PRAYPLOT SCRAPS | PLOT SCRAPS | 陶山良太 | 陶山良太 | | 頼んでないのに 生まれて来て いつの間にか 大人になっていた 心は未熟なまま 下ない娯楽に興じた 落ちて減っていく 砂時計は 何よりもリアルな 絶望に見えた 深い後悔を感じた 作り笑いで 生きていた 気付けばもう 世界に周回遅れ 息 切らしていた 競う物じゃないのに 死んでしまうより 苦しんでいた人達が 今も 同じ様に生きているなら きっと 僕らが出会えていない世界が まだ あるから どうか 生きて また 会えますように この瞬間も 祈っているから あぁ 興味ない そんな物 頼んでいない 「苦しいことばかり」 それありきの喜び かつて 僕には道があって 何個あっても 疑わなかった 360° どんなドアでも手が届いた 今も 何も変わんないよ 見えていないだけだ 長い間 他人の目で見ているから 「こんな筈じゃなかった」と 一体 何回 零したでしょう 時間は無いけど まだ 遅くは無いでしょう? こんな世界を呪っていても 仕方がない 心が 安定性を欠いていても 例え 配られたカードがブタでも 問題じゃない 正常回路のまんまでは 抜け出せない 立ち去ろう この 狭い世界の内側 どうやったって もう 砂時計の針は 戻って来ないから 死んでしまうより苦しんだ その世界は あなた次第で 全部 裏返るよ たった一つの言葉さえ 希望には十分だろう どうか 生きて また 会えますように この瞬間も 祈っているから 祈っているから |
イラナイPLOT SCRAPS | PLOT SCRAPS | 陶山良太 | 陶山良太 | | 明日また 会えたなら 言いかけていた言葉を 叫ぶよ あなた以外は いらない 冷たい肌も 綻んだ君の表情も 私だけの物 あなたの その口から 他愛がなかったとしても 私に触れた言葉が 零れるだけで 良いよな それだけで なんか十分だ それだけで 生きて行けそうだ ああでも無い こうでも無い 溢れたまんま 言葉を叫ぶよ あなた以外は いらない 情けなくて 意気地ない私だけれど 今 伝えないとな 「幸せにしてくれるの?」って 見つめ合ったまま 言うから 思わず 言葉に詰まった 怖気づいたけど 全てあげたいよ たった一度だけ 君と繋いだ手のひら 何度も何度も 思い返してしまうんだよ 明日 また会えたなら 言いかけていた言葉を 叫ぶよ あなた以外は いらない 冷たい肌も 綻んだ君の表情も 私だけの物 ああでも無い こうでも無い 溢れたまんま 言葉を叫ぶよ あなた以外は いらない もう いらない |
FLAWLESS YOUTHPLOT SCRAPS | PLOT SCRAPS | 陶山良太 | 陶山良太 | | 真っ白なノートに 鉛筆も 匂い付き消しゴム 色の付いたチョーク 使い切れた事って あったかな いつも やり残してばかり あなたが 眠りについた朝 誰かが 目覚めて 歩みを止めない 早い者勝ちで 進んでいく世界 膝を抱えてちゃあ しょうがない 言い様のない 不安な毎日が 心を蝕むの 地図が無くて 迷子になっても 消えない 希望があるよ 一度でも それに触れたら あなたは 世界の中心 どんな事に変えても、そこにいてね 誰かに 置いて行かれても 少しも 恥ずかしくないよ そんな事 どうだっていい事だって 分かって そう言って あなたの 時間だから 「私は特別じゃない事」 「進みたい未来を選ばないといけない事」 「君に好きって伝えなかった事」 どれも 急に怖くなったんだよ 何一つ 決められないまま 鼓動の数 減らすの 地図が無くて 迷子になっても 消えない 希望があるよ 幸せに 形があるなら 一つも 同じじゃないよ どんな過去があっても、きっと大丈夫 誰かに 置いて行かれても 少しも 恥ずかしくないよ 目的地は 別だろう? 誰かに 決定権は無い それを 忘れないでね 一度だけ 触れた言葉で 救われた事も あったろう? いつだって 生まれ変われる あなたは 世界の中心 一度でも それに触れたら あなたは 世界の中心 どんな事に変えても、そこにいてね 誰かに 置いて行かれても 少しも 恥ずかしくないよ そんな事 どうだっていい事だって 分かって そう言って 僕らの未来が 違っても きっと 笑って また会えるよ |
奇跡PLOT SCRAPS | PLOT SCRAPS | 陶山良太 | 陶山良太 | | たった一回だけした 会話だけだって 十分だった どうしようも 無いくらい 到底 あらがえぬ 恋に落ちた たった一回だけ 見つめられたら もう十分だった どうしようも 無いくらい 暴力的なくらいの 運命性で あなたが現れたの 私の日々に 下らない日々に すべて 変わった 貴方が 基準になった この世界で もう僕には 欲しい物なんて ないよ あなたに会えた 奇跡をまだ 当たり前に したくないから あえて そっけないフリの僕を許して だんだん 近づいて行こう たった一回だけ 見つめてみたら もう十分だった どうしようも 無いくらい 暴力的なくらいの 運命性で あなたが現れたの 私の日々に 下らない日々に 向き合っていくよ 僕が知らぬ 君の過去 きっと それさえ 愛せるから すべて 乗り越えて行こうよ あなたに会えた 奇跡をまだ 当たり前に したくないから あえて そっけないフリの僕を許して 下らない様な 日々の会話が 何よりも 愛しいから 今はあえて 沈黙も楽しんでいる 面倒で ごめんね あなたに会えた 奇跡だけで 生きる 意味が変わった 思い出だけでも 息が出来そうだ あなたに会えた 奇跡をまだ 当たり前に したくないから あえて そっけないフリの僕を許して だんだん 近づいて行こう |
消えないでPLOT SCRAPS | PLOT SCRAPS | 陶山良太 | 陶山良太 | | いくつかの 淡い 不確かな 影達が 君を通り過ぎた 風鈴の音 茹だる 夏の午後 彼女は 教義 曲げて 恐る恐る 手を伸ばした 間違い探しをしよう 君が犯した事 すべて 乾いた喉 水が欲しい 体の重い日々は もう嫌でしょう 声も出さない様に 泣いていたよね 消えないでよ あと少し 日が沈む 君はまだ願う 「あの人になって 生きてみたいな」 落ち葉の音 枯れる 秋も過ぎ 歩き疲れたから 身を委ねる 「誰でもいいや」 明かりが眩しいな 暗闇の中 余計に 君が求めたのは 都合のいい話と エンドロール 期待して待っている 傍観者 何も起こんないよ いつでも 虚ろな目を隠す君がいる お腹が千切れるくらい 笑ってよ その時は 一緒に居たいよ 間違い探しをして 炙り出したのは 何色? 答えの先 善悪のない 僕はそれに 怯えてしまった 明かりを探しに行こう 君が輝いたっていいよ 随分と遅れたけれど 悪いのは 君だけじゃないよ 首根っこ掴まれた 永久機関 見守っている いつでも |