さだまさし「夢回帰線」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
バニヤン樹に白い月〜Lahaina Sunset〜さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸ワイングラス片手に 酔った振りしてあなた オレンヂ色に溶ける夕陽 危気なシルエット あの人が留守だから いけない風が吹いて MUSKの香り イヤリング揺らり バニヤン樹に白い月 僕の胸に頬を預け ため息などついたりして 遊び上手な あなたは もう僕との別れを考えているね  我儘な人だから 気紛れに恋をする あなたにとって 一体僕は いくつ目のスペアキイ 僕の背中を抱いた 体温が熱いね ブレスレットに写るときめき バニヤン樹に白い月 ビロードの様に過ぎゆく おだやかな不安の中で 僕が強く抱きしめても きっと あなたはずっと遠くにいるね  あなたは海流になった 僕の羅針盤は壊れた 女はいつも見知らぬ入江 だから僕は今 マゼランになる
6ヶ月の遅刻〜マリナ・デル・レイ〜さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸待たせてばかりいた恋だった 僕がどれ程遅刻をしても いつも笑顔で 来てくれてありがとうと言ったね 約束だから待つ訳じゃない もしも会いたくて来てくれるなら いつまでもと言いかけて 窓の外を見た君の横顔 マリナ・デル・レイ 穏やかな午后の陽射し 鴎の影がゆるやかな 曲線を描いてテーブルを横切る マリナ・デル・レイ 君の好きだった ストロベリイ・マルガリータのストローで咲いた 名も知らぬ紅い花 愛し方も傷つく心も 二人とても似すぎてた だから あんなに晴れた午后に別れたのだった  久し振りに訪ねたこの店で あの頃の様に過ごしてみた ライト・ビールにポテト・スキンのピザに思い出ソース 窓の外に揺れるクルーザー 水彩の様な空と海の色 息をとめてそっと振りむけば ふいに君がそこに居た  マリナ・デル・レイ 後ろ姿で君とすぐに気づいた 別れた日と同じ白いカチューシャ マリナ・デル・レイ 君の好きだった ストロベリイ・マルガリータのストローに咲いた なつかしい紅い花 約束をしてた時の様に いつもの笑顔で振り返って 君は小さな声で おかえりと言った どうやら僕は半年も遅刻をした
シ バス パラ チリ〜もしチリへ行くなら〜さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし石川鷹彦シ バス パラ チリ もしも君がチリヘ行くなら 僕の愛しい あの娘の住む 故郷を訪ねておくれ ぶどう畑 山は緑 きらめく川のほとりで鳥は唄う シ バス パラ チリ その歌声は 懐かし 僕を恋うる歌 遙かな村よ ラスコンデス 誰もが君を迎える 昔からの友達 やさしく迎えるように チリヘ行けば誰もが すぐに友達になるよ 川の水がへだてなく すべてを うるおすように  そして伝えてあの娘に 僕は元気でいるから いつも遠くの町で 故郷思っている もしもチリヘ行くなら あの娘に伝えておくれ どんなに離れようと 今でも愛している  シ バス パラ チリ
男は大きな河になれ 〜モルダウより〜さだまさしさだまさしさだまさしスメタナ・補作曲:さだまさしせつないことが あったなら 大きく叫んで 雲を呼べ それでも雲で覆えぬほどの 男は大きな宇宙(そら)になれ  嬉しい時は腹から笑え 笑えば嬉しい花が咲く 心を花で埋(うず)めて見せろ 女は優しい風になれ  苦しい時こそ意地を張れ 目をそらさずに雨を見ろ 泣かずに雨を集めて そして 男は大きな河になれ  寂しいのは一人だけじゃない 歩けば転ぶ 怪我もする そこで捨てたなら負けになる 男は大きな夢になれ  喜びは人と分かちあえ 悲しみは人に預けるな 許せる限り受け止めてやれ 女は大きな海になれ  寂しいのは一人だけじゃない 歩けば転ぶ 怪我もする 泣かずに雨を集めて そして 男は大きな河になれ 男は大きな河になれ
時差〜蒼空に25¢〜さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし石川鷹彦迎えに来てよ あなた そんな手紙を受け取ったのは 今日昼過ぎ その頃 僕は別の町へ向けて 荷作りをしていたところ 都会へ行くと君が言い出した時 僕は言ったはずさ 憧れだけで生きてゆける町じゃないと分かってたはず あゝ 君のことをようやく あゝ 忘れかけたという時に TIME LAG 君と僕に TIME LAG 時差がある 君は北の町に居て 僕は南へゆく 今更といい乍ら 君の泣き顔思い出している  迎えに来てよ あなた たった一行だけの手紙を読み返す 上りの汽車は事故で遅れているというアナウンス 南へ向う列車は定刻どおり ホームに滑り込んで来る ふと見れば僕の時計は 昼過ぎをさしたままで止まっていた あゝ 何故か胸が高鳴る あゝ 君の笑顔を思い出して TIME LAG 僕の心に TIME LAG 時差がある 今発車のベルが ホームに鳴り響く TIME LAG 南へゆくか TIME LAG 北へゆくか 君は北の町に居て 僕はここに居る TIME LAG 銀色の TIME LAG コインひとつ 指で強く弾いて 空へ投げ上げる キラキラ廻り乍ら スローモーションで舞いおりてくる 迎えに来てよ あなた
