ALI PROJECT「血と蜜~Anthology of Gothic Lolita & Horror」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
私の薔薇を喰みなさいGOLD LYLICALI PROJECTGOLD LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也茨の茎を伸ばして撓めて 私に零して 雫のひとひら  終焉を知ってなお 咲き急ぐ莟のように 生身の心臓は 柩を這い出る  少女という証 紅繻子の骨が鳴く 奪いに訪なえ 堕罪の指よ  闇は月 棘は蜜 あやすもの 綴ざされた眼は蛹 羽化する夢を見て  光の萼を捲って探って やさしく包んで 瞬間の季節(とき)を  薇(らせん)の先へ昇って手繰って 初めて触れ合った 場処が開かれる 吐息の熱さで  私の薔薇を さぁ喰みなさい  違えぬ約束は 甘やかな血を分ける 腐植に沈める 美惑の舌で  翅根を脱ぐ 皮膚を剥ぐ 痛みなき 交じわりに意味はない 欲しいならば奥へ  荊の枝を絡めて解いて 私を散らして 滴にひとひら  心の縁を抉って潜って 大事に抱きしめて 留まることなど できないとしても  あなたの薔薇で あぁ眠らせて  生きてることを 知ったばかりでも  光の膜に溺れて眩んで 私は埋もれる 盛りの繁みに  薇の先へ昇って手繰って 最後に触れ合った 場処が溶けてゆく 涙の重さで  私の薔薇を さぁ喰みなさい
ALICE同罪イノセントALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也罪なき罪なの 赦してくださる わたしの罪名(なまえ) Innocence  ハートの女王も 手出しはできない 誰にも首を刎ねられない  蔦薔薇に囲まれた 庭の中で 絹の服 繻子の沓 暮らしてたの  ママは言う いつまでも綺麗なまま 何ひとつ汚さないで いい子でおいで  だけどある朝 裸足になった 湿った土を 踏んでみた 開かれてく森  道なき道へと 向かって行くのよ 恐れはときめきなの  知ってて陥ちるわ 兎の穴へと アリスの後を追いかけるの  少女は誰でも甘美な罰を 受けるために生きてる  天蓋の寝台に 下りるレエス 白い胸 抱きしめて 眠ってたの  パパは言う お願いだ 可愛いまま どこひとつ傷付けずに 大きくおなり  だけどある晩 裸になった 火照った肌を 刺してゆく 月の青い爪  影なき影へと 両手を伸ばすの 痛みが真実でしょ  鏡の国では すべてがあべこべ 泣いてばかりのもうひとりの 醜いわたしは 粉々に砕いて殺してあげるわ  罪なき罪なの 赦してくださる わたしの主文 Innocent  ジャックの騎士も 相手にならない 誰にも鎖つなげないわ  道なき道へと 向かって行くのよ 少しも怖くはない  知ってて落ちるわ 兎の穴へと アリスの後を追いかけるの  少女は誰でも無垢という 美しい悪を持ってる
ローズ家の双子達ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也きらきらと歩くのよ フリルのパニエ 花散らすように翻しながら ああ可憐 どこまでも  くるくると踊る影 レエスのパラソル 白い靴の下で回る 回転木馬の地球  世界はローズガーデン 蕾付けたアーチつづく  くぐるたび絡みつく 翡翠のツルとトゲが  何度も春は来る わたしたちは成長する  甘い血を吸いながら 咲く紅ばらと同じように  清く美しく ちょっぴり意地悪く 女の子に生まれたのなら  りんりんと歌うのよ シャム猫抱いて リボンの首輪に鎖はいらない ああ高貴 自由なの  らんらんと輝ける瞳が選ぶ 綺麗なものだけを喰んで このココロは生きている  唱える花言葉 わたしたちは知っているの  どれほど光満ちる  未来(あす)より今が幸せか  めくる包み紙 かじる砂糖菓子 味見をするより食べきって  くらくらと恋をする シルクハットのウサギ 飛び出して行方不明なの ああ無情 戻らない  はらはらと泣いてみる こぼれるハニー 濡れたくちびるはベエゼと 嘘つくためにあるけど  胸にある紋章は 永遠のばら  きらきらと歩いてく フリルのパニエ 花散らすように翻しながら ああ可憐 どこまでも  くるくると踊る影 レエスのパラソル 白い靴の下で回る 回転木馬の地球  りんりんと歌うのよ カナリアのように 銀の篭は月の光ゆく舟 ああ優雅 渡りましょう  らんらんと輝ける瞳は宿す どうか今はまだ綺麗なものだけ 神さま見せて
