熱源cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 「いつかどこかで」「そのうちきっと」を 口癖のように繰り返している 浅い眠りを潜り抜けても そこには同じ天井が待っていた 価値の無い愚痴 意味の無い不安 誰かへの嫉妬 その先の虚無 後悔ばかりで救えない記憶 カルト映画は流れっ放し 騙し騙しのままここまで来てしまった 先を行く人達は何もくれないから 暁の赤色を迎えにいこう どこへでも 集めた憂鬱を冷めたスープと共に捨てろ その場凌ぎの窮屈な嘘や 苦し紛れの言い訳ばかり いつまでたっても信じられぬ自分 分かっていても動けない自分 冷えた身体のまま強くは生きられない すぐに服を着替えて顔を洗って 黄昏のオレンジを迎えにいこう 自分の足で 手に入れた僅かなハッピーエンドをリュックに入れて 誰だって暗闇に怯えている 凍えている それでも想いだけは死神に渡せないのだ いつ生るかは分からないが それでも種は蒔ける そして熱は産まれる 暁の赤色を迎えにいこう どこへでも 集めた憂鬱を冷めたスープと共に捨てろ 誰だって暗闇に怯えている 凍えている それでも想いだけは死神に渡すものか 渡すものか! |
返してcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 明日僕らはきっとふたりだけ せめて泡になって消えるまで 小説の山にそっと火をつけ たき火をして遊ぼうよ いっそ東の岬から 大人たちの冷めた目を盗んで 次の船で逃げてしまおうか いま 見えたんだ 夜と朝のつなぎ目が ただ ひたすらに それだけ探し続けたら ほら 見えたんだ 開け放った窓の向こう 白々と 陽は登る まだ 分かるかな きらめく波の隙間には ふと 気づくんだ ふざけた顔のきみがいて すぐ 消えるんだ 夢と現実の半ばで ゆらゆらと 目が覚める 小さく生きるこの街には 武器やロジックはいらないのに 明日僕らはきっとふたりだけ せめて雨になって溶けるまで モルタルの壁に沿って大きな S.O.S.を描(えが)こうよ 行儀よく足を揃えた 兵隊達の落とした帽子を 被ったまま どこで泳ごうか いま 作るんだ 深く煮詰めた欲望と すぐ 混ぜるんだ こねくり回す渇望(かつぼう)で ほら 満たすんだ 開け放った窓の向こうに繋げて 暴かれたこころを 捕まえて さあ さあ さあ! 僕らはずっとひとりだけ せめて上のまぶたが落ちるまで 鼻の奥がツンとするような映画の話をしていたい きみは呼吸を整えて 長い髪を思い切り切ったら 見たことのない顔をした 明日はきっとふたりだけ せめて泡になって消えるまで 小説の山にそっと火をつけ たき火をして遊ぼうよ いっそ東の岬から 大人たちの冷めた目を盗んで 次の船で逃げてあの国まで行きたいな 「ゆるぎない いとしみを かわらない あの日々を またとない あいまいな ことばを 返して」 |
pulsecinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | そう 壊した 積み上げた予防線 添う不快感 辿るのは下降線 どうしたんだい 間違いの恋だ どうして居たい 始まりの時は 重なる右手を振りほどいて 激情の波にノイズが混ざる 再会の為のアイソレーション 俺たちの声はまだ枯れていない 躁 知らない 付け焼き刃の方向 そう見えない 溶解した状況を もう開かない ドアに火つけて 乞う スカイハイ 夜に気つけて 痩せた左手を振り乱して 使い捨てられたナイフと希望 曖昧なだけのアーティファクト 俺たちの脈は止まっていない 「さしのべられたら」 愛したい 介したい 誓い ない 死体 廃したい 違い 愛したい 介したい 誓い ない 死体 廃したい 瓦解 重なる右手を振りほどいて 激情の波にノイズが混ざる 再会の為のアイソレーション 解っていた別れ 消えるあなたの小さな肩と踊る狂気がすり替えられて 俺の中でパルスになる |
souvenircinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 長い通りを抜け 四つ角を左へ そこは小麦が揺れる 若いぼくらの世界 失うものなどないのさ 鈍色の記憶が今朝の空気と混じる 「どうしたいの?」と言ったきみは小さく笑い ヴィクトルの小説に栞を刺す 泡になったスーベニア いつかきっと飛べるさ せつない夜空には朝焼けを 7月14日 人波が街を行く この国の王様は誰が決めたんだろう 顔も知らないのに 裸足になったバージニア 種火はいつもここにある 未来は確かにぼくらを知ってる 当たり前だったことは当たり前じゃなくなるよ 例えばきみに白い翼が生えてもぼくは笑ったりしないからさ 泡になったスーベニア いつかきっと飛べるさ 二十歳になったバージニア 種火はずっとここにある ぼくらはいつまでも朝焼けを待つ |
メーヴェの帰還cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 少女は言う「ほら、間違えた」計画はまた失敗だ 巡回する黒い飛行物体 欲望を隠すのはやめよう 手を鳴らせ鬼さんこちら こんにちは 何で遊ぶ? 形なんて無くしてもいい そこに声が残るのなら 底のない濁った水槽 退廃はもうすぐ側にある 返答はまた先延ばし 納得がまだ足りてない 手を鳴らせ鬼さんこちら こんばんは 飴はいかが? あの光 もしかしたら お迎えの時間かもね いつか触れることもあるさ その時は朝も夜も一人がいい 罪と罰 こどもたち 背中に文字を刻む 誰かの為に生きることはとても苦しい 罪と罰 おとなたち 小指を天に捧ぐ 誰かの為に生きることはとても美しい ミサイルが最果てに消えた 気づかないふりで笑ってる あの人の帰りを望んだ 銃声が聴こえないうちに 手を鳴らせ こちらこちら 鬼の方へ急げ急げ 形なんて無くしてもいい そこに声が残るのなら 海は乾かない 今もこれからも 決して急がない 今もこれからも ずっと |
