湯川潮音作詞の歌詞一覧リスト  42曲中 1-42曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
シェルブールの雨かもめ児童合唱団かもめ児童合唱団湯川潮音黒沢健一やわらかな雨に濡れた 寂しげな顔 薄暗い店の前の ショーウィンドウに霞む  見知らぬふりの町が 私を隠して 消えかかる外燈だけ 頼りにして行く  さよなら愛する人 小さく手を振っても その場から 離れられず 立ち尽くすだけ  長い影が二つ 寄り添い歩いた 裏通りを染めてゆく カテドラルの鐘  さよなら さよなら  さよなら愛する人 小さくうなずいても 本当は何もかもが わからないまま  天まで届きそうな 広場の噴水 恋人の分かれ道を 空の果てまで投げかけ 雲間に溶けてゆく
電話のむこう湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettit昨日のことを謝らせて どうしていつもうまく言えないんだろう  スローモーションの沈黙で 途切れた電話のむこう お気に入りのあの歌手だけが 愛を唄う  ああ べつに用はないけど ただ話したくて ああ 聞いてくれる? 私ずっと一日中あなたのこと考えてた  なんとなく ずっとわかってたんだけど 二人はきっと似た者同士なんだね  些細なことがきっかけで 鳴らない電話のベル お互いに待ちつづけてただけなんて  ああ べつに用はないとしても ただ話したいよ ああ 教えてほしい あなたにとって 今日はどんな日だった?  あと少し声を聞かせて  ああ べつに用はないとしても ただ話したくて ああ 聞いてくれる? 私ずっと一日中  ああ 窓の外に明るく射す 新しい光 ああ 二人の夜も明けるように いま伝えなくちゃ  本当に好きだよって
終わりのない物語湯川潮音湯川潮音湯川潮音辻村豪文KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettit終わりのない物語 そのつづきを きかせてよ くり返す日々の中に いくつもの愛のカケラ  どこからか舞い落ちる 天使の羽はきっときみのもの  やまない雨が 君の姿かくすから 見えないだけ  夢の手紙の宛て先だけ 変えたらまた 届くはずだから いつだって  この広い空の下で 鳴り響いている ファンファーレ  虹のむこう つながった いつかは消えてしまうとしても  あがった雨が 君の姿みせるから 寂しいだけ  愛の手紙の 宛て先はそのままにして また いつか  知らないままで いたかった君を知れた 喜びで  はじまりの日を 終わりのあとに 見つけ出して 連れていくんだよ さあ 出かけよう
ここから見る丘湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettit数え切れないほど たくさんの雨が降った年に  水溜まりに映して知った 青空の「青」の色  ここから見る丘 そよ風薫る季節 あなたと並んでなんども訪れた  忘れないためにしまっておいたことを 思いださないうちに 待ちくたびれて消えた  変わらない太陽いつからかすれ違い 沈むことはわかっていた ひなたぼっこもできないわたしたち  低くかかる雲が いつもより近くにあった日に  寒さを感じたくなって 無理やりに開けた窓  ここから見る丘 どこか淋しげで 雪の中に咲くバラの花みたいだった  忘れないためにしまっておいたことを 思い出すために行こう もう一度あの丘へ  揺れる緑の波間 こぼれ落ちていった あなたの涙のわけ 優しいうそだった  変わらない太陽いつからかすれ違い 昇ることはわかっていた それぞれにまた 新しい朝が来る
