リバーシ

気づいたらこの何も無い場所にも
季節は巡ってビルが建つみたいだ
結局今でも塞がってない
心に空いた歪で深い穴

挟んでも色が変わることない
オセロのように徒な日々を重ね
埃にまみれたこの身体
錆びついた正夢

裸足のまま彷徨って
迷い込んでいた港の泥舟だって
無いよりはマシだろうからさ
覚悟は決めたか?

舵を切りなよ
中間地点は無い
風が吹くなら流されるのもいいさ
青春の欠片を拾って行こう
集めたのなら 深く深呼吸して

少しずつ胸にはめ込んだら
それからさ、

盤上を埋める黒を白に変えるまで

舵を切りなよ
中間地点は無い
風が吹くなら流されるのもいいさ
青春の欠片を拾って行こう
集めたのなら 深く深呼吸して

少しずつ胸にはめ込んだら
それからさ、
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