チープちゃん

平凡極まりない
いわゆる“日本のエキストラ”
ってな感じで終わる半世紀ちょい
に付き合ってはくれないですか?

コンビニ帰り道
野良猫がこっちを見てるから
ほら、こっちへ来いと近づいたら
ものすごい速さで逃げてった

君しか出来ないことってあるでしょう
いちいち言わなくても気付けよもうそろそろ

今日だって私は部屋でDVDばかりみてるの
夕焼けに子供達が帰り始めても
可愛くないタバコに火をつけたり消したり
繰り返して来るはずのない君に期待してるのです

今しかできないことってあるでしょう
わざわざ悩まんでも考えるな感じろ

「見てろ酔拳、500mlの6缶パック一人であけまーす」

いつまでも私は途方もない暮らししないよ
ようやっと物語が終わりはじめたら
置いてった服とかもう捨てたり売ったり
引き払って今日を以って胸を張り強く生きるのです
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