お前に逢いたい

男ごころの傷あとに
今夜の酒は辛すぎる
遠くなるほどまた近くなる
あの日の涙に詫びたくて
お前に逢いたい
お前に逢いたい

たった一人の女さえ
守れずその手振り切った
馬鹿な男が溺れた夢を
叩いて流れる路地の雨
お前に逢いたい
お前に逢いたい

過ぎた時間が戻るなら
お前の胸に戻りたい
背中(せな)で聴いてる船村演歌
かくした涙に春が逝く
お前に逢いたい
お前に逢いたい
×