海と宇宙の子供たち」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し

風の脚

海辺にてMaison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタsakuraikenta海の底で、君は泣いてたの。 膝を抱え、髪を揺らしてるの。  低い音が、波の中で鳴る。 砂が舞って、君を呼んでいる。  一筋の光が青を刺す。 いつかくれた花束を。 叶わない願いとか知らない。 ずっと待ってたよ。  今繋いだこの手のひら。 海に滲む涙を重ね合わす。 僕らはひとりじゃない。 この世界で手を繋いで碧い海を泳いだ。  君が笑う、それだけでいいの。 丘の上で、風になびいた髪。  白く細い指がなぞってる。 もう涙は流さなくていい。  そういえば、この唄は誰なの。 夢が落とした物なの。 もういいの、忘れてもいいの。 安心していいの。  夢の中で離した手は、そこに忘れ物しただけだったの。 今はもうひとりじゃない。 夏が過ぎて、晴れた朝の横顔笑っていた。  今繋いだこの手のひら。 海に滲む涙を重ね合わす。 僕らはひとりじゃない。 この世界で、手を繋いで碧い海を泳いだ。
闇色の朝Maison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタサクライケンタ闇が降る、暖かい雨。 遠い砂漠、知らないまま。  足元に咲く世界は歪んでる。 優しいままで。  遠く眺めている、あの街の光を。 消えてゆく君の手を今も繋いでるの。  青き小さな体。 窓の中で嘘は影に焼きついて、誰かを待っていたの。 笑う声が砂漠を照らし、虹を作る。 線をなぞる指先が雨を降らした。  雨の粒、音を鳴らす。 蟲たちの電車が来る。  橋の上見つめた、君の濡れた髪は消えてしまってもいいの。 小さな事だから。  冷たい涙が宿る、時は止まり。 裂けて漏れてく喜び。光が闇を造る。 森と夢も、海から消えて虹になって。 誰を許せないまま時間を無くした。  闇色の雨が降る日。 鮮やかに晴れた夜。
悲しみの子供たちMaison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタsakuraikenta冷たい夜が今、透明な息をする。 降り出す雨はいつか公園の影を切る。  正しい間違いを波の音さらってく。 落ちた虹色に悲しみが手を伸ばす。  誰もいない街の中、時計の鳥は鳴いて。 海の底で涙を垂らしてる君を消してるの。  悲しみの子供たち。 いまも、どこか、一人きり。 海に流した指輪。 君の声は揺れてるの。  滴る地下で嘘をついて色を買う。 仮面の中で笑っていた黒い人。  高いビルの屋上で今、鳥になる。 なにか変わるかな。透明で描いてる。  僕もいない街は今涙が溶かしてゆく。 君に書いた手紙は白く濁って汚れてくの。  悲しみの子供たち。 いつも、ずっと、笑ってる。 夢を食べた鯨は君の声で揺れてるの。
ノーワンダーランドMaison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタsakuraikentaそれは不完全な雨で キミに届かないでいてよ 雨のカーテンコール抜けて 冬の朝のよう  遠くの空には涙に似た雪がきらめいて いつも繰り返した ホテルの窓 今日は違っていた  ノーワンダーランドノーワンダーランド 君の声が近くで聞こえて涙を流す ノーワンダーランドノーワンダーランド 指先に触れた ノーワンダーランドノーワンダーランド  届かない手紙を書いた 向こう側の僕に向けて あの日の雪を今溶かして 鍵は開けたままで  変わっていった世界 涙はもう 宙に帰ったの 「助けて欲しかった」言葉 風の鳥が届けるの  ノーワンダーランドノーワンダーランド 君が笑って つられて笑って何故か泣いていた ノーワンダーランドノーワンダーランド 僕もいない部屋 ノーワンダーランドノーワンダーランド
シルエットMaison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタサクライケンタ左目の窓を覗いた。海が鳴り流れた雲。 風が吹き、葉の上に涙が落ちて石を蹴る。  指先で綱を引く消える人。 嘘をいつも追いかけては。 届かない手紙を書いた朝は。 誰もいない街歩き出す。  電信柱の影が、枯れた桜の木に重なる景色が通り過ぎ。 夏の雨は時をかけて写す、神立ちを呼ぶ声。 蛙が船を漕いで歌い、宿した。  柔らかな光の淡い恋は、線路沿いで息をしてる。  僕らは光を抱いて花束を流した。 新しい涙咲かす。 鮮やかな霧に包まれてる道を通り過ぎた街で、言葉を紡ぐ。 鐘を鳴らし、授ける。
