椿屋四重奏「深紅なる肖像」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ぬけがら椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二真昼の光に 忘れた気がした やがて沈みながら いつもの朝焼け  誰もが目覚めて 歩き始めたが 俺一人昨日に 引き返していた  降り出した雨が 小馬鹿にするんだ 今も未だ 目の色が戻らない  明らかに足りない 俺の中に お前のすべてが 絡まって解けない  あれから心は 隙間だらけ 沢山の意味が 抜け落ちた そのせいで
終列車椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二誰も寄せつけない眼差しは あきらめが体に馴染んだから 拭えない日々にさいなまれて やがて塗りつぶせる程に  まどろみを吸って吐いてやり過ごす 訪れる空白の繰り返し 報われない無我夢中の最中 自ら明日を手放した  真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけ それだけ ひと握りの ささやかな 過去  その感触だけを手元に 火花散らす滑車の上で 全て置き去りにしたままに 後悔を殺して滑り落ちて行く  在りもしない答えに 取り憑かれた俺の 結末は見えている 結ばれているような その思い違いが 仕合わせと言うのなら  真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけ それだけ ひと握りの ささやかな 過去
成れの果て椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二未だ消え残り お前の後ろ髪を引くような真似を 真白き頃の 淡く大袈裟な追憶が許した  言葉の端に わざと不実を促すその心は 知らず知らずに 崩れてしまう己を恐れた  執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て  とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ  どうせお前の  退かぬ微熱が まとわりついた今宵は離れ離れ ただ思いつきで 許し合いたいが故の苦しみ  執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て  とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ  とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 先に行かせまいと 泥にまみれた仕合わせ  どうせお前の 手の内で
硝子玉椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二私に向ける視線も今は 熱を失い曇る硝子玉 聞き返すような真似は出来ない 微かに見えたあの日の惑い  無限に続く程の思いが 些細な傷で潰えてしまう 記憶が色を失う頃に この苦しみも消えるのでしょうか  知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて 血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました  波音だけが響く砂浜 我を忘れて夢に泳いだ  知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて 血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました  雨がちぎれて道に残った 夕陽を映して寂しく揺れた 夕陽を映して寂しく揺れた
春雨よ椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二僅かな塵さえ見つからぬ 惑い無き目で俺を覗く 次から次へときりも無く お前の心を欲すばかり  さほど日毎に からかわれずに 風も清しく手を引いた  参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 流る季節の いと憎し 結んで 直して ほころんだ  やがて春雨は降り出した 夕空はいつしか泣き出した 長く鮮やかな年月が お前の心を埋め尽くす  相も変わらず 他愛も無く 投げ遣るならば動けずに  参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう  参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 流る季節の いと憎し 結んで 直して ほころんだ  もうじき巳むだろうか
道づれ椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二夙に囃されて生き流るまま 袖に忍ばすは空言ばかり 自惚れは短夜に舞い落ちて 其方の手招きに明日を委ねる  けたたましく吠えかかる現風の如きに 怯えながらも胸空かす  過去を剥ぎ取り 次々捨つる 静々降りて 行き着く先は 余す事なく 意を塗りつける なじかは誰も 解かれぬ運命  汲み取る虚の中の真 不得手と見紛えた罪を 重ね重ねて差し出すも 赤らむ事先覗かす始末  たどたどしく問い掛ける現風の如きに 惑いながらも胸空かす  巳むに巳まれぬ 胸のたぎりを 冷ます言の葉 見当付かず 余す事なく 意を塗りつける なじかは誰も 解かれぬ運命  過去を剥ぎ取り 次々捨つる 静々降りて 行き着く先は 余の道連れに 今道連れに
空中分解椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二俺はこの手を透かした 銀色のまばゆい陽の光 遮りながら道を歩いた お前にただれたその後に  指の先に染みついた もどかしい記憶に立ち眩む 鋭い爪が背中を裂いた お前にただれたその挙げ句  魂が宙を舞った 手綱を解いて 悲しいが満たされ 帰れなくなった  必要以上に どこか異常な 言葉をちりばめて 喜ぶ  魂が宙を舞った 見境なくなって 罪に踊らされ 帰れなくなった  魂が宙を舞った 手綱を解いて 悲しいが満たされ 帰れなくなった
小春日和椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二零しまいと空見上げて 失くしまいと握りしめて 夜風に抱かれながら 物憂げを仕方なく連れて帰る まだ期待は鳴りやまない また次第に熱を帯びて 胸に収まりきれずにある時 弾け飛んだ君の目の前で  移りゆく季節に 身を任せながら 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに溶けた 君が儚いんだ  届かないと嘆きながら 終わりきれない 理由は何処に 君に尋ねてみたが その度に小さく微笑みを返すばかり 似通った色合いの思い出を持ち寄って 床一面に敷き詰めた 日の暮れるまで  移りかわる日々に 振り払われまいと 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに 移りゆく季節に 身を任せながら 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに溶けた 君が儚い 君が儚いんだ
一刹那椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二点々と足跡 順風に非ざる 現を零し歩く 銘々の手招き 早々 戻らぬ様子 己んだ幻を追ふて  さすれば問ひを仕舞う 仰げば雨粒手が頬を打つ  行灯を頼りて 恋情にもたれた 尽きて再び灯す  さすれば明後に知らす 病葉 水溜りの一刹那 月下にて顧みた 一刹那  詩歌 切れ切れの盲信を 十重に二十重に庇ふ無様を くゆらすは 白々し御夜に すがる身の程が 粗末な余り  見解く以前に 色褪せ流るゝ 数多の次第を 今更拾ふて 胸に広ぐのか 羽折りし不実に 喘ぐのか
嵐が丘椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二最果てに身を沈めた 夕陽の足跡を数えて 燃え尽きたか弱き火は もうじき 星屑になるのさ  穴の開いたその体を 地べたに寝かしつけて  嬉し悲しき 共にあり 忘れ難きをまた灯し 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を  春の陽が包み込んだ 幼い日の心に どこかしら似ているような 気がした 眠りの中で  この嵐が過ぎる頃に ふたたび目を覚まして  咲いて散りゆく花となり 夢と現を抱きすくめて 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を  闇を切り裂いた稲光 喜びを打ち鳴らすかのように 俺は運命の渦の中に 呑まれながら 全てを受け入れる為に  嬉し悲しき 共にあり 忘れ難きをまた灯し 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を 咲いて散りゆく花となり 夢と現を抱きすくめて 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を
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