せきぐちゆき「衝動~魔物が暴れ出す時~」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
花嫁になれなくてせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健愛するひとの幸せを 願えないのは罪ですか まして不幸を願うのは もう愛ではないですか  消えてしまえ あらん限り いっそ私も 消えてしまえ  彼女の左手 薬指 彼をおしのけて指環奪い 咄嗟に私は飲み込んだ 彼女の泣く声が悲鳴に変わる  嗚呼 花嫁は私だった 嗚呼 無情の鐘が鳴り響く  十九時 雨音に起こされて ワインの空き瓶ドミノ倒し お式は無事に済んだかしら おめでとう  消えてしまえ あらん限り いっそ私も 消えてしまえ  愛するひとの幸せを 願えないのは罪ですか まして不幸を願うのは もう愛ではないですか  純白さざんかの髪飾り 鏡に映して微笑むの 愛するひとの幸せを 願えない私は不幸ですか
金吹雪せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健浴びるように酒を呑んで 山のように金を積んで 男釣って 身体中で壊れましょう この方がお似合いね 純粋に恋なんて その方が過ちよ 痛々しい  汚れを知らぬ目のあのひとは 脇見で済まず真っ直ぐ別の女 愛してしまったの 一途が取り柄と言わんばかりに  酒が足りないわ 浴びせなさい 今が楽しけりゃいいじゃない 欲にまみれて 無駄に金吹雪 ばらまけ  酒が足りないわ 浴びせなさい 金なら愛ほど余るほど この手にあるわ ただわからない 愛の使い道 酒が足りないわ  明け方の空は 何食わぬ顔で 色とりどりの夜を塗り潰す薄情者 不細工な面下げて くたびれた足取りで 膝小僧すりむいて うずくまる  心を吐き出そうと何度も 口に指を突っ込んでみたけれど ますます押し込んで余計に苦しい 思い出すじゃない  酒が足りないわってダダこねりゃ あのひと叱ってくれたのに 膝が痛くて 朝が冷たくて 泣けるわ  愛が足りないわってダダこねりゃ あのひとギュッと抱いてくれたのに 惨めな膝に血が滲み出す 早く夜になれ  酒が足りないわ 浴びせなさい 今が楽しけりゃいいじゃない 時をむさぼって 無駄に金吹雪 ばらまけ  酒が足りないわ 浴びせなさい 金なら愛ほど余るほど この手にあるわ ただわからない 愛の使い道  酒が足りないわ
七の日せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有くたびれ ため息 帰り道 今日もさして良いことはなかった いつものバス停向かう途中のガード下 ギターを抱えてるのか ギターに抱えられているのか 小柄なきみが愛を歌ってた  ぬくもりだとか 愛情だとか そんなもんは とうに捨ててる 飢えてるわけもない なのに少女のひた向きな声が カラカラだった喉に気付かせる  もっときみの歌を聴かせて欲しい さみしいのは皆な同じだと僕に歌って もっと胸の内を聞かせて欲しい 冷めたフリで自分を隠した僕は卑怯者  最後のコードを鳴らし終え まばらな拍手の中できみは 不意に外した僕の視線を見逃さなかった 「毎月“七”の付く日はここで歌ってます」 それから きみの斜め右は僕の定位置になった  「歌を歌うのが大好きなの」と 心折れた日もあること 話してくれたきみ まるで僕さえ夢の途中のよう 胸の奥が突然うずき出す  もっときみの歌を聴かせて欲しい 損得だけじゃ計れないものがあると教えて もっと胸の内を聞かせて欲しい さらけることが悪ではないと僕に歌ってよ  生まれた街や 今の暮らしとか 置き去りにした夢のことをきみに語る僕 そういや今日は七月七日 君の願い天まで届け  もっときみの歌を聴かせて欲しい さみしいのは皆な同じだと僕に歌って もっと胸の内を聞かせて欲しい 心の奥で眠ってた夢が目を覚ましたよ  もっときみの歌を聴かせて欲しい 損得だけじゃ計れないものがあると知ったよ もっときみの歌を聞かせて欲しい さらけることを ためらわないよ きみが好きだから