LandmarKMaison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタsakuraikenta空の下、滲む屋上の煙。 銀色と二人、影を落とした。  マフラーが揺れて、夕焼けが沈む。 薄れてく青い季節は過ぎて。  いつか見たような明日は、二度と来ない明日の朝。 止まない雨が降っても、雪は溶けず閉じ込めるの。  変わらない。変わらない。変わらないで。ずっと。 笑ってる写真だけ変わらないの。ずっと僕らは。  ベランダで朝に君の声消える。 銀色の嘘を月に照らした。  消えた色とか言葉に光を灯して流すの。 温い雨に溶けないで。冷たい傷、指でなぞる。  変わらない、変わらない、変わらないの。二度と。 銀色に閉じ込めた二人はもう。ずっと僕らは。
鯨工場Maison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタサクライケンタ僕らの唄はどこに届いているんだろう。 「鯨波の街」の海辺で誰か泣いてるの。  それに気付いたの。海の深くから、僕で遊んでる鯨の歌声。 幼い頃から耳鳴りの様に遠くで、彼らはそっと鳴き始めていたよ。  夢の中のあの話、本当は何処かで続いていた。 本の家の少女たち、気付かないまま。  僕らの声はどこに届いてゆくんだろう。 雨の日の言葉は誰の声だったの。 僕らの声はどこに続いてゆくんだろう。 体だけ無い鳥がどこかで見てるの。  階段の上から眺めたベランダ、青いカーテンが隠してた景色。 何も知らないで音符を置いてる。小さな部屋の中で何かを造ってた。  街外れの工場に煙突が綺麗に並んで。 錆びた鉄の匂いだけ微かに触れる。  僕らの唄はどこに届いているんだろう。 帰り道の途中、見慣れない路地裏。 僕らの唄はどこに続いているんだろう。 首だけの鳥は神社から飛び立った。  僕らの朝はどこに隠してしまったの。 鯨の歌声が夢を崩してく。 僕らの朝は次の唄で明けてゆくの。 「鯨波の街」の海辺で君は泣いてるの。
ランドリーMaison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタsakuraikenta何を求め、彷徨ってる。 それを捨てた意味はどこ。 悲しむのは誰かなの。 時は流れ忘れてゆく。  欲望だとか悲しみは。 君がくれたプレゼント。 気づかないで繰り返す。 薄れないのいつまでも。  交わした声と溢れた水に浮かぶ言葉 揺れるベッドはもう誰もいないの 誰かの嘘を全部連れ去る鳥が飛んで また明日ってね優しく笑って空を切る  最後の今日はもう来ないの 重ねた体はちぎれてく 最後に見た夜の海には 綺麗な光が立つ  さよならした君の声は。 今は二度と。聞きたくない。 乾いた空晴れている。 雲は流れ色を消す。  冬の気配がアスファルトに佇み混ざる 切り取られてる写真を眺めて 涙の跡を指でなぞって消したあの日 もういいのかなって癒した傷も捨ててゆく  最後の夜はもう来ないの 鮮やかな色壊してゆく 最後に見た屋上の上 汚れた光が立つ  最後の今日はもう来ないの 最後の夜ももう来ないの  今も嘘をついているのは 紛れもなく僕だった  鳥が鳴いた音がなくなるまで 夜の海に消えた僕たちの唄 
長い夜が明けてMaison book girlMaison book girlサクライケンタサクライケンタサクライケンタ長い夜が明けてゆく。首だけの鳥が飛び立つ。 狭い部屋の窓際で、誰もいない街を眺めてる。  繰り返した日々はもう、終わりを告げ、還ってゆくの。 あの日、君と手を繋いだ。煙の中で夢を信じて。  「忘れ物はもう無いですか?」 「鍵は閉めて捨てましたか?」 「泣いてるのは何故なんですか?」 「それも嘘なんですか?」  夜が明けて、ただ、永く赤い雨が落ちる。 闇に気付いても、僕らはまだ少し怯えてるの。  首のない鳥が神社の影に静かに佇む。 「鯨波の街」を繋いでいる4つ目の壁をすり抜けてく。  「怖くないの何も無くても。」 「捨てた鍵はソファーに埋めた。」 「濡れた瞳。訳は無いの。」 「本当は気付いてたの。」  空の鯨から闇を造る合図の唄。 古く懐かしい声。緩やかに壊してく、裂ける様に。  そして、朝が訪れる。 救いの唄が響いてる。 「トト」の拍手は止んで、夜が無い世界が始まってゆく。

思い出くん

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