ノースポールGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 言えなかった言葉は今も いつかの海で出番を待つ 砂を引きずる波音に 消えないように揺れている デュランドの音がいつものように 慣れない人混みを景色にする そして僕は世界をやっと 受け入れることが出来るのだ 駅前の花屋で見かけた 鉢植えのノースポール 大切に育てられた120円の命を 譲り受けることにした ビニール袋の小さな花が 倒れそうで心配だから 今日はゆっくり帰ろう 帰ろう コンビニと線路の間の ガタガタ道を今日も歩く 人が行き交う大通りは いつも通り避けている 何人とすれ違ったとしても 通り過ぎては平行線 白い花は相も変わらず 歩調に合わせて揺れている 駅前の花屋で見かけた 鉢植えのノースポール 行き着く先がどんなに望まない場所であっても 生きることしか知らない ビル群に沈む大きな花が 寂しそうで心配だから 雑踏に溶けた小さな僕は 楽しそうなノースポールと 今日はゆっくり帰ろう 帰ろう |
さよならポラリスGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 小田急線 十字架 患ったのは僕の方 願わなければよかったね 結局叶わないのなら 水族館 そうだな 水族館に行きたいな 大きな魚を見たいね できるだけ大きな魚 欲しがらないのは難しい だってみんな孤独なんだ 自分からは抜け出せない さよならポラリス 近道なら永遠に近い渋滞 だったら遠回りでいいよ 人を掻き分けて歩くなら 人と笑っていたいよ 痛いよ 6等星 ヒトデ 慎ましく健気な光 見つからなくてよかったね いつまでも元気でいてね 探さないのは難しい だってみんな孤独なんだ 引力からは抜け出せない さよならポラリス 目印なら光放つ恒星 掴むことのできない指標 誰になりたいと願うより 自ら光ってみたいよ 痛いよ 小田急線 十字架 患ったのは僕の方 水族館 そうだな 水族館に行きたいな |
ペトリコールGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 朝方の青い空気 結局眠れなかった6時 空っぽになった2段目の棚 忘れていった蝶々のピアス 雨の匂いがした 夕方の下り電車 座りたいから各駅停車 代わり映えもなく進む日常 絶え間なく移り変わる小説 雨の匂いがした 通学路で男の子が 折れた傘で笑った 濡れたアスファルトは マーガリンみたいな匂いだと笑った いつか失くした宝物 もう探すことはないだろう きれいなものを踏みにじって ゆっくりゆっくり歩いていく 集めていたビー玉は 今じゃもう欲しがったりしない 懐かしさと寂しさの横で 雨の匂いがした 夜型のひどい生活 いつの間にやら近づくアラーム 点けているだけで安心なテレビ 選ばなかったニュース番組 雨の匂いがした 通学路で男の子が 折れた傘で笑った 喉が渇いたなら 上を向いて雨を飲むんだと笑った いつか失くした宝物 もう忘れてしまうのかな 綺麗な物を買い漁って ゆっくりゆっくり歩いていく 集めていたビー玉は 今じゃもう輝いていない 懐かしさと寂しさの横で 雨の匂いがした 通学路で男の子が 折れた傘で笑った 失くしていく僕の 子供の頃のあだ名を呼んで笑った 雨の匂いがした |
限りなく透明なGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 海には誰もいません 空はどんより曇っています 誰かが名前を呼んだ気がして 振り向きましたが誰もいません 小さな薄い貝殻が 指先で音を立てました あんまり薄いものだから もろく割れてしまったのです こんな所に一人だから ひどくちっぽけに思えて 生き物のようなさざ波が 音も何も食べてしまった 君は僕の爪を桜貝みたいだと言った 西にはかもめが飛んでいます 風を上手にとらえています 天使の梯子が降りてきて あんまり綺麗で泣きました とっても眩しい青だから 君にもきっと見せたくて 試しに両手ですくってみたら 色も何も無くなりました 君は僕の爪を桜貝みたいだと言った どうしても君に贈りたくて 夢中になって探していた 振り向きもせず歩いていたから 気づいた時にはもう ずいぶん離れてしまったよね 君は僕の爪を桜貝みたいだと言った やっと見つけた 限りなく透明な |
ドアGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | インターホンが鳴った 午前指定の宅急便だ 近所のCD屋さんには 入荷しなかったCDだ インターホンが鳴った どうやら警察官みたいだ 何かがあった時の為に 個人情報を聞きに来た 僕の毎日はこのドアから始まる おはよう 訪ねる人 またね 出て行く僕 同じ時を越えて 同じドアを開けて インターホンが鳴った 別れたばかりの彼女だ うちに置いていた荷物を とうとう取りに来たようだ 僕の毎日はこのドアから終わった おはよう 訪ねる人 またね 出て行く君 同じ時を越えて 同じドアを閉じて インターホンが鳴った 出てみたら誰もいなかった 拍子抜けしてふと見上げた 空がとても綺麗だった おはよう またね またね |
