鈴木茂作曲の歌詞一覧リスト  53曲中 1-53曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
砂の女さかいゆう feat. 関口シンゴさかいゆう feat. 関口シンゴ松本隆鈴木茂風まじりの 雪がすべる 浜辺に いなづまのような なみがとどろく あなたの好きな 景色だわ 君は そうささやいて さみしそうに 目をそらす じょうだんは やめてくれ  なげやりな 君の視線 たどって いらだちがあつい うずをえがくよ 話しあるなら早くして 君は そうつぶやいて ほほをかたくこおらせた じょうだんは やめてくれ  はりのような 砂のつぶに おそわれ かばうように君をだいて もどるよ町へ
ちぎれ雲SKYESKYE松本隆鈴木茂SKYEあをむらさきの木陰の下で きみは すやすや眠り人形  日差しに透けた耳たぶ ふたつ 真っ赤に熟れた野苺みたい  あをむらさきの木陰の下で きみは すやすや眠り人形  子供たちの はしゃぐ跫音に 光で濡れた草が揺れます  そよそよ そよ風 知らん顔して きみのくちびる そおっと盗んでる  空にぽっかりちぎれ雲 遠くで町の音がしてます  ゆらゆら 木漏れ陽 知らん顔して きみの頬っぺた そおっとお化粧  あをむらさきの木陰の下で ぼくも うとうと 眠り人形
涙の糸と銀の針鈴木茂、尾崎亜美鈴木茂、尾崎亜美松本隆鈴木茂鈴木茂ほら混んだ電車で 千切れたのか胸のボタンが無い そう任しといてと 君は言って僕のシャツを奪う  あなた銀の針下さいね 愛の彩(いろどり)を刺繍して 綺麗な思い出織れるよう  そう悪い時には 悪いことがきっと続くものさ その襟の先には ルージュのシミ浮気がバレちまったよ  あなた言い訳はいらないわ 胸に思い出を縫い留める 涙の絹糸を下さいね  そう愛ってやつは 針に糸を通す難しさだよ ねえふくれないでさ 破けそうな心繕(つくろ)ってくれ
花いちもんめROLLYROLLY松本隆鈴木茂ぼくらが 電車通りを駆け抜けると 巻きおこる たつまきで街はぐらぐら おしゃれな風は花びらひらひら 陽炎の街 まるで花ばたけ  紙芝居屋が 店をたたんだあとの 狭い 路地裏はヒーローでいっぱい 土埃の風の子たちにゃあ 七つの海も まるで箱庭さ  右手の烟突は 黄色い煙を吐き 左手の烟突は 紅い煙を吐く みんな妙に怒りっぽいみたい みんな妙に怒りっぽいみたい
ソバカスのある少女矢野顕子+TIN PAN矢野顕子+TIN PAN松本隆鈴木茂北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ  君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう  石のような心も あたためちまう女さ  泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと  石のような心も あたためちまう女さ  今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ
氷雨月のスケッチ矢野顕子+TIN PAN矢野顕子+TIN PAN松本隆鈴木茂雨のむこうに街が煙って 赤や黄のパラソル涙に濡れて  12色の色鉛筆で スケッチされたお前の顔 ねえ もうやめようよ こんな淋しい話  お前の暗い瞳の中に 青褪めた街 深く沈んで ねえ もうやめようよ こんな淋しい話
砂の女ジャンク フジヤマジャンク フジヤマ松本隆鈴木茂宮崎裕介風まじりの 雪がすべる 浜辺に いなづまのような なみがとどろく あなたの好きな 景色だわ 君は そうささやいて さみしそうに 目をそらす じょうだんは やめてくれ  なげやりな 君の視線 たどって いらだちがあつい うずをえがくよ 話しあるなら早くして 君は そうつぶやいて ほほをかたくこおらせた じょうだんは やめてくれ  はりのような 砂のつぶに おそわれ かばうように君をだいて もどるよ町へ
花いちもんめ区麗情区麗情松本隆鈴木茂ぼくらが 電車通りを駆け抜けると 巻きおこる たつまきで街はぐらぐら おしゃれな風は花びらひらひら 陽炎の街 まるで花ばたけ  紙芝居屋が 店をたたんだあとの 狭い 路次裏はヒーローでいっぱい 土埃の風の子たちにゃあ 七つの海も まるで箱庭さ  右手の烟突は 黄色い煙を吐き 左手の烟突は 紅い煙を吐く みんな妙に怒りっぽいみたい みんな妙に怒りっぽいみたい
唇にメモワール岩崎良美岩崎良美松井五郎鈴木茂鈴木茂浅い夢からさめて 陽ざしのシャワーをあびるわ  あなたのシャツを着たら 素肌に淡い愛がつたわる  唇にやさしい香り 胸を熱くする マイ ハニー  抱きしめてほしい 言いだせなくても ためいきで届けてみるわ  愛されていたい みつめあえば 心がわかるほど LOVE ME DO  めざめが遅いあなた さめてく紅茶はつらいの 薔薇のくちづけ 頬に ゆうべの甘いキスのおかえし  唇にことばは邪魔ね そっと微笑んで マイ ハニー  抱きしめてほしい 気持ちはおなじよ 心まで手をさしのべて  愛されていたい すべてをあなたに あずけたひとことよ I LOVE YOU  抱きしめてほしい 気持ちはおなじよ 心まで手をさしのべて  愛されていたい すべてをあなたに あずけたひとことよ I LOVE YOU