回転木馬さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸回転木馬が廻る 君と僕とをのせて 日曜日だけ僕の子供に戻る君の笑顔が弾む たがい違いに廻る 君と僕との木馬 僕が上がる 君が下がる 君が進む 僕が遅れる 昔 君のママと 深く愛し合い そして君が生まれた それだけは真実 けれど愛だけでは どうにもならないことがあるんだ 哀しいね 大人になれば 君は すてきな笑顔で鳩に 手を差しのべているけど 驚かしちゃいけないよ 空に帰ってしまうよ  噴水のふちを歩く 君の危気な足取り 赤い風船は手を放せば もう帰って来ないよ ひとつひとつ覚えて 早く大きくおなり そしていつか恋をしたら 話したいことがあるから 何処かで鐘が鳴る お別れが近い 君のママに伝えて 今でも愛してる けれどそれだけでは どうにもならないことがあるんだ 哀しいね おかしいよね だから せめて今日は楽しい 二人だけのカーニバル ピエロなのに 涙なんか こぼしたりして ごめんね
東京さだまさしさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸君と別れて今旅立つ 東京 空港の人波に疲れて ふと立ち止まり めまぐるしく変わる 標示板を見つめてる みんな独り 君が生まれて育った町 東京 もうそれだけで好きな町だった 川の流れも 歩道橋から見た 車の流れも 人の流れも 時の流れも 東京 東京 孤独で 切なくて 虚しくて 冷たいくせに優しくて弱い 思えばみな僕の 心が町に写っていただけ  舞い上がるジェットの爆音が 君と君の町にさよなら もしもまた会えたら笑ってほしい 君や君の町のやり方でいいから 東京 東京 ゆるやかに傾く小さな窓から 拡がる街の灯がきらめいて そのひとつひとつに 愛と哀しみが暮らしてる  東京 東京 摩天楼に咲く光の海が いつしか銀河にながれこんでゆくよ とても愛していた 僕にはいい町だった 東京
風に立つライオンPLATINA LYLICさだまさしPLATINA LYLICさだまさしさだまさしさだまさし渡辺俊幸突然の手紙には驚いたけど嬉しかった 何より君が僕を怨んでいなかったということが これから此処で過ごす僕の毎日の大切な よりどころになります ありがとう ありがとう  ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更 千鳥ヶ淵で昔君と見た夜桜が恋しくて 故郷ではなく東京の桜が恋しいということが 自分でもおかしい位です おかしい位です  三年の間あちらこちらを廻り その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました  ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが 一斉に翔び発つ時 暗くなる空や キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット 何より僕の患者たちの 瞳の美しさ  この偉大な自然の中で病いと向かい合えば 神様について ヒトについて 考えるものですね やはり僕たちの国は残念だけれど 何か大切な処で道を間違えたようですね  去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました こんな処にもサンタクロースはやって来ます 去年は僕でした 闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム 南十字星 満天の星 そして天の川  診療所に集まる人々は病気だけれど 少なくとも心は僕より健康なのですよ 僕はやはり来てよかったと思っています 辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです  あなたや日本を捨てた訳ではなく 僕は「現在(いま)」を生きることに思い上がりたくないのです  空を切り裂いて落下する滝のように 僕はよどみない生命(いのち)を生きたい キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空 僕は風に向かって立つライオンでありたい  くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい 最后になりましたが あなたの幸福(しあわせ)を 心から遠くから いつも祈っています  おめでとう さようなら
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