百合の日々は追憶の中に潜み薫るALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也雪花石膏の背骨を軋ませ歩くこの現世は なぜこんなにも醜く穢れに満ちているのでしょうか わたしは今日もひとり 脇目ふらず 繻子の沓 泥塗れようが ただ歩いていたいのに  声をかけるのは誰 肩を掴むのは何 厭わしい者らに湛えた 微笑は蒼白の蝶 日常に舞う死  今はどこにいるの わたしの愛しい 妹たち お姉さま 頽れる夜に問う  かつて麗しの森 同じひとつの茎に 連なり咲いたわたしたちは ああ美しい白百合 月光の愛人  忘れぬ 薫りを 風間に 放って  しずかに声 合わせましょう 烟る靄は 震える 共に謳い 夢を交わし 甘い眠り 分けあい たとえ時を隔てたとて つながる 指先 銀の糸  ひろげた胸 重ねましょう 濡れそぼって 零れて 金華の珠 月花の種 また互いを身ごもる けして人が持てなかった 愛という美学は ここに在る  鳩血紅色の心臓潤ませ視るこの現実は なぜこんなにも乾いた哀しみが溢れるのでしょうか わたしたちはひとりも 朽ちはしない 白百合の記憶を抱いて ただ歩いていくでしょう 息絶えぬように
乙女の贖いALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也その白い頬にひと刷けの 春 桃色の 灯り点せるなら  こんな私の一生分の 笑顔 微笑み ぜんぶあなたにあげるわ  ただそばにいるだけで 何にもできないの  もっと苦しみよ あなたの痛みより強く  人は大事な誰かのため 命を捨てる 覚悟だってできる  捧げられるなら何度でも 私は羽根を剥いで 散らしつづけるわ  でも指を 離せない 残ったぬくもりを  本当は さみしいの ひとりはなんて冷たいの  なぜ すがるのは 儚い祈り 消えそうな  どこへ届けたら この歌声は意味を持つ  ただそばにいるだけで 何にもできないの  そうよ 哀しみは 夢の空白より深く 広がるわ それでいいのよ あなたになれない私の罰
令嬢薔薇図鑑ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也召シマセ 艶薔薇 ヨリドリミドリ イロトリドリニ  わたしたちを束ねて 絹のリボン結けば 着飾ったドレスも霞むわ  紳士の腕のなかで うっとりと開くのよ どんな甘い恋さえ敵わない  楽園のイヴも 太古の女王も 眠る姫君も皆 わたしを愛したの  馨しく交歓しましょう 仄かに染まる指は舞って花びら たおやかに包んだ夢は いつか溢れる蜜のように 黄金に満ちる  世界は美しい  画家たちは競うように この姿を描いた 文士たちは言葉に留めた  歴史浸す悲劇や 戦場の荒れ野にも 静かにわたしたちは薫る  甲冑の少女も 非道の悪女も 乞食の娘も皆 わたしを抱きしめた  触れあって交感しましょう 哀しみ恐れ祈り すべて分け合い 熟みながら真っ赤な棘は 傷つく胸を塞ぐために 巻き付いてゆく  契りの一刺しを  召シマセ 艶薔薇 ヨリドリミドリ イロトリドリニ  馨しく交歓しましょう 緑の茵 月の侍る揺りかご やわらかに夢を喰むのは 厳かに血の通う蔦と天鵞絨の舌  秘めやかに交配しましょう あなたは生まれ変わる 新種の薔薇に 愛惜しく種を蒔きましょう どんな時代(とき)でも わたしたちが咲き添う限り  世界は美しい