LADY PINK PANTHERスターダスト☆レビュースターダスト☆レビュー松本隆鈴木茂添田啓二日除け帽子(ソフト)に流し目煌り 君は陽炎  LADY PINK PANTHER 可愛い暗殺者(キラー) ろくに狙いをつけないで!  赤いマニキュア 黒いペディキュア 揺れる靴下止(ガーター)  LADY PINK PANTHER 悪女(わる)ぶってても 素顔はとても寂しいね  LADY PINK PANTHER 壁の貼絵(ポスター) 速くその絵を出ておいで  心の中を爪先だって 横切る女豹…  LADY PINK PANTHER 悪女(わる)ぶってても 素顔はとても寂しいね LADY PINK PANTHER 壁の貼絵(ポスター) 速くその絵を出ておいで
月灯りの中で井上純一井上純一松本隆鈴木茂鈴木宏昌輝く星をいくつ並べかえても お前の前では色あせるさ 銀河のほとりさまよう影を 追えば追うほど 涙を浮かべ小首をかしげ あとずさるだけ  Shadow in the Moonlight beach お前が好きさ Shadow in the Moonlight beach はなれていても好きさ  悲しいくらい細いまつげをふせて いかなくちゃなんて言葉を切る 紙より薄い三日月抱いて 人知れず泣く 重ねた指に力をこめて 問わず語りに  Shadow in the Moonlight beach お前が好きさ Shadow in the Moonlight beach はなれていても好きさ  せつなさゆえに俺は見送るだけ
アトランチス井上純一井上純一松本隆鈴木茂鈴木宏昌さあ 漕ぎ出そうぜ七つの海まで 愛しい人がまどろむ渚まで 海賊のように髪をなびかせて 南の風に船の帆を張れよ あなたの胸に漂い着く 永遠の旅路に  ああ アトランチス MY LOVE そこに 眠る やさしいほほにふれるまでは ああ アトランチス MY LOVE そして 遠い 神話の中へ  いくつもの嵐くぐりぬけてきた あらくれだけに男を語れるさ 俺はこんなにもやせっぽちだけど 愛の強さは誰にも負けない 二度とあなたを泣かさないと 今は誓える ああ アトランチス MY LOVE 人は 時を 小舟で渡り夢を捜す ああ アトランチス MY LOVE そして 遠い 神話の中へ  ああ アトランチス MY LOVE そこに 眠る やさしいほほにふれるまでは ああ アトランチス MY LOVE そして 遠い 神話の中へ
銀河ラプソディー鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂摩天楼の灯きみの涙を映してる 話してわかりあうなら夜を明かせばいいさ 泣いてないで訳を聞かせてごらん 水くさいじゃないか黙ってるなんて 長くせつない髪が乱れる時 窓にひろがる銀河も流れるよ  水銀灯に浮かぶ街を見つめているきみの 小さな肩の震えがぼくに哀しみを告げている 涙ひとり占めにするなんてずるい ぼくにつきあわせてその哀しみに 長くせつない髪が乱れる時 窓にひろがる銀河も流れるよ
夕焼け波止場鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂夕映えのカーテンが防波堤におりてきて 波は血を流してるし ぼくはそれを 眺めてるだけ むきだしの寂寥が岸壁に打ち寄せて 潮風の研ぎ澄ました鋭い爪 胸にくいこむ  そんなにいきがるなよ あの娘の胸が待ってる 夕凪ぎ前に帰ってあげなよ  街路には淋しさの船団が碇泊し それを縫う季節風に ぼくはいつも 酔いしれるだけ 夕闇は葡萄色 沈む陽に照らされて ひらひらと紋白蝶が波の上を渡ってゆくよ  そんなにいきがるなよ あの娘の胸が待ってる 夕凪ぎ前に帰ってあげなよ
100ワットの恋人鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂春のウィンドウに映してみたけど 流石にきまった一張羅のスーツ わざと五分も待ち合わせ遅れてった それなのに何故きみは 二十五分もぼくを待たせたの  ふたりしみじみと話したかったの きみの早口 マシンガンのようさ ショーケンがどんな素敵かを話しては 頬そめてウットリ ぼくの顔見て我にかえったの  別れる間ぎわに手渡されたセーター 編んでる内に春になったの そんなふたりが肩寄せて生きてゆく you are my sunshine でもないが きみは明るい100ワット電球さ
