マイ・モーターサイクル・ダイアリーズ

盗んで 走った 王様が眠る夜の隙間に
捕まってたまるか 行け!行け! 2ケツの後ろで

煽ってた俺は ただのペティシーフ オンボロのフラカ 薄い月が見てた

ぬかった 悟った 奪われたのはこっちだったってオチ
怒って 抗って 世界は元通りだった

君が生きてる時代に間に合った
それだけで生まれた意味を知りました
焼けて落ちた夏を洗う雨
ずぶ濡れの捨て犬たちだけが見た花火

モーターサイクル・ダイアリーズ
今更言いたいことないよ 200ページも書いてきてさ
モーターサイクル・ダイアリーズ
今なら少しわかるよ キス・チョコでウイスキー飲む意味とかさ
モーターサイクル・ダイアリーズ
全部抜かれて 砂埃の果て ちゃんとカーブが怖くなった
モーターサイクル・ダイアリーズ
俺たち あのまま踏み込んでたらさあ
いや もう やめよう

君が生きてる時代に間に合った
それだけで死ねなかった日がありました
優しさが埋もれた冬を潜り抜けて
俺たちだけに笑える不幸せがある

星空の黒いとこにも 確かに星はあって
立派な名前がなくても
神様に見つからなくても
お前は美しい
行け!行け!

煽ってる俺は ただのペティシーフ オシャカになった今も 薄い月が見てる

君と走って 走った モーターサイクル・ダイアリーズ
逃げ切れないよ 別にいい 行かないよりマシ
君と走って 止まった モーターサイクル・ダイアリーズ
どこまでもなんて 行けない 呪いを解いて走る

君が生きてる時代に間に合った
これだけで明日を生きてゆけそうです
目の水が流れた跡をなぞる風
俺たちだけに笑える不幸せがある
ずぶ濡れの捨て犬たちだけが見た花火

君が生きてる時代に間に合った
それだけで これだけで
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