Oneself

横殴りの雨に打たれて
弾ける雫 目で追う
水たまりに 写る姿を
踏みつける 瞬間

喉まで出かけた言葉は いつでも喉に詰まって
本音はいつだって二の次にするんだ
人目を気にする僕は 捨てきれない
心に居座る 恐怖心を ぬぐいさるために今

胸ぐらを 掴まれて 嘘のない感情はずっと
うつろ目な 弱い心 突き刺さったまま
本心という名の 強く純粋な答えが
迷わずに 生きていくための
この上のない 言葉

立ち止まる また歩き出す
気づけばいつも 開く距離
めまぐるしく 過ぎる景色は
関係のない世界のよう

夢見た 夢物語は
馬鹿にされ 切り捨ててきた
諦めることを 体が覚えてった
普通という目標はいつも
届きそうで 届かない
何よりも現実的な 理想そのものなんだろう

幼い頃 大人が言った 無限の可能性の中から
気づけば 限られた道の途中で
普通という 秒針を ただ追いかける僕が
振り返り 切り捨てたはずの
可能性を 探した

心に作った理想は 可哀想なくらいに
的を得た 答えで 崩せないよ
イメージの向こう側へ 本心を握りしめ
助走をつけて 踏み出す勇気を 今

幼い頃 感じていた 無限の可能性はきっと
普通とは真逆にあることを感じ取って
心を 震わす 嘘のない感情は

理想的な人生の目標が普通ではなく
ずっと否定してきた 夢物語だと 願ってるよ
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