五線紙ソング湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettit何も持たずかけ出そう こんな晴れた日には 遠くまで ベランダに干したままの 白いシャツが はためき手を振る  はじめて通る道は 長ければ長いほど その先にある景色が 輝いて見えるから  だれにもできないことが きっとそこにある 手をのばせば 届きそうな距離 正しいのか間違いなのかは あとからわかるから いまはこうしていたい  向かい風に身をまかせ 少し後ろを振り返ってみれば おぼろげだった思いも あの頃よりはっきりと見えてる  どこへ行くのかはそんなに たいしたことじゃないから まっさらなこの紙の上 自由に飛び回ってゆけば  だれにもなれないものが きっとそこにある 目を開けば 当り前のように 正しいのか間違いなのかは あとからわかるから いまだけをみていたい  だれにもできないことが きっとそこにある 手をのばせば 届きそうな距離 正しいのか間違いなのかは あとからわかること いまはこうしていたい
ヒーロー湯川潮音湯川潮音湯川潮音松下典由KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettit泣きたいときでも 笑ってられる 君はどうして そんなに器用なの?  誰もが憧れるスーパースター どんな攻撃もへっちゃらなんだ  どこかでほら困っている人がいれば 命がけで助けに行くよ  だけど君の羽がもげそうなときは いったい誰が側についていてくれるの?  孤独だけを友達にしたって 抱きしめてほしいときもあるでしょ?  そんな君の周りにはいつも人が溢れ 何かを奪い取ろうとしたりする  ひとりで抱え込んだ苦悩は 誰にもみせられないまま  やさしさをあげる 強さを知る 君はいつだって 変わらぬ顔  だれもが夢見る 時代のヒロイン そんな肩書きは 気にも止めてない  だれかがほら希望を失くしていれば 自分の分までその人にあげる  だけど君の灯りが消えそうなときは 一体だれが側に寄り添って歩くの?  失くすものはもうないというけれど 一人じゃないと思いたい日もあるでしょう?  そんな君の周りには いつも人が溢れ 何かを与えられるのを待ってる  それがヒーローになったしるし だれかのために生きてゆく
ダイス湯川潮音湯川潮音湯川潮音タテミツヲKUMA原田・Tim Pettit手探りでつかまえた 無数の光の粒を すべり込ませ ひとつだけを選ぶ  迷い込んでしまえば もう戻れなくなりそうで  頭の隅の ダイスを転がす  崩れ落ちてきそうなほどはかない 夜に紛れ込んだら どうかわたしを 飲み込んでほしい  脈打つ音に耳をすまして 銀河の果てを泳ぐ  あるべきところに あるものをめざして  待ち焦がれた瞬間に 間に合うようにつくために  息を吸っては 吐きだす繰り返し  叫び声をあげたって 自分の声が聞こえない  いまはまだ早い いまはまだ早い  崩れ落ちてきそうにはかない 夜に紛れ込んだら どうかわたしを 飲み込んでほしい  脈打つ音に耳をすまして 銀河の果てを泳ぐ  あるべきところに あるものをめざして  こぼれおちてきた一つの石 夜霧に放り投げた 予測できない何かが起こりそうで  絶え間なく流れ込む光の その先をくぐりぬけ いまならできる もう何も持っていない  脈打つ音に耳をすまして 銀河の果てを泳ぐ  あるべきところに あるものをめざして
ロンリー湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettitロンリー いつからいたの ロンリー 夜が似合う ロンリー まぶたのうらへ 私を連れてって 馬にでも乗せて  誰もみてないような 幻の地へ 国も肌の色も全てを越え  ロンリー いつからそこで ロンリー 泣いているの ロンリー その悲しみを 憎しみだけには決して変えないで  誰も知らないような 約束の地へ 夢や欲望のもっと先へ  ロンリー ロンリー ロンリー ロンリー
ルビー湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettit真夜中に 誰かが落としたものを探すために 月を超え 砂漠の果てまで追いかけてたけど  欲しいものはもう腕に抱えていたこと 気づかずに 輝きさえ知らないままでいる ルビー  神様が もしもどこかで見ているとしたなら 広い空の下 迷える子羊はどこへ  怖いものはもう何もないなんて嘘 いらないから その澄んだ瞳でこっちを見て ルビー  (私の 声がきこえる?…きこえる?)  間違いのその先に あなたの姿がある 揺れる船に帆を掲げ 心の舵を握れば いまはまだ見えないものも そう遠くはないから 幻じゃなくて 夢は叶えるためにある ルビー  真夜中に 誰より赤く夜空を照らせる星 月を超え 砂漠の果てで ルビー やっとあなたに会えた ルビー
