まわれ まわれ比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 菅原弘明 | あなたねその声は やさしくかすれてる 乾いた憂鬱に染みていく 確かなことなんて ひとつもないけれど 同じ色の夢見た朝の やすらぎに守られて まわれ まわれ 時間をまきこむ台風 空ごとさらって私をつつんで 息もできない程に 秘かな耳うちを のこらずのみほして 戸惑ういくつものため息を すり抜けて抱きしめて まわれ まわれ 記憶をとりまく太陽 からまる視線で私を焦がして 今を動かさないで 遠ざかる街並みを もう一度この胸に焼きつける まわれ まわれ 時間をまきこむ台風 空ごとさらって私をつつんで まわれ まわれ 記憶をとりまく太陽 からまる視線で焦がして 今すぐ |
雲がふたをしてしまう前に比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 菅原弘明 | 変わる空気の匂いに 胸を突かれて目の前とつぜんにじんだ あの日二人で聴いてた 唄がおもむろに流れる昼下がりのラジオ 早く行こう ゆくてふさがれてしまう前に いつもよりも かなり大きな地図拡げて 風は南から吹いて いたずらな目でとびきり脳天気に誘う あの日両手にかかえた 不安の束をこのさい空へと帰そう 風は南から吹いて いたずらな目でとびきり脳天気に誘う あの日両手にかかえた 不安の束をこのさい空へと帰そう 早く行こう 雲がふたをしてしまう前に いつもよりも ずっと青い空の彼方 青い青い空へ 青い青い空へ 青い空の彼方 |
ささやかれた夢の話比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 中沼浩・小林治郎 | はらはらと頬にふれる とりとめのない感触 みつかると哀しいから その前に 東に行く まだ見えぬ手を探して 神々の住む遠い空見上げている 待ちくたびれたふりをして気をひいても ひそやかな笑い声に 遠くまでおしやられて とぎれとぎれの闇の音つなぎあわせて 待ちくたびれたふりをして気をひいても ひそやかな笑い声に 遠くまでおしやられて 信じてる言葉さえも はてしない夢にうすれ 時間ごと溶けだしてゆく |
光のダンス比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 菅原弘明 | 凪そよぐブルーに しっとりうるんだ 潮風が頬なでるころ あなたは目の前に ひょっこり現われ 見過ごした時間を 呼びよせる魔法をかける Lu・a・lu・a・u・i・lu・a さぁ手のひらを 陽にかざしてごらん 指と指のすきますべりこむ 光のダンス もう少しきかせて さっきの続きを 明日のページのあたりまで あなたは涼しげに にっこり笑って 眠らせた願いを 呼び覚ます呪文となえる Lu・a・lu・a・u・i・lu・a ほらメロディに 身をまかせてごらん 波の音に溶けてたわむれる 光のリズム 遥かな曲線をたどって 探そう 本当に見たい景色を Lu・a・lu・a・u・i・lu・a さぁ手のひらを 陽にかざしてごらん 指と指のすきますべりこむ 光のダンス Lu・a・lu・a・u・i・lu・a ほらメロディに 身をまかせてごらん 波の音に溶けてたわむれる 光のリズム |
私比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 菅原弘明 | 今、っていったい何だろう あの日の私もこの私 身体を半分お湯に沈めて 詩集をよんでる私も私 目をつむれば浮かんでくるよ あの日君がついた小さなため息 今、っていったい何でしょう 思い出すたび涙を浮かべ 笑う私もこの私 手をのばせば届くみたいよ あの日君とみてた確かな幻 今、っていったい何でしょう 思い出すたび涙を浮かべ 笑う私もこの私 笑う私もこの私 笑う私もこの私 |
夏の日比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 岐田稔 | ふと空に浮かぶ面影 ゆるやかに時は流れる 遥かにうつる陽光(ひかり) その色に想い重ね 口びるをすべり落ちゆく 微笑みに霞む名を呼ぶ 優しく白きその手に 抱かれし夢を追う そう そこはいつか舞い降りてきた景色 淡くゆれる木漏れ日をその両手に すくい上げたとたん はらはらふる涙の粒 黄昏ゆく軌跡 ふと空に浮かぶ面影 ゆるやかに時は流れる はかない記憶の旋律(おと) 今はただ風にもたれ あてもなく漂うまま 夢見るは遠き日々 |