迷子センターGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 迷子センターは大盛況 いつ覗いても長蛇の列 整理券すら貰えない 果てしない行列 確かにここに居るはずなのに なんだかまるで居ないようで たまらなくなって来たのに これじゃあんまりだよ 僕の意味を知りませんか? ここに居ろって言ったのに 僕の意味を見ましたか? すぐにどこかへ行ってしまう 迷子の迷子のアナウンス どこに向かえばいいですか? 迷子の迷子のアナウンス 帰り道はどっちですか? 迷子の迷子のアナウンス 僕に何が出来ますか? 迷子の迷子のアナウンス 何の役に立てますか? 迷子センターは大盛況 いつになっても長蛇の列 耐えられなくなった人を 今朝ニュースで見たよ 僕の意味を知りませんか? ここに居ろって言ったのに 僕の意味を見ましたか? むしろ意味などあるのかな 迷子の迷子のアナウンス ここに居てはだめですか? 迷子の迷子のアナウンス 何をすればいいですか? 「お呼び出しを申し上げます。どこどこからお越しのだれだれ様、 捨てきれなかった夢がお呼びです。迷子センターまでお越しください。」 迷子の迷子のアナウンス 迷子の迷子のアナウンス 迷子の迷子のアナウンス 僕の出番はいつですか? |
エターナルサンシャインGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 結局途中で眠ってしまった 映画のタイトル思い出せず 青冷めた小さな公園 入り組んだ枝を仰ぐ ブランコの鎖は冷たかった 空はもっと冷たかった 待ち合わせより少し早く 僕を呼ぶ懐かしい声 久しぶりに会った君は 変わらないように笑った エターナル・サンシャイン 何も無かったように エターナル・サンシャイン 愛し合ったように エターナル・サンシャイン 笑いかける君が とても悲しかった 悲しかった 「久しぶりだね。」って交わし合った 口元がどこかぎこちなかった 場違いにきれいなスイセン 不安げな風に揺れる あんなに二人は笑い合って あんなに二人はふざけ合って あんなに一緒に居たのに 続かない会話の中 エターナル・サンシャイン 何も無かったように エターナル・サンシャイン 愛し合ったように エターナル・サンシャイン 髪を切った君が とても悲しかった 悲しかった 結局途中で眠ってしまった 起きたら君が泣いていた なんで寝ちゃったの?なんて すぐにまた笑っていた 笑っていた エターナル・サンシャイン 何も無かったように エターナル・サンシャイン 愛し合ったように エターナル・サンシャイン 笑いかける君が とても悲しかった 悲しかった |
せい歌GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 世界は自分の都合の上で 気象予報士も予測不可 何かに触れて晴れても雨でも 結局自分の都合の上で 都合上の優しさ 都合上の厳しさ そうやって都合が悪くなると 簡単に見限ったりしてまた 何かのせい 誰かのせい こんな窮屈な世の中じゃ そんな言い訳も世界のせい 世界は他人の都合の上で ノストラダムスも予言不可 何かに触れて築くも滅ぶも 結局他人の都合の上で 都合上の正しさ 都合上の疚(やま)しさ そうやって都合が悪くなると 簡単に謝ったりしてまた 何かのせい 誰かのせい こんな身勝手な世の中じゃ 何かのせい 誰かのせい そうしなきゃ守れないよなんて そうしなきゃ許せないよなんて そうしなきゃ進めないよなんて そうしなきゃ生きれないよなんて そんな言い訳も世界のせい |
匿名GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 笑顔も教えられる時代で 悪くもないのに謝って 気にされてる訳でもないけど 人目ばかり気にする日々で 今にも泣き出しそうな空に言う 「大丈夫だよ。意味なんて考えてはいけない世の中なのだから...」 匿名希望 明日は嫌い 誰でもない景色として 自由のフリした探り合い armeria@wasurenagusa ここも結局同じだ どうせ同じような今日なら 来てくれなくたっていいのに この生活から抜け出す勇気もないくせに 皮肉なものだ 今にも泣き出しそうな空に言う 「大丈夫だよ。日々なんてこなしていければいい世の中なのだから...」 匿名希望 明日は嫌い 誰でもない景色として 救いのフリした晒し合い armeria@wasurenagusa ここも結局... 誰もが叫ぶ 声も出さずに 泣きそうだから少し黙って 誰もが叫ぶ 顔も出さずに 泣きそうだから少し黙って 匿名希望 明日は嫌い 誰でもない景色として 未来のフリしてわからない armeria@wasurenagusa 匿名希望 今日に期待 誰でもない景色として 孤独のフリして気づけない armeria@wasurenagusa 忘れないで 忘れないで |
カルキニクハGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 乾いた空気が口元でカラカラ音を立てる オバケ電球が今にも切れそうな命を繋ぐ 雨の降らない空を見る 寒さに凍える人が好き 始まりと終わりに泣いた 幾千の星が密かに歌う 光を以てしても 影が消えることはない 重なる想いを思い出し 重ねる想いは独りきり さよならの足音に合わせて ひどく明るい讃美歌を 開いたページが北風でペラペラしゃべり出した 懐かしい匂いが路地裏で息を潜めている 雨の降らない空を見る 冬の似合う人が好き さよならの続きを書いた 宛名のない手紙密かに仕舞う 未来を以てしても 過去が消えることはない 重なる想いを思い出し 重ねる想いは独りきり 後悔の足音に合わせて どうか明るい讃美歌を いつくしみ深き 君の為の祈り 取り去れない憂いの為に 夢を見る祈り |
存在証明書GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | マンションの壁に貼ってあった ボロボロの求人広告 そういえば今の生活も 望んでたはずだったなぁ…でも 現実になったら現実は現実で 夢だって叶ったら現実で やっと何処にたどり着いても またなんか違う気がしてきちゃうし 出口はドコ? むしろ入り口は? 思い出せない僕達に 存在の証明を 何処だって行けるはずだった 何だってやれるはずだった 悩み抜いて決めたはずだった 間違いはなかったはず…でも 現実になったら現実は現実で 当たり前になっては手遅れ どうせいつか終わってしまうなら まだなんかやれる気がしてきちゃうし 出口はドコ? むしろ帰り道は? 行方知らずの僕達に 運命の詳細を 存在証明書はすでに 発行手続きが済んでいた 現実を壊す勇気を とんでん返しの運命さ 結局どんなに満たされても すぐに慣れてしまうわがままな生き物 求人広告 募集要項には 表せない僕達に… やっと何処にたとり着いても またやっぱ違う気がしてきちゃうから 出口じゃなく むしろ望むのは 替えのきかない僕達の 存在に照明を |
ガーベラGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 朽ちかけたベンチに座っていた 暮れかけたオレンジに染まっていた 北風でブランコが揺れていた 急に独りぼっちな気がした いつの間にか落ちた太陽 伸びた影は夜が食べた 閉じたガーベラ 戻れないなら 君のことはもう忘れたいの 閉じたガーベラ 触れないなら 温もりとかもう忘れたいの ひび割れたアスファルトを歩いていた プランターの花に見惚れた 暮れてったオレンジに似ていた 急に独りぼっちな気がした いつの間にか変わっていた 変われないのは思い出だけ 閉じたガーベラ 溢れるから 君のことはもう忘れたいの 閉じたガーベラ 壊せないから 真実とかもう忘れたいの いつもここにはガーベラが揺れてた 気にも留めずに通り過ぎてた 閉じたガーベラ 思い出すなら 涙なんてもう忘れたいの 閉じたガーベラ 思い出すから 笑顔なんてもう忘れそうだ 閉じたガーベラ 開いていた 幸せとかもう忘れたいの 閉じたガーベラ 開かないなら 君のことはもう忘れたいの |
いちについてGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 引き出しの奥なんかじゃない カーテンの裏なんかじゃない そんなトコじゃない いつか教室に置き忘れた いつかオルガンに置き忘れた 詰め込みすぎたポケットの奥に ボクを見つけて ねぇ早く 右回りの針は止まらない ボクを見つけて ねぇ早く 僕がボクをまだ思い出せる内に よーいドンで走り出す もう止まるコトは出来ない 始まりでつまづいたってもう 引き返せはしないんだ 本棚の隙間なんかじゃない テーブルの下なんかじゃない そんなトコじゃない いつか校庭に置き忘れた いつかブランコに置き忘れた いつかの光で照らしてあげる ボクを見つけて ねぇ早く カウントダウンは止まらない ボクを見つけて ねぇ早く 僕がボクをまだ諦めない内に よーいドンで走り出す グラウンドに響く靴の音 始まりでつまづいたヒザは 気にも留めず走るんだ よーいドンで走り出す 夕方のチャイムは聴こえない ボクらの声は高らかに 踏み出せない僕を笑うんだ 懐かしい傷跡を指でなぞってみた 僕もまたボクに笑い返した |
願わないようにGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 「あなたさえ居なければ…。」 それが本心じゃないように 「明日さえ来なければ…。」 それが孤独じゃないように 独りよがりじゃないように 悲しみじゃないように 一つの命に ちゃんと幸せが溢れるように 少しの希望で ちゃんと明日を願えるように そうあるべきであるように それが続きますように 「あなたさえ居なければ…。」 それがナイフじゃないように 「明日さえ来なければ…。」 それがカッターじゃないように 独りよがりじゃないように 悲しみじゃないように 一つの命に ちゃんと幸せを与えるように 少しの希望で ちゃんと明日を迎えるように そうあるべきであるように それが続きますように 一つの命に事情や経緯は関係ない 少しの希望に具体的な何かはいらない 一つの命は罪ではない 少しの希望は意味ではない 一つの命が ちゃんと幸せを信じるように 少しの希望が ちゃんと明日を繋げるように そしていつか分かつように そしていつか守れるように この願いがいつか いつか 願わなくてもいいように 願わないように そうあるべきであるように それが続きますように |
よりGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 死んだ花に生かされた 名前も知らない花 澄んだ空が僕を生かす いや澄んでるのかはわからない 様々に生かされて今日を越す 未来に抱かれた光 鮮やかに香る花も 青さに耐える空も 意味も無く笑い合う日々も 囁き合える愛も 死の向こうには何も無い 僕はそのように思うのです 死んだ人に生かされた 声も知らない人 瞬く星が僕を生かす まだ生きてるのかはわからない 命を捧げた人も 届きそうもない星も 真夜中にすすり泣く声も 支えてくれた胸も 死の向こうには何も無い 僕はそのように思うのです あなたにも終わりは来るけど その日まで生きていく あなたにも雨は降るけど 傘なら持って来たよ これから歩き出す人も もうすぐ終える人も 終わりを迎えるその時に 笑っていれるように 意味も無く笑い合おう 言えるなら声に出そう その手は優しく撫でるように 支えになれるように 死の向こうには何も無い だから僕はその時まで…歌う |
花GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 彼にはずっと一緒にいようなんて そんな大それたコトは言えなかった 彼女はずっと一緒だよなんて 叶えたいから何度でも言えた 温度差とかそんなんじゃない 彼は臆病になりすぎたんだ 今日も二人は 同じ部屋で朝を待つ 晴れの日も 雨の日も 手を取って それなのにいつか枯れてしまうなら そんなの花と一緒じゃないか 彼は別れる時の苦しさを いつも思い描いていた 彼女は別れる時のコトなんて 考えないようにしていた 価値観の違いなんかじゃない 彼女はいつも怯えていたんだ 今日も二人は 同じ部屋で求め合う 風の日も 曇った日も 手を取って それなのにいつか枯らしてしまうなら そんなの花と一緒じゃないか 幸せならその手のひらに 幸せならその唇に いつだってあると思ってた いつだってあると信じてた 彼には当たり前になってしまった 彼女はいつも怯えていたんだ 今日も二人は 同じ部屋で朝を待つ 雪の日も いつの日も 手を取って それなのにいつか枯れてしまうの? 二人は 同じ部屋で息をする 春の日も 夏の日も 秋の日も 冬の日も 手を取って 手を取って 手を取って 手を取って でもいつか枯れてしまうなら でもいつかわからなくなるなら そんなのいらない いらない いらない いらない いらない 花なんていらない |
ユリイカGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 開かれた公園に閉ざされた君 電線が瞳を伝う 人は好きだけど嫌いなの 私と書いて矛盾 一人が好きで ピアノが好きで 救いの無い小説が好きで 戦うのが下手なくせ 傷つくのだけすごく上手い 嫌いになるのはすぐなくせ 嫌われるのは得意じゃない いきなりしゃべらなくなるのは そうやってまた押し付けるから いきなりいなくなれるのは 帰れる場所が待ってるから 突き放す優しさと泣き出した君 難題が頭を満たす 人は好きだけど嫌いなの みんな消えちゃえばいい 一人が好きで それでも嫌で 信じられない自分が嫌で 奪い合うなら逃げるくせ 諦めるのは得意じゃない 口癖のように繰り返す 「でも でも でも…」 私だけを必要としてよ そんなに期待しないでよ 私だけを見つめてよ そんなに構わないでよ 私だけを求めてよ わかった気にならないで もういいからほっといてよ 私と書いて矛盾 認めるのは癪なくせ 認められたい私には 伝えられるなら伝えたい でも言葉に… 戦うのが下手なくせ 傷つくのだけすごく上手い 嫌いになるのはすぐなくせ 嫌われるのは嫌だ いきなりしゃべらなくなるのは そうやってまた押し付けるから いきなりいなくなれるのは 帰れる場所が待ってるから |
24時間GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | あなたの匂いが残るベッドで 24時間 悲しみを抱いて眠った 彼女は赤いカーディガンを着て 大きいとふくれて 彼はそれを見て可愛いと言って すごく似合っていると あなたの匂いが残るベッドで 24時間 悲しみを抱いて眠った アイスクリームを食べる冷たい唇が好き 分けてくれなくていいから その唇をちょうだい 忘れないけどさよなら 戻れないからバイバイ 涙で濡らしたシーツなら あなたが選んだ花柄のまま 忘れないけどさよなら 戻れないからバイバイ 外した指輪が繋いだ 薬指の違和感をなぞる 忘れないけどさよなら 戻れないからバイバイ 同じようには笑えないから もう会いたくないよ あなたの匂いが残るベッドで 24時間 悲しみを抱いて眠った |
アイスランドGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 今日の天気は蛍光灯 ポストの中の地球 知らない間に流れてく まるで坂道のようだ 電気は血液 コンセントは心臓 リズムがドクドク流れ込む 流れ込む 傷口に流れ込む 嬉しいも悲しいも 閉ざしきった体だから 閉ざしきった心だから 傷口に流れ込む 言葉なら置き去りに 声に羽をつけて アイスランドの生命は どこまでも響く 傷口に流れ込む 寂しいも恋しいも 閉ざしきった体だから 閉ざしきった心だから 傷口に流れ込む 意地 プライド 妬み 怒り なんてコトはない 傷口しか開いてないんだ 傷口に流れ込む 言葉でも言葉じゃなくても 閉ざしきった体だから 閉ざしきった心だから 傷口に流れ込む ドクドク ドクドク ドクドク… 今日の天気は蛍光灯 ポストの中の地球 知らない間に流れてく まるで坂道のような日々 |