愛に帰ろう湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音KUMA原田・Graham Henderson・Tim Pettitさまよい続けた 日々に終わりを告げ 胸の奥にひとつの場所を見つけた どんなに離れても あなたの声が 名前を呼ぶならすぐに 愛に帰ろう  そばにいるから どこにだって ゆけるでしょう いつもいつでも 愛しているってわかっていて  知らない間に 流れてく時の中で ずっとかわらずにあるものを数えた こんなに近くにも わたしの中の 燃える炎を揺らす愛 確かにある  そばにいるから どこにだって ゆけるでしょう いつもいつでも 愛しているって伝えたい  あなたの見せる世界に いつの日か辿りつくまで どんなに遠い道のりでも 歩いてゆける  あなたに いま 逢いに帰ろう いま あなたの 愛に帰ろう
キャロル湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音・Kuma Haradaクマ原田暮れかかる空をなぞる 枯れ草がにおいたつと 突然の雨にうたれて 屋根のある小屋へにげこんだ  雲にまどわされみえない 金色の月を呼ぶと 子供のころに覚えた どこかのキャロルを思い出す  窓のむこうには灯 小道をはさんでゆれる だれかに会いにいこうか あたらしい日々のはじまりに  だれかに会いにいこうか あたらしい日々のはじまりに
巻き貝とわたし湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音クマ原田霞の中横たわる巻き貝に そっと耳をあて あなたがいま心に秘めるものを 感じてみたなら  打ち寄せながら引いては返す 遥かな遠い昔の海の音  謎めいた祈りを捧げるような あなたのつぶやき いつか見たサメの牙も真珠も 忘れてしまいそう  振り返らず白いカモメと 果てまで飛び去ってしまえばいい  巡りあえば波にさらわれるのは いつでもあなたで 佇むことそれだけしかできない どこへも行けずに  寂しい夜に浜辺で気づく わたしはあの巻き貝の夢の泡  振り返らず白いカモメと 果てまで飛び去ってしまえばいい
朝が終わる前の花湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音クマ原田約束はせずにそのままにしておいて あなたの運命はいつでも自由でいれる  優しさのあとの冷たい指先から 私はどこへも隠れる場所がない  灰色の空に唇重ね 朝露に濡らす花びら  誰がみているでしょう?  気まぐれな嘘もまやかしの言葉も 今はただ一つ あなたのままで  グラスに描いたイメージは色褪せて 私の愛も姿を変えるでしょう  やがて枯れるまで
明日になれば湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音クマ原田ありのままの姿でいても 心に映せばまだほら うつむき顔のあなたが どこかで立ち止まってる  明日になればわかることがあるはず どこまでもつづく階段を下れるのならば 行きつくとこに光が溢れるから それがきっと確かなものを守るということでしょう  見つからないと嘆くよりも 裸足で歩いたならほら あなたを求める人には 何も隠せはしない  明日になればわかることがあるはず いつまでも続く道のりを信じられたなら 行きつくとこにこたえが待ってるから それがきっと確かなものに出会うということでしょう
