KANAN「Memoria」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
沫嘘KANANKANANKANANsu-keiすぐ逢えるからって君の言葉は 私に吐く初めての嘘ね。 切れてしまいそうな小指の糸辿って 君のいるその場所に、いけるなら。  人の波の中に私だけが置き去り 迫りくる夕闇、独り心細くて 君のくれた香りを身に着けて歩いた。 そうしたら君が気づいてくれるって、そんな気がして。  すぐ逢えるからって君の言葉は 私の為だけに吐く嘘ね。 溶けてしまいそうな小指の糸辿って 君のいるその場所に、いきたいよ。  涙のような雨、私だけに沁みてる 君のくれた指輪を身に飾って歩いた。 そうしたら君が駆けてきてくれるって、そんな気がして。  すぐ逢えるからって君の言葉は 私だけに吐く優しい嘘ね。 どこまでも淡い小指の糸辿って 君のいるその場所に、いけるなら いきたいよ。  ほろり落とした涙粒は心を濡らして 水溜りのような想いを流していく。  君のくれた言葉を身に纏って歩いた。 そうしたら君の傍に居られるって、そんな気がして。  すぐ逢えるからって君の言葉は 私を支える優しい嘘ね。 誰にも見えない小指の糸辿って 君のいるその場所へ  待っているからって私の笑顔 君に吐いた最初の嘘よ。 二人を繋げる赤い糸を辿って 君のいるその場所に、いきたいよ。 あいたいよ。
cloverKANANKANANKANANsu-kei私の胸に撒かれていた種が 何気ない仕草で疼き芽吹いていく 水も、土すらも無い心の中 君の言葉だけが私を育てていた。  一葉の恋、君の声に心がさざめく日もあったから すれ違うことも躊躇ってしまうの。 幼い恋、私の声君に届くなんて思ってない ただ過ぎていく君の笑顔に目を背け続けていた。  日向のような柔らかい温もり 私の心には必要なのです。 プランターのような狭い体には いくつも根が伸びて息も出来ないよ、ねぇ。  双葉の恋、君の声に心が波立つ日もあったのに 弱虫だから言い出せずにいた。 未熟な恋、私の葉は少しずつ増えて育っていくから ただ過ぎていくだけの時間は止めて、君に伝えたい。  君という日差しには陰りもないから 眩しさが全て隠してしまったわ。 本当は私だけを照らしてくれていた。 その光は私へ注いでくれていたのに。  三つ葉の恋、君の声に心が浚われた日を思い出す すれ違う時に聴いた、君の声を。 熟れゆく恋、沢山の気持ちが咲いて言葉に変わっていく ただ過ぎていくだけの時間は終わり、探しにいこう。  四葉の恋、君の声が私を摘み取る日はもうすぐね すれ違う事も無いの、花瓶へ挿して。 実った恋、しわがれた声になっても呼んで欲しいから ただ過ぎていくだけの時間を捨てて、君を求めたい。
荊姫KANANKANANKANANsu-kei荊棘の森、孤独に落ちた城が 沈黙のまま誰の声も聞かずに 湿った夢の続きを歌い続け 歳月を知らぬ私を囲っている。  眠りの淵の中、囁かれた愛さえ 長い子守唄のように聴こえてしまうの。 貴方は誰なの? 知らないわ。  過ちへと手を伸ばして貴方は見失う。 触れるべきものは他に居るはずでしょう? 私を揺らしたいのなら愛を込めてキスを頂戴な 口先だけにならないで。  荊棘の檻、孤独に嘆く城が 歳月を知る貴方を囲っている  眠りの淵の中、囁かれた愛さえ 長い夢のような微睡みに飲まれていく。 私は誰なの? 答えてよ!  過ちへと突き落として私は見失う。 刺さった紡錘はまだ傷跡を残して 私の目醒めが見たいなら愛を込めたキスを頂戴よ すべてを消し去るまで深く。  帰り道を荊の柵で塞ぎ 貴方を呼ぶ声も居場所も何もかもを手の届かぬように 誰の目も触れぬ場所へ  過ちへと手を伸ばした貴方は見失う 戻るべき道を、守るべきものすらも。 私を濡らしたいのなら愛を込めてキスを頂戴な 口先だけならいらない  過ちへと突き落として私は見失った 刺さった紡錘がまだ指先を苦しめて 貴方が受ける報いなら私が用意してあげるから 愛を込めたキスで起こして。
緋の雷鳴KANANKANANTERUJiTERUJi俄かに降る雨にも 似た街中の雑音 それも今は僕の 前に座す 愛を裏返し 憎む君シンドローム 故に「依存シテイル」 走りだす雷鳴  いつものように 立ち振る舞う仕草は 朱色の底へと 誘い続ける どんなに冷たく冷めた目されても 引き返せない深みを見た  迸る声明は空を裂いて わずかな切先を見せないで笑う  君を見ていたい終わりを告げる 鐘壊して永遠となれ 遠退いてゆく意識の中で いま轟け緋の雷鳴  僕達だけの秘密の時間軸 少しのズレにも苛立ち隠せず “傷付かぬように、ただ大切に”と 見えない鎖で縛るボクがいた  紅く染まる運命を辿る足跡 追いかけても離れてゆく 愛を知る度に  艶めく瞳が僕を狂わす 蒼白へ解き放つ雷鳴  君を見ていたい終わりを告げる 鐘壊して永遠となれ 遠退いてゆく意識の中で いま轟け緋の雷鳴  「こんなに君を愛しているのに」 陰りだした緋の雷鳴  聞コエルカ?
