人間椅子「無限の住人」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
晒し首人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一首斬り穴の 闇を覗けば 刃が走り 視界が回る ひきつる胴が 血の雨降らし 無念の青に 恨みの赤が  睨んだ睨んだ 歪んだ顔が 並んだ並んだ 晒し首並んだ  すすき野原の 壊れた台で 睨んでみても もずが鳴くだけ 首から下は どこ行ったのか からすに訊けど 答えちゃくれぬ  溶けた溶けた 鼻が溶けた 落ちた落ちた 目玉が落ちた  養虫が 俺の鼻穴で 夜風に揺れている 蟷螂(かまきり)が 俺の頭から 月に拝んでいる  土蜘蛛が 俺の喉元で 何かを待っている こおろぎが 俺の目の中で あはれと鳴いている  人に晒され 日に晒されて 雨に打たれて 風に吹かれて 虫に喰われて きのこが生えて 苔むす頃に 土へと帰る  崩れた崩れた しゃれこうべ崩れた 無くなった無くなった 俺が無くなった  咲いた咲いた 彼岸花咲いた 忘れられた 俺の墓標
無限の住人人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治広いみ空に浮世と消える 花も霞の千切れ雲 夢は現世(うつしよ)水面(みのも)の月よ 揺れて儚(はかな)く蓮になり 噫乎(ああ) どれだけ人を 噫乎(ああ) 見送るのだろうか  無窮の命と 無常の心で 無明の世界に 我は歩き出す  遠くはためく番(つがい)の千鳥 人は誰しも愛語り 噫乎 いつまで君を 噫乎 見守れるだろうか  無窮の命と 無常の心で 無明の世界に 我は歩き出す 我は歩み征く 無限の住人  月の都を剣太刀(つるぎたち) 身は三界の狩衣 肩も鯔背(いなせ)に闇切れば 飛び六法の卍舞い
地獄人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一赤い鬼がやって来る 青い鬼がやって来る 逃げ惑う餓鬼の群れ そうか地獄に落ちたのだ  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる  足元は針の山 喉元は糞の海 蛆虫を植えられて 火に投げ込まれた果ては  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる  やっと死ねたと思ったが 気が付いたら生きている 痛みより何よりも 死ねないのがこれ地獄  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる
蛮カラ一代記人間椅子人間椅子和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治花は桜木人は武士 見事散るのが冥利とて 抜かば刃文も馨(かぐわ)しく 咲いてみせよう男花 ソレ  寄せる荒波受けとめて 沖を睨まう岸壁よ 雨の穿(うが)てどへこたれず どんと構える男意気 ソレ  酒は盃実は器 色をめかすが習いとも 胸に刻みし志 ぐっと我慢の男振り サテ  右や左の檀那様 俺の話を聞いとくれ 生まれ奥州在郷の 山猿相手に相撲取り  蛮カラ一代記 蛮カラ一代記  国の親父の言うことにゃ 本懐曲ぐるは女子なり 末の娘は人買われ ほんにこの世は儘(まま)ならぬ  蛮カラ一代記 蛮カラ一代記  富士の裾野(すその)に降り積みし 雪の白さに似た人よ
莫迦酔狂ひ人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治柘榴(ざくろ)模様の太陽が 真っ赤に熟れて堕ちるのは 酔いどれ眼(まなこ)の生み出した 万有引力夢じゃない 退屈に煙(けぶる)る人生を 薔薇色に染める魔法水 暮らし倦みたる手の平に 注(つ)いでおくれよなみなみと 宿(ふつか)酔いの坂道に 髑髏(どくろ)の灯りの点(とも)るのは 厭世病者の見い出した エレキテルかも嘘じゃない 西洋無類の神様も 酒呑みうわばみ酌をして 語り疲れた頤(おとがい)に 注いでくれるよだくだくと  天井裏から 蟲がどしゃ降る  枕元では 大名行列  頭蓋が割れて 記憶はこぼれ  牙を剥(む)き出し ピンク色の象が走る  壁の穴から 眼玉はジロリ  窓の外では 有罪判決  一杯の勇気を 一瞬の陶酔を  羊水で割った 琥珀(こはく)色の海に沈む  酒は呑め呑め呑むならば 二度と戻れぬ呑むほどに  莫迦酔狂ひ 莫迦酔狂ひ
もっこの子守唄人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治村の鎮守(ちんじゅ)でてんてまり 鬼こ取られでころんだ 泣げば山がらもっこ来る ぼうやよい子だねんねこや  野良でお父さまえんこらや 家でお母さまとんからり さがしぐしてねばもっこ来て とって喰われるねんころり  裏の和尚さま鐘ついだ 山さからすも帰るべな 寝ねでぼごればもっこ来る ぼうやめんこいねんねしな
