Tele「NEW BORN GHOST」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
アンダルシアTeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗遊び飽きた遊具の色。 禿げた町の片隅のポスターが、 雨に濡れて散らばっていた。 大嫌いなアイツの声。 錆びたチャリの6段のギア、脱げたサンダル、壊された秘密基地。 風に触れて夏は過ぎた、追い越してくアイツも。  青く、青く、染まれ涙よ。 遠く、遠くへ、 まだ。  まだ。  まだ。  遊び飽きた遊具は今、 禿げたバカが固結び動かない。 壁に触れてただ待っていた、モザイク画の天使と君。 錆びたチャリを運ぶ母と抜けたトンネル、この街が秘密基地。 畦に向けて唾を吐いた、追い越してくポルシェも。  渇く、渇く、走り続けど。 遠く、遠く、漂うサクソフォンの音。 青く、青く、染まれ涙よ。 遠く、遠くへまだ。 まだ。  アンダルシア、僕を愛してくれ。 安心してそこへ返してくれないか。 僕を笑う声も、優しさも同じ色をしている。 この町のやけに湿った風もお社の祭、火照った君も全部、 もっと適当に憎めたらいっそ楽だよ、楽なんだよ。  遊び飽きた遊具の色。 禿げた街の片隅のポスターが、 雨に濡れて散らばっていた。 笑い合ったアイツの声。  アンダルシア、君を愛してくれ。 安心してそこで待っててくれないか。 僕を笑う声も優しさも同じ香橙の色。 この町のやけに湿った風もお社の祭、火照った君も全部、 もっと適当に愛すからずっと泣くなよ、泣かないでよ。
バースデイTeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗冷蔵庫、仕舞っておいた ケーキは諦めの味がする。 空気の抜けた生クリーム、 優しいがなぜか好きになれない。  蝋燭なんていらないだろう、 吹き消すくらいなら焼き尽くせ。 焦げてもケーキは甘いかな。 君は怒るかな。  僕らに明日はないんだぜ。 今すぐ何かを変えようぜ。 いつまでたってもこのままで、 いられても困るだろう。  閉塞感、着込んで生きた 鉄骨の城は遥か彼方。 空気の抜けた生クリーム、 あの人はなぜか好きになれない。  「約束なんていらないだろう? 自由こそ全てさ、わかるだろう?」 何も恐れを知らなかった、 僕は笑うかな。  僕らに明日などないんだぜ。 今すぐ何かを変えようぜ。 いつまでたってもこのままで、 いられても困るだろう。  僕らに夢などないんだぜ。 最早怒りすらないけどね。 いつまでたってもそのままで、 いられると思うなよ。  気づけば未来は死んでいて、 思い出の余白が増えてった。 随分寝過ごしたようだから 行き先を変えるのさ。  気づけば僕らは死んでいて、 離れ離れになるのかな。 もういちど会えたら嬉しいな。 それじゃまた明日。
私小説TeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗君の悲しみを知らない、それすら喜びの朝も知らない。 風が吹き、君は発つ、退屈な日々の折へと。  誰かが君のこと憎む朝、 残念ながら君はよく目覚め。 歳を経て女優へ化けていく友を思い出して泣いている。 湯気が上ってく七時過ぎ、 暗転する視界にもう慣れて。 星を見上げてるニシンのよう、君は今日に生きてる。  小っ恥ずかしくて言えない程、 夢の中で笑っていた。 海抜の低いこの町で君は海を許せない。  珊瑚礁にばっかり愛注ぐ。 端的に言えば馬鹿げてる。 窓に線を引く東京タワーは恋を知らぬまま。 誰かの視線が気になって、 ボタンの一番上閉める。 爪先を踏んだアイツの着ているスーツを忘れるな。  「あなたによく似た人を私、この町で今も探してるの。」 陳腐なセリフが吐けたもんだ。 ほら、緞帳が上がるよ。  君の悲しみを知らない。 それすら喜びの朝も知らない。 絶望を乗り越えた先には退屈な生活が待ってて。 風はまだ少し冷たい、起き抜けに飲んだソーダの輝き。 辺境へ変わってく都市に僕たちの居場所などないと思っていた。  同じ部屋で生きる僕ら、 誰一人同じ瞳などなく。 浅ましいほどに個性的で、 悩ましいほどに無個性だ。  それじゃあまだ風はうるさい? 君の喉の奥を深く刺すかい? さらしもの。美しい愚者よ。 ただ生きよう、どうにせよ僕ら醜いから。  だから人は君を思い、 優しさを覚え、もう少し明日を生きてみる。 憐憫なマネキンの海を流されて君は生きる。 僕はただ愛していたい。 それでも知ることもおよそあるまい。 絶望を乗り越えた先の、退屈で厳かなあなたの溜息を。