薔薇美と百合寧の不思議なホテルALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也ご予約はいつでもお受けします さ迷う旅人よ  ありふれた日常の 路地裏に門はある 葡萄樹這う煉瓦塀で 嗤う灰猫  メイドのわたしたちは 薔薇と百合の名を持つ でもどちらも闇に開く 貴方の夢のように  逢魔ヶ刻が誘う ただひとつの夜  お招きいたしましょ 蝶のランプ 高い窓へ灯し ロビーに揺れる影 暖炉の火へ重い荷物をくべてみて 惜しいものなんか無いはず  脱いだ服は抜殻 翼をもがれたブーツ もうどこにも行かずに済む すべてが足りる  逢いたい人がいたら いま目を閉じればいい 茉莉花茶の香りの中 遠い恋 甦る  優しい追憶ほど 薄れてゆくもの  おやすみなさいませ 月の糸で 織ったシーツの底 忘れた子守唄 思い出して 金糸雀が歌い奏でる 生まれる前へと 戻って  お帰りなさいませ 明けぬ宵へ さあ心ゆくまで  ご予約の二度目は 必要ない 旅を終えた人よ  お迎えいたしましょ 淋しければ 美酒のグラス掲げ サロンに踊る影 言葉はなく 知らない者たち同士で ここでは素顔が仮面よ  いつまでも変わらない わたしたち待っているわ
LolicateALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也溢れ出す零れてく 處女めいた証を  グロテスクにくねった 枝と根の先 絡まり伸びて おまえたちが待つのは 実を生さない莟  エロスのように舞い降り 月は乾いた土を湿らせ 埋もれそうな足首 引き摺り込もうとするだろう  “此処”は果てしなく続く まぶた伏せても (夢ニ喰マレ) たとえ生きても (呑マレテモ) 助けて欲しいと叫ぶ前に  Mes Demoiselles 私の後を 恐れず付いてくるがいい 光が癒せぬもの抱え 生まれ堕ちた者たちよ  醜い世界(ウツツ)の眩さ どうして傷つかぬだろう 罅入る眠りの繭そっと  銀の針 絹の糸 縫い閉じて 抱きしめよう  ………  グロソラリアの祈り 異言の歌に 魂慄え 千と繋がれるより ひとすじ渡し合う唾液  “いま”はいつか消えてゆく だけど終わらぬ (崩レソウニ) たとえ死んでも (軋ム骨) もう戻れないと知っていよう  Mademoiselle 私はかつて 儚いおまえだったのだ 穢れを纏ってなお 掬い取らんとする純潔よ  美しい 私は暗黒(noir) 闇へと目合った女 こころが身籠もり慈しむ 愛おしい 清らかな すべての乙女らよ  ………  Mes Demoiselles 私の後を 逸れず追ってくるがいい 光を湛えてなお尽きぬ 涙を翅根(つばさ)に変えて  醜い世界の眩さ どうして傷つかぬだろう 罅入る眠りの繭そっと  銀の針 絹の糸 開かせて さあ 溢れ出す零れてく 處女めいた証を
a la cuisineALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也あふれる果実の ジュース 人さし指ですくう ハニー 一晩中 呼びつづけた あなたの名は 何より甘いシュガー  こんなに くっついていたら 食べられるのは beiser だけね いくらでも 欲しいけれど ちょっぴりおなかが 鳴っているでしょ  もうすぐカフェが できるわ 幸福のレシピを みつけたわ  aller a la cuisine シーツを巻きつけて aller a la cuisine l'amour 待ってて  気をつけて 恋の炎は 舌を焦がしそうな いきおいなの
少女と水蜜桃ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也幾つになったら少女と 呼ばれなくなるのでしょう 母さま わたしはもうとうに 大人になってしまったの  春の節 緋毛氈 敷いた部屋の  段飾り雛遊び ひそかな囁き しずかに人形たちの 目が見下ろす  庭の隅で莟の 桃の木が軋む 傾く屏風の中へ 吹く風にひとひら 舞って落ちる 紅い影  人生はいたづらですか 選べぬおみくじのよう 母さま 不幸なあなたと 同じでもいい子でいます  点す炎 仏さま 浮かぶ お顔  白い畳紙の上 散らばる黒髪 いつでも優しい指で 結われていた  果実に巣喰う虫の そのおぞましさを 憎み尽くそうとしても 胸だけに仕舞って 少女のままで 在るために  たとえ貴女 知っていて 黙っていても  段飾り雛遊び たおやかな微笑 わたしはあの人形に なりたかった  庭の隅で盛りの 青い枝に今 甘やかな蜜も持たず 固い果肉のまま 実って落ちる 桃ひとつ
