ネクライトーキー
モブなりのカンフー
2025年3月26日に“ネクライトーキー”が2nd EP『モブなりのカンフー』を配信リリースしました。今作には、2024年7月にリリースされた、リアル脱出ゲーム『トラブルだらけのライブハウスからの脱出』テーマソング「人生なんにもわかんねえ!」、新曲「そういうものでしょう?」を含む全4曲が収録。疾走感溢れるロックからミディアムチューンまで、ネクライトーキーの真骨頂である痛快なサウンドを楽しめる作品となっている。
さて、今日のうたではそんな“ネクライトーキー”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第1弾は藤田(Ba)が執筆。綴っていただいたのは、収録曲「 モブなりのカンフー 」にまつわるお話です。仮歌詞の段階から、自身がとても気に入っていたワードとは。そして、そのワードの行方は…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。
どうも、ネクライトーキーのベース藤田です。
今日のうたコラムを書くの3回目でした。結構書いててびっくり。私は曲を書いている側ではないのですが、毎度の如く勝手にああだこうだ言いたいと思います。
では、今回は2025年3月26日に配信リリースされたEPから「モブなりのカンフー」について。
皆さんステゴロで闘ってますか? 私は絶対武器を持っていたい派です。最悪その辺の木の枝でも良い。出来る事なら事前に色々準備しておきたい。基本的に急な出来事への対応力が0に等しいので武器は多ければ多いほどいい。まぁ先に色々準備しといた癖にこれならいけるやろと余裕ぶっかまして全部忘れたりもするのですが。ウサギとカメならウサギですね。別にフィジカルが強い訳でもないからウサギにも失礼かもしれない。
そんな事はどうでも良くて、朝日がこの曲のデモを持ってきた時に仮歌詞として「ステゴロ一辺倒」が入っていました。それを私が甚く気に入ってしまい、朝日に対して呪詛のように歌詞に入れてほしいと懇願したのを今更ながら困らせたかもなぁ悪かったなぁと反省しております。朝日が歌詞を書く際、私が放った呪詛の影響を受けるタイプだとは思わないのですが、だからこそ少しでも脳に刷り込みたかった。「ステゴロ一辺倒」を。
だってかっこいいじゃないですか「ステゴロ一辺倒」!まず語感がめちゃくちゃ良い。武器を持たずに素手で闘い続けているのって憧れる。もしかしたら不器用だから故のステゴロかもしれないけれど、いや、やっぱり覚悟と信念をもってなんじゃないかな。どんな歌詞になるかまだ分かんないけど私この曲の主人公の事多分好きになっちゃうな。そんな予感がしたのです。まぁこの時点で相当好きなのですけどね。
歌詞が完全に決定するのは大抵ボーカルRECのタイミングなのですが、最終的に歌詞に「ステゴロ一辺倒」が入った時は小躍りしました。なんならアレンジの時点で最後にもう一回Aメロやって「ステゴロ一辺倒」で終わりたい!と猛アピールしていたものの、その歌詞を最終的に入れるかは朝日次第なのでドキドキしてたんですよね。入った。嬉しい。今も嬉しい。
皆さんにも、この曲のこの歌詞狂おしいくらい良いよなってポイントあると思います。私の場合は「ステゴロ一辺倒」でした。ちなみに朝日さん的には「大事な写真ならもっと嫌いになるほど見とけ」が気に入っているそうですよ。1行違いだね。だからなんだって話だね。
他にもこの曲の歌詞で好きなところが沢山あるのですがとっ散らかりそうなのでこの辺で締めたいと思います。
今回はなんかアツいオタク語りみたいになっちゃったな。そういう時もある。藤田はネクライトーキーの事好きなので。
<ネクライトーキー・藤田(Ba)>
◆紹介曲「 モブなりのカンフー 」 作詞:朝日 作曲:朝日
◆2nd EP『モブなりのカンフー』
2025年3月26日配信