夜行バスTeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗夜行バスを掴む霧が、下降気味の心を閉ざす。 嗜好品だけの彼女では、栄養失調は治らない。  夜行バスは騙し騙し、蛇行気味の坂を下る。 社交ダンス踊れぬ僕は、 「カリフォルニアガール。」 旅路の夢に見る。  眠い時に眠りたいから、楽しい時には歌いたいから。 旅に出る意味はそれだけでいい。 それだけがいい。なんならなくってもいい。  ああ、全ては眠れない猫のために。 ああ、全てはイギリスかぶれのうらぶれた馬鹿のために。  流れるビルの灯りが滲む、辺りを見渡す。 トンネル抜ければ愛した人だけ笑える世界が、 できればあれば素晴らしいのに。 なんてね、  ああ、全ては眠れない夜の幻。 ああ、全ては眠れない君のために。 ああ、全てはルサンチマンとキスをする僕のために。  逃げ出す姿に貴賎などない。 溺れ行くバカに猶予などない。 この国に最早幸せはない。 ベイベ、夢の中で生まれて。 明日はただの明日でしかない。 僕には僕の日々でしかない。 ポケットに孤独を押し込んだなら、 バス停の知らない宝石の待つ街へ。  待つ街へ。 待つ街へ。 待つ街へ。
クレイTeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗クレイ色のビルディングがオレンジに照らされて、 一様に愛想がない。 僕は昨晩は、労働に勤しんで。 薄給にすがりつけ。  意味を見出しちゃダメなの? 息を止めちゃダメだよ。 意味を見出しちゃダメなの? 息を止めちゃダメだよ。 頼むよ。  クレイ色のビルディングは東方へ消えてゆく。 各駅の速度すら、もうすでに追いつけない。 定期券の期限切れ、切符買って損をした。 540、他愛もないさ。 そういえばお腹が空いてた。  意味を見出しちゃダメなの? 息を止めちゃダメだよ。 意味を見出しちゃダメなの? 息を止めちゃダメだよ。  ほら朝が、平等に眠たい瞼を押し上げる。 まだ幼い優しさじゃ、愛しい君が一番憎らしい。 それじゃあ世界、おやすみ。
花瓶TeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗花瓶を打ち付ける少女は、 他に気の引き方を知らなんだ。 例えば可愛らしく笑うとか、 はたまたさめざめしく泣くだとか。  写真の裏側に書いてた 日付の針を少し進めたら、 僕が君の横に転がり込むよ。 だって後が詰まってるんだ。  赤色のライト、格子に手をかけるサイモン。 彼女に教えてやってよ、あの50の方法を!  全部いやんなった! 忘れようとしたけれどもうダメだよ。 浮かんだ悲嘆だって、 あぁーあ、痛みじゃないでしょう? 眩んだ瞬間を思い出す度に悶えちまうな。 離れて戻ろうが、 ただ、うっかりしてただけさ。  詩人を気取ってる僕はさ、 今日も君を思って書き散らす。 誰かを救うつもりがあるなら、 手紙じゃ間に合うわけがないのに。  駄文の裏側仕舞ってた 景色も、いずれ廃れ消えるから。 忘れてゆくことそのものに愛を、 じゃなきゃ泣きたくなっちまうさ。  湿気ったフレーク、カビの生えたパンと牛乳。 床に散らす花瓶まるで花のように咲いてる。 暫しブレイク、腹が空くと少し寂しい。 こんくらいの憂いだけで 日々がいつも済めば良いのに。  割れた硝子の上を君は裸足で歩く。 歩き続ける。 割れたガラスの上を、君は一人で歩く必要はもうないよ。 共に朽ちよう。  全部いやんなった? 忘れようとしたけれどもうダメだよ。 浮かんだ悲嘆だって、 あぁーあ、痛みじゃないでしょう? 眩んだ瞬間を悔やむだけの時間、勿体がないんだ。 離れて戻ろうが、 ただ、一緒にいれただけさ。 たまたま、会えただけさ。 僕らはまた、さよなら。  僕は全部いやんなった。  全部いやんなった! それじゃ、全部いやんなった? 君は全部いやんなった?