シェルブールの雨湯川潮音湯川潮音湯川潮音黒沢健一クマ原田やわらかな雨に濡れた 寂しげな顔 薄暗い店の前のショーウィンドウに霞む 見知らぬふりの町が私を隠して 消えかかる外燈だけ頼りにして行く  さよなら愛する人 小さく手を振っても その場から離れられず立ち尽くすだけ  長い影が二つ寄り添い歩いた 裏通りを染めていくカテドラルの鐘  さよなら愛する人 小さくうなずいても 本当は何もかもわからないまま  天まで届きそうな広場の噴水 恋人の分かれ道を空の果てまで投げかけ 雲間に溶けていく
秘密湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音クマ原田もしも秘密があるのなら 声にださずに隠しておこう 誰かを惑わすあの日のことさえ いまはもう忘れて  あなたを知ったそのときには かすかに触れそうになったの 目を閉じ両手で抱える 大きな愛ならば見せずに  深く息をするたび震える 淡い影が重なるそのときまで まだ  願いが一つ叶うとしても なにも知らない振りをしよう 儚い思いはだいじに胸の奥へ 閉まっておきたい  深い眠りが覚めるころに あなたは隣にはいないのね もう  もしも秘密があるのなら 声にださずに隠しておこう
見つめてごらん湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音クマ原田見つめてごらん 僕の瞳の奥にひそむ怪しい人影は 君がさいごに残したもの  あなたはそういうとすぐに踵を返して 二度とは会えないことうしろ姿で物語る  いつまでも忘れられずにいる私のなか 思い出すたびに聞こえるあの言葉  見つめてごらん だれかの言葉のその先を 今まで気づかずにいた何かが待っているから  すぐにでも忘れられたらあなたの事など 思い出さずにも聞こえるあの言葉  見つめてごらん 私の言葉のその先を 今まで気づかずに  ほらもうここまで来ている
風よ吹かないで湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音クマ原田風よどうか吹かないでいて 砂に書いた文字が消えるまでは  風よどうか吹かないでいて 崖に咲くバラが花開くまで  てのひらに舞い込むあらゆるときを あなただけのものにしたなら もうなんにも迷わずゆける  風よどうか吹かないでいて 1、2、 その次までは  風よどうか吹かないでいて 静けさの中に何かを見るまで  瞼をくすぶる過ぎゆく日々を だれかとわけあえたら もうなんにも迷わずゆける  風よどうか吹かないでいて あなたの声が聞こえるまでは  風よどうか吹かないでいて 最後の炎がまだ揺れているから
溜め息の橋栗コーダーカルテット&湯川潮音栗コーダーカルテット&湯川潮音湯川潮音栗原正己栗コーダーカルテット群青をまとう 山並みを越えて 低くうねるプロペラ 谷間にこだまする  たなびく旗には 一つの槍 幾千の時が過ぎても だれかを守るよう 受け継がれていく  名前も知らない あの人の元 つなぐ道しるべ  森の入り口を 囲む湖に 白く浮かぶ姿に 見覚えのあるよう  胸元に光る その印は 幾千の時が過ぎても だれかを照らせるよう 金に輝く  名前も知らない あの人の元 つなぐ月明かり  幾千の時が過ぎても 二人が共にいて 笑い合えたら 何もいらないと 教えてくれた 大きな河  流れを止めず 橋を掛け渡し 貴方のもとへ 歩み寄っていこう  過去も 今は 未来へ 変わる
ギンガムチェックの小鳥湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音権藤知彦閉じ込められた 鳥かごの中へ ある日 誰かが 迷いこんできたの 赤いベストに まんまる黒いボタン 羽をふるわせると こっち向いて真似をする  どれほど遠い国から ここへやってきたのか 尋ねてみるけれど 黙ったままなら にらめっこ  隣の家の かわいいお花畑 わたしの瞳には 黒い影と背くらべ 小さなあなたの 名前は何ていうの? お皿にあるごはん 少しいかがです?  まわれ右をしたなら 調子っぱずれになるけど カサコソ動いて首を振る あなたに合わせて  ギンガムチェックのような世界で たったひとつの だれも知らない言葉で おはなししてた
