたりているのに ダンスも 今夜はじょうずに 踊れるようになったのに  あなたは 人が変ったように 真面目なそぶりで 突然わたしを 遠ざける またここまでと 子供あつかい する気ですね NO NO NO ……… もっと下さい もたれる肩を もっと下さい 愛のしぐさを  もっと もっと下さい 甘いささやき もっと もっと下さい 二人の秘密 もっと もっと下さい ためらわないで もっと もっと下さい 想いどおりに  時計の針は 12時 過ぎたばかりの 夜です 床にころがる ハイヒール ガラスの靴じゃないのに  煙草の煙りで かくせないほど 熱い視線が ドアの向こうと 倖せの 世界を分ける あとで誰か 来るのでしょうか NO NO NO ……… もっと下さい 口づけよりも もっと下さい あなたの心を
ソファーのくぼみ増田惠子増田惠子白石ありす吉田拓郎アネモネ色のカーテン 少し揺れて ふたりの時間が 過ぎてしまったから あなたはもう帰るのね  はずしたままの腕時計 忘れないで 誰かに聞かれたら おしえてしまいそうよ なんにも言わなくても  あなたのつけた ソファーのくぼみ ぬくもり消えないうちは  Kiss me もういちど Kiss me again ひとりにしないでね  Kiss me もういちど Kiss me again ひとりにしないでね  さよならになるといつも そっ気ないのは 優しさからでしょう 知っているのに ドアを背中にして  あなたの広い肩越し みつめた部屋も もうすぐ黄昏 わがまますぎるかしら 涙で引きとめるのは  愛されたいの このままずっと 今夜は約束よりも  Kiss me もういちど Kiss me again ひとりにしないでね
襟裳岬島津亜矢島津亜矢岡本おさみ吉田拓郎北の街ではもう 悲しみを暖炉(だんろ)で もやしはじめてるらしい わけのわからないことで 悩んでいるうち おいぼれてしまうから だまりとおした歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう えりもの春は何もない春です  君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね すててきてしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた夏のにおい 想い出して なつかしいね えりもの春は何もない春です  日々のくらしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと かいならしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょうなんだよね えりもの春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ えんりょはいらないから 暖まってゆきなよ
襟裳岬八代亜紀八代亜紀岡本おさみ吉田拓郎伊藤雪彦北の町ではもう 悲しみを暖炉(だんろ)で 燃やしはじめてるらしい 理由のわからないことで 悩んでいるうちに おいぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖を一つだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 思い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮しはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて あゝおくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です  寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖ってゆきなよ
やさしい悪魔ORANGE CARAMELORANGE CARAMEL喜多條忠吉田拓郎Jun Suyamaあの人は悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔  レースのカーテンに あの人の影が映ったら 私の心は もう動けない  ふたりの影はやがて ひとつの 燃えるシルエット  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL Woo…… やさしい悪魔  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL Woo…… やさしい悪魔  あの人は悪魔 私を夢中にする やさしい悪魔  バラ色 ぶどう酒に 花びら浮かべば あの人よ ふるえる小指が そう教えるの  鏡に映る 長いまつ毛の 恋のエトランゼ  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL Woo…… やさしい悪魔  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL Woo…… やさしい悪魔  やさしい悪魔 やさしい悪魔
旅の宿神野美伽+後藤次利神野美伽+後藤次利岡本おさみ吉田拓郎浴衣(ゆかた)のきみは尾花(すすき)の簪(かんざし) 熱燗徳利(あつかんとっくり)の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね  ぼくはぼくであぐらをかいて きみの頬と耳はまっかっか ああ 風流だなんて ひとつ俳句でもひねって  部屋の灯をすっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕にうっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にも なれないみたい
僕の道吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎心がつらい時 僕は1人じゃない 涙が頬を濡らしても 僕は1人じゃない  この道を行けばいい 月に向かって 歩いて行こう ずっと遠い昔から 足音が聞こえる  この道が 大好きだから この道を 行けばいい この道が 大好きだから この道を 行くんだよ  心が歌うから 息を弾ませて 想いが若く跳ねるなら 君は淋しくない  この道を行けばいい 星に向かって 歩いて行こう いつも君と一緒に 足音を刻んで  この道が 大好きだから この道を 行けばいい この道が 大好きだから この道を 行くんだよ  この道が 大好きだから この道を 行けばいい この道が 大好きだから この道を 行くんだよ  心がもう少し 時に戸惑って 求める場所を探したり 振り返る時は  この道を行けばいい 空に向かって 歩いて行こう 遥か夢の場所へと 足音を運んで  この道が 大好きだから この道を 行けばいい この道が 大好きだから この道を 行くんだよ  この道が 大好きだから この道を 行けばいい この道が 大好きだから この道を 行くんだよ
昨日の雲じゃない吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鈴木茂あの空に浮かぶのは 今日の雲 それは 昨日の雲じゃない  幾度も 君に伝えたが すれ違うような 時が行く  この淋しさを 乗り越えて いつか わかり合える 二人になれる  いつもと同じに 出来ぬ僕 君にも変化を 求めてた  もし君に何かが 起きるなら 僕はこらえ切れず 泣くだろう  約束などは 出来ないが 君の気持ちを 抱きしめる  この虚しさを 突き抜けて きっと わかり合える 二人になれる  あの空に浮かぶのは 今日の雲 それは 昨日の雲じゃない
慕情吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎武部聡志あなたはどうして そんなにあざやかに見えるのだろう あなたを遠くで 見つめているだけで涙が浮かぶ  幾度も追いかける程 届かぬ夢 どこまで この想いをつのらせても  あなたがそばにいることは願わず あなたがそこにいる ただそれでいい  あなたはどうして そんなに穏やかに生きれるのだろう あなたの空気を 思ってみるだけで胸が張り裂けそう  憎しみ合うことより 許し合いたい 切なさ虚しささえ 抱いて生きる  あなたがいなくなることはあり得ない あなたを見失えば 世界の終わり  あなたはどうして そんなに美しく微笑むのだろう あなたとかすかに すれ違って行く時にふるえてしまう  私は今まるで 魔法の中で 恋する少年のような 心になる  届かぬ愛だけれど今のままがいい 遠くを見つめている あなたが好き 遠くを見つめている あなたが好き
危険な関係吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎僕はその日 映画を観ていた そんなに素敵な話じゃなかったけど ふと君の事を思い出してしまった  いつも君の事 気にしながら 生きているわけじゃないし 君だって 僕が淋しい夜に 一緒に泣いたりはしないだろう  どうして今日は 涙が出たんだろう 愛も少しだけ 手が届いたような 君と僕とのストーリー そんな気がしたよ  映画が終わり 渋谷を歩いた 長い時を二人で過ごしたから ふと恋人のように思える時がある  例えば君が風邪を 引いたとしても 僕は気にとめないと思う 君だって 僕が落ち込んだ時に 他の誰かと逢ってるだろう  なぜだか今日は それでも良くなった 縛り合うよりも 緩やかでいい 君と僕とのストーリー そんな気がしたよ  大きな事は言えない 僕だけど 君のそばにいる それが出来るんだ わかり合えない事が あったとしても 届かない愛の形も あるからね 君と僕との映画は もう少し続けよう 君と僕との映画は もう少し続けよう
この風吉田拓郎吉田拓郎銀色夏生吉田拓郎吉田拓郎わかっていることと わからないこと 新しいことと古いこと 笑わせるものと 泣かせるものと そしてそのどちらでもないもの  ちょっと静かになろうよと 怒ってる人を見て思う  この風どこから 吹いて来たのだろう この風はいつか君に触れたかもしれない  指の隙間からこぼれるもの 爪の間に残るもの 繰り返すことと一度きりとは 見ているところが違うから  せめてやさしくありたいと 寂しい人を見て思う  この風どこへと 吹いていくのだろう この風はいつか君に触れるかもしれない  水平線が分けていたのは ただの空と海だった  この風どこへと 吹いていくのだろう この風はいつか僕に触れるかもしれない  この風はどこへ 吹いていくのだろう この風はいつか僕に触れるかもしれない いつかまた僕に 僕に触れるかもしれない
清流(父へ)吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎あなたが 元気でいるならば 僕は正面にひざまづき 多くの無礼を 心から おわびしなければなりません  この頃 やっと正直に 愚かな自分を声にして 時には 人目もはばからず 無念の涙を流します  今ここにいる僕は 何処からやってきたのか これから何処へ行けばいい あなたに逢いたい あなたの声が聴きたい  力が 永遠のものならば 僕は後悔をしないまま 若くて 選んだ激流を 今でも泳いでいるだろう  あなたの 家族でいたことを 誇りに思える時だから 叶わぬ願いは 求めすぎず 運命の川を流れよう  今ここにいる僕は 何処からやってきたのか これから何処へ行けばいい あなたに逢いたい あなたの声が聴きたい
恋はどこへ行った吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎小倉博和風が吹いているね 懐かしい香りだ それは遠い時間の ずっと向こうから 古い友を連れて やって来るみたいな 少し心ふるえる 気持ちにさせるよ  ただ1つ 切ない事と言えば 恋の歌が 聴こえてこない事さ 僕は1歩だけ 前へと歩いて 胸いっぱいに それを受け止めた  吹いて行く風に 恋を探して 僕の心も一緒に 何か探して 吹いて行く風に 恋を探して 僕の心も一緒に 何か探して  雲が流れてるね 想いを運んで どこへ行く気なのか 誰も知らない どこから来たのかも きっと言わない せめてちょっと話して 遥かな旅の事  でもそれは 叶わない事なんだね 行くあて無いけど 急いでいるんだね 僕は1人きり 取り残されて 大きく息をつき 立ち尽くしている  流れる雲は 形を変えた 僕の心も一緒に 消えてしまった 流れる雲は 形を変えた 僕の心も一緒に 消えてしまった  僕の想いを今 覗いて欲しい 足りないものをスグ 送って欲しい  頬を過ぎ去る 時の行くまま 僕の心も一緒に 連れて行って 頬を過ぎ去る 時の行くまま 僕の心も一緒に 連れて行って
今さら I love you吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎I love you って言うのは何だかね 昔はそこから始まった 君を独り占めしたいから 誰にも負けない勇気だった  照れ臭いなんて思わない 自分の力を信じられた  I love you って言えるはずだけど 今こそ口にしていいんだけど  ちょっと心が戸惑っている 今でも変わらぬはずなのに  時の流れにいる君が 遠くへ行ってしまわぬよう I love you が言えない僕なんて 生きてる意味さえありやしない どれだけ月日が流れても 君への想いは変わらない  淋しい気持ちは隠せない 若くない自分も真実さ ふるえる心を思い出し 僕は声にして伝えたい  そこから始めた人生を これから大切にしていくよ 戸惑う時には立ち止まり 自分の力を振り返り  もっと君との時の中 まだ見ぬ君にも出会いたい  時の流れにいる君が 遠くへ行ってしまわぬよう I love you が言えない僕なんて 生きてる意味さえありやしない どれだけ月日が流れても 君への想いは変わらない  I love you って言うのは何だかね 心がちょっとだけ戸惑っている ふるえる心を思い出し 自分の力を振り返り 君が遠くへ行かぬ間に 気持ちが冷たくならぬ間に もっと君との時の中 まだ見ぬ君とも出会いたい
that's it やったね吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎「負けるもんか」って 言葉にしてみようよ 夢に応えた時は 大きな拍手で 人生やってると 色んな事があるさ でも小さな1歩を 諦めたりしないで  もってけ ヒーロー もってけ いいとこ 胸が熱過ぎて 涙が止まらない もってけ ヒーロー もってけ いいとこ 声も途切れそうで 心がふるえるよ  その一瞬の君が 大好きなんだよ 空を舞う君の姿 追いかけてゆく 星空が今夜 僕等のためのものなら あの中の1つ 君に捧げたい  もってけ ヒーロー もってけ いいとこ 胸が熱過ぎて 涙が止まらない もってけ ヒーロー もってけ いいとこ 声も途切れそうで 心がふるえるよ  もってけ ヒーロー もってけ いいとこ 胸が熱過ぎて 涙が止まらない もってけ ヒーロー もってけ いいとこ 声も途切れそうで 心がふるえるよ  that's it! that's it! that's it! that's it! that's it! that's it!