メビウス(album version)比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 西脇辰弥 | 深い深い海のみどり 舟は流れて 南へ向かう 今わかり始めた記号(ことば)は 私を誘う 不意におりたつ 眠りの淵で ふと耳をくすぐる あなたの口ずさむ唄 甘く薫る呪文を となえても たえまなく夜は うつろいで 長くうねる迷路を たどっては あの日に戻る めぐり移る季節を 追いかけて にじむ光の その果てに 消えても 誰もしらない めまいの景色 今とき放たれる 心の声よ響け 風よわたれ 扉ひらいて |
眠り比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 菅原弘明 | 冷めた雲が降り注ぐ 切りさかれた遠い空 あなたは今どうしている 見えない明日に怯えてるの 音もたてずしのび寄る 彩られた甘いワナ あなたは言う風の中で 私の声など届かないと やがて闇は両手ひろげ 気配のみこむ よせてかえすかなしみさえ 傷をいやして 記憶たどるくちびるは あなたの名をくりかえす 脳裏よぎるひとことに 走りぬける時の渦 あなたは今どうしている 見えない明日に怯えてるの 彷徨う鳥追いかけて 河はうねり流れだす 陽は真上に輝いて きりたつ山包みこむ あなたはただ心のまま 浅く果てしない眠りにつく |
うつらつら比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 笹子重治 | 風に吹かれてまどろむ海辺 通りすぎるささやき 辺り一面の太陽 夢もうつつも波にひたされ 海の果てで溶け合う 素敵な時間の始まり ねぇ もう少し 大きな声で呼んでみて ねぇ どれくらい おはなしをしたかしら かなり遠くに見える明日も 知らない振りしている 二人の時間の始まり ねぇ もう少し 大きな声で呼んでみて ねぇ あたたかい メロディがきこえるわ 風の向こうに見える明日も 知らない振りしている 二人の時間の始まり |
Gato比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 岐田稔 | 酔いしれた夜の吐息 みとれたあとの欠伸 のこらず全部 透きとおるまに口づける 緩くきらめく窓に 月の雫の舟を みつけた朝に願いかなうという話 ずっと今も信じてるの 不機嫌な昼のテレビ うつろなままの返事 身うごきひとつ いとおしむよに息をつく すましたままで不意に あやつられてる肩を 溶かした闇に背中を向けている素振り たぶん今もあいしてるの |
おしゃべりな雨音比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 岐田稔 | おしゃべりな口と言われて しばらくはだまってみたけれど ほらきこえる笑い声 雨音が合図よ あけてみた白いカーテン となりからママものぞきこんで ほらきこえる唄い声 雨音の合図よ |
Sweet Rhapsody比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 村山達哉 | 淡い金色の三日月 妙にぽっかりと浮かんで まるで夜空が笑ってる ほらね 花が咲いたでしょ せめて 唄をうたいましょ 不意に 涙がでる うまく 踊れなかった 私を うけとめてくれた 君に 会えてよかった いつも見慣れてる通りも 今日はにぎやかに華やぎ まるで二人を祝ってる ほらね 言ったとおりでしょ すぐに 恋に落ちたでしょ 不意に すいこまれる うまく 笑えなかった 私に 息を吹きこんだ 君に 会えてよかった ほらね 花が咲いたでしょ せめて 唄をうたいましょ 不意に 涙がでる うまく 踊れなかった 私を うけとめてくれた 君に 贈るラプソディ |
青い自転車比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 比屋定篤子 | 小林治郎 | 村山達哉 | ヒュッと ヒュッと 風きって走る 青い自転車 あなたのいる場所へ ちょっと ちょっと 気持ちが良くて 光あふれて 気ままなハンドル 遠まわりして 急な坂道くだり いつつめにある まがりかどを 左に折れたら ひろがってる なんてすてきな景色 深いみどりが ふちどる 高く澄んだ空を見上げ ずっと ずっと 風きって走る 青い自転車 木もれ日の中を かろやかにまわる 大きな声で あなたの名前を呼ぶ 予感うらはら 先に来てた それもまたよしとして 少しばかり おくれてしまったけど 優しく笑う あなたも 時計忘れた待ちあわせ そっと そっと 寄り添ってわかる 温度伝わる ここちよい波に ふたりゆられてる ヒュッと ヒュッと 風きって走る 青い自転車 あなたとどこまでも ちょっと ちょっと スピードあげて 光かんじて いきごむハンドル どんな顔で 笑い話してるの ななめうしろの 視点からは よく見えないけど つながってる ことを確かめたくて そんな時には 迷わず 軽く背中を押してみる そっと そっと 寄り添ってわかる 温度伝わる ここちよい時間(とき)に ふたりつつまれて かろやかにまわれ 青い自転車で |