天国の出口寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 寺田恵子 | 笹路正徳 | I was in Heaven 天国の出口にもたれ 長すぎた眠りをやぶって あたしはいま目覚めた I was in Heaven 住みなれた街へ帰れと 鳴り響く鐘の音が あたしの背中押したの ブルースがほら手招きしてる 遠い地上へ 怖くはないさ道はたしかに 続いてるから I was in Heaven あの日に死んだ理由さえ いまはもう探したくないの 過去はすべて許せる ブルースがほら聴こえてくるの 爪先の下 導かれるよビルの谷間の ネオンの森へ あたしはいま生まれ変わるのよ 天国に背中むけたまま あたしはいま歩きだす朝に アスファルトと鉄の街へと ブルースがほら腰に絡むよ 昔を連れて 酒と煙草にまみれてたキス 想い出したの あたしはいま生まれ変わるのよ 天国に背中むけたまま あたしはいま歩きだす朝に アスファルトと鉄の街へと アスファルトと鉄の街へと |
1000の砂漠寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 寺田恵子 | 笹路正徳 | 高層ビルの陰に隠れ ニヤつく声が響く 飢えた子供の澄んだ瞳を 盗んだ奴が笑う 自由な手足が恵みを欲しがる 誰より満たされたいと 今1000の砂漠押しよせ どんな湖さえ飲み込んでゆくよ なぜ1000の瞳そらすの どうか教えてすぐ何を歌えばいい 善人気取るつもりはない ワルぶる気分じゃない テレビが映すあの子達の 声が聴こえただけさ 恋人同志が無邪気につぶやく あなたしか欲しくないと 今1000の果実集めて 枯れてゆく花さえ気づこうとしない なぜ1000の鼓動消えたの どうか教えてすぐ何を救えばいい 今1000の砂漠押しよせ どんな湖さえ飲み込んでゆくよ なぜ1000の瞳そらすの どうか教えてすぐ何を歌えばいい 1000の果実集めて 枯れてゆく花さえ気づこうとしない どうか教えて何を歌えばいい どうか教えて何を歌えばいい |
唾を吐け寺田恵子 | 寺田恵子 | 寺田恵子・高柳恋 | 寺田恵子 | 笹路正徳 | 飴玉を目の前に出されいらないと 手をはらえば塀の外へと出されたよ ギリギリの崖のふちに立ち見た世界 暗すぎて見えないけどとび降りた 上手な愛想で暖かな 毛布くすねた奴ばかり 本当の自由は思うより 残酷で哀しい 凍える覚悟がないのなら 黙って待てばいい 誰かが差し出す飴玉を くわえていい子にしてりゃいいさ Baby 窮屈な電車に揺られて眠ってた 行き先はしらけた奴らの墓場だね ガタガタとしまる扉へと手を振って 臆病な頃の夢見送った 苦い記憶を飲みほして はき続けた朝が来ても 酒場で誰かがつぶやいた 身体で感じなと ザラつく飢えさえ知らないで 優しくなれない 覚えたたやすい生き方を 二度とは出来ないあきらめなよ Baby 凍える覚悟がないのなら 黙って待てばいい 誰かが差し出す飴玉を くわえていい子にしてりゃいい ザラつく飢えさえ知らないで 優しくなれない 覚えたたやすい生き方に きれいな笑顔で唾を吐け |
舞い降りた嘘寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 寺田恵子 | 笹路正徳 | 言葉より信じた あなたのひたむきなその瞳 同じ夢を見て同じ 朝を迎えた いま壊れてく音さえ立てずに そんなちっぽけだったの あの日のきずながひび割れてく 嘘に血がにじむまで叫んだ 拳にぎり泣いた 泣いた なぜ奪ってくのあたしから 誰か教えて たったひとつの嘘 綿毛みたいに舞い降りてきて あなたはその掌を 無邪気に出した もう月さえ見えない世界が まるで死に絶えたあと 取り残されたようで淋しい 唇をかみしめ暴れた 寒い胸を抱いた 抱いた 何をしたというのあたしが 誰か教えてよ 嘘に血がにじむまで叫んだ 拳にぎり泣いた 泣いた なぜ奪ってくのあたしから だれか教えてよ 今夜 死んでもいいと思った 細かいナイフ抱いた 抱いた 誰が傷つけたのあたしを 命きえるまで |
女は火薬でできている寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 笹路正徳 | 笹路正徳 | 今にも壊れそうな エンジンがたつかせて 地平の果てを越える あたしのバスが走る 旅に地図はいらないさ シートにあぐらかいて 誰かがギター鳴らした アドリブ歌うあたし 酒瓶マイクにして 旅に終わりはないさ 夢がキスが明日が欲しけりゃ すべてここにあるさ 女は Hip bomb 火薬でできてるのさ だから淋しさのかけらさえないさ ふともも見せびらかし 歌えば男達の 下品な視線しゃぶりつくのさ 抱きたきゃ奪えばいい 旅に理屈はないさ 裏切りなんてないのさここには 楽しみましょうすぐに あたしは Hip bomb 火薬でできてるのさ だから吹き飛ばせる未来も過去も 女は Hip bomb 火薬でできてるのさ だから今夜しかいらない あたしは Hip bomb 火薬でできてるのさ だから淋しさのかけらさえないさ Oh bomb for you |