人力飛行機の夜鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂横顔が好き この位置から見る まんざら悪くない ああ 両手を広げて飛行機 きみを乗せて墜落 倒れ込んだ青いたたみ  とびきり熱いお茶を啜ろうか 茶ばしら いい気分 ああ 炬燵でうとうとするきみ 早春の宵が更けてゆく ぼくもうとうと ム…  飛行機ブンブン 両手を広げて あの街 この街 飛行機ブンブン 両手を広げて あの街 この街
八月の匂い鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂鄙びた停車場に立ち 影の中に身を置き ラムネ飲みほすおまえを見てる 「空しいね」おまえの「淋しいね」うなじに 「哀しいね」ひとすじ「空しいね」流れる 「淋しいね」冷や汗 蒼いラムネの空壜 陽に灼けた肌にあて ああ冷いとあまえは笑う  白茶けた陽射し浴びて揺れるおまえの胸が 50マイルも遠くに見える 「空しいね」左の「淋しいね」小指が 「哀しいね」痛むよ「空しいね」おまえの 「淋しいね」歯の跡 手垢のついた客車に身をゆだねて座れば ぶつかる膝の交流電気 「空しいね」飛び去る「淋しいね」景色に 「哀しいね」吹かれて 「空しいね」ふたりの「淋しいね」笑顔が 「哀しいね」崩れる
砂の女鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂風まじりの 雪がすべる 浜辺に いなづまのような なみがとどろく あなたの好きな 景色だわ 君は そうささやいて さみしそうに 目をそらす じょうだんは やめてくれ  なげやりな 君の視線 たどって いらだちがあつい うずをえがくよ 話しあるなら早くして 君は そうつぶやいて ほほをかたくこおらせだ じょうだんは やめてくれ  はりのような 砂のつぶに おそわれ かばうように君をだいて もどるよ町へ
微熱少年鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂俄か雨降る午後に 体温計を挾み 天井の木目 ゆらゆらと揺れて溶けだした  窓のガラスを叩く 野球帽子の少年の ビー玉を石で砕いては空に撤き散らす ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと  遠い電車の響き 路地から路地に伝染り 目覚めれば誰もいない部屋 夜が忍び寄る  ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと
春爛漫山口百恵山口百恵松本隆鈴木茂鈴木茂手に構えた一眼レフの レンズの中あなたは振り向いて 春の海はひねもすのたり 寄せる時の流れもゆるやかに  未来の花嫁の腕に 花を投げる風と木の詩(うた)  大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから  二歩遅れてあなたの背中 ヘッドホンを下げてる影を踏む やさしささえはなせないけど 今 無言の約束信じても  未婚の旅人の先に 花の枝が作るトンネル  過去から未来への長旅 あなたの腕に触れれば 春……春……らんまん 一人のただの女として 心決めた言葉口に出さずに  大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから
抱きしめられて山口百恵山口百恵松本隆鈴木茂鈴木茂暮れない街の壁にもたれて 音を消したTV黙って見てる 無口を通り過ぎて せつなさだけ今はあなたに  男と女を足しても引いても 0(ゼロ)になる答えが哀しい  抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを  泣かされたあと薔薇を手折って 月の床に赤い花びら散らす 若さは意味もなしに 軽い罪を犯すものなの  歓び哀しみ足しても引いても 0(ゼロ)になる二人が淋しい  抱きしめて……息が切れるほど 私の胸の吹雪で今凍らせたいの あなたを  抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを
エトセトラ高見知佳高見知佳竜真知子鈴木茂あなたが私に 会いにくるのは 他に行く場所が ないときだけね 愛してることを かくせない 不器用な私を 思い出すときだけ  仕事の続きや 飲み友達 あなたを取り巻く 忙しい日々 ほんの少しの 息ぬきと つかのまのスリル さがしているのね  ねえあなた 今夜だけはそばにいて 明日になったら また忘れてもいいから 恋と不安と エトセトラ なるようになるわ なるようになるわ さびしさときめき エトセトラ なるようにしか ならない  あなたのオフィスに 電話をしたら とてもそっけなく 返事したわね 二人の時の 優しさを 男のひとって どこにかくすのよ  ねえあなた 今夜だけはそばにいて 明日になったら また忘れてもいいから 昨日 今日 明日エトセトラ なるようになるわ なるようになるわ よろこびかなしみ エトセトラ なるようにしか ならない
花いちもんめはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆鈴木茂ぼくらが 電車通りを駆け抜けると 巻きおこる たつまきで街はぐらぐら おしゃれな風は花びらひらひら 陽炎の街 まるで花ばたけ  紙芝居屋が 店をたたんだあとの 狭い 路次裏はヒーローでいっぱい 土埃の風の子たちにゃあ 七つの海も まるで箱庭さ  右手の烟突は 黄色い煙を吐き 左手の烟突は 紅い煙を吐く みんな妙に怒りっぽいみたい みんな妙に怒りっぽいみたい
風信子太田裕美太田裕美松本隆鈴木茂僕の髪の毛を ひとすじ 指に巻きつけて待つという お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる綺麗だよ  映画のセットのようだね 土煙走る冬の駅 まつ毛に涙はしらせながら お前は影を見ていたね  風信子 都会へ行っても 風信子 風で知らせるよ 風信子 枯れずに待っててくれよ  あれから半年流れて 街へ来ないかと手紙を書く 返事にゃそうさ 「うぬぼれないで」 七文字 それがピリオドさ  風信子 音もなく咲いて 風信子 声もなく散った 風信子 無口なお前のようだ  白黒の写真の想い出 ひとつ鮮やかに残る色 お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる風信子
真夏の少女堀ちえみ堀ちえみ中里綴鈴木茂冷たい レモンのジュースを ひと息 飲みほした気分 あなたに 逢いに行く時は 身体の中まで フレッシュ  時間がないわ 急がなきゃ 鏡の前で 手間どった 揺れてるポシェットの中には 大切なあなたの写真  真夏の光に誘われて 素敵な想い出づくり 連れてって いつの日が眩しい海へと  だって Dreamin' Dreamin' マイ・ハート おなたといると そうよ Dreamin' Dreamin' マイ・ハート 夢が広がる  初めて 出逢った時の ときめき 今も消えなくて ごめんね たまにうつむくのは あふれる 想いのせいなの  あなたのお喋りの中に 時々出てくる仔犬を 私にも 一度見せてね 坂道を 散歩させるの  真夏の光に誘われて ふたりの恋は育つわ 教えてね 少しずつ小さな癖まで  だって Dreamin' Dreamin' マイ・ハート 一人でいると そうよ Dreamin' Dreamin' マイ・ハート あなた夢みる
明日あたりはきっと春はっぴいえんどはっぴいえんど松本隆鈴木茂冬化粧 白は流れて 砂糖菓子の街 ひっそりと テーブルには 牛乳瓶に詰められた ぼくらの春が ほら ごらん 冬が空をゆっくりと渡ってゆくよ 冬がだんだん遠くなる 春の部屋 緑は流れ 木蓮の花 咲き乱れて 鳥になった ぼくとお前は 溶け出した春に舞い上る あしたあたりはきっと春
氷雨月のスケッチはっぴいえんどはっぴいえんど松本隆鈴木茂雨のむこうに街が煙って 赤や黄のパラソル涙に濡れて 12色の色鉛筆でスケッチされたお前の顔 ねえ もうやめようよ こんな淋しい話 お前の暗い瞳の中に 青褪めた街 深く沈んで ねえ もうやめようよ こんな淋しい話
さよなら通り3番地はっぴいえんどはっぴいえんど松本隆鈴木茂知らない空が ぐるりとまわり 冬の絵の具が 淋しく流れる どの通りにも さよならなんて 淋しい言葉が 滲んでいるだけ こうしてぼくは待っていよう きみが微笑みを想い出すまでは
君はだまっていても嘘をつく鈴木茂鈴木茂仲畑貴志鈴木茂スカイブルーに 赤くひとすじ 時を描いて 太陽(ひかり)は翔ぶよ ふりかえる つかのまに 君ひとり 大人になってゆく Liar 小指つかって Silence is Fire 髪をかきあげる You're a Bad Liar 舌をふるわせ Silence is Fire くちびるなめる アー君は嘘をつく だまっていても アー君は嘘をつく  レッドワインで 指をぬらして くもりガラスに つづった言葉 誓あう 約束も 消えてゆく うたかたのうちに Liar 顔をそらせて Silence is Fire 瞳うるませる You're a Bad Liar ポーズつくって Silence is Fire くつ下なおす アー君は嘘をつく だまっていても アー君は嘘をつく  セピアカラーに 今日が色あせ ぼくもいつしか 心をとざす 愛という 言葉さえ 愛という 意味をなくした Liar 知らぬ男に Silence is Fire 視線あわせる You're a Bad Liar 吐息もらして Silence is Fire ボタンをいじる アー君は嘘をつく だまっていても アー君は嘘をつく
あと5歩で君のくちびる鈴木茂鈴木茂仲畑貴志鈴木茂灼けついた砂の上で ピンクのビニールクロス なにも気づかず 眠りつづける女(ひと)よ 知っていたのか夏の陽は ぼくの密かなたくらみを 胸の中まで光を入れて 隠しごとまで照らしてしまう  クイック クイックスロー クイック クイックスロー あと5歩で あと3歩で あと少しで 君のくちびるさ  青空に微笑むように くちびるわずかにひらき 青い果実の 香り広げる女(ひと)よ 夜が来るまで待つなんて いまのぼくには罪なこと 光と陰のはざまにゆれて そっと熱いため息ひとつ  クイック クイックスロー クイック クイックスロー あと5歩で あと3歩で あと少しで 君のくちびるさ
