SilveradoGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | GRAPEVINE | | ここは異郷か これは現実か ただの余興か 真昼の光の中へと出てゆこう 俺は塵芥 黄金を抱いて遠くへ運ぶ その重さがやがて この腰を曲げてしまうまで 何を賭して歩く 素晴らしき地上を 屍を跨いでゆけ シルバラードがどこだって 本当はもうどうでもいいさ 残された地上を 老いぼれどもを跨いでゆけ アルバカーキがどこかなんて 最初からどうでもいい |
This townGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | GRAPEVINE | 長田進・GRAPEVINE | やつらは現在もくたばることなく 手垢まみれのストーリーを やつらが歌った歌を口ずさむ 明日はここを発とうと決めていた 《I'll come back to this town And I'll sing this life I'll return to this town》 Such a sweet town 《And I'll leave this town And I'll sing to my son And I'll leave this town again》 Any day now 疑う心は消えてしまった 次もきっとうまくいく やつらが歌った歌を口ずさむ 手垢まみれのストーリーが重なっていく 《And I'll leave this town And I'll sing downfall And I'll leave this town》 Call it coward 《I'll come back to this town And I'll sing this life I'll return to this town again》 Any day now やつらは現在もくたばることなく 手垢まみれのストーリーを |
ミランダ(Miranda warning)GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | ミランダ おまえはスター 慣れないのは身の丈に釣り合わぬ名前だった 聞いた覚えはないなんて言えなくなった 取れないのはこの眉間にめり込んだ楔だった 次の街ではきっと弁護士を見つけるさ 目の前をおまえがそうやって周り続けていた カルマの環 逃げ切るのさ ミランダ おまえはスター 選んだ道は茨なのか 夜空見上げ探した二十七のうちのひとつを 次の街ではきっと看護婦さえ俺を匿うんだ 読み上げられる日が来るまで おまえの軌道追って逃げ切るのさ カルマの環 |
Neo BurlesqueGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | へし折られた鼻だってほらごらんのとおり 立ち直りの方法があるものさ 口に出していいならば逆に何も云わない この世代のせいにしたってこと あとはきみの愛で 得意の愛で結構さ 迷わないで踊ってみて 理屈よりも夢を与えられる 芳しきその衣装 預かっとこう へし折られた鼻だってほらごらんのとおり 立ち直りの方法があるものさ あとはきみの愛で 得意の愛で最高さ ここにおいで 立ってるから |
おそれGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | GRAPEVINE | | このおもいをはなすのは必要なこと ひとりじゃないのはきっと大変なこと なにもかもがふと わからなくなっても それでいい それでいい それでいい それでいいと これまでひたすらにつみあげてきたこと なんどもみつめなおしてむきあうようなこと 手ばなせるものなどただのひとつもない おそれずに おそれずに それでいい それでいいだと? きみの心がそっと手にとるようにわかった どうしたらいい どうしたらいい このさきの世界だってずっと かわらなくつづくはずだろう? それでいい そういえばいい もうなにもおそれはしないと |
SanctuaryGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 田中和将 | | 目に力授かるなら 腕に怒り授かるなら 膝に震え授かるなら 授かるなら 手に藁掴んだら 喉に痣押し付けたら 背に腹かえられぬなら 聖なるギター 赤ん坊の心に耳を澄ませばいい 赤ん坊の心に耳を澄ませばいい 伽藍堂の体に響き渡ればいい 伽藍堂の体に響き渡ればいいのに トラストミー 掻き鳴らされる 聖域から エルドラドから カテドラルから サンクチュアリから |
Dry NovemberGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | GRAPEVINE | | 冬がくるなんて忘れていた なんの準備もできちゃいないが 信号の赤が時間を稼いでいる どこにでもあるエピソードでも 一度けちがついて剥がれなかった 暫くは冷静なふりをしていたけど どこか近くにまだ寄り添っているような気配がする なぜか今も 今も 何度も朝がやってくる 戻せなくなったことばかり どこか近くを漂う 寄り添っているのかい いつかみたいに 風が今も 今も |
真昼の子供たちGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | でかい当たりを掴んでしまった 世界を変えてしまうかもしれない 毎日があっという間に終わった 油断すると大人になっちまう どこで覚えてきたのか忘れた 意外ときみが笑うかもしれない 無い知恵しぼった挙句に言った 雨なんて降るはずがない あれからずっと戻れなくなった 今頃ふと聞こえるのさ あれからずっと途切れていたっけ このままそっと忘れるか 世界を変えてしまうかもしれない 今のきみは笑うかもしれない |
411GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 足を床に打ちつけても 俺は眠らずにいられた アムリタをくれ エクストラ・トールで 最先端の先でいつか目を突きそうだ ベルゼブブを呼び出せれば 金はいくらでも払ってやる きみからの電話に出れば 一瞬で明日なき世界だった I gotta keep the 411 I've got the 411 足を床に打ちつけても 俺は眠らずにいられた アムリタをくれ エクストラ・トールで 最先端の先でまた一人死んじゃいそう サブリナから最後のメール ついに成功したみたいだ 下界からの電話に出れば 一瞬で手厳しい現実だった I gotta keep the 411 I gotta keep on rolling down |
夏の逆襲(morning light)GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | GRAPEVINE | | あの夏を越えるくらい 真実を可能にするのは |
ピカロGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 田中和将 | | 旅立つこの有様で 片手にはヘミングウェイ 太陽と月に吠える喉を 折れた牙を アスファルトの荒野をゆく 五月蝿いのはアメイジンググレイス 哀しいかな 負け犬は傷を舐めて血迷う けど痛みを知って 初めて大空の扉が開いた 醍醐味の人生 これぞピカロの一生 今 光浴びて 初めて落とした影に怯えだした 愛することを知った日からもう ピカロの したらもうピカロの これぞピカロの (今こそピカレスクを) |
風の歌GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | 瞳の黒の色で ずっと未来を見届けるんだと教わった 散らばってく それぞれに理屈を抱えて ただ元の場所にさよならを言うんだ 悲しいほど道を描いてゆく ほんの少しの夢を見て満たされてるんだ そんな幻想などとっくに風の歌 そして出会いが訪れて いくらかここを愛し始めた 戸惑いながら 紛れ込む街の中で名前を忘れた ほら転がってる石ころのような かなしみを明日に変えてゆく いつだってそばにきみを見て時を刻むんだ とんだ幻想だと どこの誰が言った どこまでも先を描いてゆく いつだって少しの夢を見て揺れていたいんだ そう思うんだよ どっかで風の歌を 風に吹かれ たったひとつの |