紅椿の唄

燃えて咲いても 紅椿
散るが運命(さだめ)の 身は悲し
君と歩いた 思い出の海辺
一人たどれば 胸は痛むよ

何をむせぶか 紅椿
昏(く)れて身に沁む 風の中
君と眺めた 思い出の月よ
ひとり仰げば 胸はぬれゆく

散るなこころの 紅椿
たとえ二度ない 夢だとて
君と歌った 思い出の歌を
ひとり歌えば 胸はくもるよ
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