幻花鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂Everything is transparent now transparent now Everything is transparent now transparent now.  夜の都会のウィンドウの中で 少女の裸身がきらめいていた  夜を横切る長距離の汽車が 銀河に向って車輪を投げる  君は UMI ぼくは KAI 透きとおる夢さえも 時がたてば濁るのを 僕らは知らなかった  オペラグラスで太陽を見つめ 瞳を焦がした少年の手の  口から飛んだ溜息の蝶が 少女の額で翅ふるわせる  君は UMI ぼくは KAI 透きとおる夢さえも 時がたてば濁るのを 僕らは知らなかった  Everything is transparent now transparent now Everything is transparent now transparent now.
Galaxy Girl鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂デッキに佇む あなたの手から 広がる星座は きらめくアンドロメダ  YOKOHAMA 出てから もう三日たつね 鏡の波間に映る SILVER MOON  You are Galaxy Girl, Shining Star You are Galaxy Girl, Shining Star  100万光年はなれていても ぼくはあなたを追うだろう  南に吹く風身体で受けて あなたは眠れぬ頬を冷やす  船室は暑くて そう口ごもる 小さな背中に 両手を走らせた  You are Galaxy Girl, Shining Star You are Galaxy Girl, Shining Star  100万光年はなれていても ぼくはあなたを追うだろう  You are Galaxy Girl, Shining Star You are Galaxy Girl, Shining Star
VIVA CALIFORNIA鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂フリーウェイの動脈を 錆びた自動車(くるま)がほとばしる Angels are comin' to L.A in California コーク片手にマルボロの 煙の糸で文字を書く  VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA 太陽は義眼のように 荒野の街を照らしてる 今ぼくはラシェネガから マリブの海に行くところ  金髪女が手で招く マッサージ・パーラーの闇の色 Angels are comin' to L.A in California イミテーションの宝石(いし)を手に ビバリーヒルズに灯が点る  VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA モンローの腰つき真似て 星条旗まで千鳥足 今ぼくはジョギングシューズの ほどけたひもを 結んでる  VIVA VIVA CALIFORNIA VIVA VIVA CALIFORNIA 魂のゴールドラッシュ 夢を求めて人は来る そう君も避難民なら 西海岸へ行くといい
HEY! WOMAN鈴木茂鈴木茂仲畑貴志鈴木茂Hey! Woman Hey! Woman 髪を切ったりして 心変りか Hey! Woman Hey! Woman ジタンなんか くわえてた キザな野郎はどうしたい Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ  Hey! Woman Hey! Woman 赤いヒールはいて どこへ行くのさ Hey! Woman Hey! Woman ふられたのか ふったのか いいさどうでも 独りだろ Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ  Hey! Woman Hey! Woman 俺の側へおいで かまわないだろう Hey! Woman Hey! Woman 知らぬ振りか 気取るなよ Make Love なら今のうち Hey! Woman 俺も独りさ Hey! Woman 俺も独りさ