男子の場合吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎鈴木茂どんな仲かと 聞かれれば ちょっと疲れて ヤボな感じと 答えるしかないだろう  忘れもしない 奴に会った日は 誰かの式で パーティーの夜 そんなとこから始まった  約束はない 束縛もない だから自由で 親友なんて とても言う気になれぬけど  奴はいったい 僕の何なんだろう 離れていても遠くで その存在が 気になって  向こうからすれば 僕は見えなくて 勝手に1人 こちらだけが 気をもむだけの事ばかり  人の心はどこを 旅してるのか 離れていても遠くで その行く先が 気になって  どんな仲かと 聞かれたら 男なんて たわいなくて 語るほどないわけだけど  男子の事さ 放っておけばいい どこでどうして 生きているかも 聞かず 話さず じれたまま
旅の宿吉幾三吉幾三岡本おさみ吉田拓郎野村豊浴衣のきみは尾花(すすき)の簪(かんざし) 熱燗徳利の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね  ぼくはぼくであぐらをかいて きみの頬と耳はまっかっか ああ 風流だなんて ひとつ俳句でもひねって  部屋の灯をすっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕に うっとり もう飲みすぎちまって 君を抱く気にも なれないみたい
我が良き友よ吉幾三吉幾三吉田拓郎吉田拓郎野村豊下駄をならして 奴がくる 腰にてぬぐい ぶらさげて 学生服に しみこんだ 男の臭いが やってくる アー夢よ よき友よ おまえ今頃 どの空の下で 俺とおんなじ あの星みつめて 何想う  可愛いあの娘に 声かけられて 頬をそめてた うぶな奴 語り明かせば 下宿屋の おばさん酒持って やってくる アー恋よ よき友よ 俺は今でも この町に住んで 女房子供に 手を焼きながらも 生きている  男らしさと 人が言う おまえの顔が 目に浮かぶ 力ずくだと 言いながら 女郎屋通いを 自慢する アー夢よ よき友よ 時の流れを うらむじゃないぞ 男らしいは やさしいことだと 言ってくれ  家庭教師の ガラじゃない 金のためだと 言いながら 子供相手に 人の道 人生などを 説く男 アー夢よ よき友よ 便りしたため 探してみたけど 暑中見舞が 返ってきたのは 秋だった  古き時代と 人が言う 今も昔と 俺は言う バンカラなどと 口走る 古き言葉と 悔みつつ アー友と よき酒を 時に憂いて 飲みあかしたい 今も昔も この酒つげば 心地よし  学生達が 通りゆく あいつ程では ないにしろ まじめなのさと 言いたげに  肩で風切って 飛んでゆく アー友よ よき奴よ 今の暮らしに あきたら二人で 夢をかかえて 旅でもしないか あの頃へ
やさしい悪魔C-androidC-android喜多條忠吉田拓郎あの人は悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔 レースのカーテンに あの人の影が映ったら 私の心は もう動けない ふたりの影はやがて ひとつの 燃えるシルエット AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M…… やさしい悪魔  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M……  あの人は悪魔 私を夢中にする やさしい悪魔 バラ色 ぶどう酒に 花びら浮かべば あの人よ ふるえる小指が そう教えるの 鏡に映る 長いまつ毛の 恋のエトランゼ AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M……  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL M…… やさしい悪魔 やさしい悪魔
アン・ドゥ・トロワC-androidC-android喜多條忠吉田拓郎あなたの胸に耳を当てれば それは真夜中の時計の響き こきざみに ときめく心 時のたつのも忘れなさいと 寒い国から駈けてきた 恋という名のピエロが踊る アン・ドゥ・卜ロワ 踊りましょうか アン・ドゥ・卜ロワ 炎のように 人は誰でも一度だけ すべてを燃やす夜が来る アン・ドゥ・トロワ 今がその時ためらわないで アン・ドゥ・卜ロワ 今がその時ためらわないで  やさしい言葉聞いた気がする それが淋しさの季節の終わり 今日からは あなたと二人 だれも知らない出発(たびだち)だから 夢の中から駈けてきた 愛という名のお酒に酔って アン・ドゥ・卜ロワ 踊りましょうか アン・ドゥ・卜ロワ 流れるように 人は誰でも一度だけ すべてを燃やす夜が来る アン・ドゥ・卜ロワ 今がその時もう戻れない アン・ドゥ・卜ロワ 今がその時もう戻れない もう戻れない
危険な関係KinKi KidsKinKi Kids吉田拓郎吉田拓郎CHOKKAKU僕は その日 映画を みていた そんなに ステキな話じゃ なかったけど ふと 君の事を 思い出してしまった  いつも 君の事を 気にしながら 生きているわけじゃ ないし 君だって 僕が 淋しい夜に 一緒に 泣いたりは しないだろう  どうして 今日は 涙が 出たんだろう 愛に少しだけ 手が届いたような 君と僕とのストーリー そんな気がしたよ  映画が終わり 渋谷を歩いた 長い時を 二人で過ごしたから ふと 恋人の ように思える時がある  たとえば 君がカゼを ひいたとしても 僕は 気にとめないと思う 君だって 僕が 落ちこんだ時に 他の 誰かと 会ってるだろう  何故だか 今日は それでも 良くなった しばり合うよりも ゆるやかでいい 君と僕とのストーリー そんな気がするよ  大きな事は 言えない 僕だけど 君の そばにいる それが出来るんだ  わかり合えない事が あったとしても 届かない 愛の 形もあるからね  君と僕との映画は もう少し続けよう 君と僕との映画は もう少し続けよう
流星手嶌葵手嶌葵吉田拓郎吉田拓郎たとえば僕が まちがっていても 正直だった 悲しさがあるから ……流れて行く  静けさにまさる 強さは無くて 言葉の中では 何を待てばいい ……流れて行く  たしかな事など 何も無く ただひたすらに 君が好き 夢はまぶしく 木もれ陽透かす 少女の黒髪 もどかしく 君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  さりげない日々に つまずいた僕は 星を数える 男になったよ ……流れて行く  遠い人からの 誘いはあでやかで だけど訪ねさまよう 風にも乗り遅れ ……流れて行く  心をどこか 忘れもの ただそれだけで つまはじき 幸福だとは 言わないが 不幸ぶるのは がらじゃない 君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  流れる星は 今がきれいで ただそれだけに 悲しくて 流れる星は かすかに消える 思い出なんか  残さないで 君の欲しいものは何ですか 僕の欲しかったものは何ですか
襟裳岬PLATINA LYLIC森進一PLATINA LYLIC森進一岡本おさみ吉田拓郎馬飼野俊一北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮しはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です  寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
美少女エレジー長江健次長江健次松本隆吉田拓郎鈴木慶一髪からピンクのリボンほどいて ぼくの小指にそっと結んだ どういう意味なの もう逢えないの 問いかけたけど謎の微笑さ  Good-bye Girl 青い電車のドアが Good-bye Girl 閉まる瞬間に サヨナラって言葉が 風にちぎれたよ  Be-少女 Be-少女 八重歯がとても 可愛かったよ 可愛かったんだよ  混んでる映画で靴をふまれて 飛び上がったね それが出逢いさ 帰りにソフトをおごってくれた その横顔に一目ぼれだよ  Good-bye Girl 愁(うれ)い顔みるたびに Good-bye Girl ときめいてしまう 君以上の人には 二度と逢えないさ  Be-少女 Be-少女 女の子って 永遠の謎 永遠の謎  Good-bye Girl 次の彼に振られて Good-bye Girl 泣く時が来たら ぼくに電話をしなよ なぐさめに行くよ  Be-少女 Be-少女 八重歯がとても 可愛かったよ 可愛かったんだよ  可愛かったんだよ
砂漠の都会(まち)に真田広之真田広之喜多條忠吉田拓郎もしも淋しさに 名前があるなら 君の名前をつけて呼ぼうか 今、君は、哀しみのさなか 誰の指でも 振り払うだろう 今夜はこのまま 君を置きざり 人は誰でも 独りぽっちさ 砂漠の都会(まち)に 君を置きざり ほんとは きっと愛しているから ほんとは きっと愛しているから 愛しているから  いつもやさしさに 甘えているから いつもしあわせ名付けられない 今、君の瞳には、何も 何も映っていないだろうし 今夜はこのまま 君を置きざり 寒い心を 抱(かか)えたままで 砂漠の都会(まち)に 君を置きざり 明日は きっとかわいくなれるさ 明日は きっとかわいくなれるさ  ほんとは きっと愛しているから ほんとは きっと愛しているから 愛しているから 愛しているから
結婚しようよ南沙織南沙織吉田拓郎吉田拓郎僕の髪が 肩までのびて 君と同じに なったら 約束どおり 町の教会で 結婚しようよ Whm…  古いギターをボロンと鳴らそう 白いチャペルが 見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ Whm…  もうすぐ春が ペンキを肩に お花畑の中を 散歩にくるよ  そしたら君は 窓をあけて エクボを見せる 僕のために 僕は君を さらいにくるよ 結婚しようよ Whm…  雨が上がって 雲のきれ間に お陽様さんが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ Whm…  二人で買った緑のシャツを 僕のおうちの ベランダに 並べて干そう  結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ
たどりついたらいつも雨降り平田隆夫とセルスターズ平田隆夫とセルスターズ吉田拓郎吉田拓郎疲れ果てていることは 誰にもかくせはしないだろう ところがおいらはなんのために こんなに疲れてしまったのか 今日という日がそんなにも 大きな一日とは思わないが それでもやっぱり考えてしまう アーこのけだるさは何だ  いつかはどこかへおちつこうと 心の置き場を捜すだけ たどりついたらいつも雨ふり そんなことの繰り返し やっとこれでオイラの旅も 終わったのかと思ったら いつものことではあるけれど アーここもやっぱりどしゃぶりさ  心の中に傘をさして はだしで歩いてる自分が見える  人の言葉が右の耳から 左の耳へと通りすぎる それほどおいらの頭の中は カラッポになっちまってる  今日は何故かおだやかで 知らん顔してる自分が見える
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ひとり娘石野真子石野真子阿久悠吉田拓郎あじさいの花を見て うつり行く恋の色しのぶ……ひとり娘 いいひととわかっても なぜかしらふみきれず 雨を見つめて ためいきをふっともらした 私おさない ひとり娘 おさない ひとり娘  秋の日のたそがれに 打ち明けも出来ないで悩む……ひとり娘 恋人が出来たのと 一言(ひとこと)がいえなくて 枯葉目で追い ためいきをふっともらした 私おさない ひとり娘 おさない ひとり娘  こがらしの窓を見て あたたかいこの部屋を思う……ひとり娘 この私出て行けば 父さんはどうするの 風の音にも ためいきふっともらした 私おさない ひとり娘 おさない ひとり娘 私おさない ひとり娘 おさない ひとり娘
いたずら石野真子石野真子阿久悠吉田拓郎悲しみに挨拶(あいさつ)を しなければ 大人の恋は 出来ないのでしょうか 最初からしあわせと 会うことは 奇跡(きせき)のような ことだったのですか こんな気持でいることを あなたはまるで 知らないでしょう 私の愛の 告白(こくはく)も いたずらぐらいに 思うのでしょう  おさらいもしないまま 恋をして 不幸の鍵(かぎ)を 持たされたようです 捨て場所を教えても もらえずに 悲しい夢を 見つづけるのでしょう いつも涙で寝ることを あなたはまるで 知らないでしょう 私の愛の 告白も いらずらぐらいに 思うのでしょう  私の愛の 告白も いらずらぐらいに 思うのでしょう 思うのでしょう
襟裳岬野口五郎野口五郎岡本おさみ吉田拓郎北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした 歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮らしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です  寒い 友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
旅の宿やもり(森山良子と矢野顕子)やもり(森山良子と矢野顕子)岡本おさみ吉田拓郎浴衣のきみは 尾花の簪 熱燗徳利の首 つまんで もういっぱい いかがなんて みょうに 色っぽいね  ぼくは ぼくで 胡坐をかいて きみの頬と耳は まっかっか あゝ 風流だなんて ひとつ俳句でも ひねって  部屋の灯を すっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕に うっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にもなれないみたい
風になりたい沢田聖子沢田聖子吉田拓郎吉田拓郎勝又隆一白い雨が 街中濡して もうすぐ朝です 少し寒い 長い髪を伝わる雫が 頬をかすめて 手のひらに落ちた 愛されたいから ふるえていました 抱きしめられても あなたをつかめない 覚えているのは 煙草の香りと 私を離した時の すきま風 通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい 私も今すぐ 風になりたい  どうぞ誰か 私のからだを 包んで下さい 一人はきらい 傘を棄てて かくしてほしい 冷えた心を あなたにあげます やさしくされたら ゆれてしまいそう 追いかけたくても 一人で残ります 悲しむことより 想い出作りに 私は今でも 時を送りたい 通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい 私も今すぐ 風になりたい  通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい 私も今すぐ 風になりたい
潮騒の詩沢口靖子沢口靖子武田鉄矢吉田拓郎さびしがりやほど ひとりが好きだと 誰かが私を 笑っているけど 男の子みたいに あぐらをかいて 海から吹く風と 話してるのが好き  わたしの髪の分け方変えて こっちが似合うと 潮風が吹いてくる  私 今まだ真珠 私 今まだ真珠 海から吹く風と 話してるのが好き  うつむいたら 足元しか見えないもん だからわたし 泣きながらでも 泣きながらでも 前を見るの  泣いてるひとほど 海を見たがると 誰かが私を からかうけれど 涙をこっそり ふいたりしないで 海から吹く風に 抱かれてるのが好き  海の底では 小さな貝が 涙をあつめて 真珠を育てるの  私 いつかは真珠 私いつかは真珠 海から吹く風に 抱かれてるのが好き  夏の星座が 海に落ちて 船の灯りが 遠くをすぎてゆく  私 今まだ真珠 私 今まだ真珠 海から吹く風と 話してるのが好き
ステラ松本明子松本明子松本明子吉田拓郎眠れない こんな夜 コンビニの 帰り道 一人ぼっちの背中は みんな 淋しさ かくせない  ラッシュアワーに のまれて 気持ちまでも 揺られて 叶わない夢だと また あきらめそうになる  何にもいい事ないねと 見上げた星がまぶしい 見えない明日を探した あの日は 少し遠い 欲張りになる程 悲しいね 幸せは いつでも ほほえみかけてるのに  放課後の校庭で やっと出来た 逆上がり その嬉しさを なぜだか 忘れてしまいそうになる  大人になるたび なぜか ダメな自分 イヤになる これから 何処へ行くのか まだわからないけど たいくつな 毎日あせらなくても とり戻せるいつかは あの頃の夢を  何にもいい事ないねと 見上げた星がまぶしい 見えない明日を探した あの日は 少し遠い いつか来る幸せ 見逃さない様に 輝き続けよう 夢をだきしめて 幸せは いつでも ほほえみかけてるから  LA LA LA… LA LA LA… LA LA LA…
今日までそして明日から中村あゆみ中村あゆみ吉田拓郎吉田拓郎私は今日まで生きてみました 時には誰かの力を借りて 時には誰かにしがみついて  私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと  私は今日まで生きてみました 時には誰かをあざ笑って 時には誰かにおびやかされて  私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと  私は今日まで生きてみました 時には誰かに裏切られて 時には誰かと手をとり合って  私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと  私には 私の生き方がある それは おそらく自分というものを 知るところから始まるものでしょう  けれど それにしたって どこで どう変わってしまうか そうです わからないまま生きて行く 明日からの そんな私です  私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました  私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと
人生を語らず中村あゆみ中村あゆみ吉田拓郎吉田拓郎朝日が昇るから 起きるんじゃなくて 目覚める時だから 旅をする 教えられるものに 別れを告げて 届かないものを 身近に感じて 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  嵐の中に 人の姿を見たら 消え入る様な 叫びをきこう わかり合うよりは たしかめ合う事だ 季節のめぐる中で 今日をたしかめる 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  あの人のための 自分などと言わず あの人のために 去り行く事だ 空を飛ぶ事よりは 地をはうために 口を閉ざすんだ 臆病者として 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも 始発電車は行け 風を切ってすすめ 目の前のコップの水を ひと息にのみほせば 傷もいえるし それからでもおそくない 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  今はまだまだ 人生を語らず 目の前にも まだ道はなし 越えるものは すべて手さぐりの中で 見知らぬ旅人に 夢よ多かれ 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず
旅の宿都はるみ都はるみ岡本おさみ吉田拓郎浴衣のきみは尾花(すすき)の簪(かんざし) 熱燗徳利の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね  ぼくはぼくであぐらをかいて きみの頬と 耳はまっかっか ああ 風流だなんて ひとつ俳句でもひねって  部屋の灯をすっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕にうっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にも なれないみたい
ルーム・ライト(室内灯)由紀さおり由紀さおり岡本おさみ吉田拓郎あなたが運転手に道を教えはじめたから 私の家に近づいてしまった あの薬屋の角を左に曲ると 車はもうすぐ止まり私はおりる ルームライトにボンヤリ あなたの横顔がみえる そのせいじゃなく 疲れてるみたい  車はこのままずっと走りつづけてはくれない 私の家に近づいてしまった あの薬屋の角を左に曲ると 車はスピードゆるめ私はおりる 忙しさがすっかり あなたを疲れさせてしまい もう話すことさえ 辛いんだなんて  あなたが私の手を軽くにぎってくれる頃 私の家が近くなった この薬屋の角を何回曲っただろう 車はもうすぐ止まり私はおりる ルームライトにぼんやり あなたの横顔がみえる もう送られることにも なれてしまった
両国橋由紀さおり由紀さおり喜多條忠吉田拓郎他人(ひと)から聞いた話だけれど 小雨にぬれてる両国橋で あなたに偶然出会ったら 長い髪した女の人と腕組み 歩いていたそうね  何にも言いたくないけれど 新しい恋始めるならば 両国橋はいけないわ あそこは二人の思い出を 川に流した場所だから あそこは二人の思い出を 川に流した場所だから  あれから一度も行かないけれど 銭湯帰りの両国橋で あなたは私のイニシャルを ピカピカ光った十円玉に 書いて投げたわ 隅田川  本当は言いたくないけれど 新しい恋始めるならば 両国橋はいけないわ 次の女(ひと)も同じような 運命(さだめ)になるような気がするの 次の女(ひと)も同じような 運命(さだめ)になるような気がするの
たべちゃうぞガチャピンガチャピン北村恒子・補作詞:岡本おさみ吉田拓郎たべちゃうぞ たべちゃうぞ いたずらするこは たべちゃうぞ バターたっぷり ぬりつけて おさとうパラパラ ふりかけて おおきなおおきな くちあけて たべるこどのこ どのこにしようか ジャンケンポンよ かったらたべろ まけたらにげろ  たべちゃうぞ たべちゃうぞ おなべでゆでて たべちゃうぞ あたまのほうから なげこんで まだかなグラグラ グッツグツ おいしいスープの できあがり たべるこどのこ どのこにしようか ジャンケンポンよ かったらたべろ まけたらにげろ  たべちゃうぞ たべちゃうぞ ねむってるまに たべちゃうぞ おもちゃだいじに しないこは こわれたじどうしゃ きしゃかいじゅう しかえしやってくる ゆめのなか たべるこどのこ どのこにしようか ジャンケンポンよ かったらたべろ まけたらにげろ  ジャンケンポンよ かったらたべろ まけたらにげろ
花酔曲吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎心のかたすみに 閉ざされてたやさしさを あなたが思い出させてくれた  短い夜だった 話すことよりそばにいる それだけで たしかめ合う二人  街は二つの影を深い眠りの中に 他人(ひと)の目には うつらないように やさしく やさしく 包む ア~ア~ ふれあった口唇に 恋という名のささやきを あなたが思い出させてくれた  忘れかけてた人の心のぬくもりを せめて今は 感じていたい それが それが 愛さ ア~ア~ 生きている もつれあい もがきながら 今日もまたどこかで 息づいている 生命
金曜日の朝吉田拓郎吉田拓郎安井かずみ吉田拓郎トロリトロトロ 眼がさめる 霧もはれてた 赤い屋根 チェックのカーテンごしに(チェックの陽ざしが) ぼくの足をくすぐる だけど今でも気にかかる 君は突然出ていった 旅で見つけた運動ぐつ はきなれたあの白いくつ つっかけて 消えたまま  背中まるめて 歩くたび ぼくがうろつく この街は 何故かパリーに似ている(やさしい女の) ため息なんか 聞きたい だけど今でも気にかかる 君はセーター肩にかけ かかとつぶした運動ぐつ 夏を歩いた白いくつ 恋といっしょに 消えたまま  洗いざらしの ブルージーン 残ったお金が あと少し 気にするほどのわるい事(ないなら土曜日) バラでも買って帰ろう だけど今でも気にかかる 君と映画を見た帰り 小雨にぬれた運動ぐつ 赤いドアに脱ぎすてた いつのまにやら 消えたまま
ハーモニカの詩あさみちゆきあさみちゆき阿久悠吉田拓郎夕やけに 鉄棒の影がのび オルガンの 七つの子 遠く聞こえる  留守番のいやな子が ブランコを 鳥になれ 雲になれ 強くこいでる  ガラス窓 光らせて 陽が沈む 黒板の白い文字 赤く色づく 赤く色づく  砂場には いろいろの忘れ物 ペシャンコのボールだけ 砂にうもれる  赤とんぼ 追いかける子のあとを コロコロと 柴犬が 追って転がる  ただひとり 赤い靴 はいた子は さよならも 云わないで 町をはなれる  泣きながら ハーモニカ 吹く日ぐれ 校庭の日もかげり 誰か呼んでる 誰か呼んでる  星空を見上げつつ 歩いたら くちびるに 塩からい 涙ながれる  くちびるに 塩からい 涙ながれる
ある雨の日の情景天地真理天地真理伊庭啓子吉田拓郎バスが止まって 外は雨がふっている ガラス窓に いっぱい並んだ雨だれの むこうで誰かが タバコに火をつけた  それから人は 皆 傘をさして まるで心を 傘でかくせるみたいに そして黙って 雨の中を歩いてる  それから雨は どこかの風と一緒に 茶色のハッパを 一枚落としていった それから 皆 雨にぬれて歩いてる  雨の中を バスは動きだした
マークII吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎さよならが 言えないで どこまでも歩いたね 街あかりさえ消えて 足音が淋しいよ わかってくれる ただ一人の君を はなしたくないのに 冷たいこの世界  みつめたら 泣いていた いとおしい君だった 悲しみをこらえてる 傷ついた若い恋 また会うときは 大人になっているだろう 別れたくないのに 冷たいこの世界  年老いた男が 川面を見つめて 時の流れを 知る日が 来るだろうか
旅の宿中森明菜中森明菜岡本おさみ吉田拓郎鳥山雄司浴衣のきみは尾花の簪 熱燗徳利の首 つまんで もういっぱい いかがなんて みょうに 色っぽいね  ぼくは ぼくで 胡坐をかいて きみの頬と耳は まっかっか あゝ風流だなんて ひとつ俳句でも ひねって  部屋の灯を すっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだねェ 月見るなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕に うっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にもなれないみたい
我が良き友よ山本リンダ山本リンダ吉田拓郎吉田拓郎下駄を鳴らして 奴が来る 腰に手ぬぐい ぶらさげて 学生服に しみ込んだ 男の臭いが やってくる  ああ 夢よ 良き友よ おまえ今頃 どの空の下で 俺とおんなじ あの星みつめて何想う  可愛いあの娘に 声かけられて 頬を染めてた うぶな奴 語り明かせば 下宿屋の おばさん酒持って やってくる  ああ 恋よ 良き友よ 俺は今でも この町に住んで 女房子供に 手を焼きながらも生きている  家庭教師の ガラじゃない 金のためだと 言いながら 子供相手に 人の道 人生などを 説く男  ああ 夢よ 良き友よ 便りしたため 探してみたけど 暑中見舞が 返ってきたのは秋だった  学生達が 通りゆく あいつ程では ないにしろ まじめなのさと 言いたげに 肩で風切って 飛んでゆく  ああ 友よ 良き奴よ 今の暮らしに あきたら二人で 夢をかかえて 旅でもしないかあの頃へ
リンゴ岡平健治岡平健治岡本おさみ吉田拓郎ひとつのリンゴを 君がふたつに切る ぼくの方が少し大きく切ってある そして二人で仲良くかじる  こんなことはなかった 少し前までは 薄汚れた喫茶店のバネの壊れた椅子で 長い話に相槌うって そしていつも右と左に別れて  このリンゴは昨日 二人で買ったもの ぼくの方がお金を出して おつりは君がもらって こんなことはなかった 少し前までは コーヒーカップはいつだってふたつ運ばれてきて 向こうとこちらに ウェイトレスは さりげなくカップをわけて  ふたつめのリンゴの皮を君が剥く ぼくの方がうまく剥けるのを 君はよく知ってるけど リンゴを強くかじる 甘い汁が唇をぬらす 左の頬を君はぷくんとふくらませて 欲張ってほおばると ほら ほら 話せなくなっちまうだろう
我が良き友よ天童よしみ天童よしみ吉田拓郎吉田拓郎下駄をならして奴がくる 腰に手ぬぐいぶらさげて 学生服にしみこんだ 男の臭いがやってくる アー夢よ よき友よ おまえ今頃どの空の下で 俺とおんなじあの星みつめて何想う  可愛いあの娘に声かけられて 頬をそめてたうぶな奴 語りあかせば下宿屋の おばさん酒持ってやってくる アー恋よ よき友よ 俺は今でもこの町に住んで 女房、子供に手を焼きながらも生きている  男らしさと人が言う おまえの顔が目に浮かぶ 力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する アー夢よ よき友よ 時の流れをうらむじゃないぞ 男らしいはやさしいことだと言ってくれ  家庭教師のガラじゃない 金のためだと言いながら 子供相手に人の道 人生などを説く男 アー夢よ よき友よ 便りしたため探してみたけど 暑中見舞が返ってきたのは秋だった  古き時代と人が言う 今も昔と俺は言う バンカラなどと口走る 古き言葉と悔やみつつ アー友と よき酒を 時を憂いて飲みあかしたい 今も昔もこの酒つげば心地よし  学生たちが通りゆく あいつ程ではないにしろ まじめなのさと言いたげに 肩で風切って飛んでゆく アー友よ よき奴よ 今の暮らしにあきたら二人で 夢をかかえて旅でもしないかあの頃へ
ともだち吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎やるせない 思いを胸に 友だちは 去りました 今日という 日のくることは さけられぬ ことだったのでしょう  友だちは 遥かな旅路に 今いちど たたないかと 手をとって ふるえる声で 言ったけど あきらめたのでしょう  果てしなく 広がる夢と 自由とが ほしかった あてのない 長い道でも 何かしら 信じてたのでしょう  今日の日は私にとっては 届かない 彼でした ふりかえる ことすら忘れて 友だちが こわかったのでしょう  汽車に乗る 後姿が 友だちを 語ってた いくたびか こみあげてくる 悲しみも こらえてたのでしょう  傷つけることはしたくない 優しさがわかりすぎて バカヤロウ って言ってほしかった それだけを 言い忘れたのでしょう
我が良き友よ吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎下駄をならして奴がくる 腰に手ぬぐいぶらさげて 学生服にしみこんだ 男の臭いがやってくる アー夢よ よき友よ おまえ今頃どの空の下で 俺とおんなじあの星みつめて何想う  可愛いあの娘に声かけられて 頬をそめてたうぶな奴 語り明かせば下宿屋の おばさん酒持ってやってくる アー恋よ よき友よ 俺は今でもこの町に住んで 女房、子供に手を焼きながらも生きている  男らしさと人が言う おまえの顔が目に浮かぶ 力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する アー夢よ よき友よ 時の流れをうらむじゃないぞ 男らしいはやさしいことだと言ってくれ  家庭教師のガラじゃない 金のためだと言いながら 子供相手に人の道 人生などを説く男 アー夢よ よき友よ 便りしたため探してみたけど 暑中見舞が返ってきたのは秋だった  古き時代と人が言う 今も昔と俺は言う バンカラなどと口走る 古き言葉と悔みつつ アー友と よき酒を 時を憂いて飲みあかしたい 今も昔もこの酒つげば心地よし  学生達が通りゆく あいつ程ではないにしろ まじめなのさと言いたげに 肩で風切って飛んでゆく アー友よ よき奴よ 今の暮らしにあきたら二人で 夢をかかえて旅でもしないかあの頃へ
アジアの片隅で吉田拓郎吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎ひと晩たてば 政治家の首がすげかわり 子分共は慌てふためくだろう 闇で動いた金を 新聞は書きたてるだろう ひと晩たてば 国境を戦火が燃えつくし 子供達を飢えが襲うだろう むき出しのあばら骨は 戦争を憎みつづけるだろう アジアの片隅で 狂い酒飲みほせば アジアの片隅で このままずっと 生きていくのかと思うのだか  ひと晩たてば 街並は汚れ続けるだろう 車は人を轢き続けるだろう 退屈な仕事は 野性の魂を老けさせるだろう ひと晩たてば チャンピオンはリングに転がり セールスマンは道路に坐りこむだろう 年寄りと放浪者は 乾杯の朝を迎えないだろう アジアの片隅で 狂い酒飲みほせば アジアの片隅で このままずっと 生きていくのかと思うのだか  ひと晩たてば 秘密の恋があばかれて 女たちは噂の鳥を放つだろう 古いアパートの部屋で 幸せな恋も実るだろう ひと晩たてば 頭に彫った誓いがくずれ落ちて 暮らしの荒野が待ち受けるだろう 甘ったれた子供達は 権利ばかり主張するだろう アジアの片隅で 狂い酒飲みほせば アジアの片隅で このままずっと 生きていくのかと思うのだか  ひと晩たてば 働いて働きづくめの男が 借りた金にほろぼされるだろう それでも男は 政治などをあてにしないだろう ひと晩たてば 女まがいの唄があふれだして やさしさがたたき売られる事だろう 悩む者と飢えた者は 両手で耳をふさぐだろう アジアの片隅で お前もおれもこのままずっと アジアの片隅で このままずっと生きていくのかと アジアの片隅で アジアの片隅で アジアの片隅で ああ アジアの片隅で 俺もおまえも …………
流星GOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎たとえば僕が まちがっていても 正直だった 悲しさがあるから……流れて行く 静けさにまさる 強さは無くて 言葉の中では何を 待てばいい……流れて行く たしかな事など 何も無く ただひたすらに 君が好き 夢はまぶしく 木もれ陽透かす 少女の黒髪 もどかしく 君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  さりげない日々に つまずいた僕は 星を数える 男になったよ……流れて行く 遠い人からの 誘いはあでやかで だけど訪ねさまよう風にも 乗り遅れ……流れて行く  心をどこか 忘れもの ただそれだけで つまはじき 幸福だとは 言わないが 不幸ぶるのは がらじゃない 君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  流れる星は 今がきれいで ただそれだけに 悲しくて 流れる星は かすかに消える 思い出なんか  残さないで 君の欲しいものは何ですか 僕の欲しかったものは何ですか
