電流2.0

「電流の父」アンペールの 電流が磁場作る 右ねじの法則
電流(I)=電気素量(e)×電荷密度(N)×速さ(v)×断面積(s)
オームの法則電圧(V)=抵抗(R)×電流(I)で
ジュール熱(Q)=抵抗(R)×電流(I)2乗×時間(t)
「電流1.0」の時代

20世紀は「電流2.0」の時代となり トムソンが
「電流の向きは逆で」 「負電荷電子(e-)の振る舞い」と
電子の励起は プランク定数な 離散的エネルギーが規定
電子は粒と存在確率の二面性

電子の存在確率は 方位、磁気、主量子数だと シュレディンガー
それにスピンや相対論効果足した ディラック方程式
瓢箪から駒で 反物質まで予言し 発見し 量子世界へ

スピンする電子が磁気を生み その角運動量が整数な光子は
無限に重なるが 2分の1な電子は

2つしか共存不可な パウリの排他原理
それに従い 電子は自らを律し 原子核に落ちず
電子は M殻軌道のアリーナ最後列より
N殻の二階席に座ろうか悩み 空席がちらほらと

そこに自由電子が座ろうと 続々と押し寄せ
原子を結晶レベルな 引きで見ると 電子の道に見える
そんなM殻、N殻が 無数に集まり タッグ組み作る
電子が満タンな価電子帯から 空いた伝導帯へと ジャンプ

電子制御するスイッチな バンドギャップを自在に操る
トランジスタな半導体に結実した 電流2.0
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