誰も愛せない人TeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗肩を撫でる淡い髪。 遠く消える陸橋。 星の数だけ泣いたチェシェと、 記憶を無くした煙草。  穴の空いた緑のネット。 焦げた花に降る小雨。 難破船への救難信号。 それが君への愛。  誰も愛せない人へとどうかゆるがない愛を。 何も変わらないものなどある訳がないのにね。 誰も愛せない人へと今は何よりも愛を。 一人きりで生きるには君は優しすぎるよ。  ヨブを信じた吊り目の君。 サンタモニカの励行。 くだらないこの毎日を 僕は愛してるのに。  夏が秋に変わる瞬間。 蛹の中、空洞。 踊る少女には靴がない。 ずっと気づいてたでしょう?  瞼の裏に吹いた風。 思い出したくない季節。 愚かだから人間だ。 ほんと、悲しいほどに。  誰も愛せない筈だよ、こんな苦しみの辺境。 まかり通った私利私欲全部置いてゆくよ、一緒に。  誰も愛せない君へとどうか揺るがない愛を。 わかりきってる不幸程、僕ら信じちゃうよね。 誰も愛せない君でもどうか許される愛を。 それが君で良いんだよ。ずっと、気づいてたでしょう。 全部気づいてたでしょう。
comedyTeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗改札を抜けて、石楠花の街へ。 どこへゆけば良いのか僕だけが迷っていた。  教室の隅で漫ろに憂いて、気づけば陽が暮れてた。 よだれの河干上がって。  僕の悲しみに名前をつけるな!  塞ぎ込んでたら動き出した。理由も特にないままで。 動き出した隣人は皆、考えなど何もなく見えて。  立ち止まって祈るだけで、 いつの日か救われるわけないだろ。 君がこけなきゃ何も起きない。 案外、単純で退屈なコメディ。  大事なことだけするりと忘れて、 今日の僕は何を成し遂げただろうか。 洗濯物の山が崩れる。  理科の久保爺が褒めてくれた日を 燃やして、暖をとってさ。 何もかもやり過ごしたいんだ。  安くて味の濃い何か、僕は飲み下して眠った。  叫び声がまだ止まないんだ。 心臓は僕を笑っていて 転げ落ちた僕を見下ろす。 同情なら猿にくれてやれ。  僕はどうしてここに立ってて、 言いようのない悲嘆に沈んでるの? シャツの穴から覗く浮世を、 間抜けな顔で生きるコメディ。  フライパンで僕を引っ叩いて、 ペラペラになって風に舞わせて、 早くもってこいよロードローラー。 ベタなバナナも悪くない! 哀愁なんかで騙さないで、 慣習ばっかで嫌んなんね。 口論ばっかにたよんないで、 全て喜劇に変わるはずなんだ。 そんなわけがないけどさ。  塞ぎ込んでたら動き出した、理由も何もないままで。 動き出した瞬間だけは、心臓は僕のものになって。 息が切れたら、足がもげたら、逆立ちで唾を吐いて進め。 動き出した瞬間、僕を指差して笑え阿呆どもよ。  僕はこうして、腰曲がって、 悪態をついて、孤独になって、死ぬんだろな。 構わないけど少し寂しい。 結局さ、仕方なく生きるコメディ。
ghostTeleTele谷口喜多朗谷口喜多朗あなたにぼくが見えていたら、 もう少し空は綺麗だ。 降り止んだ雨の匂いが、 染み付いたハンカチで拭う。  賛美歌の聞こえる大通り。 小児科の裏の水溜り。  代わりたいまま、 変われないまま。 ここにいるよ、叫び疲れて。 すり抜け落ちたあなたの涙は 今、ぼくを置いて花を咲かす。  朝焼けを待てど、呼吸は絶え。 街は今、ぼくを忘れる。 鼻先を擽る、あなたの吐息すら。 立ち込める夜霧が連れ去る。  水際に浮かぶ飴坊に 羨みが募れば、蹴り飛ばせ。  忘れたいなら、忘れりゃいいさ。 孤独は誰の物にもならない。 すり抜け消えた、あなたの視線が 今、ぼくを置いて朝を目指す。  ああバイパス、光の粒。 ぼくを通り抜け消えてゆく。 あなたの瞳も、あなたの耳も、あなたの肌もぼくに気づかない。 じゃあ立ち尽くして待ち続けるかい、それじゃまるでほら。  代わりたいまま、 変われないまま。 ここにいるよ、すべて許して。 すり抜け落ちたあなたの涙が 今、ぼくを僕に変えて 頬を朝日が照らすだろう。 あなたの下へ僕が花を咲かそう。 僕が花を咲かそう。  My life is ghost.
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