町阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 大友良英 | | 花が咲いた 町がちいさく色づく 君を連れて遠くへ行くのもいいな 生きることは過ぎ去ること 口にしたらやるせないけど ひとは今日もささやかなひかりを分け合う そして、やっと、笑顔で家路につく 君のこころは色あせない どんなかなしいことも乗り越えていけるから 花が散った またひとつ何かを知らなきゃ 明日は儚い それでも信じて待つ |
Birthday阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 谷本新 | 谷本新 | 泣きながら生まれた日を笑顔でさあ祝おう キャンドルをそっと吹き消してごらん あなたの願いが叶いますように 夜を越えてやってくる その心細さが生きる証だから 怖がらないでおやすみ 愛を伝えたいよ この世界で あなたに会えたよろこびを 心の在処を探し出して灯火のような ぬくもりをともしたい ひとりきり生まれた日によく似ている曇り空 母もきっと窓を少しだけ開けて 同じ空を見上げているだろう 夜を越えて あしたもまたねおやすみ 泣いている横顔も 嗄れた声も すべて失うその日まで 心を与えられた自由を交わし合うために 強くその手握るよ 愛を伝えたいよ この世界で あなたに会えたよろこびを 心がちいさく震えながら光るのをいつか あなただけに見せたい 泣かないで 泣かなくていい あなたはもう泣かなくていい |
空に舞う阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 谷本新 | 河野圭 | 子供じみた言葉が口をついて 君を傷つけた 夏の気配 滲んだひこうき雲 道の途中で立ち止まるたびに胸が痛むよ 紙吹雪のように舞う雨粒のひかり あの日こう言いかけた 「どこまでも二人で行こう」 見つめてよ 私のことだけを 離ればなれは 嫌だと言えなかっただけ それだけ 傘を持たず 濡れた眼差しを持って 日々は美しいと信じてた ごめん、と言えないまま 馬鹿げてるよ これが恋ならば 君はなんて言いかけたの 「どこまでも二人で行こう」 そんな目で 見つめ返さないで 離ればなれの 意味を教えてくれて ありがとう 懐かしい歌を口ずさむみたいに み空に今宵 満開のさよならを描こう どこまでも二人で行こう 見つめてよ 明日のことだけを 離ればなれは 嫌だと言えなかっただけ、それだけ 別れごと 空に舞えば 旅立ちの合図は届くだろう 離れていても 君のしあわせをずっと願うよ |
その街のこども阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 大友良英 | | 今ぼくらが 見上げた夜空は まばたきするたびに 星をこぼした いつか できるだけ遠くへ 旅をしよう 明日を そんなふうに 夢見ていたい 星空、ぼくらは 夜明けと共にゆこう 街も風も あなたを感じてるよ |
私たちの望むものは阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 岡林信康 | 岡林信康 | | 私たちの望むものは 生きる苦しみではなく 私たちの望むものは 生きる喜びなのだ 私たちの望むものは 社会のための私ではなく 私たちの望むものは 私たちのための社会なのだ 私たちの望むものは 与えられることではなく 私たちの望むものは 奪いとることなのだ 私たちの望むものは あなたを殺すことではなく 私たちの望むものは あなたと生きることなのだ 今ある不幸にとどまってはならない まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ 私たちの望むものは くりかえすことではなく 私たちの望むものは たえず変ってゆくことなのだ 私たちの望むものは 決して私たちではなく 私たちの望むものは 私でありつづけることなのだ 今ある不幸にとどまってはならない まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ 私たちの望むものは 生きる喜びではなく 私たちの望むものは 生きる苦しみなのだ 私たちの望むものは あなたと生きることではなく 私たちの望むものは あなたを殺すことなのだ 私たちの望むものは 私たちの望むものは…… |
世界阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | | せかいは いちばんにあなたが好きで 私はいつも置き去りだった はしゃいだり身を焦がすような一部始終は 求めないわ すさんだ この世界で uh… 笑わないで 私をもう二度と こころを染めて 黄金に染めて せかいは今 輝いている uh… 笑わないで 世界でいちばんにあなたが好きよ |
ララバイ阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 阿部芙蓉美 | 谷本新 | | 夜あけが来るのを 待たずに わたしは家を でてゆく みずいろのリュックに おもいで つめこんで きれいな子どもでいさせて パパママまたね 元気で おとなになるまで 待てない 今すぐ 家をでてゆこう |