喜びの歌矢萩渉 | 矢萩渉 | 松井五郎 | 矢萩渉 | | 覚えていますか はじめて裸で 青い水になれた日 聴こえていますか 真夏のどこかで 白い花が咲く音 ないものを追いかけて どこまでも あるものはいつだって なくすから ごらんよ 僕はからっぽで あふれる一日 生きてる ごらんよ 僕は嬉しい ほんとに行けるところへ 行くよ 覚えていますか 画用紙の海で 潮風(かぜ)と戯れた夏 聴こえていますか 壁のらくがきで 響くライオンの歌 知りすぎてしまったら つまらない わからないことだけが 好きになる ごらんよ 僕はからっぽで 朝 昼 夜と 笑える ごらんよ 僕はほんとに 嫌なことばかり 忘れてゆくよ ごらんよ 僕はからっぽで あふれる一日 生きてる ごらんよ 僕は嬉しい ほんとに行けるところへ 行くよ 覚えていますか とっても遠くに 見えた そのてのひらを |
木をきる矢萩渉 | 矢萩渉 | 松井五郎 | 矢萩渉 | | 森の向こう側に なにがあるのか 俺は木をきるのさ 大きな斧で どこまでも いつまででも たとえ風が吹こうと 雨が降ろうと 俺は木をきるのさ いつもの斧で 汗をふき 力いれて からだに鞭打ち 骨までも唸らせ 少しも休まず なにも考えないで 俺は木をきる 道がないところも 道になるなら 俺は木をきるのさ ひとつの斧で 夜明けから 真夜中まで 誰も見てなくても 誰が見てても 俺は木をきるのさ 大事な斧で 腹ペコに 気がついても 笑いもしないし 泣いたりもしないで 仕事だ 仕事だ 骨までも唸らせ 少しも休まず わき目などふらないで 俺は木をきる |
楽園の君に矢萩渉 | 矢萩渉 | 村上明彦 | 矢萩渉 | | 金星と冥王星と月と太陽と 銀河中のすべての星よ君を照らせよ 帽子や服 涙と笑顔も LONG AGO あの時出逢いのままに 情熱で抱擁で汗で勇気で 地球上のすべての愛で君を包むよ 壊れた夢 つくろう旅なら FAR AWAY 遠くへ二人どこまでも 夢でのみ巡り合う楽園のひとよ 嗚呼君の心に僕は住んでいますか 金星と冥王星と月と太陽と 銀河中のすべての星よ君を照らせよ 情熱で抱擁で汗で勇気で 地球上のすべての愛で君を包むよ 夢でのみ巡り合う楽園のひとよ 嗚呼君の心に僕は住んでいますか |
満月の時刻矢萩渉 | 矢萩渉 | 松井五郎 | 矢萩渉 | | 満月を見た時刻 昇る階段 翼を追いかけて TONIGHT 遠く はじめて泣いた 旋律と 汚して捨てた 夢の破片 どうしたの? WOO もうない あげるものが WOO もうない なにもない WOO もうない 優しすぎる ま・ぼ・ろ・し 行方を告げる風は 草笛の音 記憶を逆上る TONIGHT 遠く 夏に忘れた 帽子 愛したひとは どんな名前 していたの? WOO もうない ふれたものが WOO もうない なにもない WOO もうない 許すものも WOO もうない なにもない WOO もうない まぶしすぎる し・あ・わ・せ 満月はまだ浮かぶ 燃える手のなか わたしは誰になる TONIGHT ずっと… |
天使失踪矢萩渉 | 矢萩渉 | 松井五郎 | 矢萩渉 | | 捜さないでと 残された それは 白い翼(はね) 折れてばかりの 恋の矢が 夜に返される 街に響く 胸の音 空になった ガラスの瓶 とても好きな歌だけが きみの声でできてる 眠れない 眠らない 涙と戯れ つぎはぎだらけの気持ちは なぜだろう 裏切りたくて できなくて たぶん 幸せで むすばれながら 途切れてく 愛と呼ぶ自由 誰に訊けば わかるのか 帰り道の右か左 いつも見てる ビルの影 遠い夢に似ている 眠れない 眠らない 素顔に逃げられ まちがいだらけのやさしさ なぜだろう 流れ星が 堕ちる場所 天使たちが 隠れている どんな嘘も 見破れば きみに逢える気がする 眠れない 眠らない 涙と戯れ つぎはぎだらけの気持ちは なぜだろう 眠れない 眠らない 素顔に逃げられ まちがいだらけのやさしさ なぜだろう |
