雨模様

港 港に 女あり
そんな文句がよく似合う 男だったわ あんたは
嫉いて見たって 仕方がないね
初めて惚れた人だもの
どんなにやさしくされたって 幸せつかめない
鏡に笑顔 作っても
心は今夜も 雨模様(あめもよう)

今も この身をかきたてる
熱い思いのあの頃に 夢で逢ってる今夜も
燃えてみたって 仕方がないね一度は消えた恋だもの
あんたに も一度抱かれても 昔に戻れない
想い出だけと添い寝して 心は今夜も雨模様

夜の酒場に流れてた
枯れた怨歌のその中に見つけちゃったの私を
泣いて見たって仕方がないね 自分で決めた道だもの
今度は必ず忘れるわ 涙が乾く間に
季節は移り変っても 心は今夜も 雨模様
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