September

暑い陽射しを覆う秋の雲
夏の名残りを吹き消すように
紅く色づき始めた私と
あの木をそっと雨で濡らす

最後の夏と知ってたから
余計に考えて
冷たい夕立に目覚めた
今ごろ解った

抱いて抱いて抱いていつでも優しい横顔
離せない程 大好きで
燃えて燃えて枯れた夏の恋に触れた
今も大事な人なのに

そして季節は変わり秋の空
あの日の君は 嘘の様に

なだれる風と 同じ速さで
冷めてゆくのが 時の定め

一緒の夏を 知ってたなら
綺麗に まどろんで
日焼けの火照りもそのままに
きっと むさぼってた

咲いて咲いて咲いて 今もっと 感じていたい
現実じゃない程 大げさに
泣いて泣いて泣いて全部忘れましょう
もどかしいけど 愛してる

抱いて抱いてその優しい横顔
離せない程 大好きで
燃えて燃えて枯れた夏の恋に触れた
今も大事な人なのに
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