Take Me Maybe

始まりと終わりが待ち合わせて
踏切越しに別れ告げる
掠れ切った定期券片手に
肩の荷を下ろした改札

さよならを告げる君よ彼方へ
果てしない旅路求め行け
見飽きた顔に同じ口癖
くだらないものこそ愛しい

今耳を突いた 春の汽笛は
滲んだ視界を晴らすようで

だからtake me maybe どこかの知らない街へ
今はもう君がそばにいなくても迷わないよ
お揃いの記憶を 握りしめたら
さよなら 明日へ歩き出してく またどこかで

タイムカプセルに詰めたのは
大人になりたかった僕と
赤く錆びついたバインダーに
挟まったままの仄かな夢

今鼻をついた 春の匂いが
霞んだ未来を鮮やかに開く

書き殴ったグッバイ消したら ほら手を振るよ
夜から隠れて笑い合った日思い浮かべて

始まりと終わりが溶けた窓辺
いたいけなあの頃が映る
揺られるままに 離れてく街
海に沈む夕日が 放射線を注ぐ

だからtake me maybe どこかの知らない街へ
今はもう君がそばにいなくても迷わないよ
お揃いの記憶を 握りしめたら
さよなら いつかこの思い出で 待ち合わせて
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