どうしてこんなに悲しいんだろうGOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎悲しいだろう みんな同じさ 同じ夜を むかえてる 風の中を 一人歩けば 枯葉が肩で ささやくョ  どうしてだろう このむなしさは 誰かに逢えば しずまるかい こうして空を 見あげていると 生きてることさえ むなしいョ  これが自由というものかしら 自由になると 淋しいのかい やっと一人になれたからって 涙が出たんじゃ困るのサ やっぱり僕は人にもまれて 皆の中で 生きるのサ  人の心は 暖かいのサ 明日はもう一度 ふれたいな 一人ごとです 気にとめないで ときには こんなに思うけど 明日になるといつもの様に 心を閉ざしている僕サ
地下鉄にのって吉田拓郎吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎ねぇ君 何を話してるの だからさ 聞きとれないよ もっと 大きな声で もっと 大きな声で でなけりゃ 次の駅にとまったら 走り出すまでの あの わずかな静けさに話そうか 今 赤坂見附を すぎたばかり 新宿までは まだまだ だね  そう君 とてもよかったの 今日の 映画はとても もっと そばにおいで もっと そばにおいで 車輪の 悲鳴が何もかも こなごなに立ち切ってしまう もう おだやかな静けさにもどれない 今 四谷を通りすぎたばかり もう うんざりするほど いやだよ  ねぇ君 もうおりてしまおう だからさ 次の駅でさ ここは どこの駅かな ここは どこの駅かな いいさ 次の駅にとまったら 何かを始めるように そこから歩いてみよう 次でおりるよ 君も もちろん おりるんだろうね でも 君はそのまま 行ってもいいよ
青春の詩吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎喫茶店に彼女とふたりで入って コーヒーを注文すること ああ それが青春  映画館に彼女とふたりで入って 彼女の手をにぎること ああ それが青春  繁華街で前を行く いかした女の娘をひっかけること ああ それが青春  すてきな女(ひと)に口もきけないで ラブレターを書いたりすること ああ それが青春  Go Go クラブで汗だくになって 踊り疲れること ああ それが青春  グループサウンズに熱中して 大声あげ 叫ぶこと ああ それが青春  フォークソングにしびれてしまって 反戦歌をうたうこと ああ それが青春  SEXを知りはじめて大人になったと 大よろこびすること ああ それが青春  親にかくれて酒・タバコ・睡眠薬 はては接着剤シンナー遊び ああ それも青春  アルバイトばっかりで学校へは行かず てきとうにやること ああ それが青春  飛行機のっとり革命叫び 血と汗にまみれること ああ それが青春  勉強一筋他には目もくれず わが道を行くこと ああ それが青春  スポーツこそ男の根性づくりだ やれサッカーやれ野球一年中まっ黒 それが青春  かっこいいスーツ かっこいい車 プレイボーイ プレイガールと呼ばれること ああ それが青春  パチンコ・マージャン・競輪・競馬 かけごと専門のギャンブラー ああ それが青春  一日中を規則通りに生きて 他に何んにもしないこと ああ それが青春  ジュリー! ショーケン! キンチャン! ああ それが青春  孤独になって ひとりで悩み ひとりで考えること ああ それが青春  自由気ままに思った通り 何んでもやってみること ああ それが青春  さて青春とはいったい何んだろう その答えは人それぞれでちがうだろう ただひとつこれだけは言えるだろう 僕たちは大人より時間が多い 大人よりたくさんの時間を持っている 大人があと30年生きるなら 僕たちはあと50年生きるだろう この貴重なひとときを僕たちは 何かをしないではいられない この貴重なひとときを僕たちは 青春と呼んでもいいだろう 青春は二度とは帰ってこない 皆さん青春を……  今このひとときも 僕の青春
言葉吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎電話の声は ささやきまじり ごめん起こしてしまったんだね いま他愛ないやりとりのあと ぼくは一言闇に浮かべた 「愛してる」  月並みすぎる一言だけど 他にどうにも言い方がない 静けさのあと驚く君が 時を両手でもて余してる 「愛してる」  そう三ヶ月悩んで来たよ そして最後の三日は苦しみ 心の奥の暗い迷路で たった五文字の道しるべ見た 「愛してる」  君は未来をこわがっているし ぼくは過去へと縛られている こんな何処にも転がっている 言葉が一番重いんだなんて 「愛してる」  預かっとくってそう言うんだね ぼくの言葉を鳥カゴに入れちまって そうさ君の部屋のガラス箱に入れて ゆっくりながめて見るんだね 「愛してる」  こわい言葉を言ってしまった もう友だちで居られないんだよ 人生さえも塗り替えるほど こわい言葉を言ってしまった 「愛してる」
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
大阪行きは何番ホーム吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎19の頃だったと思うけれど 家を出る事に夢をたくして 1人きりで暮らしてみようと 希望に満ちていた時があった  たとえ都会の片隅であろうとも 何かが起こりそうな気がして 後ろ髪をひかれる想いを 明日のために絶ち切ってしまった  恋に破れるむなしさで 酒におぼれてしまった事もある 人を信じるはかなさが 心の形を少し変えてしまった  愛をむさぼる気持ちのまま 1人の女との生活が始まり 幸福という仮の住いに 子供の泣き声まで加わっていた  外の景色が変わって行く中で 人とのかかわりがわずらわしくなり 1人の男であった筈だと 真実を隠したまま旅に出た  家を捨てたんじゃなかったのか 家を捨てたんじゃなかったのか  自然である事の不自然さは 流行という名にもみ消され 流されるままにたどり着いたのは 新しい女とのめぐり会いだった  女は男より賢かったけれど 男は愚かさに身を任すだけ 何故愛したのかと問われても ただ押し黙るだけになっていた  この世の中に美しさがあるのなら きれいな事の方を選ぼうと やさしさや思いやりを投げ出して 二人は違う旅に出て行った  家を捨てたんじゃなかったのか 家を捨てたんじゃなかったのか  今 東京駅に立ち尽す僕は 長すぎる人生の繰り返しと同じ 大阪行きの電車は何番ホーム 繰り返し 繰り返し 旅に出ている
襟裳岬GOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした歳月を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々の暮しはいやでも やってくるけど 静かに 笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと 飼い馴らしすぎたので 身構えながら話すなんて ああ おくびょう なんだよね 襟裳の春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ 遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
あゝ青春吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎ひとつひとりじゃ淋しすぎる ふたりじゃ息さえもつまる部屋 みっつ見果てぬ夢に破れ 酔いつぶれ夜風と踊る街 哀しみばかりかぞえて 今日も暮れてゆく  あゝ青春は 燃える陽炎か あゝ青春は 燃える陽炎か  いつつ生きてる後味悪さ 胸に噛みしめれば泣ける海 やっつやめるさ抱きあっても こころは遠ざかる安い宿 眠れぬ夜をかぞえて 日々は過ぎてゆく  あゝ青春は 燃える陽炎か あゝ青春は 燃える陽炎か…
外は白い雪の夜GOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎松本隆吉田拓郎大事な話が君にあるんだ 本など読まずに 今聞いてくれ ぼくたち何年つきあったろうか 最初に出逢った場所もここだね 感のするどい 君だから 何を話すか わかっているね 傷つけあって 生きるより なぐさめあって 別れよう  だから Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  あなたが電話で この店の名を 教えた時からわかっていたの 今夜で別れと知っていながら シャワーを浴びたの哀しいでしょう サヨナラの文字を作るのに 煙草何本並べればいい せめて最後の一本を あなた喫うまで 居させてね  だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  客さえまばらなテーブルの椅子 昔はあんなににぎわったのに ぼくたち知らない人から見れば 仲のいい恋人みたいじゃないか 女はいつでも ふた通りさ 男を縛る強い女と 男にすがる弱虫と 君は両方だったよね  だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  あなたの瞳に私が映る 涙で汚れてひどい顔でしょう 最後の最後の化粧するから 私を綺麗な想い出にして 席を立つのはあなたから 後姿を見たいから いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が 直らない  だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  Bye-bye Love そして誰もいなくなった Bye-bye Love そして誰もいなくなった
人生を語らずGOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎朝日が 昇るから 起きるんじゃなくて 目覚める時だから 旅をする 教えられるものに 別れを告げて 届かないものを 身近に感じて 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  嵐の中に 人の姿を見たら 消えいるような 叫びをきこう わかり合うよりは たしかめ合う事だ 季節のめぐる中で 今日をたしかめる 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  あの人のための 自分などと言わず あの人のために 去り行く事だ 空を飛ぶ事よりは 地をはうために 口を閉ざすんだ 臆病者として 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも 始発電車は行け 風を切ってすすめ 目の前のコップの水を ひと息にのみほせば 傷もいえるし それからでもおそくない 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  今はまだまだ 人生を語らず 目の前にも まだ道はなし 越えるものは すべて手さぐりの中で 見知らぬ旅人に 夢よ多かれ 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず
心の破片吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎鳶色の乱れた髪が 僕を今抱いてるんです 柔らかな空気のような 哀しみを切なさを瞳に感じます  この世の果ての岸辺へと うち寄せられた夜明けなんです  このごなの心の破片 ああ生きていて、生きててよかったと こなごなの心の破片 綺麗な声で泣くんです 綺麗な声で泣くんです  誰だって自分守って 精一杯生きてるんです でも君はぼくの魂 救おうと か細げな手を差しのべました  マニキュアの月くいこませ 窓に流星降っていました  このごなの心の破片 無数の数の、無限のため息が このごなの心の破片 天使に変わり舞うんです  このごなの心の破片 君の背中は、背中は弓なりに このごなの心の破片 ぼくに愛の矢を射るんです ぼくに愛の矢を射るんです
ビートルズが教えてくれた吉田拓郎吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎髪と髭をのばして ボロを着ることは簡単だ うじうじと吹き溜りのスナックで 腕を組みながら 考え深そうな顔をするのも楽にできる 日陰ばかりを好んでいては いじけてしまうんだぜ もっと陽気であっていいんじゃないか もっと陽気でもいいんじゃないか  勲章を与えてくれるなら 女王陛下からもらってしまおう 女王陛下はいい女だから つきあってみたいと思う それも自由だとビートルズは教えてくれた  くれるものはもらってしまえ 欲しいものはものにしたい その代わり捨てるのも勝手さ もらうも捨てるも勝手さ  ビートルズが教えてくれた ビートルズが教えてくれた ビートルズが  人が幸せになるのを 批判する権利は誰にもない みんな 幸せになっていいんだ 人に迷惑さえかけなければね  ビートルズが教えてくれた ビートルズが教えてくれた ビートルズが  ビートルズが教えてくれた ビートルズが教えてくれた ビートルズが
元気ですGOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎誰もこっちを向いてはくれません 一年目の春 立ち尽くす私 道行く人々は 日々を追いかけ 今日一日でも 確かであれと願う わずかにのぞいた 雨上りの空を見て 笑顔を作って “どうですか?”と 問いかける 色んな事があり 愛さえ見失う それでも 誰かと触れ合えば そうだ 元気ですよと 答えよう  風よ運べよ遠い人へこの便り 二年目の夏 涙ともらい水 幸福の色は 陽に焼けた肌の色 唇に浮かんだ 言葉は潮の味 出会いや別れに 慣れてはきたけど 一人の重さが 誰にも伝わらず どこかへ旅立てば ふり返りはしない それでもこの町に 心をしずめたい そうだ元気ですよと 答えたい  夕暮れ時には想いがかけめぐり 三度目の秋に 何かが揺れている 時間をとめても 過ぎ行くものたちは はるかな海原に ただよい夢と散る かすかに聞こえた やさしさの歌声は 友や家族の 手招きほどなつかしく 木の葉にうずもれて 季節に身を任かす それでも 私は私であるために そうだ 元気ですよと 答えたい  自由でありたい心のままがいい 四年目の冬に 寒さを拒むまい どれだけ歩いたか 考えるよりも しるべ無き明日に 向かって進みたい あなたの人生が いくつもの旅を経て 帰る日来れば 笑って迎えたい 私も今また 船出の時です 言葉を選んで 渡すより そうだ 元気ですよと 答えよう
おきざりにした悲しみは吉田拓郎吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎生きてゆくのは ああ みっともないさ あいつが死んだ時も おいらは飲んだくれてた そうさ おいらも罪人のひとりさ ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま  まつりごとなど もう問わないさ 気になることといえば 今をどうするかだ そうさ あいつとうまくやらなければ ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま  おまえだけは もう裏切らないさ 激しさが色褪せても やさしさだけ抱きしめて そうさ おまえは女だからね ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま  おきざりにした あの悲しみは 葬るところ どこにもないさ ああ おきざりにした あの生きざまは 夜の寝床に抱いてゆくさ  ああ おきざりにした あの生きざまは 夜の寝床に抱いてゆくさ
今日までそして明日からGOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかの力を借りて 時にはだれかにしがみついて わたしは今日まで 生きてみました そして今 私は思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかをあざ笑って 時にはだれかにおびやかされて わたしは今日まで生きてみました そして今 私は思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかにうらぎられて 時にはだれかと手をとり合って わたしは今日まで生きてみました そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと  わたしにはわたしの生き方がある それはおそらく自分というものを 知るところから始まるものでしょう けれど それにしたって どこで どう変わってしまうか そうです わからないまま生きて行く 明日からの そんなわたしです  わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました わたしは今日まで生きてみました  そして今 わたしは思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと
吉田町の唄吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎昔 その人は 赤児を抱いて いつか故郷を拓けと願い 「父を越えて行け」と 名前を さずけた 母は影のように たたずみながら すこやかであれと 涙を流す のびやかに しなやかに 育てよ 子供 やがて 大地 踏みしめ 太陽になれ  祖母に手をひかれ 海辺を歩く はるか遠い国へ 胸をおどらせ 風がほほを過ぎて 7才の夏の日 姉の唄う声は 小鳥のようで 心ときめいて 足を はやめる のびやかに しなやかに 育てよ 子供 やがて 大地 踏みしめ 太陽になれ  兄の進む道は たくましそうで あこがれのように まぶしく写る 「強くなれたらいい」12才の秋の日  友と汗をふき 山に登れば たぎる想いゆれて 命とおとし 時は川の流れ 19才の冬の日 あの日その人は やさしく笑い 母の手をにぎり 旅に出かけた おだやかに やすらかに 眠れと いのる やがて 雪を とかして せせらぎになれ  いくど春が来て あの日をたどる この名も故郷も静かに生きる 雲が空に浮かび 人の顔になる 昔その人が 愛した場所に 若い緑たちが 芽をふきはじめ のびやかに しなやかに 育てよ 子供 やがて 大地 踏みしめ 太陽になれ  のびやかに しなやかに 育てよ 子供 やがて 大地 踏みしめ 太陽になれ
落陽PLATINA LYLIC吉田拓郎PLATINA LYLIC吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎しぼったばかりの夕陽の赤が 水平線からもれている 苫小牧発・仙台行きフェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん あんたこそが正直ものさ この国ときたら 賭けるものなどないさ だからこうして漂うだけ みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがしあり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話を聞かせてよ サイコロころがして みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
唇をかみしめてGOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎ええかげんな奴じゃけ ほっといてくれんさい アンタと一緒に 泣きとうはありません  どこへ行くんネ 何かエエ事あったんネ 住む気になったら 手紙でも出しんさいや  季節もいくつか 訪ねて来たろうが 時が行くのもワカラン位に 目まぐるしかったんじゃ 人が好きやけネー 人が好きやけネー  さばくもさばかんも 空に任したんヨー  人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー  何かはワカラン 足りんものが あったけん 生きてみたんも 許される事じゃろう  自分の明日さえ 目に写りもせんけれど おせっかいな奴やと 笑わんといてくれ  理屈で愛など 手にできるもんならば この身をかけても すべてを捨てても 幸福になってやる 人が泣くんヨネー 人が泣くんヨネー  選ぶも選ばれんも 風に任したんヨー  人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー  心が寒すぎて 旅にも出れなんだ アンタは行きんさい 遠くへ行きんさい 何もなかったんじゃけん 人が呼びよるネー 人が呼びよるネー  行くんもとどまるも それぞれの道なんヨ  人が生きとるネー 人がそこで生きとるネー  人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー
人間なんてGOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎人間なんて ラララ ラララララ 人間なんて ラララ ラララララ  何かが欲しい オイラ それが何だかは わからない だけど 何かが たりないよ いまの 自分もおかしいよ  空に浮かぶ 雲は いつかどこかへ 飛んでゆく そこに 何かが あるんだろうか それは誰にも わからない  人間なんて ラララ ラララララ 人間なんて ラララ ラララララ
明日に向って走れ吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎流れる雲を追いかけながら 本当のことを話してみたい いつか失った怒りを胸に 別れを祝おう 通りすがりに微笑みを持ち 一人である事を忘れた時 ノアの箱舟が笑って消えた 誰のせいじゃなく もう君に逢うこともない 心はゆれても だから 明日に向って走れ こぶしを握りしめて  扉を開けたら いつもの笑顔 約束だから 散歩もしよう 夢は消えたんだ そよ吹く風よ 人は悲しいね 求めあう愛は いつも届かず 残り火だけに体を寄せて つかれた横顔いつもの唄 さよならだけだと ほらおなじみの友が来たよ 何か話せよと だけど 明日に向って走れ 言葉をつくろう前に  季節が僕をはこぶ 一日を抱きしめながら この肩の重き罪を 明日はとき放て  だから 明日に向って走れ こぶしを握りしめて
シンシア吉田拓郎&かまやつひろし吉田拓郎&かまやつひろし吉田拓郎吉田拓郎なつかしい人や 町をたずねて 汽車を降りてみても 目に写るものは 時の流れだけ 心がくだけて行く 帰ってゆく場所もないのなら 行きずりのふれあいで なぐさめ合うのもいいさ シンシア そんな時 シンシア 君の声が 戻っておいでよと唄ってる 君の部屋のカーテンやカーペットは 色あせてはいないかい  人ごみにかくれて 肩をすぼめて 自分を見つめた時 過ぎ去った夢が くずれ落ちる 長い夜が終わる 夜空は町に落ち 人々が 笑いながら通りすぎる あの日と同じ所を シンシア そんな時 シンシア 君の声が 戻っておいでよと唄ってる 君の部屋に僕一人居てもいいかい 朝を待つのがこわいから  シンシア 帰る場所も シンシア ないのなら シンシア 君の腕で シンシア 眠りたい
襟裳岬天童よしみ天童よしみ岡本おさみ吉田拓郎北の街ではもう 悲しみを暖炉で もやしはじめてるらしい わけのわからないことで 悩んでいるうち おいぼれてしまうから だまりとおした歳月を ひろい集めて暖めあおう えりもの春は何もない春です  君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね すててきてしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた夏のにおい 想い出してなつかしいね えりもの春は何もない春です  日々のくらしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと かいならしすぎたので 身構えながら 話すなんて ああ おくびょうなんだよね えりもの春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ えんりょはいらないから 暖まってゆきなよ
イメージの詩吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎これこそはと 信じれるものが この世にあるだろうか 信じるものがあったとしても 信じないそぶり 悲しい涙を流している人は きれいなものでしょうね 涙をこらえて 笑っている人は きれいなものでしょうね  男はどうして女を求めて さまよっているんだろう 女はどうして 男を求めて 着飾っているんだろう いいかげんな奴らと 口をあわして 俺は歩いていたい いいかげんな奴らも 口をあわして 俺と歩くだろう  たたかい続ける人の心を 誰もがわかってるなら たたかい続ける人の心は あんなには 燃えないだろう 傷つけあうのが こわかった昔は 遠い過去のこと 人には人を傷つける力があったんだろう  吹きぬける風のような 俺の住む世界へ 一度はおいでよ 荒れはてた大地にチッポケな花を一つ 咲かせておこう 俺もきっと君のいる太陽のあるところへ 行ってみるよ そして きっと言うだろう 来てみて良かった 君がいるから  長い長い坂を登って 後を見てごらん 誰もいないだろう 長い長い坂をおりて 後を見てごらん 皆が上で手を振るさ きどったしぐさが したかったあんた 鏡を見てごらん きどったあんたが映ってるじゃないか あんたは立派な人さ  空を飛ぶのは鳥に羽があるから ただそれだけのこと 足があるのに歩かない俺には 羽も生えやしない  激しい激しい恋をしている俺は いったい誰のもの 自分じゃ 言いたいのさ 君だけの俺だと 君だけのものだよと 裏切りの恋の中で 俺は一人もがいている  はじめから だますつもりでいたのかい 僕の恋人よ  人の命が絶える時が来て 人は何を思う 人の命が生れる時には 人はただ笑うだけ  古い船には新しい水夫が 乗り込んで行くだろう 古い船をいま 動かせるのは 古い水夫じゃないだろう なぜなら古い船も 新しい船のように 新しい海へ出る 古い水夫は知っているのさ 新しい海のこわさを  いったい 俺たちの魂のふるさとってのは どこにあるんだろうか 自然に帰れって言うことは どう言うことなんだろうか 誰かが言ってたぜ 俺は人間として 自然に生きているのさ 自然に生きるって わかるなんて 何て不自然なんだろう  孤独をいつの間にか 淋しがり屋と かんちがいして キザなセリフをならべたてる そんな自分を見た 悲しい男と 悲しい女の いつものひとりごと それでもいつかは いつものように 慰めあっている
やさしい悪魔茉奈佳奈茉奈佳奈喜多條忠吉田拓郎華原大輔あの人は悪魔 私をとりこにする やさしい悪魔 レースのカーテンに あの人の影が映ったら 私の心は もう動けない ふたりの影はやがて ひとつの 燃えるシルエット  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL Woo… やさしい悪魔  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL Woo… やさしい悪魔  あの人は悪魔 私を夢中にする やさしい悪魔 バラ色 ぶどう酒に 花びら浮かべば あの人よ ふるえる小指が そう数えるの 鏡に映る 長いまつ毛の 恋のエトランゼ  AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL AH! AH! DEVIL MY SWEET LITTLE DEVIL やさしい悪魔 やさしい悪魔…
襟裳岬香西かおり香西かおり岡本おさみ吉田拓郎薗広昭北の街ではもう悲しみを暖炉で もやしはじめてるらしい 理由のわからないことで 悩んでいるうち老いぼれてしまうから 黙りとおした歳月を ひろい集めて暖めあおう 襟裳の春は何もない春です  君は二杯めだよねコーヒーカップに 角砂糖ひとつだったね 捨てて来てしまった わずらわしさだけをくるくるかきまわして 通りすぎた夏の匂い 想い出して懐かしいね 襟裳の春は何もない春です  日々の暮しはいやでもやってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと飼い馴らしすぎたので 身構えながら話すなんて あゝおくびょうなんだよね えりもの春は何もない春です 寒い友だちが訪ねてきたよ 遠慮はいらないから暖まってゆきなよ
歌ってよ夕陽の歌を森山良子森山良子岡本おさみ吉田拓郎歌ってよ 夕陽の歌を 歌ってよ 心やさしく  あなたは坂を登ってゆく 私はあとからついてゆく 影は私達をへだてるので やさしい夕陽は 時々雲にかくれてくれる 歌ってよ夕陽の歌を 歌ってよ心やさしく 歌ってよ夕陽の歌を 歌ってよ心やさしく  あなたは夏をおりて行く 私は秋に登って行く 心を季節がへだてるので すばやい風は こうして二人を寒くさせる 歌ってよ夕陽の歌を 歌ってよ心やさしく 歌ってよ夕陽の歌を 歌ってよ心やさしく  歌ってよ夕陽の歌を 歌ってよ心やさしく 歌ってよ夕陽の歌を 歌ってよ心やさしく
東京メルヘン木之内みどり木之内みどり松本隆吉田拓郎もうじきに もうじきに春が来るんですね もうじきに もうじきに春が来るんですね  あなたにとって私など ただの心の道草でしょう 寒いポッケで二人の手 あたためたのもおとぎ噺ね  つめたい人ね くちづけてても あー肩ごしに遠くを見てる どこか渇いたあなたの胸を 涙でそっと濡らしましょうか  もうじきに もうじきに春が来るんですね  恋人たちの街角を 耳を押えてただすり抜ける あなたの腕に抱かれてた 想い出だけにおびえる私  つめたい人ね サングラスへと あー街翳を映したあなた 古いブーツを投げ出すように 私の心 捨てるのでしょう  つめたい人ね 冬のコートを あー着せかける無口なあなた 見せかけだけの春が来たって 風が身体を吹き抜けるでしょう  もうじきに もうじきに春が来るんですね
結婚しようよ本田路津子本田路津子吉田拓郎吉田拓郎深町純僕の髪が肩までのびて 君と同じになったら 約束どおり 町の教会で 結婚しようよ whm……  古いギターをボロンと鳴らそう 白いチャペルが見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ whm……  もうすぐ春がペンキを肩に お花畑の中を 散歩にくるよ  そしたら君は 窓をあけてエクボを見せる 僕のために 僕は君を さらいにくるよ 結婚しようよ whm……  雨があがって 雲のきれ間に お陽様サンが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ whm……  二人で買った 緑のシャツを 僕のおうちの ベランダに 並べて干そう  結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ
たどりついたらいつも雨ふり feat.鈴木ヒロミツ(THE MOPS)和田アキ子和田アキ子吉田拓郎吉田拓郎疲れ果てていることは 誰にもかくせはしないだろう ところがオイラは 何のために こんな疲れてしまったのか 今日という日がそんなにも大きな一日とは思わないが それでもやっぱり考えてしまう アーこのけだるさは何だ  いつかどこかへ 落ちつこうと 心の置場を捜すだけ たどりついたら いつも雨ふり そんなことのくり返し やっとこれで オイラの旅も終わったのかと思ったら いつものことでは あるけれど アーここもやっぱりどしゃぶりさ  心の中に傘をさして はだしで歩いている自分が見える  人の言葉が 右の耳から左の耳へと 通りすぎる それ程オイラの 頭の中はカラッポに なっちまってる 今日は何故かおだやかで 知らん顔してる 自分が見える
メランコリー研ナオコ研ナオコ喜多條忠吉田拓郎緑のインクで 手紙を書けば それは さよならの 合図になると 誰かが 言ってた 女は 愚かで かわいくて 恋に全てを賭けられるのに 秋だというのに 恋も出来ない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 腕から 時計を はずすように 男と さよなら 出来るんだって 淋しい 淋しいもんだね  人の言葉を しゃべれる鳥が 昔の男(ひと)の名前を呼んだ にくらしいわね 男は どこかへ 旅立てば それで なんとか 絵になるけれど 秋だというのに 旅もできない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 恋人つれてる あの人に 平気で 挨拶しているなんて 淋しい 淋しいもんだね 淋しい 淋しいもんだね
六本木レイン研ナオコ研ナオコ売野雅勇吉田拓郎背中に指文字 好きだと書いて 名前が変わると 嘘をついたわ 唇が冷たいね あなたより正直ね ありがとうって 言えなくなるのよ 笑っちゃうほど 哀しい嘘は せめて明るさ 救いになるでしょ  六本木レイン… いい女でいさせてよ 私のかわりに 泣いておくれよ 六本木レイン… いい女になりたけりゃ 振られ上手になることね あゝ …私 泣いてないよ 泣いてないよ  負け札 自分で引いたようだね 最後の賭けだと思っていたの ブラウスが膝の上 淋しいと言いそびれ 引き止められる1秒が永い 嘘でいいから やり直そうと お人好しだね まだ待っているわ  六本木レイン… 最後のマッチ すらないで あなたも 涙を見たくないでしょ 六本木レイン… 次の誰か 逢うまでは あなたのことを 好きでいいわね あゝ……すぐに忘れるけど  六本木レイン… 最後のマッチ すらないで あなたも 涙を見たくないでしょ 六本木レイン… 次の誰か 逢うまでは あなたのことを 好きでいいわね あゝ……すぐに忘れるけど忘れるけど
今日までそして明日から加藤いづみ加藤いづみ吉田拓郎吉田拓郎私は 今日まで 生きてみました 時には誰かの 力を借りて 時には誰かに しがみついて 私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと  私は 今日まで 生きてみました 時には誰かを あざ笑って 時には誰かに おびやかされて 私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと  私は 今日まで 生きてみました 時には誰かに 裏切られて 時には誰かと 手をとり合って 私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと  私には 私の生き方がある それは おそらく 自分というものを 知るところから 始まるものでしょう  けれど それにしたって どこで どう変わってしまうか そうです わからないまま 生きて行く 明日からの そんな私です  私は 今日まで 生きてみました 私は 今日まで 生きてみました 私は 今日まで 生きてみました  私は 今日まで 生きてみました そして 今 私は思っています 明日からも こうして 生きて行くだろうと