長い冬湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音宮川弾薄紅のランプシェード 雪の毛布に影を映し ゆらゆらと揺られながら 帰り路を暖める  風に震える柊の枝に結ぶ 誰かが落とした 銀の鈴の音  見渡し限りに 降りつもるものは 長い冬の姿をしたあなた  編み上げの長いロープ 引き摺るように歩く 白く染まった髪を束ね ふり返りもせずに  見渡す限りを 埋め尽くすものは 長い冬の姿をしたあなた  指先で押し広げた クロッカスの花びら鳴らし 足跡をたどるように どこまでも歩いてく  どこまでも歩いてく どこまでも歩いてく
木漏れび湯川潮音湯川潮音湯川潮音菅野よう子Gabriele Roberto木漏れ日跳びまわっている ガラスの羽を広げて いつかは大きな世界中 胸に閉じ込めていきたいな  雪解けのヴェール脱いで 風に舞う このざわめき あなたもどこかの場所で 胸に抱いているでしょうか?  いずれは帰るところへ 先に辿りついたのは 私を一人ぼっちにだけはさせない人だった  駒鳥は口ずさむよう お互いの名前を呼ぶ  あなたはどうしているの?  わたしを覚えているかしら?  いつかは大きな世界中 胸に閉じ込めていきたいな  空の彼方へ
知らない顔湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音藤井丈司・山本隆二甘いレモンのしずく 染み込むまで 溢れるようなことば ピンにとめた  あなたの中に 見え隠れする 知らない顔が今日は 私のことを呼ぶ  公園のベンチ こし掛け 夜の外燈 吹き消し 魔法の呪文 唱えてみたい  退屈な待ちぼうけには いつもの猫 喉を鳴らしてじゃれてる 招待客  あなたの中に 迷い込んだら 入り口も出口も まだわからないまま  階段一段 登って オーバーコートで包んで 魔法の呪文 唱えて あの人のこと 忘れてほしい  公園のベンチこし掛け 夜の外燈 吹き消し 階段一段 登って オーバーコートで包んで 魔法の呪文 唱えてほしい
おしゃべり婦人湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音宮川弾意地悪な 時計の針 青い目の 奥に 沈んだ船 真鍮のティースプーンに お砂糖ひょいとすくって あなたの 紅茶の海 ポトンと一つ落としたら 荒れ果てた 波の上 突き進んでいくかしら?  あぁ あの頃が懐かしいなんて 凛々しい号令も 今じゃ 羊数え  思い出は 耳打ちして 誰かと二人分け合ったら あら 不思議 この世界まで輝きだして見える  心地よく お昼寝して 夢の中で 彼とデート 砂浜に うちよせる貝殻 耳にあてて そろそろ起きたらどう? 揺り椅子 そっと揺らしたら 孫に縫う 貝殻のセーター 仕上げてくれるかしら?  あぁ あの頃が懐かしいなんて 棚引く 長い髪は もう絡まって  思い出は 耳打ちして 誰かと二人分け合ったら あら 不思議 この世界まで輝きだして見える
木の葉のように湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音権藤知彦夜明けがくるまえに 飲み干すワイングラス きのうまでのことは ぶどう色に溶けていく  窓ぎわの花びん はじめてみたのに もっと前からも 知ってる気がした  通り雨はあまりにも冷たすぎるから あなたのこと 曇り空の下から 迎えに行きたい 木の葉のように  街角に灯った 月夜と木綿のランプ 眠りよりもずっと 遠いとこへ連れて行く  道ばたに転がる 片手の手袋 去ってゆく人を 見送り 手を振る  通り雨はあまりにも冷たすぎるから あなたのこと曇り空の下から 迎えに行きたい それともまだ  通り雨が降る前に 扉をあけたら あなたのいる夜明け前の空の下 舞い込んでいける? 木の葉のように