迷走GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 君に出会えた偶然 そこに理由はいらないのに 君に出会えた必然 そこに運命はいらないのに 探り探って意味に 積もり積もって言葉に 巡り巡って声に 迷い迷って不確かに 生きてるコトに意味なんて無いよ 君に触れたいそれがすべて 生きてるコトに意味なんてあっても 結局逃げるでしょ? でも 意味が無いと僕ら不安で 託つける為また迷走 君の声をもっとちょうだいよ 何もわからなくさせて 僕が企む構想 そこに迷いはいらないのに 僕が抱える煩悩 それが愛すら曇らせてく 探り探って意味に 積もり積もって言葉に 巡り巡って声に 迷い迷って不確かに 生きてるコトに価値なんて無いよ 君に触れたいそれがすべて 生きてるコトに価値なんてあったら お金で買えるでしょ? でも 価値が無いと僕ら恐くて 夢見たコトにすら迷走 君の声をもっとちょうだいよ 夢さえも忘れるように 現実さえも 感覚さえも 君の声で 甘く溶かして 言葉はただの音でしかないよ 君に触れたいそれがすべて 永遠なんて手に入れちゃっても 飽きてしまうでしょ? でも 届かないと僕ら必死で 押し付ける度また迷走 君の声をもっとちょうだいよ 何もかも猿になろうよ 終わらないと僕らわかんなくて 生きてるコトにすら迷走 君の声をもっともっと… 何もわからなくさせて |
向日葵とヒロインと僕GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 今日に咲いた大輪の向日葵 やわらかい温度で大地を包む 名残惜しげに色濃く 寂しげなオレンジとピンクのコントラスト 今日の彼方へ沈む 向日葵は青に染まらぬよう、照らすコトしか叶わない。 今日に泣いた暗がりのヒロイン 黒い鳥 クチバシ 夜空をつつく 黒絨毯穴だらけ 悲しげな黒色と銀色のコントラスト 今日の彼方へ沈む ヒロインは舞台の上で、照らされるコトしか叶わない。 朝に夜はいない いない いない 夜に朝はいない いない いない 触れるコトなど叶わない きっと宇宙は、どこか欠けるようにできてる。 向日葵とヒロインと僕 幸せのキャッチコピー いつかの宿題の四角に書く 『二つが一つに笑う 一つが二つに泣く』 僕はずっと前から きっと気づいていたんだ 愛しくて 悲しくて 曖昧で… やっとあなたに贈ります。 朝に夜はいない いない いない 夜に朝はいない いない いない 触れるコトなど叶わない きっと宇宙は、 朝に夜はいない いない いない 夜に朝はいない いない いない 触れるコトなど叶わない きっと宇宙は、どこか欠けるようにできてる。 ヒロインは今日に向日葵を、摘みに行く夢を見ました。 |
ホワイトラインGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 誰もいなくなった屋上に 夕陽が刺さっている 誰もいなくなった屋上は 寂しさを孕んだ 人が溢れかえる新宿に 三日月が刺さっている 人が溢れかえる新宿は 憎しみを孕んだ グラウンドに引かれた石灰の白線上 はみ出さないように震えながら歩いている それがすべてだった どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ 今を求めだした瞳に 秒針が刺さっている 今を求めだした瞳は ため息を孕んだ グラウンドに引かれた石灰の白線上 始まってもないコトに怯えながら歩いている それがすべてだった どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ 考えすぎたせい 寂しさだって 憎しみだって 張り裂ける程孕んだ頭で 石灰の白線上 ただひたすらに歩いている どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ |
透明な傘の内側からGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 二時の虹が滲んだ 君の眉が歪んだ 泣いているのかい? 泣いているのかい? 