桃源郷

壊れたままのスピーカーから かすかに聞こえるメロディ
何の歌か分からなくてイラついていたみたいだ

そうやって今日も焦げていく時計を見つめてた
今 一体 何時何分か分からないけど
袋小路の中で私はただただ祈っている
それが幸せで

歪な思惑が絡まりあってんのに
全て上手くいくとばかり思ってたんだな
気持ちのない言葉は要らないわ アイロニー
虫酸が走るだけだわ
机上の空論だって巻き込んでエキセントリックに
生きるってそういう事だって教わっちゃってさ
桃源郷の場所なんて見当もつかないわ
だから此処でサヨナラ

戯れ合った後の汚れた私に価値等無くて
逆上せるまで居合わせた 在りし日のこの街みたい

成り切ったエチュードは根拠の無い滑稽な猿芝居
ただ失敗を恐れては空回り
二度と戻る事は出来ない百鬼夜行の中
飛んだ番狂わせ

生まれつき心が上手く操れなくてさ
誰かの怒りの買うのも慣れっこなんだわ
シガラミに怯えてお別れね ディスティニー
手遅れになる前に

何回だってほら やり直せるから
屈託のない愛を下さい
何回だってほら やり直せるから
嗚呼

救いのない歌だと誰かが呟いてた
だけど私にとってそれは希望に見えた
遣る瀬のない夜でも美しい夜明けでも
私にゃ同じなんだわ

歪な思惑が絡まりあってんのに
全て上手くいくとばかり思ってたんだな
気持ちのない言葉は要らないわアイロニー
虫酸が走るだけだわ
机上の空論だって巻き込んでエキセントリックに
生きるってそういう事だって教わっちゃってさ
桃源郷の場所なんて見当もつかないわ
だから此処でサヨナラ
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