帰り道のララバイせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有今日も報われない空 秋雨が車窓をつたう どうにか埋もれずやって来たけど 自信がなくなってしまいそう  ああ 少しずつ変わって行くの 街並みも私も  下り電車が心地良い まるでゆらゆら揺りかごね 下り電車が心地良い 少し休んでもいいかな  沢山の人がいる 少なくとも流れる建物の数だけ 人がいて 考えが 人生が 想いが溢れてる 皆な必死で生きている  自分だけがつらい気がして 意地悪になってた  いろんなものを手に入れて いろんなものを失って それが生きて行くことだった 今更何を悔やむの  次の橋を渡りきったら 泣いてもいいかな  いろんなものを手に入れて いろんなものを傷付けて 花の名前も言えなくて 自分だけつらい気がして  下り電車が心地良い まるでゆらゆら揺りかごね 下り電車が心地良い 弱虫な私でごめんね  下り電車が心地良い 下り電車が心地良い 明日は元気に上って行こう……
春〜プリマヴェーラ〜せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健時が今 止まるなら 連れて行ってプリマヴェーラ  もし十秒後 時が止まるとするなら あたしはどんな顔でここに刻まれる 愛するあなたを心に映して微笑む 綺麗な想いと 顔がいい  恨みに伏した不幸化粧 残らず剥がしましょう あたしホントは凄く美人なの ほら どんな欺きも 嘘も屈辱も 忘れて 許して このまま  時が今 止まるなら 二度と涙知らずに済む 時が今 止まるなら 連れて行ってプリマヴェーラ  時はただ流れて行く 悲しみを過去と呼べるように 時はただ流れて行く また春に出逢えるよう  男はいつも欲望に愛されてる 女はいつも嫉妬に取り憑かれてる 喜びの影を刹那とするなら 幸福と書いて まぼろしと読むのでしょう  裏切られたんじゃない 期待はずれ そう言えば心は救われますか 闇を生み出す前に 女神たちが笑う春の絵の中に やさしく永遠に閉じ込めて  時が今 止まるなら 傷つき傷つけることもない 時が今 止まるなら 連れて行ってプリマヴェーラ  時はただ流れて行く 悲しみを過去と呼べるように 時はただ流れて行く また春に出逢えるよう
ひかげの雪せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健気付いているのよ あなたが誰かを 忘れるために今 私を こうして抱きしめていること  さみしくないけど 時々あなたが 泣きそうな顔して笑うの あの女性の面影見つけて  代わりにもなれない私を許して 背中つたう指が泣いてるわ  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて やさしい言葉もいらないから 心からの笑顔を見せて  感じているのよ あなたが誰かの 深い吐息を求めながら 口唇かさねていることを  切なさこらえて こぼれた涙も あなたの瞳には映らない 私はさみしい日陰の雪  いつもどんな時もあなたを見ていたの 言葉にしなくても伝わるわ  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて 明日の約束いらないから ありのままの笑顔を見せて  生まれ変われるなら あの女性になって あなたを抱きしめてあげたい  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて 明日の約束いらないから ありのままの笑顔を見せて  愛さなくていいから ほんの一度笑ってみせて やさしい言葉もいらないから 心からの笑顔を見せて