Royal Academy of Gothic LolitaALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也忘れないわ 鉄の門をくぐり おそるおそる 階段のぼった日を  ときめく胸に抱いた 百合の紋章の 許可制の手紙 描かれざる地図  孤独だった だけどいい子でいた そんなわたし 神さま見ていらした  初めて自分の居る 場処を見つけたの 静かに頷き 微笑む仲間も  共に あらん 麗しのひととき  着飾って 薔薇の春 白い肌に 染まる紅 陽の光が 少女の頬に 恋した証  わたしたちの 未来を試すため 魔女の森が お城の裏に繋る  妖かし見せる媚薬 抗えるものは 大事に育てる 清らの一滴  迷う 小径 引き返せないなら  纏いましょう 闇の冬 未知の祈り 沁みる影 凍った月も 聖なる歌で 溶かせるように  着飾って 薔薇の春 白い肌に 染まる紅 この光はけして消えない  纏いましょう 蝶の夜 また目覚める 夢の庭 遠いいつか 手を取り戻る 再び此処へ
禁じられた遊び(strings Ver.)GOLD LYLICALI PROJECTGOLD LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也薔薇の首輪つなげて 銀の鎖くわえて 今宵もひとり果てる あなたが憎らしい 跪いてお甞めよ 苦い愛の雫を 天使に施す青いドレサージュ  自己と云う柩の中 魂はまだ動いてる 千切れた翅は月光に 生き返り 潤むわ 闇よりも 怖いのは孤独 ふたりの証 十字架の元で 貪りませう  薔薇の手錠はずして 白い手首かさねて 触れ合うことの奇跡 あなたが愛おしい 跪いて捧げよ 痛い愛の言葉は 包帯に滲んだ赤いアラベスク  罪でもいい 好きと言って 禁断のくちびるを  世界は聳え建つお城 門を開けるのは神 そんなふうに導きつづけて  そしてわたしの目を 塞いだら 誰よりやさしく 名前を呼んで その時知るでしょう 永遠の意味を  薔薇の指輪まじえて 革のリボンむすんで 鏡の間の舞踏会 すべてが狂おしい 迷い込んで悟れよ巡る愛の歴史を 涙で飾ろう黒いマリアージュ  嘘では嫌 好きと言って 純潔のくちびるで  薔薇の首輪つなげて 銀の鎖くわえて 今宵もひとり果てる あなたが憎らしい 跪いてお甞めよ 苦い愛の雫を 天使に施す青いドレサージュ  薔薇の手錠はずして 白い手首かさねて 触れ合うことの奇跡 あなたが愛おしい 跪いて捧げよ 痛い愛の言葉は 包帯に滲んだ赤いアラベスク  心から 好きと言うわ 穢れなきくちづけを
聖少女領域(orchestra Ver.)PLATINA LYLICALI PROJECTPLATINA LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也まだ云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて羽のように軽い 囁いて パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば  百万の薔薇の寝台(ベッド)に 埋もれ見る夢よりも 馨しく私は生きてるの  どうすれば醜いものが 蔓延(はびこ)ったこの世界 汚れずに羽搏いて行けるのか  ひとり繭の中 学びつづけても 水晶の星空は 遠すぎるの  まだ触れないで その慄える指先は 花盗人の甘い躊躇い 触れてもいい この深い胸の奥にまで 届く自信があるのならば  白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃない  罅割れた硝子厘(ケエス)に 飾られた純潔は 滅びゆく天使たちの心臓  また明日も目覚めるたびに 百年の刻を知る 眠れない魂の荊姫  くい込む冠 一雫の血に ああ現実(いま)が真実と 思い知るの  まだ行かないで 月光の結界で 過ちに気づいてしまいそう 安らかなぬくもりに抱かれ 壊れたい私は 罪の子なのでしょうか  そっと零れてくる 涙の意味さえわからない  もう云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて鎖のように重い 囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならば  さあ誓ってよその震える唇で 蜜を摘む狩人のときめき 攫っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば  貴方、捕まえたらけして 逃がさないようにして