落陽ニューロティカニューロティカ岡本おさみ吉田拓郎しぼったばかりの夕日の赤が 水平線から もれている 苫小牧発・仙台行きフェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ おまけにテープをひろってね女の子みたいにさ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん あんたこそが正直ものさ この国ときたら 賭けるものなどないさ だからこうして漂うだけ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがしあり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん どこかで会おう生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話を聞かせてよサイコロころがして  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  戻る旅に陽が沈んでゆく
人生を語らずガガガSPガガガSP吉田拓郎吉田拓郎朝日が 昇るから 起きるんじゃなくて 目覚める時だから 旅をする 教えられるものに 別れを告げて 届かないものを 身近に感じて 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  嵐の中に 人の姿を見たら 消えいる様な 叫びをきこう わかり合うよりは たしかめ合う事だ 季節のめぐる中で 今日をたしかめる 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  あの人のための 自分などと言わず あの人のために 去り行く事だ 空を飛ぶ事よりは 地をはうために 口を閉ざすんだ 臆病者として 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも 始発電車は行け 風を切ってすすめ 目の前のコップの水を ひと息にのみほせば 傷もいえるし それからでもおそくない 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  今はまだまだ 人生を語らず 目の前にも まだ道はなし 越えるものは すべて手さぐりの中で 見知らぬ旅人に 夢よ多かれ 越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず  越えて行け そこを 越えて行け それを 今はまだ 人生を 人生を語らず
夏休み熊木杏里熊木杏里吉田拓郎吉田拓郎岩瀬聡志麦わら帽子は もうきえた たんぼの蛙は もうきえた それでも待っている 夏休み  姉さん先生 もういない きれいな先生 もういない それでも待っている 夏休み  絵日記つけてた 夏休み 花火を買ってた 夏休み 指おり待ってた 夏休み  畑のとんぼはどこ行った あの時逃してあげたのに ひとりで待ってた 夏休み  西瓜を食べてた 夏休み 水まきしたっけ 夏休み ひまわり 夕立 せみの声
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
制服下地勇下地勇岡本おさみ吉田拓郎ラッシュアワーが疲れを吐き出してる 人の多さまでが ものめずらしげに見えて 東京駅地下道の 人ごみの中 ひと群れの制服の娘たちがいる  真新しいスーツ・ケースを提げて 集団就職で今着いたらしい 妙に腰の低い男が先頭にたって 何とか会社の旗など振り回している  家を出る前の晩は赤飯など食べて 家族揃って泣き笑いしたのかい 里心だけはまだ田舎の家に置き それでも家を出てくる 魅力に負けて  どうですか東京って奴に会ってみて どうですか東京って奴の御挨拶の仕方は みんな押し黙ったままの この人ごみは そうこれが都会って奴の御挨拶の仕方なんだよ  初めから都会に出て行かなければ いつまでも都会でなくてすんだのに きれいに暮らしてゆける土地(ところ)は どこか他のところのような気もするよ  今はまだ驚いてることだけですむけれど もうすぐ判るさ驚かなくてすむさ 駆け引きのうまい男ばかり出世して きれいな腹の男はもう拗ねてしまってる  これからきみは日曜日だけを待つんだね 悲しみの唄がなぜ街に流れるかも判ってきて 使うのに容易く稼ぐのに辛い そんな給料の苦さも知ってしまうんだろうね  今度きみが故郷に帰ってゆくまでには 親に語れない秘密のひとつやふたつは できてしまって嘘もついてしまうんだね 騙された男のことはきっと話さないだろうね  ぼくはこれから大阪へ行くところ いちばんきれいだった女の子の顔など思い出し 制服が人ごみの中に消えてゆくのを 振り返りながら僕は見送っている
大いなるジェイク・シマブクロジェイク・シマブクロ吉田拓郎吉田拓郎ロックンロールの 響きがいい あの娘しびれて くれるはず つっぱれ 意地はれ はりとおせ かまうじゃないぞ 風の音  雨にぬれぬれ 君と歩く 久しぶりだね こんな夜 送ってやろう 君の家まで 昔のように 肩よせて  いずれの道も 避けるな いつでも 自分を 確かめろ 大いなる人生 手助け無用  言葉多くて 振り返る 人の笑顔に 恋焦がれ 涙流した 日のことが 今はどこかの酒のつま  立ち上がる時 噛みしめた ころんだ傷が 癒える時 男の夢を かなわさん 小さな声で 叫んだよ
加川良の手紙つじあやのつじあやの加川良吉田拓郎拝啓 僕はとっても残念でした あの日、君がホワイト・ジーンでなかった事が スカートもいいけれど、ホワイト・ジーンなら もっと、かっこよかったと思います  あの日の映画“ダーティ・ハリー”はどうでした 君はニュースの方が楽しそうだったけれど クリント・イーストウッドっていいでしょう こんども学割で見られたらと思います  帰りに飲んだコーヒーはおいしくなかったね たっぷりミルクを入れた方がよかったみたい 昨日、インスタント・コーヒーを一ビン買いました 家で飲むコーヒーってなぜまずいんでしょう  今度お金がはいったら、テレビを買おうと思います 隣りの田中さんが、カラー・テレビなので 深夜劇場まで見せてもらっています でも、いつまでもそうしてはいられないでしょう  田中さんの奥さんがとってもいい人で 今朝もベーコン・エッグをごちそうになりました おかげで、僕は元気です この手紙、おお急ぎでポストに入れて来ます  そうそう、まだ思い出した事がありました 僕と映画に行って、コーヒーを飲んだ事を もうお母さんは知っているのでしょうか もう僕の事も話したのでしょうか  バス停まで送って、帰り道に考えました お母さんは君の話しに微笑んでくれたでしょうか まあいいや、紙が残り少なくなりました 田中さんからもよろしくとの事でした  ごきげんよう、ごきげんよう
落陽怒髪天怒髪天岡本おさみ吉田拓郎しぼったばかりの夕陽の赤が 水平線からもれている 苫小牧発 仙台行きフェリー あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん あんたこそが正直者さ この国ときたら 賭けるものなどないさ だからこうして 漂うだけ  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく  サイコロころがしあり金なくし フーテン暮しのあのじいさん どこかで会おう 生きていてくれ ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった 男の話を聞かせてよ サイコロころがして  みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく 戻る旅に 陽が沈んでゆく
結婚しようよ中ノ森BAND中ノ森BAND吉田拓郎吉田拓郎Koma2 Kaz・中ノ森BAND僕の髪が肩までのびて 君と同じになったら 約束どうり 町の教会で 結婚しようよ whm…  古いギターをポロンと鳴らそう 白いチャペルが見えたら 仲間を呼んで 花をもらおう 結婚しようよ whm…  もうすぐ春がペンキを肩に お花畑の中を 散歩にくるよ  そしたら君は窓をあけて エクボを見せる僕のために 僕は君を さらいにくるよ 結婚しようよ whm…  雨が上がって 雲のきれ間に お陽様サンが 見えたら ひざっこぞうを たたいてみるよ 結婚しようよ whm…  二人で買った緑のシャツを 僕のおうちの ベランダに並べて干そう  結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ
リンゴ平川地一丁目平川地一丁目岡本おさみ吉田拓郎ひとつのリンゴを君がふたつに切る ぼくの方が少し大きく切ってある そして二人で仲良くかじる こんなことはなかった少し前までは 薄汚れた喫茶店のバネの壊れた椅子で 長い話に相槌うって そしていつも右と左に別れて  このリンゴは昨日二人で買ったもの ぼくの方がお金を出して おつりは君がもらって こんなことはなかった少し前までは コーヒーカップはいつだって二つ運ばれてきて 向うとこちらに、ウエイトレスは さりげなくカップをわけて  ふたつめのリンゴの皮を君が剥く ぼくの方が巧く剥けるのを君はよく知ってるけど リンゴを強く齧る、甘い汁が唇をぬらす 左の頬を君はぷくんとふくらませて 欲張ってほおばると ほらほら 話せなくなっちまうだろう
シンシア藤井敬之(音速ライン)藤井敬之(音速ライン)吉田拓郎吉田拓郎なつかしい人や 町をたずねて 汽車を降りてみても 目に映るものは 時の流れだけ 心がくだけてゆく 帰ってゆく場所もないのなら 行きずりのふれあいで なぐさめあうのもいいさ シンシア そんな時 シンシア 君の声が 戻っておいでよと唄ってる 君の部屋のカーテンやカーペットは 色あせてはいないかい  人ごみにかくれて 肩をすぼめて 自分を見つめた時 過ぎ去った夢が くずれ落ちる 長い旅が終わる 夜空は町に落ち 人々が 笑いながら通りすぎる あの日とおんなじ所を シンシア そんな時 シンシア 君の声が 戻っておいでよと唄ってる 君の部屋にぼく一人居てもいいかい 朝を待つのがこわいから  シンシア 帰る場所も シンシア ないのなら シンシア 君の腕で シンシア 眠りたい
となりの町のお嬢さんホフディランホフディラン吉田拓郎吉田拓郎となりの町のお嬢さんが 僕の故郷(くに)へやって来た 都会の香りふりまいて 夢を見させてくれたんだ 好きになっちまったんだョ 初めて知った口紅の味 僕の胸は はりさけそう 月夜の晩にさそわれて 大人になると 決めたんだ 長い髪は 夜露にぬれて 青い月が可愛い女(ひと)の エクボの上でゆれてるよ  となりの町のお嬢さんに 僕は心も ささげたい 忘れる事は出来ないよ 白い胸で 眠りたい 好きになっちまったんだョ ステキな君は町の人だ いつか帰ると知ってるさ 切符を二枚 買っちまえばいい 二人で恋の汽車ポッポ 夜風が君のうなじを見せる おもわず僕は可愛い女(ひと)の くびれた腰を抱きしめる  となりの町のお嬢さんは 僕を残して行っちゃった 約束よりも早い汽車で 何も言わずに帰ったよ キライになっちまったのかョ となりの町の風に乗って そんなウワサを耳にした お嫁に行って しまったんだネ 娘心と秋の空 海辺の町は夏の終わりと すっぱい恋で ミカン色に 知らんふりして 暮れて行く となりの町のお嬢さんは 今年の夏の忘れ物
流星真心ブラザーズ真心ブラザーズ吉田拓郎吉田拓郎たとえば 僕がまちがっていても 正直だった 悲しさがあるから ……流れて行く  静けさにまさる 強さは無くて 言葉の中では 何を待てばいい ……流れて行く  たしかな事など 何も無く ただひたすらに 君が好き 夢はまぶしく 木もれ陽透かす 少女の黒髪 もどかしく  君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  さりげない日々に つまづいた僕は 星を数える 男になったよ ……流れて行く  遠い人からの 誘いはあでやかで だけど 訪ねさまよう風にも 乗り遅れ ……流れて行く  心をどこか 忘れもの ただそれだけで つまはじき 幸福だとは 言わないが 不幸ぶるのは がらじゃない  君の欲しいものは何ですか 君の欲しいものは何ですか  流れる星は 今がきれいで ただそれだけに 悲しくて 流れる星は かすかに消える 思い出なんか 残さないで  君の欲しいものは何ですか 僕の欲しかったものは何ですか
ビートルズが教えてくれたLISALISA岡本おさみ吉田拓郎髪と髭をのばして ボロを着ることは簡単だ うじうじと吹き溜りのスナックで 腕を組みながら 考え深そうな顔をするのも楽にできる 日陰ばかりを好んでいては いじけてしまうんだぜ  もっと陽気であっていいんじゃないか もっと陽気でもいいんじゃないか  勲章を与えてくれるなら 女王陛下からもらってしまおう 女王陛下はいい女だから つきあってみたいと思う それも自由だとビートルズは教えてくれた  くれるものはもらってしまえ 欲しいものはものにしたい その代わり捨てるのも勝手さ もらうも捨てるも勝手さ  ビートルズが教えてくれた ビートルズが教えてくれた ビートルズが  人が幸せになるのを 批判する権利は誰にもない みんな幸せになっていいんだ 人に迷惑さえかけなければね  ビートルズが教えてくれた ビートルズが教えてくれた ビートルズが  ビートルズが教えてくれた ビートルズが教えてくれた ビートルズが
人間なんて中ノ森BAND中ノ森BAND吉田拓郎吉田拓郎佐野貴幸・中ノ森BAND何かが欲しい オイラ それが何だかは わからない だけど 何かが たりないよ いまの 自分もおかしいよ  空に浮かぶ雲は いつかどこかへ 飛んでゆく そこに 何かが あるんだろうか それは誰にも わからない
風になりたい中ノ森BAND中ノ森BAND吉田拓郎吉田拓郎小高光太郎・中ノ森BAND白い雨が 街中濡して もうすぐ朝です 少し寒い 長い髪を 伝わる雫が 頬をかすめて 手のひらに落ちた 愛されたいから ふるえていました 抱きしめられても あなたをつかめない 覚えているのは 煙草の香りと 私を離した時の すきま風 通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい  どうぞ誰か 私のからだを 包んで下さい 一人はきらい 傘を棄てて かくしてほしい 冷えた心を あなたにあげます やさしくされたら ゆれてしまいそう 追いかけたくても 一人で残ります 悲しむことより 想い出作りに 私は今でも 時を送りたい 通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい  通り過ぎる あなたが風なら 私も今すぐ 風になりたい 私も今すぐ 風になりたい
銀河系まで飛んでいけ梓みちよ梓みちよ喜多條忠吉田拓郎あいつなんか あいつなんか 銀河系まで 飛んできゃいいのに 悲しみより遠くから とどけられる 星のきらめき  始めたばかりの 二人の恋は 夜空にまかれた銀のバラ ちかづく想いは 傷つけられて 涙をふくたび きれいになった  あいつなんか あいつなんか 銀河系まで 飛んできゃいいのに にげても にげても まぶしいまなざし あいつなんか あいつなんか 銀河系まで 飛んできゃいいのに 失なうこと恐がって 愛するのは うまくいかない  ゆくえを知らない 二人の恋は 夜空に旅立つ銀の舟 想いをはらめば 嵐にあって 沈んでいくほど やさしくなった  あいつなんか あいつなんか 銀河系まで 飛んできゃいいのに にげても にげても まぶしいまなざし にげても にげても まぶしいまなざし まぶしいまなざし まぶしいまなざし
メランコリーGOLD LYLIC梓みちよGOLD LYLIC梓みちよ喜多條忠吉田拓郎緑のインクで 手紙を書けば それは さよならの 合図になると 誰かが 言ってた 女は 愚かで かわいくて 恋にすべてを 賭けられるのに 秋だというのに 恋も出来ない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 腕から 時計を はずすように 男と さよなら 出来るんだって 淋しい 淋しいもんだね  人の言葉を しゃべれる鳥が 昔の男(ひと)の 名前を呼んだ にくらしいわね 男は どこかへ 旅立てば それでなんとか 絵になるけれど 秋だというのに 旅もできない メランコリー メランコリー  それでも 乃木坂あたりでは 私は いい女なんだってね 恋人つれてる あの人に 平気で 挨拶しているなんて 淋しい 淋しいもんだね 淋しい 淋しいもんだね
ELIMO(襟裳岬)坂本九坂本九岡本おさみ・英語詞:くわじまひろし吉田拓郎Come on in, little brother, come on in Have some coffee, boy you look good, Just how long, has it been, if you would  Have a chair, come get warm, have a seat Please forget, the cars on the street Sit and talk, take the load, off your feet  Have a look, at my place Can you see by my face That I'm well and glad to see you It's a joyful day for me ELIMO NO HARU WA NANI MO NAI HARU DESU,  You look tired, has your work been that hard, I see it written, all over you Do you smile when you're sad, tell me true  I'm your brother not the city, can't you see It's OK, to talk freely with me I can give you so much more than sympathy  Telling me there's, nothing wrong talking big, acting strong That's coward's way of living oh my brother You can open up with me ELIMO NO HARU WA NANI MO NAI HARU DESU,  “This is ELIMO my brother, This is my brother” …