同じ匂いがした寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 小原礼 | 笹路正徳 | 缶ビール手に親指たてて停めた トラックの荷台に揺られながら旅をした 知ってるだけジョーク集め 荷物なんてポケットの中 ルージュひとつ 暗い夜が来てふたり星空の下 噛むようなキス やがて下着を脱いだね 同じ汗の匂いがした 不安なんてかけらさえもなかったのに 煙草に火をつけて窓辺に頬杖 遠くを見ていた 遠くを あんな近くで見つめてた横顔も 想い出せなくて思わず吹き出したくなった 今はどんな可愛い娘が あの背中で夢を見るの 何色かしら 煙草のけむりが空まで流れた あの日に小さなため息ついた 煙草に火をつけて窓辺に頬杖 遠くを見ていた 遠くを 煙草のけむりが空まで流れた 遠くを見つめてさよなら告げた |
インモラル寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 寺田恵子・MICHIAKI SUZUKI | 笹路正徳 | 海に浮かぶ未来都市にキングコング現われ 罪もない女の悲鳴 街に渦を巻く夜明け 路地裏でふたりは軽いキス 交したそのあと あまりに愛しくてあたしあなたを食べたくなる It's immoral, it's immoral 裸の旅人が両手を縛られて連れ去られてゆくわ It's immoral, it's immoral あたしは子宮で恋してのけぞって月へと旅してた こんな夢は続いてゆく ありったけのわがままで飾って 夢の中じゃ許されてる 重い罪のすべてを 誰かがピストルを構えひきがね引くあたしに 自殺か他殺かポリスが頭なやませてるわ It's immoral, it's immoral やがて来る津波に飲まれてたどり着くあたしの行く先は It's immoral, it's immoral 冷たい鉄格子にまわりを囲まれた黄色い花畑 今夜もまたライト浴びて ナイフを手に歌を歌い出すよ 夢の中じゃ許されてる 重い罪のすべてを 血にまみれたナイフを手に 歌を歌い出すよ 夢の中じゃ許されてる 重い罪のすべてを |
ひとりでは淋しすぎる寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 寺田恵子 | 笹路正徳 | Don't you know, don't you know Don't you know, don't you know 歩道橋の上で眺める 街は静かな闇に沈んでゆく 世界じゅうが背中を向けて ひきしおのように今夜逃げてゆくの 捨てられた猫みたいに哀しくて 歪んでゆく街角でしゃがみ込んだ 誰の手で夢を見るの ひとりでは淋しすぎるよ Don't you know, don't you know Don't you know, don't you know 手をのばせば届いていた かけがえのない夢も消えていった 誰も知らない知ろうともしない 夜のかたすみで膝を抱えたこと 南風が痛くて壊れそう こぼれ落ちてく涙はもう止まらない 誰の手が涙ふくの ひとりでは淋しすぎるよ 誰の手が背中抱くの 誰の手で夢を見るの 誰の手が涙ふくの ひとりでは淋しすぎるよ 誰の手が背中抱くの 誰の手で夢を見るの 誰の手が涙ふくの ひとりでは淋しすぎるよ |
イヴは私だけ寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 笹路正徳 | 笹路正徳 | ただれた空オイルの雨が 降りしきり樹木が消える世紀末 大地が割れ人は死に絶え 何もかもが腐ってゆく世界でも ひとり生き残る イヴはあたしだけだよ 嘘を憎んだ証しさ 勝利の酒に酔うのさ 轟く神々の怒りのなか 裸で踊り続ける 修羅場を踏みつけて口笛を 箱の中に閉じ込められた 欲望だけ露骨にえぐり出されて 遠い昔教わったでしょう パンドラが世界ほろぼす物語 神に許される イヴはあたしだけだよ 自分信じた証しさ 未来が血に染まった カミナリはガラガラと音をたてた 両手を天にかざす 願いは明日まで届かない きれいに着飾った 恐怖に歪む顔を 見下ろしあたし笑ってた 天使が拍手をくれる かぶった冠は月桂樹さ どこかできっと待ってる アダムを捜す旅でかけるわ 勝利の酒に酔うのさ 轟く神々の怒りのなか 裸で踊り続ける 修羅場を踏みつけて口笛を |
大地の上で寺田恵子 | 寺田恵子 | 高柳恋 | 金田一郎 | 笹路正徳 | 地平線へ続く午後の草原に 陽射しのなか遊ぶ子供達の声 ラムネの泡のように はじけて飛び交ってる 白い雲が高い空を 静かに流れた 目を細めてまぶしさに右手かざし 陰りのないその笑顔を見つめてた 背中で風が舞う 未来は近くにある あたりまえのそんなことが 不思議な気がした On the earth 永い時がすぎた後の キミに出逢えたなら伝えたいよ 誰のポケットにも永遠のかけらが ひとつだけ眠ってること 忘れないで 西陽の影 草原に長く落ちて 走り回る子供の声はしゃいでる 眺めているだけで 力をキミはくれる 苦い雨が終わる時を 教えてくれたの On the earth その鼓動に耳をあてて そっと生きていると確かめたい 遊び疲れたならあたしの膝へ来て 見る夢を守ってあげる 目覚めるまで 心さえ痩せていた 夜が遠く色あせてゆく 陽射しの魔術のなか あたしの背が高くなる On the earth その鼓動に耳をあてて そっと生きていると確かめたい On the earth 永い時がすぎた後の キミに出逢えたなら伝えたいよ 誰のポケットにも永遠のかけらが ひとつだけ眠ってること 忘れないで |