最後の列車湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗明日のことなど まだ何もわからないから もう一つ先の駅まで一緒に行こう  喫茶店で飲んだ あの珈琲どこのだろうね 他愛もないことただ話してたいの  いつもなら会えないとき 一人で眺めてたこの景色 今はこうして二人で見られることが 何より愛しい  誰よりもいつも遅くまで起きてるくせに 気づけばあなたは肩にもたれ眠る  何よりも大切な 約束を守れずに傷つけた あのときの私にはもう二度とは 戻らないから  いつまでも側で 揺れる髪に触れていたり くだらない話で笑いこけたりして  いつもなら会えないとき 一人で眺めてたこの景色 今はこうして二人で見られることが 何より嬉しい  もうすぐ最後のアナウンスが響く  それまで起こさないでいよう  それまであなただけ見てよう
二人の手紙湯川潮音湯川潮音湯川潮音黒沢健一栗原正己細い小道を駆け抜けていく 色褪せたバスに乗って あなたの住むあの街へと 誰よりも急いでいるの  幼い頃にくれた手紙 まだ覚えててくれてるかしら?  あれからずっと逢うこともなく はなればなれ暮らすけど  今時計をさかのぼる あの日まで  川沿いに咲く緑の木の実 橋の下で水浴びして 拾い集め形づけた 二人だけの道しるべは  変わらないもの探るように 明るい道を照らしてたけど  誰もいない家のポスト 隙間埋めるように落とした返事  忘れてはいないよ あの日まで  細い小道を駆け抜けていく 色褪せたバスに乗って 私の住むあの街へと 誰よりも急いでいるの
ツバメの唄湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗こぼれた涙を 掻き消す雨の音 また一人 ここで 傘さえ広げられずに  雨露に濡れた ツバメはどこからか 春の香りを乗せて 先を急いでいく  高らかに舞い上がる あの姿追うように 私よりどこまでも遠いとこへいく  紫陽花の庭で 待ち合わせてたけど 水彩に滲むのは 移ろ気なあの昼下がり  羽を休めてた小枝が グラグラと折れたのなら ツバメは 飛び去っていくだけ  高らかに舞い上がる あの姿追うように 私よりどこまでも遠いとこへいく  最後に出逢った 終わりの季節には 曇った顔に浮かぶ 知らない誰かの影法師  あたたかな風に 乗り遅れないように まだ見ぬ場所へと 一人 想いを馳せていく  高らかに舞い上がる あの姿追うように 私よりどこまでも遠いとこへいく  私よりどこまでも遠いとこへいく
さよならの扉湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音栗原正己部屋の片隅に置かれてた あなたがくれた花束 今はもういらないけれど 大切にしまっておこう  おかしいくらい夢中になる そんな日々が残した たった一つだけの言葉は 胸にしまっていく  さよならの扉 固く鍵を回したけれど 同じ気持ちなら またノックして ありがとうの声は 電話ごしに鳴り響くチャイム いつか聞こえると信じていたいから  窓の外すれ違っていった 二人の影は色褪せ 顔見つめ微笑んだ思い出がカーテン揺らす 閉じたページを開いてみる あなたの好きな言葉 もう二度と聞けなくてもいい 胸にしまっていく  さよならの扉 固く鍵を回したけれど 同じ気持ちなら またノックして ありがとうの声は 電話ごしに鳴り響くチャイム いつか聞こえると信じていたいから  ありがとうの声は 電話ごしに鳴り響くチャイム いつか聞こえると信じていたいから
からっ風湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗からっ風吹いた 午後の街 あなたはいつも ここを通るから 私はわざと寄り道をして 今日の匂いを確かめてるの  どこか遠いとこまで 行ける そんな気がしていたから  答えはみつからなくても 心に頼って そして風まかせに進んで行く 峠を越えて行く  風は吹き荒れて ここへ走りこむよ 峠を越えたそのあたりで また 逢いに行くわ  どこか 遠いとこまで 行ける そんな気がしていたから  答えはみつからなくても 心に頼って そして風まかせに進んで行く 峠を越えて行く  風は吹き荒れて ここへ走りこむよ 峠を越えたそのあたりで また 逢いに行くわ  また 逢いに行くわ