無神経な僕は 汚れたシーツのシミの一つ まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点に 君が溢れてるように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと何枚だろうか 公園の声が聞こえた 僕ら耳を澄ました チクタク チクタク チクタク チクタク… あたかもすべてを 支配してるようで嫌だな まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点が 僕の死であれるように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと何枚だろうか 透明な傘の内側で 雨に濡れないコトを願う 透明な傘の内側で 時に割れないコトを願う 透明な傘の内側で 僕らは世界を欠席する まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点に 君が溢れてるように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと… まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点で すべてが叶いますように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと何枚だろうか |
ハッピーエンドGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | どうなるかはわからないけど 私はまだ歩いてみるわ だってそうでもしなきゃほら どうなるかはわからないでしょ? 世界はガタガタ崩れてくけど 私はまだ死なないわ 目を閉じて いくつも数えて… 私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの 愛する人を失くしても 夢は幻と気づいても 終わることなんて出来ないの だっていつだって ハッピーエンドを待ってるの どうなるかはわからないけど 私はまだ試してみるわ だってそうでもしなきゃほら どうなるコトも出来ないじゃない? 未来がグダグダ続いてくのは 私の勝手な一人芝居 目を閉じて いくつも数えて… 私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの 愛され方を忘れても 夢は見れないと気づいても 終わるコトなんて出来ないの だっていつだって ハッピーエンドを待ってるの 寂しさなんて産まれた時から知ってる だから忘れる方法を知らない 苦しみに目を向けるばかりで 愛されているコトに気づけない私達は… 私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの 愛する人を失くしても 夢は幻と気づいても 終わるコトなんて出来ないの だっていつだって ハッピーエンドを… どうなるかはわからないけど 私はまだ歩いてみるわ だってそうでもしなきゃほら ハッピーエンドは来ないでしょ? (私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの) 私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの (私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの) 私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの (私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの) 私達はいつでも… |
迷子ごっこGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 迷子になった 道が無かった 目印さえわからなくなった ここはドコで 私はダレ? なんでココにいるコトになった? 最後に見たのは いつかのY字路 舗装された左と 歩きにくそうな右 見えないまま走り出した 当たり前だと突き進んだ 「後悔なら先に立って、僕を叱ってくれないか?」 迷子になった 道が無かった 目印さえわからなくなった 背後にあった 張り紙を見た なんだそうか!そうゆうコトか! 『ココならドコでも アナタがダレでも そんなコトは問題じゃない 足元を(みて)ごらんなさい』 見えないまま走り出した 当たり前になってしまった 「後悔なら先に立って 僕を叱ってくれたなら…」 ならなんだって言うんだ! 何が出来たって言うんだ? 足元を見てごらんよ 道は形を無くしたよ 見えないまま走り出した 振り向きもせず突き進んだ いつか誰かが言ってたっけ 僕の前には道が無い 見据えてまた走り出した 前後も無く突き進んだ なんだ始めから道なんて 僕が作っただけだった 目を閉じていただけだった |
白日GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 「これがペテルギウスで、こっちがシリウス。それでね、これがポルックス。」 「違うよ、それはプロキオンだ。さっき君が教えてくれたろう?」 白日のお返しは 安物のプラネタリウム You make me. I sick you. 朝焼けが星を食べた頃、 You make me. I sick you. 僕たちは愛を食べた。 「ここにオリオンがいて、こっちにライオン。それでね、これがポルックス!」 「好きだねぇ、ポルックス。彼はカストルと双子だってね。」 白日のお返しは 安物のプラネタリウム You make me. I sick you. 朝焼けが星を食べた頃、 You make me. I sick you. 僕たちは愛を食べた。 You make me. I sick you. 朝焼けが星を食べた頃、 You make me. I sick you. 僕たちは愛を食べた。 白日のお返しは チョコレートよりも甘い甘い 安物のプラネタリウム You make me. I sick you. You make me. I sick you. You make me. I sick you. You make me. I sick you… (..........repeat) |
シャワーGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 何も変わらない映画 ベッドで横になって見た 薄暗いアパートの一階 エンドロールはビルの夜景 飾り物を脱ぎ捨てたら 排水口に流すことは決まった? そんなに簡単なら苦労しないけど そんなに簡単でもいいじゃないか 赤と青をうまく回して 回して 回して 赤と青をうまく回して 回して 回して 何も変われない生活 ベッドで横になって見た 薄暗いアパートの一階で ビルの夜景を見たんだ 飾り物を脱ぎ捨てたら 排水口に流すことは決まった? 赤と青をうまく回して 回して 回して 赤と青をうまく回して 回して 回して こんなに重くちゃ動けないよ まだ見ぬ明日は未来なんだ あんなコトなんて流しちゃえばいいよ こんなコトなんて流しちゃえばいいよ そんなコトだって流しちゃってさ どんなコトだってうまく回して 回して 回して 赤と青をうまく回して 回して 回して 赤と青をうまく回して 回して 回して こんなに重くちゃ進めないよ まだ見ぬ明日は未来なんだ 未来なんだ 何も変わらない映画 エンドロールはビルの夜景 |
四つの手のひらGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 左ポケットは僕のために 右ポケットは二人のために 通り過ぎた日々の箱には 数えきれない優しさが詰まってる 一つ一つ紡いでいく まるで暖かな日差しのよう 一つ一つ紡いでいく 切れない糸で毛布を編む 一年はキスで始まる。 形がないのに壊れてしまうから 二人でそっと包んで 四つの手のひらで 温もりを込めて 終わらない夢は僕のために ならこの歌の言葉は誰のために 通り過ぎた日々の箱には 数えきれない寂しさが詰まってる 一つ一つ紡いでいく まるで針のような三日月のよう 一つ一つ紡いでいく 切れない糸で毛布を編む 一年はキスで始まる。 形があるのに壊してしまうから 二人でそっと包んで 四つの手のひらで 悲しみを込めて 一つ一つ紡いでいく 切れない糸で毛布を編む いつまでも いつまでも くるまって 世界は二人だけのモノ 一年はキスで始まる。 形がないのに壊してしまうから 二人でそっと包んで 四つの手のひらで 幸せを込めて 一年はキスで始まる。 これからも ずっと。 |
ゴーストGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 色んな音が言葉になって つんざくばかりの大合唱 アスファルトには魚が2匹 干からびた銀色の光 色んな声が音になって つんざくばかりのオーケストラ 黒い空には旅客機が2機 身勝手な赤色の光 閉じっぱなしのドアは簡単に開いて 鍵をかけたならこっちのモノさ 生暖かいミルクに 君の亡霊が踊る 愉快なコトに 783回目の 夜 色んな事が記憶になって つんざくばかりのファンファーレ 気づいたらずっと後ろの方で 囚われた柔らかな光 開けっぱなしのドアは簡単に閉じて 鍵がかかったら必死なモノさ 生暖かいシーツに 君の亡霊が歌う 愉快なコトに 783回目の夜 透けたままの君を愛し続けてる 透けたままの君と踊り続けてる おそろいの記憶から 繋ぎ合わせて作る 君の亡霊と 783回目の… 生暖かいラストに 君の亡霊が落ちる 愉快なコトに 783回目の夜 |
コトノトコGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 生きてるとは色んなコト 悲しいコト 苦しいコト むかつくコト 悩みゴト 死ねばいいなんて言われても 死にたくないから困ったコト だから一緒にいるコトにした。 ただ愛しいと想うコト ただ幸せだと感じるコト それは一緒にいるコト それは君のコト 君のコト 生きてるとは色んなトコ 近いトコ 遠いトコ 懐かしいトコ 寂しいトコ 行けばいいなんて言われても 行けやしないから困ったトコ だから君のいるトコに行く。 ずるいなぁ ただ行きたいと思うトコ ただ帰らないと言い張るトコ それは一緒にいるトコ それは君のトコ 君のトコ コト コト コト コト 胸が鳴る トコ トコ トコ トコ 会いに行く ただ愛しいと想うコト ただ幸せだと感じるコト それは一緒にいるコト それは君のコト ただ生きたいと願うコト ただ小さな手を握るコト それは一緒にいるコト それは君のコト コトノトコ |
202GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 風にさらわれた雲 鉄塔の上を飛ぶ 離ればなれのあの子探しに 青く澄んだ空の話。 何も気づかずに朝が来て 何も気づかずに夜が来ました。 夕に照らされた雲 太陽の下に揺れ ピンク色に頬を染めてく 赤く焼けた空の話。 何も気づかずに朝が来て 何も気づかずに夜が来ました。 夜に染められた街 幾千の電球が 幾千の星をしまいこんだ 黒く滲む空の話。 何も気づかずに朝が来て 何も気づかずに夜が来ました。 何も気づかずに今日が過ぎ 何も気づかずに明日が来ました。 ありがとう。 ごめんね。 また明日。。 |
Growing YellowishGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 天井を見上げている。 いくつもの笑い声と、いくつもの泣き声が染み込んでいる。 外では光と今朝方までの雨が、影に色を付けた所だ。 冷たい空気を肺に仕舞い込んで、 できるだけ長く止めている。 できるだけ長く止めている。 君の髪の匂いも 君の湿った背中も 君の喘ぎ声も すべて染み込んだ天井になる。 悲しいくらいの歳月を 真っ白に染めてくれないか。 All of me are you. All of me are you. 天井を見上げている。 まるで水の中だ。 君と煙達が漂っている。 冷たい空気を肺に仕舞い込んで、 できるだけ長く止めている。 できるだけ長く止めている。 全部白くなればいい。 全部白くなればいいのに… 生きたいと呼吸。呼吸。。呼吸。。。 君のスカートに潜り込む。 君の冷たい足も 君の器用な指先も 君の感触も すべて染み込んだ天井になる。 悲しいくらいの歳月を 真っ白に染めてくれないか。 忘れられないよ。 君は僕の酸素になってしまった。 シミは濃くなっていく…広がっていく… 君の嬉しい顔も 君の怒った横顔も 君の呼ぶ声も すべて染み込んだ天井になる。 悲しいくらいの歳月を 真っ白に染めてくれないか。 真っ白に染めてくれないか。 真っ白に染めてくれないか。 All of me are you. All of me are you. All of me are you. All of me are you. |
あと一駅でGOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | さよならだけが響く 続く言葉はもういない 数センチ先の髪の匂いで 忘れかけた想いが騒ぐ… 涙の海をクロールして 果ては見えてこないや 言葉じゃ足りないから言う ごめんね ごめんね ごめんね あと一駅で君がいなくなる あと一駅で肩が冷たくなる あと一駅で世界が終わる 涙の海をクロールして 果ては見えてこないや 頭が足りないから言う ごめんね ごめんね ごめんね あと一駅で君がいなくなる あと一駅で肩が冷たくなる あと一駅で世界が終わる 君が泣いてる 君が泣いてる 今にも消えてしまいそうなくらいに…君が泣いてる 揺らいだのは僕の心臓で 残ったのは君の残り香で 揺らいだのは僕の心臓で 残ったのは君の残り香で あと一駅で…あと一駅で…あと一駅で…あと一駅で… あと一駅で君がいなくなる あと一駅で肩が冷たくなる あと一駅で世界が終わる さよなら。 |
それは彼女の部屋で二人GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 千野隆尋 | 伊丸岡亮太 | | 愛の形は知らないし だからハート型のチョコレートをあげた。 冷たいナイフで凍えた手を 僕は両手で包んだ。 君との事はいつでも、いつかの事で… 「明日が恐い。」と震える声 「あなたのせいだ。」と揺れる声 「一緒にいよう…」と泣いている 泣いている 愛の形は知らないし だからハート型のチョコレートをあげた。 錆びたナイフが刺さった胸を 君は両手で包んだ。 君との事はいつでも、いつかの事で… 気づいた時には「愛してる」なんて言えなくなって… 「明日が恐い。」と震える声 「あなたのせいだ。」と揺れる声 「一緒にいよう…」と泣いている 泣いている 君の声一つ…君の声二つ…君の声三つ…君の声四つ… いくつも刺さったままだ。 生きる理由を奪ってしまった。 「明日が恐い。」と震える声 「あなたのせいだ。」と揺れる声 「一緒にいよう…」と泣いている 泣いている それは彼女の部屋で二人 それは彼女の部屋で二人 いつかの事。 |
雨時々僕たちまち君GOOD ON THE REEL | GOOD ON THE REEL | 伊丸岡亮太 | 伊丸岡亮太 | | 君が作った愛 僕が作った愛 僕が創った愛 君が創った愛 雨と共に愛らしい風に乗って どうしてなの? 君の声が聞きたくなるのは どうしてなの? 君の声が聞きたいだけ。 愛してる。君の事を死ぬまでずっと。 愛とはね、君と僕の事を言うんだよ。 君が作った雨 僕が作った雨 僕が創った愛 君が創った愛 どうしてなの? 君の声が聞きたくなるのは どうしてなの? 君の声が聞きたいだけ。 愛してる。君の事を死ぬまでずっと。 愛とはね、君と僕の事を言うんだよ。 君が作った愛 僕が作った愛 君が造った愛 僕が造った愛 愛してる。君の事を死ぬまでずっと。 愛とはね、君と僕の事を言うんだよ。 愛してる。 愛とはね、 lalalala LOVE luv kixx you lalalala LOVE luv kixx you lalalala LOVE luv kixx you LaLaLaLa love luv kiss me |