ふたり矢萩渉 | 矢萩渉 | 古田元彦 | 矢萩渉 | | そばに そっと いるだけで 心 和んだ 似合う靴を買ってきた日に 頬 染めて 雨があがるのを 待ちきれたのは 虹ができる訳 信じてた 君がいて 僕がいて とれたての夢を 大切に 大切に 温めていたね 海の波を からかって 服を濡らした ずねる君の横顔を ただ 抱き寄せた ふたり いつまでも 絵の中にいて 忘れたいことは 何もない 君がいて 僕がいて とれたての夢を 掌で 掌で 温めていたね |
雨のナイフ矢萩渉 | 矢萩渉 | 東純二 | 矢萩渉 | | 3年ほど前は 恋人だった 気になってることは 一つもないさ 君が好きで 涙が出たりした あいにくの雨 どこまでも続く 螺旋階段 雨の降る日には ふと君のこと 「さよなら」だけ 悲しくこだまして 夜に消えてく 僕らに 刺さった 雨のナイフ つめたく震えた 何もかも 扇風機が首を ふり続けてた わずかに平らな テーブルの上 飛びだした日 君は白いレインコート 覚えてるかい 僕らに 刺さった 雨のナイフ にじんだ 舗道で 揺れていた 僕らに 刺さった 雨のナイフ つめたく 震えた 何もかも |
MOON矢萩渉 | 矢萩渉 | 古田元彦 | 矢萩渉 | | 逢えば逢うほどに哀しみが 増えてゆきそうな あなたへの 恋は迷い込むから MOON そっと教えてね きっと間に合うように MOON そっと逃がしてね LAST A DAY 別れ道から また はぐれてゆくよ LAST A DAY 忘れたいのに さまようから 泣けば泣くほどに星屑が 増えてゆきそうな夜空へと 今夜 忍び込むから MOON きっと迎えてね そっと気付かれぬよう MOON きっと隠してね LAST A DAY 風もないのに また 流れてゆくよ LAST A DAY 雨がないのに 頬濡らすから |
この場所から矢萩渉 | 矢萩渉 | 東純二 | 矢萩渉 | | 黄色くなった それは記念写真 とどかなかった 鉄棒の前さ 憧れた宇宙と アスファルトの匂い 永遠に向かって 口笛 吹いてた 転がりながら 季節の中に 僕らは いる サイドミラーに 君の横顔を バックミラーに 思い出を写す 大好きな景色を 二人で見つけよう 永遠の近くまで どうにか 行けるさ 寄せては返す 時間の中に 僕らは いる あたりで 一番高い丘に 君を抱きあげて 走りだす 変わってくことも 悪くはないさ この瞬間(とき)から 地図なんか無くても 生きてくよ この場所から 転がりながら 季節の中に 寄せては返す 時間の中に 転がりながら 季節の中に 僕らはいる |
自転車に乗って矢萩渉 | 矢萩渉 | 古田元彦 | 矢萩渉 | | いねむりをした 君がとても おかしくて 笑った 雲一つない 空の下で 木陰に座って 夕暮れは何処に行こう それとも このまま 空に向かって 夢がプロペラ付けて 僕の胸から飛び立つ 君と自転車 漕いで 橋を渡ろう もっと 幸せになろうね 光の粒が君の髪を 飛び跳ね 遊んだ 僕の肩にもたれたまま どんな夢 見てるの 子供達の笑い声に 微笑みかえして わがまま言っていいよ 目を覚ましたら 夢の続きを 聞かせて 恥ずかしそうに 君が照れて笑った もっと 幸せになろうね 空に向かって 夢がプロペラ付けて 僕の胸から飛び立つ 君と自転車 漕いで 橋を渡ろう もっと 幸せになろうね 空に向かって 夢がプロペラ付けて 僕の胸から 飛び立つ 君と自転車 漕いで 虹を渡ろう もっと 幸せになろうね |