朝の賛歌湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音栗原正己朝 目が覚めたときに 降り注ぐ 陽ざしのシャワー いつから こんなにも 眩しいものだったろう  行き交う 人の群れは 足音もはやく 目を閉じれば 鳩時計が チクタクと刻む 一日を  ああ 今日もあなたに 素敵なことがあるといい 私はひたすら 祈っている ただそれだけしかできない  ああ 今日もあなたに 素敵なことがあるといい 私はひたすら 祈っていることができる それだけでいい  今からは どんな朝にも いつも変わらずに 遠く離れている人へも できることがある きっとそう  ああ 今日もあなたに 素敵なことがあるといい 私はひたすら 祈っていることができる それだけでいい  朝 目が覚めたときに 降り注ぐ 陽ざしのシャワー いつから こんなにも 眩しいものだったろう
渡り鳥の3つのトラッド湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗冬枯れた朝のこと 何年も前にあなたがこぼした 言葉を思い出した  「また冬がやってきた 麗しい春が来て 勇ましい夏を呼び 秋の詩人を連れてくる それらをのみ込んでしまうのは 冬の王者なんだ」  あなたは極上の羽飾りの コートを纏って 3つの季節の面影へと 吸いこまれていった… 3つの忘れ物と  私はあなたに 身をまかせてしまいたかったけれど 飛びたてる羽がなかった
鏡の中の絵描き湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗野に咲く色あせた 淡いピンクのバラ 水面を滑る白鳥が 放つ真珠の水しぶき  何年もここに座っていられるような そんなまぼろしの世界  美しいと思うものは 何でも私のものにできるとあなたは言う  鮮やかな色を使って 混ぜたり 塗り替えたりしながら 心に描き出すようにして  美しいと思うものは 何でも私のものにできるとあなたは言った  手に入れようとしたりせずに 見つめることができたのなら あなたを心に描き出すようにして  私の愛しい人は ピンクのバラと 肖像画の中にだけ 今佇んでいるの  その中にだけ…
裸の王様湯川潮音湯川潮音湯川潮音岸田繁鈴木惣一朗幾重にも重なる轍の道の行方には 鉄格子の窓に見つけた金色の庭  日が昇るのも沈むのも目をくれないで 飛び立って行けるあなたは 天を舞う鷹のよう  どうかその戦いをやめないで 怖くても 夢の中のことでも ここになくても  隣にある季節にさえ逢えないように 旅立って行けるあなたは 裸の王様  どうかその戦いをやめないで 一人でも 夢の中のことでも それがなくても  いつの間にか私の心は蝶になって 鉄格子の間をすり抜けていくだろう そこで見つけるものは あなたの見たものでも 私の思うものでもないはずよ
HARLEM湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗急な斜面を下って やっと辿り着いたのは 絵にもならないほどの 誰も見知らぬところ  あなたはふいに思い出したように 懐かしの母国語を話し出すの  私にはまるでわからぬように 私にはまるで意味ないように  そう やってきたのは たった一つの場所 お帰りなさい あなたのハーレムへ そう 私は少し離れてるわ  横笛を吹きながら さらに奥へと突き進むと あなたの小さな箱庭に 種のないオリーブだけ  そう やってきたのは たった一つの場所 お帰りなさい あなたのハーレムへ そう 私はずっとここで待ってるわ  もう 見たくないものなんてないのよ
聖堂の隅で湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗湖の向こうから 瓦礫で造った船 漕ぎ進む彼  冷たく包む靄を かき分けるように 吸い込むようにして  あの日から ずっと待ちわびていた 転がっていた小石を投げて 水面に冠をつくったり 無関心な静寂にのまれて…  もう少しで… もう少しで…  やっと手に触れると 藪のほうへ走って 去り行く私  あの人は きっと気づかなかった 合わせ鏡の湖は姿を その目に映し出していても 月夜に揺れ 全ては歪んで 何にも見えなくなっていって…  目が覚めると… 目が覚めると…