刀と鞘人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一刀は人斬るものだけど 鞘がなければ差せなくて 鞘は気高いものだけど 刀がなければただの筒  俺は刀で君は鞘 抜いたり差したり 抜いて咲くのは八重桜 乱れ咲き  刀は一度(ひとたび)抜かれたら 血潮を見るまで帰らない 鞘は血糊を受け止めて 無念の思いを舐め尽くす  俺は刀で君は鞘 抜いたり差したり 抜いて咲くのは八重桜 乱れ咲き  どんなに刀が暴れても 元の鞘に収まるさ  俺は刀で君は鞘 抜いたり差したり 抜いて咲くのは八重桜 乱れ咲き
辻斬り小唄無宿編人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治御免! 内藤新宿武家屋敷 お犬様でも寝てござる 天下泰平江戸の世に 悪の徒花咲かせよか 骸(むくろ)影射す 朧(おぼろ)月夜に 唄を吟えば 詠!詠!詠!  ほら 寂しやな ほら 侘しやな ほら 切なや 修羅しゅしゅしゅ  武士は喰わねど高楊枝 傘を張る手もいとをかし 桜吹雪がこち吹かば 人にあらずの血が騒ぐ 脇に差したる 暴れ刀が 斬れよ呼ぶんだ 業!業!業!  ほら 寂しやな ほら 侘しやな ほら 切なや 修羅しゅしゅしゅ ほら 寂しやな ほら 侘しやな ほら 切なや 修羅しゅしゅしゅ  玉屋鍵屋と 隅田の花火か 夜空に散りぬる 命とて 神田明神 抜き身に構えて 気合いは十分  越すに越されぬ 大井が川なら 人の生まれも 越えられぬ 湯島天神 太刀筋妖しく 間合いは十分  押っ取り刀で縄のれん お代替わりに人の胆 愛(いと)し吉原名はお初 間夫(まぶ)と夢見る頃かいな 親に貰った 葵御紋も 背で泣いてる 懊!懊!懊!  ほら 寂しやな ほら 侘しやな ほら 切なや 修羅しゅしゅしゅ ほら 寂しやな ほら 侘しやな ほら 切なや 修羅しゅしゅしゅ
宇宙遊泳人間椅子人間椅子和嶋慎治鈴木研一誰も知らない丘の上 夜の帷(とばり)が降りてくる 何て真白なこの宇宙 何て独りなこの僕だ 夏の終わりの蜉蝣(かげろう)は 幼き日々の蒲団の匂い 一つ二つと流れ星 時の静寂(しじま)に語りかければ 遠く銀河の彼方から 妙(たえ)なる調べ転(ころ)び出し 音の波間の誘うまま そして始まる 宇宙遊泳  箒(ほうき)の尻尾またがって 遥(はるか)か眼下を眺めれば 恋人達のさんざめき 母は我が子を待ちわびる 月の兎も飛び廻り 馬頭星雲そこまで駆けっこ 有為の奥山けふ越えて 2億光年乙女座辺り 花も恥じらう手弱女(たおやめ)に 星の冠捧げよか 天の河では水を浴び 泳いで行ける どこまでも  名前も知れぬこの星は 名前もいらぬ人ぞ住む 服は鈍(にび)色身は黄金(こがね) 楽の音(ね)をもて会話する 争わず 疑わず 絶えることない頬笑と 愛し合い 歌い合い 変わることない平穏の 何て静かなこの宇宙 何て小さなこの僕だ 故郷(くに)じゃ今頃鬨(とき)の声 やがて降り立つ 丘の上
黒猫人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治暗い 暗い恩讐(おんしゅう)の道の果て じっと 虚空見つめる双つの眼 黒い 黒い頁は開かれて 闇に さかしまの詩(うた) 木霊(こだま)する 影へ肢体(からだ)をすり寄せて 追いて来るのかどこまでも───黒猫!  深い 深い忘却のドロ沼に 重く 憂鬱の滓(おり)は淀みゆき 長い 長い悔恨の時経(ふ)れば 夜は 悪夢の濁醪(どぶろく) 醸(かも)すとか 嘘の膠(にかわ)で貼り付いた 笑い仮面の虚しさよ 罪の血糊の味しめて 咽(むせ)び泣くのかいつまでも───黒猫!  旋毛(つむじ)曲がりの稲妻が 脳天目掛け轟かば 笑い仮面の真っ二つ 呪詛の血が沸き肉踊る 修羅の剣山生けるのは 忘れじの君鬼薊(おにあざみ) 四五九町歩(じごくちょうぶ)の土塀には 処女の簪(かんざし)眠るとか  春の弥生の空に 気の触れ桜がひらひら 春のうららの風に 涅槃の薫(かお)りがそよそよ  老女の乳を啄(ついば)みし 赤子を真似た獄卒が 猫足立ちに囁ける 不協和音の数え唄 ひとつ人には悪業を ふたつ不幸は愛(め)でるもの みっつ淫らは美徳なり よっつ世迷(よま)いの言葉吐け  春の弥生の空に 気の触れ桜がひらひら 春のうららの風に 涅槃の薫(かお)りがそよそよ  暗く 暗く魂の紡ぎ出す 果てぬ 無為と頽廃の万華鏡 黒く 黒く逆毛立つ獣よ 何処か 懐かしく響く汝の名───黒猫!
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