波動cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 夢の中 あなたの声 すぐに消えてしまった それなのに四六時中響いて仕方がない 窓に映る景色の全てが白く染まって 福音が注がれた この狭い部屋の中に そう 今からあなたは海の外へ きれいなものばかりじゃないけど 花のようにひらひらと揺らした小さな手 その刹那新しい歯車が回り出す 優しいその波紋はあなたを中心にして 美しく広がった この広い世界中に そう 今からあなたは海の外へ きれいなものばかりじゃないけど さあ 暖かい身体を震わせたら 行けるよ これからは どこにだって |
el golazocinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | クラブハウスはかつてないパニック 赤い悪魔は本当にやってきた 勝利の為にはマリーシアも辞せない まずは1からビルドアップなのだ 錨上げたら 旗を掲げなさい 重要なのはオフ・ザ・ボールだよ 声を出せ!! ああ クラシコ ライン際 踊るダイナモ やあ レジスタ 風ん中 君はどうしてそんな速いの? ファンタジスタ 夢ん中 君はどうしてそんな強いの? もうアディショナルタイム |
diggin'cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 例えばさ あの空に向こう側があったなら 暗いのと明るいのはどちらが多いのだろう 百年の退屈は僕を長く引き延ばしていく 百年の孤独なら慣れたものだろ 「雨模様」 いつも何かが足りなくって本当の名前を探している もしもあなたの番ならばこの問いの答えを何と言う 例えばさ 明後日に消えてしまうとしたら その最後の瞬間をどこで迎えたいだろう 結局何かが足りなくって ポケットの裏側 探している もしもあなたが望むなら白昼夢に終わりを 立ち竦む僕に気づかぬふりで通り過ぎる 奴ら 街に消え 濡らした服を着たままどこに向かうのか かなしいものさ いつも何かが足りなくって 本当の名前を探している もしもあなたの番ならば この問いの答えを 結局何かが足りなくって ポケットの裏側 探している もしもあなたが神ならば あと少し自由を 白昼夢に終わりを この問いの答えを教えて |
エゴcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | そうだよルーザー きみじゃないとして 誰がやるの これが最後なら 「だいたいのものは捨ててしまえる」 しょうがないさ 理由が無いのなら イメージの向こうが見えるはずはない 操縦桿(そうじゅうかん)に汗が滲んで そうだよラヴァー きみはどうしてる? 冷たいこの夜に「何が正しい」なんて 憂(うれ)う意味は無い だから もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べないから 次の光の先まで見せて 僕は ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウトなんて 言いたくもないことを言いたくなるんだよ 「乞うなスヌーズを チャンスは2度とない どうせやるんだ 迷っちゃキリがない コールタールの匂いでやられても そうだよウィナー やるんだ」 罪のステージへ だけど もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたいのに 今もカルマは背負ったままだ なのに アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユーだなんて 心底思うほど 僕らはエゴイスト 選ぶことすらやめた時 僕ら誰かの身代わりで ガンメタの重い引き金に 指をかける だから もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べないから 次の光の先まで見せて 僕は ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウトなんて 言いたくもないことを言いたくなるんだ もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたいのに 今もカルマは背負ったままだ なのに アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユーだなんて 心底思うほど 僕らはエゴイスト |
僕たちcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 君が言葉を持つのならば 僕と話を 静かなあの場所で 君が形を持つのならば 僕の背中をさわって笑ってよ 君に時間があるのならば そっと言葉を 本当のことだけを 君が答えを持つのならば 僕に光を それだけ さよなら 声が出ないよ 言えないよ 終わりの始まりが 隣で佇んで 誰も知る事ができない 小さな物語 僕らのプロローグ 君が祈りを捧ぐならば ずっと魔法は解けないままだろう 君が毛糸を編むのならば じっと待つから最初に着させてよ 君がソーダに溶けるならば そっとそれを飲み干してしまおう 君が世界を統べるならば きっと僕はいつでも幸せ 夜が長いよ 視えないよ 最後の瞬間は 隣に居させてよ 誰も知る事ができない 小さな物語 僅かなモノローグ 回旋塔にさ ふたり掴まって なんてことない くだらない秘密を分け合い温めて 「ラストシーンはここがいいな」って 目を瞑った君の長いスカート 少し揺れた 声が出ないよ 言えないよ 終わりの始まりが 隣で佇んで 誰も知る事ができない 小さな物語 ふたりのエピローグ |