薔薇獄乙女(strings Ver.)GOLD LYLICALI PROJECTGOLD LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也豹のように美しくわたし 着飾るは闇の毛皮 谷間の百合 踏みつけても あなたの場所に向かうため  牙を立てる果肉の甘さは 結ばぬ実の不実の夢 交わりましょう  逃げてるのか追ってるのか わからなくなるまで わたしを視て もっと深く 溺れ乱れ蜜地獄  魔触の爪 腐蝕の骨 軋む音響かせ これが愛か憎しみなのか 答えは必要ですか  ああ掴まれた心臓は あなたの氷のような 指の中で生き返るわ  哀しみだけ飼い慣らしても 粧うは蝶の微笑 足首結わく綺麗な鎖 奈落の扉につながり  舌でなぞる鍵孔の先は 血の味に繁る小径 進めますか  抱いてるのか抱かれるのか わからなくなるほど あなたを視る 回す腕は 咲いて散って薔薇地獄  不浄の月 腐爛の夜 欠けてはまた満ちる これが恋でも裏切りでも 屍は同じでしょう  ああ手にしつくしたものから その目に色褪せるなら 何度だって生まれ変わる  逃げてるのか追ってるのか わからなくなるまで わたしを視て もっと捕らえて 燃えて紅蓮薔薇地獄  いきたいのか堕ちたいのか もうわからないけど これが愛で苦しみならば 終焉が欲しいですね  ああ奪い取ってその心 鑞に変わりゆくわたしの からだの奥 閉じ込めるわ
Fraulein RoseALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也あなたが 巻きますか? 背中のネジを  午前三時の薔薇茶(ローズティ) 月光が 溶ける 唄を忘れた金糸雀 声なく 歌う  蒼い庭の真上 双子星が瞬く みんなひとりぼっち いつか誰かと出逢うために  硝子の匣の中 乙女は生きる 囁くこの鼓動 奏でてゆくメロディ どうぞ耳を澄まして聴いていて でもまだ少し未完成  真紅のくちびる苺(ストロベリィ) 苦さを 消して 運命沈めた水晶 翠の 影絵  夜の黒い翼に 銀の燈灯せば 白い朝が生まれ 雪の華へと氷る涙  あなたが開けたから わたしの扉を 想いが放たれて 綻びゆくつぼみ 歓びよりも小さな棘が 教えるのよ これが恋と
今宵、碧い森深くALI PROJECTALI PROJECTArika TakaranoMikiya Katakura斉藤暁貴婦人の甘い香水 透明な蝶の翅のように舞い 扇の陰の囁きが 楽士らの前奏に溶けて…  フロアへと滑り出す私の爪先 裳裾を曳きずる衣擦れと 重なり合った沓音 立ち止まり見上げれば 碧い目をした その人  言葉のない 眼差しの会話 包まれる手 薄絹の手套越しに 冷たい指 伝われども 不安の欠片ひとつなく 少女の憧れの夢は 今この瞬間へと結ばれる  ワルツは星の瞬き 慄きに似た美しい夜は過ぎ 想うのは名も知らぬ人 みずうみ色の かの瞳  白亜館の門扉の外 深い森に一人迷い やがて月の光堕ちて 横たわる翡翠の水面 そして畔に佇むあなた  言葉もなく差し出される腕 抱きしめられ 眩暈の果て踊っている 金の鱗 纏う魚 銀の声で囀る鳥 咲き乱れて溺れる花 ここはどこで あなたは誰?  また今宵も 彷徨い込んでは 茨の棘 怖れもせず奥へ奥へ 言葉もなく 差し伸べる腕を 絡めとられ 闇に向かい踊っている これが夢であるのならば どうかけして覚めないよう 二度と離れられないように 私の心臓を止めて  真っ赤な薔薇を その手でもぎとるよう
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