BAD DREAM鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂ライトが歪んだ路地を匍(は)うたび 女は汗ばむハンドルを切る 飛び去る未来と過去のはざまで 乳房は尖がってわなないていた  Thrill in the night Thrill in the night  靴音だけが夜を引き裂き 誰れかが誰れかを追いつめる 何かに脅え 何かを恐れ 誰れかに誰れかは追われてる  そんな恐しい夢を見た  砕けて零れる砂時計から 凍えた時間が雪崩れはじめる 倒れた女の金箔の背に くいこむ爪なら死の指先だ  Thrill in the night Thrill in the night  石に変わった俺の足は 逃げても逃げても動かない 影に震えて 影に縫われて 逃げても逃げても動かない  Thrill in the night Thrill in the night  ヒッチコックのサスペンス映画のように どんでんがえしはもうじきだ 光る銃口 火が走る時 俺はベッドで飛び起きた  そんな恐しい夢を見た
サンタモニカ・ラリー鈴木茂鈴木茂仲畑貴志鈴木茂ダウンタウンで 見かけたおまえ シグナルで うしろについて クラクションを ひとつ鳴らせば ミラーに くっきりと ぼくを睨む ブルーアイ 挑むような 誘うような おまえの目を 追いかけて 追いかけて バカなことだと サンタモニカ・ラリー 風が笑っても サンタモニカ・ラリー ぼくはおまえの サンタモニカ・ラリー あとを追うのさ サンタモニカ・ラリー  ウィルシャーを 突っ切るクルマ ビバリーの 芝生の匂い 引き裂いて 低いボディが 軋んで すべるよ 赤く燃えた ブルーアイ 古い恋を忘れられず おまえのあと 追いかけて 追いかけて なぜ消えたのか サンタモニカ・ラリー わけを知りたくて サンタモニカ・ラリー ぼくはおまえを サンタモニカ・ラリー 探し続けた サンタモニカ・ラリー  海岸通り 追いつめれば おまえはただ 知らん顔さ 知らん顔さ 甘いギャンブル サンタモニカ・ラリー カードをめくれ サンタモニカ・ラリー 今日の出会いが サンタモニカ・ラリー 明日を狂わせる サンタモニカ・ラリー
Cold Blood鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂虎の絵を背中に描いた 皮ジャンパー 粋に着こなし 恋という堕落ゲームで 俺たちを地獄に堕とす あの娘の名は Cold Cold Blood 血も涙もない Cold Cold Blood  柄までもナイフで刺して ごめんねと可憐に笑う よろよろと心の傷を 手で押さえ男は消える あの娘の名は Cold Cold Blood 血も涙もない Cold Cold Blood  ハンサムな命知らずが 熱くしてやるとホラ吹き あくる朝 メイドは部屋で 凍えてる男を見つけた あの娘の名は Cold Cold Blood 血も涙もない Cold Cold Blood  純情な少年が来て 手のひらにためた涙を 髪の毛にふりかけた時 氷ってた心が溶けた 町から消えた Cold Cold Blood うわさも聞かない Cold Cold Blood
Follow You山下久美子山下久美子野原理香鈴木茂すれちがう ただ それだけで 見知らぬ人に 恋したの 人波 かきわけながら 白いコート 追いかけてみた アスファルトのこみち レンガ色のビルディング 左に曲がれば シグナル  Follow You Follow You ふり向かないで このまま歩き続けてね Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく  公園のそば 足を止め ころがるボール ひろいあげる 子供たちにかえす ほほえみ そっと胸に 受けとめてみた キャメル色のマフラー あみこみのセーター せいたかのっぽの 恋人  Follow You Follow You ゆっくり歩いて あなたを 見失ってしまう Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく  Follow You Follow You ふり向かないで このまま歩き続けてね Follow You Follow You 夢をあたしに 見させてね どこまでも ついてく  すれちがう ただそれだけで 見知らぬ人に 恋したの 夕陽にそまる 街角 あなたの影が長くなる
サマー・ワイン鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂エメラルド色の陽の中で 翼たたむ 天使たち 君は掌 見てる これが生命線 短いね フッと笑う 横顔を 何の花に たとえよう  サマー・ワイン 幸薄い日々を グラスにそそぎ いま一息に残りの人生を飲み干そう  安壜を窓にすかしたら 君の淡い肩ごしに 過ぎ去った日が見えた 君の中にいた少女がね 窓の外を飛び去るよ 二人 20才代(はたち)の半ば  サマー・ワイン 幸薄い日々を グラスにそそぎ いま一息に残りの人生を飲み干そう