海の上のパイロット湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗静かな海をそっと 飛びたつ そのときに 一片の悲しみを 詰め込んだパイロット  吹きこむ風に後を押されて 夜を通り過ぎてく あなたは何を思っているの?  しだいに沈み行く船は 私を取り巻く全てのものを乗せて 深い海の底 流れ落ちていった  どこにいたって溺れていくしかなかった  朝焼けが辺りを 明るく照らすと 白く舞う煙に 浮かびあがる道筋  海を超えてくあなたがきっと 背負った荷物を捨て 自由にどこへも飛び回れるよう  しだいに海の上も空も歪んで 同じどこかで繋がる時が やってくるように願い続けていく  いつまでも忘れたくないことだから
キルト湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音鈴木惣一朗・橋本和昌あざみに沈んだ 霧の中で 深い息をする 見えるものではないけれど 強く感じるもの  いずれ会うだれかなのか ここにいる私なのか  枯れることのない泉 溢れ出すように紡いでく  だれかへと会えるように 私さえここにいるように
蝋燭を灯して湯川潮音湯川潮音湯川潮音James Iha・湯川潮音閉じかけてた 雪の世界 浮かぶ明かりは  動き出した 車輪のように せわしなく弾む  長い冬の陰に隠れ 1人取り残されてたみたい  魔法のような だれかの声 響く方へと  吹き積もった 言葉の隅 あなたが泣いた  遠い昔にあったもの 何か思い出したいけれど  移ろいゆくあなたの心 照らす 愛だけでも何かが 見えてくるはずよ  閉じかけてた 雪の世界で
霧の夜湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音飾られた雨模様 枯れ葉は夢を謡い 揺らめく夜霧のうえ 優しさだけを想う  まるで何もかも 溶けていくように 霧の夜を抱きしめて  ほのかに薫る百合は 昨日がくれた手紙 大事な忘れ物に 白い息を吹き込む  まるで何もかも 包みこむように 霧の夜を抱きしめて  どこへ行っても 想っていれば あなたへ届くの?  たわわに舞い散る雨 真珠の涙のよう 振り返るとどこにも 残せなかったしるし  まるで何もかも 消えていくように 霧の夜を抱きしめて  どこへ行っても 想っていれば あなたへ届くの?  どこへ行っても 想っていれば あなたへ届くの?  まるで何もかも なかったように 霧の夜を抱きしめて  霧の夜を抱きしめて
エデンの園湯川潮音湯川潮音湯川潮音湯川潮音ワイン色の風が吹くと 高台の向こうから 濡れた翼のあの人が 黄昏にやってきた  黒い呪文の咲く手紙には 追い出されたエデンの園  長い夢の果てに ゆらめくサテンの嘘 守るべきものなど何もないと思った  長い髪をほどいて 瑠璃色の泉へと 溶け込んだ二人はまるで 気高い月あかり  甘い蜜をもった果実なら 彼方へ放つエデンの矢で  長い夢の果てに ゆらめくサテンの嘘  守るべきものはあなただけと思った  守るべきものはあなただけと思った
緑のアーチ湯川潮音湯川潮音湯川潮音永積タカシほら見えてきたよ 赤茶色の屋根 吹きぬける風は 灰色に染められていく 空が回るのを見たことがある? ここではそれを感じるんだ 抱きしめて 何も言わないで 自然に 浮かんでくる  この景色のため 何かしてあげたいな  ほら聴こえてきた 壊れたマンドリン 照りつける日差しは 真っ赤に燃やされていく 大事な声が聴こえなくなったとき ここではそれが見つかるんだ 抱きしめて 何も言わないで 自然に 伝わってくる 君がくれたのは 言葉じゃなくて想いなんだな  抱きしめて 何も言わないでも 時があの人を連れ去る それでも悲しみは笑って送り出したいな 言葉じゃなくて想いなんだな
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