衝動せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有丑三つ時の平成通り ざんざん降りをヘッドライトが照らす 待てと言うなら死ぬまで待つような イイコでいると決めてたけれど  人は突然すべてのことを 裏切りたくなるものですね 壊れないようにと守ってばかりの 愛ならいっそ壊してしまえ  今夜 嵐が私の中に 衝動と言う名の魔物を生んだ  今 そちらに向かっています となりで眠ってる可愛い人に あなた一体 私のことを なんて紹介してくれるでしょうか  嫌われるのが怖かったから のんきな女を演じていたの あなたが私 選ぶだなんて 有り得るはずもなかったのにね  自分をあざむき偽るほどに 本音隠して飲み込むほどに 孤独と涙は出口を失い ふとした瞬間弾け出る  雨も 思い出も あなたさえも道連れに 闇夜の先まで行くわ  今 そちらに向かっています となりで眠ってる可愛い人の 寝息を抱くのも今の内よ 嵐の夜は魔物に気を付けて  今 そちらに向かっています となりで眠ってる可愛い人に あなた一体 私のことを なんて紹介してくれるでしょうか
愛の浴槽せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健私があなたを愛すように 同じだけ愛して欲しいの 飛沫上げた愛のシャワー 浴室に弾け飛ぶ熱帯夜  今日の天気を話すように 彼女の話 さらりとしないで 出来の悪い私は 心の広いふりをしてみる  今宵あなたは私のものだから 一滴残らず洗い流してね 彼女の匂いも気配も願いも たちまちに 泡ともども  私があなたを愛すように 同じだけ愛して欲しいの 顔も知らない誰かのこと これ以上憎めない  あなたが私を捨てる時 確実に息の根を止めて 心の奥 潜む悪魔が 暴れだす前にあぶくに消して  お日様の下で育む 恋ならすくすく育つのかしら 夜の金魚鉢に泳ぐ恋は 外じゃ干涸らびちゃう  私があなたを愛すように ハチャメチャに愛して欲しいの 飛沫上げた愛のシャワー 浴槽になだれ込む  あなたが私を捨てる時 確実に息の根を止めて 飛沫上げた真っ赤なシャワー 浴室は音も無い熱帯夜
悲しい金曜日せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀せきぐちゆき・太健遠い遠いさつきの空は さみしいさみしい涙色です 今日は 今日は 今日は金曜日 あなたが会いに来てくれる金曜日 あなたが好きなビーフシチューを 沢山沢山作ったの ガラスの恋を胸に抱きしめて あなたをひとり待ってる金曜日  白い白いサツキの花が 耳をそばだて窓から覗いてる 今日は 今日は 悲しい金曜日 今夜でお別れと横顔が言っている いつしかあなたと暮らせると夢見てた 私を私を笑ってよ 良ければ最後にシチューを食べて行って 平気よ 毒など入れてやしないから  いつしかあなたと暮らせると夢見てた 私を私を笑ってよ あなたがいない部屋でひとりきり 涙の味するシチューを食べました あなたの味するシチューを食べました
復讐は鮮やかにせきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有復讐は鮮やかに 微笑みで抱き寄せて 子守唄 歌うように あなたに深い眠りを  少しも覚えていないのね この声も 肩のほくろさえも 初めて出会った時のように やさしいあなた  けれども私は忘れない 裏切った背中を忘れない そうよこの時を待ってたの 長い髪 ほどけば  憎しみは軽やかに 愛情のふりをして 愛しさも哀しさも 忘れて夜に溶ける  復讐は鮮やかに 微笑みで抱き寄せて 子守唄 歌うように やさしくあえいでみるの  ねえあなたが あの時の私だって 気付いたら 愛しさも明日さえも 失わずに済んだのよ  復讐は鮮やかに 微笑みで抱き寄せて 子守唄 歌うように あなたに深い眠りを  復讐は鮮やかに 虚ろげなその瞳に 微笑みで泣き濡れた 私が映っている
帰郷せきぐちゆきせきぐちゆき関口由紀関口由紀八田信有春は 春は 遠い 遠い 夢の中 あなたがくれた白詰草の花かんむり 嗚呼…… きれいな想い出 嗚呼 もう帰らない  夏は 夏は 遠い 遠い 陽射しの中 あなたが吹いたビードロ 私も口づけた 嗚呼…… 幼き憧れ 嗚呼 もう帰らない  秋は 秋は 遠い 遠い 霧の中 黄金色の麦の畑 そよぐ風 嗚呼…… 手を振る夕焼け 嗚呼 もう帰らない  冬は 冬は 遠い 遠い 夜の中 ともす灯り 寄り添う二人 窓の雪 嗚呼…… 愛しいあなたは 嗚呼 もう帰らない  帰ろう 帰ろう 嗚呼 あの日に帰ろう
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