風信子鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂僕の髪の毛をひとすじ 指に巻きつけて待つと言う お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる綺麗だよ  映画のセットのようだね 土煙走る冬の駅 まつ毛に涙はしらせながら お前は影を見ていたね  風信子 都会へ行っても 風信子 風で知らせるよ 風信子 枯れずに待っててくれよ  あれから半年流れて 街へ来ないかと手紙を書く 返事にゃそうさ 「うぬぼれないで」 七文字 それがピリオドさ  風信子 音もなく咲いて 風信子 声もなく散った 風信子 無口なお前のようだ  白黒の写真の想い出 ひとつ鮮やかに残る色 お前の黒い瞳の色が ブルーに変わる風信子
ジュリエット鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂ジュリエット 光のシャワーに 黄金色(きんいろ)の肌を洗わせて眠れ  ジュリエット 心の津波に 喉走る酒が 拍車をかけるよ  砂も灼けつく夏さ むきだしの愛を 見せつけてやれ  ジュリエット髪を水で梳き 逆光をまとう妖精のようだ  ジュリエット 水着をほどいた 背中は海原 ぼくは沈んでく  時も焦げつく夏さ 絡めあう指に永遠がある
サテン・ドール鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂ブラッディ・メアリーひとくち 君の口唇が濡れる 海のテラスに響くよ 波のトレモロ達 熱帯に咲く花の色彩に埋もれて 謎めいた微笑を投げかける 君はサテン・ドール  ブラッディ・メアリーふたくち 君の髪が揺れる 夜のカーテンつらぬく 十字の星灯り 傾いて行くだけの僕のこの気持ちを はぐらかし 後ずさる赤い靴 君はサテン・ドール  ブラッディ・メアリー底まで 君の頬が燃える 濡れた音色のピアノが 心にゆらめくよ 人生はカーニバル ララララと歌って 夜の中 フラフラと踊り出す 君はサテン・ドール
はるかぜを待つ人鈴木茂鈴木茂伊勢正三鈴木茂夏限りに燃えつきてしまう ユリの花には愛しい思いを見た 翼ならべて鳥は南へ飛ぶ 限り知ればすぐに 遠い昔の人達が 旅をしのんで思ふあたりの夕暮れ  風冷たく指先を冷やし ビルの日影が信じられなくなる頃 去年のセーター少しほころびて ちょうどなじむ頃さ 秋も深まる土曜日は 街ゆく二人の肩もよりそいやすく  都会の冬こそ 君が欲しかった 山吹色のはるかぜ吹くまでは 旅の心と気まぐれは 時の流れのせいさ 春の訪れ知る人は 冬の寒さも愛に変えてしまう
はじめは他人...鈴木茂鈴木茂来生えつこ鈴木茂行きずりの窓 憂い顔の 名も知らぬ人が 瞳伏せて うつむくうなじ 心惹かれ 忘れられぬまま 揺れて迷う日々よ  はじめは他人 それぞれの暮らし 時のへだたり すれ違う日々 はじめは他人 流れた月日の 後側には いくつもの物語  時はとつぜん 知らん顔で 見知らぬ二人を 熱くさせる 恋はいたずら 驚かせる 僕の腕の中 あなたからだ寄せる  あなたに触れる くらやみの肌の ひんやりとした きめのこまかさ あなたが洩らす くらやみの吐息 ひんやりとした 部屋のなか 埋めつくす  はじめは他人 それぞれの暮らし 時のへだたり すれ違う日々 はじめは他人 流れた月日の 後側には いくつもの物語
TSUPPARING BLUES鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂2時に俺はここへバイク止めた ちょっと よそ見している間にどうだ タイヤもハンドルも何もかも 姿消しちまう  甘く見るなよと叫んでも 誰も彼も知らん顔 うかうかしてたら命まで とられちまう東京って言う奴は  3時すぎに預金おろすために 銀行屋のカウンターに立った いきなり両脇にガードマン 腕をねじられた  手配の写真に似てただけ 親ゆずりの人相さ うかうかしてたら人生が すり減っちまう東京って言う奴は  5時に俺が声をかけた女 無口そうな髪がウブな奴さ すべてが終わったら振り向いて 右手さし出した  別れの握手と想ったら ギャランティーをせびるのさ うかうかしてたら心まで 絞り取るよ東京って言う奴は  甘く見るなよと叫んでも 誰も彼も知らん顔 うかうかしてたら命まで とられちまう東京って言う奴は
MOON BABY鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂月の絵筆がひとすじ 君の瞳(め)をぬらす  星の粉でも蒔いたように 髪がきらめくよ  肌を彩どる夜風に 僕の瞳(め)が眩む  闇のガウンを脱ぎすてて 僕の手においで  時の波間へと身を横たえて 君の吐息の小舟に乗りたい  君を知るため今まで 生きて来たようだ 髪をうなじに束ねて 僕の手においで