ハート通信石川ひとみ石川ひとみ松本隆吉田拓郎舞いちる落葉が 街をつつむと あなたの嫌いな 冬はもうじき かびんのコスモス コトリと散った 不安な夜明けを バスにのせたの  HEART TO HEART 逢えない時が長すぎて HEART TO HEART あなたの声が聞こえない ふるえる指で 電話をかけたの 呼び出し音の 肩すかしだけ 心を走る 胸さわぎ ハート通信ヒュルル ハート通信ヒュルル  あなたの気持は いつもよめたわ ぬれてる瞳で 会話も出来た 誰かとあなたが 海に行ったって 悲しいうわさも うそと笑えた  HEART TO HEART 心がじかに感じたの HEART TO HEART あなたに何か起きたのね 第六感と人は言うけれど 愛は言葉のない ラブ・レター 心を走る 胸さわぎ ハート通信ヒュルル ハート通信ヒュルル  ガラスに枯枝 映したバスで 私をブルーに そめる青空 あなたの車の灰皿でみた ルージュのしみてた 誰のシガレット  HEART TO HEART 予感がはずれますように HEART TO HEART 祈る私のテレパシー 飛びたつ想い もしもとどいたら カーテンあけて 微笑なげて 心を走る 胸さわぎ ハート通信ヒュルル ハート通信ヒュルル
旅の宿美空ひばり美空ひばり岡本おさみ吉田拓郎浴衣のきみは尾花(すすき)の簪(かんざし) 熱燗徳利の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね  ぼくはぼくで趺坐(あぐら)をかいて きみの頬と耳はまっかっか ああ風流だなんて ひとつ俳句でもひねって  部屋の灯(あかり)をすっかり消して 風呂あがりの髪いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて  ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕にうっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にもなれないみたい
我が良き友よ鳥羽一郎鳥羽一郎吉田拓郎吉田拓郎下駄をならして奴がくる 腰に手ぬぐいぶらさげて 学生服にしみこんだ 男の臭いがやってくる アー夢よ よき友よ おまえ今頃どの空の下で 俺とおんなじあの星みつめて何想う  可愛いあの娘に声かけられて 頬をそめてたうぶな奴 語り明かせば下宿屋の おばさん酒持ってやってくる アー恋よ よき友よ 俺は今でもこの町に住んで 女房子供に手を焼きながらも生きている  古き時代と人が言う 今も昔と俺は言う バンカラなどと口走る 古き言葉と悔みつつ アー友と よき酒を 時を憂いて飲みあかしたい 今も昔もこの酒つげば心地よし  学生達が通りゆく あいつ程ではないにしろ まじめなのさと言いたげに 肩で風切って飛んでゆく アー友よ よき奴よ 今のくらしにあきたら二人で 夢をかかえて旅でもしないかあの頃へ
今日までそして明日からクミコクミコ吉田拓郎吉田拓郎関淳二郎私は今日まで生きてみました 時には誰かの力を借りて 時には誰かにしがみついて 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと  私は今日まで生きてみました 時には誰かをあざ笑って 時には誰かにおびやかされて 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと  私は今日まで生きてみました 時には誰かに裏切られて 時には誰かと手をとり合って 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと  私には私の生き方がある それは おそらく自分というものを 知るところから始まるものでしょう けれど それにしたって どこでどう変わってしまうか そうです わからないまま生きて行く 明日からの そんな私です  私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました  そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと
となりの町のお嬢さん吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎松任谷正隆となりの町のお嬢さんが 僕の故郷(くに)へやって来た 都会の香りふりまいて 夢を見させてくれたんだ 好きになっちまったんだよ はじめて知った口紅の味 僕の胸は はりさけそう 月夜の晩に誘われて 大人になると 決めたんだ 長い髪は 夜露にぬれて 蒼い月がかわいい女(ひと)の エクボの上でゆれてるよ  となりの町のお嬢さんに 僕は心も 捧げたい 忘れることは出来ないよ 白い胸で 眠りたい 好きになっちまったんだよ すてきな君は町の人だ いつか帰ると知ってるさ 切符を二枚 買っちまえばいい 二人で恋の汽車ポッポ 夜風が君のうなじをみせる おもわず僕はかわいい女(ひと)の くびれた腰を抱きしめる  となりの町のお嬢さんは 僕を残して行っちゃった 約束よりも早い汽車で 何も言わずに帰ったよ きらいになっちまったのかョ となりの町の風に乗って そんなうわさを耳にした お嫁に行って しまったんだね 娘心と秋の空 海辺の町は夏の終わりと すっぱい恋で ミカン色に 知らんふりして 暮れて行く となりの町のお嬢さんは 今年の夏の忘れ物
地下鉄にのって岡本おさみ吉田拓郎ねえ君何話してるの だからさ聞きとれないよ  もっと大きな声でもっと大きな声で でなけりゃ次の駅にとまったら 走り出すまでの あのわずかな静けさに話そうか 今赤坂見附をすぎたばかり 新宿まではまだまだね  そう君とってもよかったの 今日の映画はとても もっとそばにおいでもっとそばにおいで 車輪の悲鳴が何もかも こなごなに立ち切ってしまう もうおだやかな静けさにもどれない 今四谷を通りすぎたばかり もううんざりするほどいやだよ  ねえ君もう降りてしまおう だからさ次の駅でさ ここはどこの駅かなここはどこの駅かな いいさ次の駅にとまったら 何かを始めるようにそこから歩いてみよう 次で降りるよ 君ももちろん降りるんだろうね でも君はそのまま行ってもいいよ
くじらのスーさん空を行くイルカイルカかんべかずお吉田拓郎石川鷹彦西の空に赤い雨さんが降った時 クジラのスーさん お空を泳いできた 北の旅で 風邪をひいたクジラのスーさん 大きな クシャミを二つ三つ すると スモッグ灰色のお空は 青い青いお空になりました  北の空にキラキラ星さん降った時 クジラのスーさん お空を泳いできた 南の旅で のどのかわいたクジラのスーさん 海のお水を ゴクリとのんだ すると ヘドロ ウヨウヨの海は きれいな きれいな海になりました  西の空に真赤なお陽様沈んだ時 クジラのスーさん お空に消えた あてない旅さ いつまで続くクジラのスーさん 今日もよごれた町へとんでゆく
襟裳岬テレサ・テンテレサ・テン岡本おさみ吉田拓郎森岡賢一郎北の街ではもう 悲しみを暖炉で もやしはじめてるらしい 理由のわからないことで 悩んでいるうち おいぼれてしまうから だまりとおした歳月を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です  君は二杯めだよね コーヒーカップに 角砂糖ひとつだったね すてきてしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた 夏のにおい 想い出して なつかしいね 襟裳の春は 何もない春です  日々のくらしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう いじけることだけが 生きることだと かいならしすぎたので 身構えながら 話すなんて アー臆病なんだよね 襟裳の春は 何もない春です 寒い友だちが 訪ねてきたよ えんりょはいらないから 暖まってゆきなよ
裏街のマリア吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎後藤次利私には心の裏を 読み取れる力があるの そう言ってくちびるのはしを 歪めてた 君が悲しい 「抱きたいんでしょう ねぇ そうでしょう 男は誰でも同じよ」なんて したたかぶって すねないでおくれ 裏街のマリア 少女の顔には くわえた煙草は似合わないだろう 裏街のマリア 誰でも孤独さ 強がり言わずにぼくの手でお泣き  一度二度傷ついたって 心なら時で癒せる 正直に生きてみようよ いつだって 話にのるから 「抱きたいんでしょう ねぇ そうでしょう 私に近づく理由は」なんて 人の気持ちを 茶化さないでくれ 裏街のマリア 心配なんだよ 気持ちの綺麗な人ほど汚れる 裏街のマリア 素顔が泣いてる 化粧を落としてぼくの手でお泣き  裏街のマリア 想っているより 人にはやさしい心があるさ 裏街のマリア 信じてごらんよ 今夜は朝までぼくの手でお泣き
吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎夜の帳りも 冬枯れた部屋 君はプツリと 爪を切ってる 肩を丸めて まつ毛を伏せて 深爪したら あとで痛いよ  夜、爪切ると 不幸になると 旧い言わざ 聞いたことある 昔、女は身を守るため 爪をのばして いたんだってね  別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです  音もたてない 電気時計は 馬鹿ていねいに 時を刻んで 狂いもしない 時計みたいに 君はだんだん つまらなくなる  無精なぼくを 床屋に行かせ 綺麗さっぱり 毒気を抜いた 君が磨いた ピカピカの床 愛が滑って 自業自得さ  別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです
わしらのフォーク村吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎遠藤賢司・加藤和彦・木田高介・小室等・吉田拓郎初恋の人に出会った 時のような そんなさわやかな そんななつかしい 胸があつくなるそんな気持ちに  なるわきゃないじゃろが わしらのフォーク村  なるわきゃないじゃろが わしらのフォーク村
素敵なのは夜吉田拓郎吉田拓郎白石ありす吉田拓郎松任谷正隆僕の見立てたドレスに 着替えた君は 思い通りの美しさ 少しながめていたいけど ‥‥抱きしめてる  泣いてばかりの恋に カーテン降ろし 笑顔の君に変えたくて 幸福な役廻りの ‥‥女優のように  なぐさめより確かに 素敵なのは夜 すべてが終り すべてが始まる 素敵なのは夜 素敵なのは君 素敵なのは 素敵なのは愛  部屋の灯りを消すのは 信じているから 過ぎた昨日へ行かないと 今君を縛るものは ‥‥この腕だけ
風邪吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎村岡建・柳田ヒロ・吉田拓郎何もかもが なんでこんなに うっとおしいんだろう 人とあってても 話すことさえ ああ ああ おっくうだ 考えるということから 逃げ出したくてしかたない 歩いてみようと思っても 身体は自由を失って なんにもしたくないんだと きざなせりふが またひとつ ああ ああ これも風邪のせいならいいんだけどさ  僕はどこの誰なんだろう みそっかすになっちゃった あれが空かい 青空なんか ああ ああ 見えないよ 広島よりも東京が好きなんだよと言ったっけ 残した言葉が消えてゆく 灰色の空に同化して 何も残らないんだと はいたせりふが またひとつ ああ ああ これも風邪のせいならいいんだけどさ
心が届いた吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎あなたは今確かに振り返ったよね 何かがはっきりその目に映ったのかい 自分の過去を少しだけ見たかったのかい 今の姿を確めてみたかったのかい  僕には今何も見えやしない 僕の目に映るものはと言えば どしゃぶりの雨の音ぐらい  淋しがり屋が今日も又 一人生まれる ときめく心も怒りをも両手にかざし そんなあなたを誰かがいつも見てくれてないと どうにも動けないのは人間だからかい  僕には心も残っていない 僕がここに居る理由はと言えば 気づかなかった偶然だけさ  行く宛のある人はきれいだよ 美しすぎるウソもつきなさい 孤独な人におくる言葉は あなたが不自由とは限らないのさ  狂おしい程の熱い吐息や 痛すぎる様に揺れる心が あなたを縛って放しはしない あなたを縛って放しはしない  そして僕の身体は木の葉の様に舞う そして僕の身体は木の葉の様に舞う
気分は未亡人吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎ラ ララララ………………  あの人今夜も行き先知れずで帰って来ない どんな仕事か知らないけれど勝手なものね  付き合い 寄り合い 友達 先輩 人良しNO1 私の身体は思っているほど安くはないのよ  仕方が無いから車を飛ばして東名高速 夏の夜風にすべてを任せてふと考えたわ  結婚する時誓ったセリフはどうでもいいけど 子供と私は会話も少なく疲れてきたわ  ラ ララララ………………  私はあなたの帰りを待つだけそれだけですか 子供を寝かせて1人でシャワーを浴びるだけですか  違った生き方しようと思えば 今が good timing あなたが風なら私もそうしておかしくないわね  女ですもの男みたいにはいかないけれど 誘惑されたらついて行きますよ どこかのドンファンに  私は毎日抱いて欲しいとは言ったりしないわ あなたは夫のつもりでいるけど私は未亡人  ラ ララララ……………… ラ ララララ………………
君が先に背中を吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎この次のバスに 僕は乗るからね いつまで話しても 答えは出ないから 最終便まで 時間はあるけど このまま続けても むなしさだけが残りそう  君の人生に また陽が登り 明るい笑顔が 戻る日はすぐ来るさ だから泣かないで 僕を見つめないで 君が先に背中を 向けてくれないか  決して年月を 無駄にはしなかった 流される男には 幸福すぎるほど わがままだけど 君の切なさに 心を洗われる思いで 居た事も 真実さ  人が流れる このバスターミナル 君を見失う 時間が来たようだ だけど泣かないで 僕を見つめないで 君が先に背中を 向けてくれないか  僕の胸には 愛とやさしさと ケースの中には つらさを詰め込んで だけど泣かないで 僕を見つめないで 君が先に背中を 向けてくれないか  だから泣かないで 僕を見つめないで 君が先に背中を 向けてくれないか
ガラスのワンピース吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎水玉ワンピース 天使を気どったあの娘の後を 無邪気な顔して尻軽男がゾロゾロ行くよ みんな一度は噂で耳にした魅力に負けて 今夜こそはと口説きにまわる  あの娘と寝た事あるだろう ご機嫌だってネ 心と身体かチグハグ育ち 切ないセブンティーン そんな彼女に本気で入れこんで身動き出来ないけれど 恋がおいらを見つけてくれたのサ  おいらに何が起こったところで関係ないだろう 横切る風は寂しい声で泣いてるようだけど 今の自分に足りない所を誰かが埋めてくれるはず 行きずりだけの小さなやさしさで  真実の未来を語ってくれるものがあるだろうか 噂のとおりにあの娘がワルなら自分にニガ笑い きっと彼女を仕込んだオフクロも 昔は恋するおとめ この世のゼロはおいらの何だろう
風の街吉田拓郎吉田拓郎喜多条忠吉田拓郎松任谷正隆道のむこうで 手を振った 大きな声で サヨナラ言った あいつを ふと思い出す 今も元気で いるだろか 白い仔犬を 抱きあげる 君はちょっぴり 幼く見える 表参道 原宿は なつかしすぎる 友達や 人に言えない 悲しみすら 風が運んで しまう街  空に昇って 消えてゆく 子供の赤い 風船一つ 遠い昔の 思い出が 空にポツンと 消えてゆく 僕の名前を 呼ぶ時の 君はちょっぴり 大人に見える 表参道 原宿は なつかしすぎる 友達や 人に言えない 悲しみすら 風が運んで しまう街  なつかしすぎる 友達や 人に言えない 悲しみすら 風が運んで しまう街
春を呼べII吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎今年の冬は何色だろう せめて君だけ 赤く染まれ 都会の冬も結構いいさ 僕は一人でも寒くはないよ  おとずれるものを 拒みはしない 人ごみの中で 暖かさ求める  あー君は悲しんでないか 愛という字を 忘れようとして 春を呼べ 春を呼べ 胸のはりさける想いは かなたへ  やさしく暮らすよほほえみ持って 君を愛した たかが男 しくみやしがらみ 重たかったね 女の気持ちもチクリと痛い  心のすきまで 頬づえついて ゆらりと酔えば なつかしい涙  あー君はにくんではないか 夢という字はニセモノだったわと 春を呼べ 春を呼べ 胸の高鳴りよ君だけ もう一度  女はそんなに 強くなくてもね 体を少しだけ くねらせるだけで  あー君は抱かれているか 情熱にすべてをゆだねているか 春を呼べ 春を呼べ 胸を熱くする 笑顔は誰のもの  春を呼べ 春を呼べ 春を呼べ 春を呼べ ……
