episode#1

砂場で拾った赤いシャベルで
君のカナシミをすくってあげたいな

つないだこの手がほどけないように
結び目にかけた おまじないを
君は嬉しそうに見ていた

でも もうすぐバスが来るから
そしたら君と離ればなれだ
僕はつぶやく
「神様 これじゃ あんまりだから あんまりだから」

僕の住む街 君の行く先
それほど遠い距離じゃないけど
一人で歩く道は切なく
子どものようにナミダ浮かべている
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