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今日のうた

SpendyMily/掴もうとすればするほど愛とロマンは離れてく。

SpendyMily
掴もうとすればするほど愛とロマンは離れてく。

 2022年5月27日に“SpendyMily”が4th Digital Single「Distance」をリリース!2021年8月&10月にオリジナル楽曲「夏とブルー」「雨のリズム」を配信リリースし、今年1月にリリースした「後悔」はドラマ24『シジュウカラ』のエンディングテーマに大抜擢。そんな彼らの最新作です。    さて、今日のうたコラムではその“SpendyMily”の松永瀀による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 Distance 」にまつわるお話です。愛と理想に飢えて、思い描く理想を掴もうとすればするほど、遠のく…。そんな主人公の物語を描いた歌詞と併せて、このエッセイをお楽しみください。 今回ここでは僕たち、SpendyMilyの4作目シングル「Distance」の事を綴ろうと思う。   この曲では愛に盲目で、大人になりたい1人の女性のもどかしい人生の途中を表している。色気漂う大人になろうと、香水やドレスを眺めたり、時には背伸びをしてたばこに火をつけたり…。   しかし、自分が思い描く理想の女性に近づこうとすればするほど、それこそが子供的な考えだと気付かされる。なんとも悲しいジレンマがそこには確かに存在するのだ。   彼女は愛とロマンに飢えているが、このままだと永遠にどちらも手に入らないだろう。作中最後に出てくる言葉からも分かるように、彼女は大人びた愛もロマンもどうでもよくなるのだ。   ただ、笑顔で幸せになりたい気持ちは何も変わらなかった。それと同時に、こんな哀れな私は、この先うまくいくことなんてきっとなくて、ただ独りよがりの愛を感じることしか出来ないのだろうと思ったのだ。   今の自分では手に入れられないことを悟ったその時から、彼女が大人の女性になれることは約束されていたのだ。その傷が増えていくことで、彼女が心から欲した愛もロマンも手に入れるだろう。   結局の所、欲のままにただ直向きに走っても、どの欲も本当の意味では永遠に満たされないのだろう。欲という名の哀れで残酷な悪魔は、追い求める事をやめた時にこそ姿を表すのだ。大人は希望や求めることを諦めている、そもそもそんなことは考えから捨てている人が多いように思う時がある。   もしかしたらそうすることが1番効果的だと気付いてのことなのだろうか。極端な話になってしまったが、大人でも希望や求めることを諦めていない人達も勿論いるだろう。僕自身は、どちらになりたいのか、なってしまうのか、まだ分からない。   ここまでした話を振り返って、こんなことを考えていてもきっと仕方ないんだろうとも思う。しかし、「そんな馬鹿なことを考えたって仕方ないだろ」と思う所にこそ、自分を成長させる答えの何かが隠れているのかもしれない。愛とロマンはきっと、生きる上では必要不可欠で、今見えている景色をより彩ってくれるものなんだろう。   大人になりたい、子供に戻りたい、大人のままがいい、子供のままでいたい。 そういうことはきっと、とてつもなく業が深い。 だからこそ考えることを止められない。 長くなってしまったけどここまで読んでくれてありがとう。 こういう物語には続きがある。   最後に…、答えが見つからなくても、「探す」ということこそが財産で、もし、答えが見つかったのならそれは所詮オマケ程度で、ラッキーだくらいに思えばいいんだと思う。   なにが正解かなんて分からない、分かりたくもない。 愛とロマンはそっけないくらいが丁度いい。 <SpendyMily(松永瀀)> ◆紹介曲「 Distance 」 作詞:Yuu Matsunaga 作曲:SpendyMily

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