ひとめ

片割れ星、も
見つけられず
停電の空に座り込む
どうしていいかわからないほど
君を好きになってしまった。

静寂の夜半に飲み込んだ
言葉のしっぽを
もがり笛がかき消す

振り向いてくれるならば
1日で咲いて散るわ
この想いはサガリバナ
ひとめ ひとめでも

流れ星は星の嫁入り
空の母が流した涙。
遅れてなぐさめ届いても
右から左に消えてく

まぶたの奥に留めておいた君の残像を思い返した

愛の色に染まるならば
心決めて飛び込むわ
この想いはサガリバナ
ひとめ ひとめでも

振り向いてくれるならば
1日で咲いて散るわ
この想いはサガリバナ
ひとめ ひとめでも
ひとめ
ひとめでも
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