MemoriaKANANKANANKANANsu-kei朝も夜もその間も、変わらずに待ってた。 想いの残滓を遠くに落とすようなメモリア  手を重ねて眠ったあの日を思い出す 優しさに震えた、初めての時。 睫を揺らした寝息に少し笑って 君の胸の音を聴きながら瞑るの。  今はまだ金糸雀の色をした 記憶の宇宙に浮かぶ、おもいでを  朝も夜もその間も、変わらずに待ってた。 空いたままの掌には、抜け落ちた温度を 探すように彷徨う仕草だけが残って 私の喉元を、深く軋ませ続けるの。  手をそっと解いたあの日を思い出して 虚しさに震える、このひと時は 柔い夢の跡をなぞるようにして 少しずつ越えていくしかないのかしら。  今もまだ褪せることを知らない 記憶の宇宙に浮かぶ、おもいでを  朝も夜もその間も、変わらずに持ってた。 空いたままの掌には、すり抜けた温度を 探して彷徨う私の弱さがみえてる。 君とのおもいでが、強く私を締めつけた。  全てがメモリアへと変わるのはいつになるの。 宇宙から落ちて記憶の海に沈みゆくのはもっと先なの? 「私の心を埋め尽くさないで」なんて 身勝手な言葉が、浮いては消えるわ。  今もまだ私を支配している 記憶の宇宙に浮かぶ、おもいでは  朝も夜もその間も、変わらずに待ってた。 空いたままの掌から、すり抜けていくことを。 彷徨う手も何もかもをメモリアに変えて 君を越えるほんの僅かな強さが欲しいよ。  いつかまた振りかえることがあるのならば 空いたままの掌で掬い上げるから だから、どうかその時まで優しく沈んで 二人の残滓を淡く包むようなメモリア
夜半の月KANANKANANKANANsu-kei翳りだした夜半の月、全てを塗り潰す 黒の視界、目隠しのように私を飲み込んで この手を牽いている貴方へと呟いた。  あぁ、身を溶かして逃げましょう 掴めぬほど遠い何処かへ。 だから雲が途切れるまでには あの崖を越えて向こう側へ、いきましょう。  雲を裂いた夜半の月、全てを曝けだす 過去も今も、この先の道筋さえ決めるように この手を牽いている貴方にも分かるでしょう?  あぁ、身を落として消えましょう 立ち入ることは許さないわ。 だから、足音が迫る前に あの崖を越えた向こう側へ、いきましょう。  聞いたの、あそこにいけば幸せ掴めるって この手を牽きながらお互いを確かめた。  あぁ、身を裂かれるくらいなら 月の傍で寄り添いたいわ。 だから、夜が明けてしまう前に あの崖を越えて向こうへ、いきましょう。  あぁ、私たちの行く末に 朝なんて必要ないから 夜半の月が見下ろしているこの場所で たった一つの愛だけ連れていく。  暁に染まる空、夜半の刻は最期 いつか、一つになった私たちを見つけて下さい。
トリトマKANANKANANKANANsu-kei透けるような言葉を幾つも重ねた 舌に乗せた偽り、あたしの胸を枯らすの 仮初の愛なんて糧になるはずないのに  消えてしまいそうな愛は要らない その手で真実を掬って 溺れるまで与えてよ 生かして、あたしの全てを。  藍に埋もれる時を幾つも数えた はぐれていく心が、あたしを駄目にしていく 夢の無い夜なんて糧になるはずないのに  崩れ落ちそうな愛は要らない その手であたしを支えてよ 心をそっと抱きしめて 丁寧に、愛してほしい。  あなたがくれた花は枯れて、音も無く泣いている 見たくないと眼を閉じてあなたを捜す  触れることのない愛は要らない その声であたしを起こして そっと息を吹きかけて あなたを感じたい  無色な愛は要らない あたしを綺麗に飾って この部屋から連れ出して 全てを愛してほしい、いつまでも。
六月の約束KANANKANANKANANsu-kei硝子越しの雨空、私の涙降らしてる。 錫の色に染まって、貴方の庭に落ちた 思い出が、さらさらり。  六月の約束、想いだけが過ぎて ゆるやかに色褪せた私の胸から 滲みだすように愛が零れ頬を濡らす 優しく触れた手も、今はただの幻  硝子越しの星空、貴方の欠片降ればいい。 綺麗な石になって、私の部屋に落ちて 足元に、きらきらり。  六月の約束、願いだけが過ぎて 叶わずに萎れてく私の胸から 形に出来ない哀が溢れ喉を焦がす 貴方の横顔も、今はただの幻  笑っていてと言った貴方の声、よく憶えてる。 だけど貴方が傍に居たから笑顔になれたの。  六月の約束、想いだけが過ぎて 白いドレス、着替えた私の胸から 伝えきれない言葉が流れ声を揺らす 私の笑顔さえ、今はただの幻
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