Y吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎松任谷正隆何て事の無い 出逢いって言うんだろう ただ 笑ってる君が居て いつものように 僕は酔っていて  少し日陽けした肩に 髪の毛がフワリ それが心をくすぐったよ そんな感じが なつかしかったな  時間は 動いていたんだろうけど 僕等は子供みたいに はしゃいで それができたのは 君のおかげだね  変にお互いを さぐり合わなくても 何かこれで いいんだみたいな はやりの言葉も 出てこなかったっけ  タクロウって酔うと 陽気になるんだねって 君に教えられたよ そう言えば君は いくつだったっけ  僕のイメージって そうらしいよ 女の子の間では 陰気で こわいんだってさ  僕の趣味は 雨の日のドライブと ダイエーでの お買い物 君は僕のソックスを 笑ったね  今度連れてって あげたいな 女の子の気取り屋は 何かと言えば クリスタルなブランドものでしょう  君を好きだとか キライだとか 大事なことなんだろうけど ちっとも聞こうとしないんだね  どうしてそんなに 性格がいいの 僕はそこに あこがれちまって だけどやっぱり 心配にもなっちまった  知ってるよ 本当の君の淋しさを やさしい心の奥を だからいつも 言葉も少ないんだね  なぐさめたり なぐさめあったり つまんないことだよね このままが一番に 思えるものね
ファミリー吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎松任谷正隆怒れる時 あらば その怒りを いずこへ 向けるだろう 悩める時 あらば その悩みを いずこへ 向けるだろう 喜ぶ時 あらば その喜び いずこへ 向けるだろう 悲しむ時 あらば その悲しみ いずこへ 向けるだろう My family my family ひとつになれない お互いの My family my family 愛を残して 旅に出ろ My family my family ひとつになれない お互いの My family my family 愛を残して 旅に出ろ  恋人できたらば その微笑 いずこへ 向けるだろう 病に倒れたら その痛みを いずこへ 向けるだろう 勝利をつかんだら その激しさ いずこへ 向けるだろう 人生語るなら その情熱 いずこへ 向けるだろう My family my family ひとつになれない お互いの My family my family 愛を残して 旅に出ろ  My family my family 誰にも話せない 語れない My family my family 一人であることに 変わりなし My family my family 笑顔の中にも 悲しみが My family my family 愛を残して 旅に出ろ
パーフェクトブルー吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎目覚めれば遅い朝 冷たいシャワーで二日酔いざまし アフターシェイブをぶちまけて 心の傷口にヒリヒリすりこむ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  でたらめな人生さ 地下鉄みたいに真暗闇だし タクシーの運ちゃん 俺らを未来に連れてってくれよ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  傷ついた鳩がいた やさしく抱いたらくちばしで突いた 驚いて投げ捨てた それっきりあいつは動かなくなったよ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  女の子女の子 俺らとどこかへつきあってくれよ ショーウインドウすましこむ マネキン相手に馬鹿だネ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  口説いたらマンションヘ あの娘は扉を細目に開いて 彼の靴見つけたら ゴメンネ サヨナラひどい話サ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  くたびれて戻る部屋 今夜もしっかり独りで眠るよ 明日の朝目覚めたら 少しは風向き変わってるだろう 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう
風のシーズン吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎風のシーズン 僕には四季がない 白く凪いだ海は 鏡に似ているね 時の流れも 黙りにくるさ 君の麻の服の 糸の縫いどりに 夏の気配が 息をひそめてる  もっと愛していいよ 人を好きになるのは いいことだし もっと愛していいよ 心が歩く そのまま 身をゆだねたい気もする  風のシーズン 僕には四季がない はしゃいだ夏と 沈みゆく冬だけ あとはただの風のシーズン あとはただの風のシーズン  白く凍る窓を 朝陽が溶かす頃 冬のホテルに 人影もない 薄いシーツまとう 君の眠り顔に 何故か見飽きて ふと眼を外らす  これで終わりにしよう 嘘に慣れてしまえば 息がつまるし これで終わりにしよう 冷たい石を抱くよに 君を抱くのは哀しい  風のシーズン 僕には四季が無い きらめく夏と もの言わぬ冬だけ それもただの風のシーズン それもただの風のシーズン
無人島で…。吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎スコールの黒雲が 海を渡って 近づいてくる 5分後は雨だわ と 物知り顔の君がつぶやいた  さびついた砲台が 砂に埋もれて 空を向いてる 水着着た少女達 カメラかまえて 想い出がひとつ  無人島で 無人島で 無人島で 君を抱きたい  スコールは大つぶで 肌にびしびし つぶてを投げる 逃げるより手をひろげ 乾いたのどうるおしたいね  船が出る時間まで 島を二人でまわってみようよ 裏側のビーチなら 口説く言葉を思いつくはずさ  無人島で 無人島で 無人島で 君を抱きたい  スコールが去った後 びしょぬれの服 脱いじゃおって 僕に目を閉じさせて 君は裸になっちまったよ  青い波とび込むと もう目をあけていいよと呼んでる 照り出した太陽が めまいのように瞳を灼いた  無人島で 無人島で 無人島で 君を抱きたい
愛してるよ吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎光と影があるなら 光になりたい 涙と微笑み選ぶなら 微笑んで生きよう 星のない夜なら 朝を待ちたい 鎖につながれるより 空を舞う鳥が好きだよ 愛してるよ 君を一瞬 そして永遠に 愛してるよ 偽り だけど真実さ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ  心の中を探るより 君を信じたい 誰かを悪く言うより 友達になりたい 利口に責めるよりも 愚かに許したい 夢に頬づえつくより 夢を両手で支えたい 愛してるよ 君を心と 身体で 愛してるよ 幻だけど現実さ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ
白い部屋吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎もう何も考えないよ ぼくの背中に爪を立て 高まってゆく君は とても綺麗だし 揺れながら 揺れながら 魂の海を 漂うだけさ  だってここは白い部屋だもの 窓の外が嵐でも天気でも どうでもいいことさ 倖せだよね 倖せだよね 倖せだよね  横須賀の暗い港に ミッドウェーがはいる 疲れた顔の水浜の一人が 泣きながら 泣きながら 人は兄弟だと デモ隊に叫ぶ  だってそれは七時のニュースだし 君がテレビのチャンネルをまわしたら 通り過ぎる事さ それだけだよね それだけだよね それだけだよね  もう何も考えないよ ぼくの頭は空っぽで 君が小さな叫びを洩らせば 果てしなく 果てしなく 心の宇宙を駆け巡るのさ  だってここは白い部屋だもの 愛するより大切なことなんて 人にあるだろうか 静かだよね 静かだよね 静かだよね
Bye Bye Yesterday吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎Booker T.Jones昔の唄をなつかしむだけじゃダメだ ここまでおいで 驚く程の事じゃないよ みんなこの頃どうかしているさ 悩んだところで どうせ答えが出ないのなら Bye Bye しろ Yesterday Bye Bye しろ Yesterday 今日を感じて 生きよう  心の中に 一つや二つはあるさ 迷える事が 吐き出しちまえよ ここで どうせ昨日にすがりつくなら 本当の自分を すこし恥でもかいてそして Bye Bye しろ Yesterday Bye Bye しろ Yesterday 殻を破って 生きよう  こわくはないさ 気がついた時は きっと君の心に 新しい何かが 生まれてるよ そうだ 自分を守りすぎて 見知らぬものへは ドアをかたく閉じてきたんだ Bye Bye しろ Yesterday Bye Bye しろ Yesterday 窓を蹴破って Oh, Yeah
帰らざる日々吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎Booker T.Jonesあの日の夢が浮かんでくるよなつかしくとも ふり返ると そこは風 まちがいだらけの自分と知っても雨にうたれて 歩くだけさ 涙かくして  人にはそれぞれの生き方があるさ たとえば横道へそれたとしても 太陽に向かって走っていればよい  泣いてる奴も 怒れる人も 立ち止まる時 きっと後を見てしまう 人生という船が進むよ 海は荒れても 風がやんでも 帆を張って  はるかに過ぎた日に思いをめぐらせて 若さをなつかしむ ホロ苦い酒 明日のために 断ち切るんだ過去を  誰もがこうして月日の中でさまよいながら 手探りだけの 旅をする たどりつく日も 安らぐ場所も知っているのは 運命という 言葉だけ
愛の絆を吉田拓郎吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎Booker T.Jones静かな夜のけはいが ベッドのそばに訪れてる ぬれた髪をとかしたら ぼくのそばにおいで  なだらかな海の唄が 窓の外にきこえる 遠い国にふたりで 愛するために来た  朝までの短い時間を しっかり確かめよう 躰と躰 心と心 確かめよう  語り合う一日が終って みつめる夜がやってくる きみ躰が冷えてるよ もっとそばにおいで  愛しいきみの声が 闇の中でつぶやく 遠い国にふたりで 愛するために来た  断ち切れぬ愛の絆を 幾度も結び合おう 躰と躰 心と心 確かめよう  愛するすべてのものを 二人で分かち合おう 躰と躰 心と心 確かめよう
熱き想いをこめて吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎Booker T.Jones窓から見える景色はいつもと変りなく 行きかう人や車が 何故か急ぎ足に見える 人それぞれの肩には 人生の重みが 夢多き若者には 青春の痛みが  ゆるやかな坂を一人の働き者が行く 帰り道なのか それとも旅立ちなのか 影を踏みながら 彼は ふと立ち止まり 私の姿に気づいて 生きてるよと笑った  どこで自由を手にすればいい 何を求めて歩いて行けばいい あなたの悲しみよ 雲をつらぬいて 銀河の彼方へ 突きさされ  そこに居るのは何故かと問う人あれば たしかめるためなんですよと ほほえむだけさ 誰かを愛し傷ついて 我にかえった時 おまえもそれで人間さと 木の葉が語りかける  若いから何かが出来るものでもなく 見果てぬ夢を追うほど 自分を燃やすのさ 人の心はそれでも弱くてもろいものだ だからこうして今日も あなたに話しかけている  生きてる証が見つかったかい 去り行く時が何かをくれたかい やさしい人々よ 孤独から解き放たれ この世の果てまでも かけめぐれ  まぶたをとじて 想いをこめて 自分の心に叫んでごらん 生命のあるかぎり 自分を捨てるな 正直者達よ 可愛いウソをつけ  心のあるままに 足の向くままに 疲れ果てても旅はまだ続く
あの娘を待ってる街角吉田拓郎吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎Booker T.Jonesあの娘の待ってる ビルの彼方に 風が散らした いわし雲 タバコを一本 ひねりつぶして かわいい泣き虫 おもいだしてる  ふとくちずさむ 遠い港町の唄 耳鳴りだろうか 遠い霧笛聞こえたような あの娘どうしているんだろうか 蒼い空に貨物船が どこに行こうというんじゃないが ロスアンゼルスなら ロスアンゼルスならいいね  あの娘を待ってる 街角には 待ちぼうけが 三人四人 小春日和にあくびがひとつ 隣りにうつって 顔みあわせて  ふとおもいだす 旅人たちの唄 貸車にゆられて みんなどこか行っちまったけど あの娘いつまで待たせる気だろうか ビルの谷間を飛行船が どこに行こうというんじゃないが ロスアンゼルスなら ロスアンゼルスならいいね
ハネムーンへ吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎Booker T.Jones今日から君は一人じゃないんだネ そうさ 楽しい事も二人で分け合ってネ だけど苦しい事も同じだよネ 重たい日々が始まっちまったよ  拍手を送る友人達は ただひたすらに祝いの言葉 夢にまでみた二人の暮らし 汝 生涯 夫と妻を誓うや  二人の行き先は海外ですか それは新婚旅行の話 二人の本当の行き先はネ 誰も知らない はるかな旅さ  笑顔の絶えない新戚家族 酔いしれる程に涙も浮かび お別れなのか結びつきなのか 汝 生涯 夫と妻を誓うや  新婚初夜をからかう儀式 男と女に生まれてきたんだもの 寄り道した事ぐらい 許されてもいいさ 生まれがどうとか 将来とかで花ざかり  いずこも同じ大安の日に めでたく生まれたひとつがい 形式だけの指輪を送り 汝 生涯 夫と妻を誓うや
街へ吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎Booker T.Jonesどしゃぶりの雨の中 タクシーを降りて僕は一人 想い出の沢山しみこんだ 表参道を歩いている あれはそうもう何年も前 やるせない想いを友として 都会に自分をなじませようと 原宿あたりへやってきた  その日も雨模様で かすかに山手線を走る 電車の音は心地よく 何故か気持ちも安らいで この街の唄でも 作る日がくればいい  その頃はまだ若者も あふれる程の人数はなく ほんのひとかたまりの芸術家きどりが 明日について熱弁をふるっていた 時代を変えるのは常に青春で 老いた常識より はるかに強く たとえば嵐にのみこまれても 歴史はそれを見逃がさないだろう  見えない何かに向って 僕等は進もうとした あの時信じたものは ビートルズやボブ・ディランの唄 住みつかなくとも 愛せる街だった  愛した女もいる 恋に破れた事もある なぐさめたりなぐさめられたり それも大きな一瞬だった 原宿表参道は誰にも 語られなかったドラマを なつかしい人がやって来ると そっと話しかけてくれるに違いない  あなたの人生はいかが 若さはホロ苦いネ  時にはたずねておいで 逢えたら笑顔でむかえよう 変わってしまったのは 街だけではない筈さ
又逢おうぜ あばよ吉田拓郎吉田拓郎岡本おさみ吉田拓郎Booker T.Jonesこの汗ばんだギターをおけば 最後の唄 歌いおわれば 熱い気流にみちた この場所にも 静けさが漂い ぼくらをへだてるけれど  又逢おうぜ そうさ又逢おうぜ 又逢おうぜ あばよ woo...  今ここにいるきみらのすべて わかちあい燃えた時間と 怒りと悲しみを抱いた このひとときに かよった叫びを けっして忘れるものか  又逢おうぜ そうさ又逢おうぜ 又逢おうぜ あばよ woo...  命絶つほどの狂気ではなく 命救うほどの力でもないが いさかいとなごみのはざまに 流れてゆけ 流れてゆけ 私の唄たちよ  又逢おうぜ そうさ又逢おうぜ 又逢おうぜ あばよ woo...
海を泳ぐ男吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎吉田拓郎あんまり 夜が滲みるから 闇にまぎれて ハネてみる  やさしくするのは 悪くない 顰めっ顔は似合わない  あの頃 急いだ 人生が 今はしみじみ なつかしい  時代は変わったそうだから 君のうしろに 僕はいる  世界をナナメに 泳がない 僕等は 胸にしみている  若さが街に 流れこみ 遠い記憶と口づける  かしこい事など ウソだから 少しくらいは いさましく  幾千万の経験は 夢のかけらが 消えたあと  時代は 変わったそうだから 何かが古くなって行く  いきがらないでも よくなった 僕等は 胸にしみている  ありのままで いればいい こだわる程のことじゃない あれはみんな 陽炎だったから 今は少し滲みるさ この胸に
全3ページ中 1ページを表示

リアルタイムランキング

  1. Bling-Bang-Bang-Born
  2. DESIRE -情熱-
  3. ライラック
  4. さよーならまたいつか!
  5. 相思相愛

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×