ソバカスのある少女TIN PAN ALLEYTIN PAN ALLEY松本隆鈴木茂北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ  君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう  石のような心も あたためちまう女さ  泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと  石のような心も あたためちまう女さ  今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ
はあどぼいるど町TIN PAN ALLEYTIN PAN ALLEY松本隆鈴木茂射つか射たれるか この町は はあどぼいるど 棘のある 接吻(きす)に刺されて 正直な 胸に風穴  甘える髪は 諾 くちびるは 否(のお)なのに 気をつけろ 猫目(きゃっつあい) 切り札は ハートの女王(くいーん)さ 迷探偵(ほーむず)も真っ青さ 謎かけ遊び  す−ぷが寒い喉を 火のように駆け巡る お返しに 君の中に 引き鉄を ひいてやるさ 快盗賊(あるせーぬ)も地団駄さ しりとり遊び
305の招待席布施明布施明門谷憲二鈴木茂淋しい夜にはおいで 悪い女だと言われても 雨にぬれておいで 赤い靴さげて 女の君が 男の僕が 生まれたままになって 灯りを消して 部屋中の愛 海に変えよう  なりさがれ 女に この愛に 流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ  二人の夜にはもっと 悪い女でいて欲しい 笑いながら服を 部屋中におとせ 髪をおろして 腕をからめて 祭りの酒をのもう 背中をすべる指先だけが 愛を奏でる  なりさがれ 女に この愛に流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ  なりさがれ 女に この愛に流されて あどけなく 堕ちてゆけ そのままの君でいい ああ
レイニー・ステイション鈴木茂鈴木茂松本隆鈴木茂レイニー・ステイション サングラスの雨が 街の色をにじませてる  あせるあせるよ 君は駅で 重いトランクひきずる頃 渋滞のタクシー飛び出して 雨を縫って走って来たよ  レイニー・ステイション 悩んでる君に 気付けなくて どじな僕さ あせるあせるよ 間にあわなきゃ 二度と逢えない 予感がする 改札を切符も買わずに 走り込めば ひと足違い  映画なら ここで終わり だけど愛は 続くはずさ  レイニー・ステイション 向いのホームに ぼんやり立つ 君が見えた あせるあせるよ 頬の上に 涙の線も弱々しく 汽車にのる勇気がなかったの 泣きくずれる君は 腕の中
ソバカスのある少女森丘祥子森丘祥子松本隆鈴木茂宮田繁男北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ  君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう  石のような心も あたためちまう女さ  泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと  石のような心も あたためちまう女さ  今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ
黄昏はオレンジ・ライム松田聖子松田聖子松本隆鈴木茂あなたの電話を待ってたの 黄昏はオレンジ・ライム  デートの支度も終えたのに 時計の針はなぜか意地悪 いたずらに過ぎてゆく  It's too late 楽しみだった It's too late 映画の時間も 今では間に合わない It's too late  グラスにライムをひと絞り 飲み干して忘れたいの  いつでも気分で振り廻す そのわがままにつきあえないわ 他のひと探してね  It's too late 服を着換えて It's too late 夕陽を見てたら 不思議に泣けて来たの It's too late  It's too late グラスに映る It's too late 夕陽を見てたら 不思議に泣けて来たの It's too late
ファニー前川清前川清山川啓介鈴木茂古い港の町で あの娘(むすめ)に もしも会ったら 渡してくれないか この青い指輪を 別れた日から もしも つらい暮らし しているなら 指輪がゆるいだろう 気がかりさ そいつが ファニー あだ名はファニー やさしい娘(こ)さ 肌 寄せ合って暮らした ふり向くたびに過去は ひと駅ずつ遠くなってく わがままなこの夢 責めてた泣き顔も  都会の海に呑まれ 誰もみんな 変わってゆく おれも夢を売って あの娘が幸せなら なにも言わず 戻っておくれ 翡翠色の海に 指輪を捨ててくれ ファニー ふるさとファニー 帰りたい でも 遠すぎるお前さ グラスの中の海は 過去とおなじ セピアの色 お前が愛してた あのおれは 死んだよ ファニー………
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