LONELY −愛という約束事−浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | これは愛なのと おれに尋ねるのはやめてくれ 体と心 重ね合う理由は ただ…… Lonely 止むことのない雨のように降りしきる 一人は一人 出逢った頃も そして今でも 愛という仕草 愛という約束事 何度も互いに 裏切ってきたはずさ Lonely ホテルの窓に映ってる 二人はもう若くない このままでいい 夜を背にして Lonely 夜が明けたら 二人は別々の地下鉄の中 紛れ込んでいく 心かくして Lonely 抱きしめてくれ もう何も問わないで傍にいて このままでいい このままでいい |
SILENCE浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | 明け方の街 仕事を終えて ハイウェイ家へと アクセルふかす 時々思う 何もかも投げ出し どこか このまま消えようかと 家を飛び出し 都会をさまよい 恋に落ち同じような 家を手にした わからないよ 今も何を求めて この心 さまようのか 乱れたシーツ 恋人の寝息 窓をつたう雨の雫 彼女はそっとベッドを抜け出し Make up, dress up ため息ついて 空き部屋と書いた 誰かのネオン サイン 探して真夜中の 通りへ出てゆく わからないよ 今も何を求めて この心 さまようのか オレはどこへ 今も たどり着こうとしているのだろう わからないよ 今も何を求めて この心 さまようのか |
BREATHLESS LOVE浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | 出逢って一秒 この恋 火花…真夏の 汗ばむシーツ もつれた髪を束ねて 名前を聞いた その時初めて You smile on me... 眩しそうに 愛と名付けるには暗く激しすぎて 奪っても 満たしきれない 逢うたび せつなくて 別れは 苦しくて 喜びと戸惑いの中で揺れている Breathless Love ホテルのドアを閉じた後 二人 互いに 何処へ行くのか 誰に逢うのか 知らない 確かめたら 失いそうで You smile on me... 悲しそうに 愛と名付けるには暗く激しすぎて 言葉では 癒しきれない 抱いても 悲しくて 果てても 寂しくて 堕ちる様に 押し寄せる様に繰り返す Breathless Love 愛と名付けるには暗く激しすぎて 求めても 与えきれない 夜を さ迷う 様に 闇に 紛れる 様に 世界から遠く離れて 二人だけ Breathless Love |
悲しい夜浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | もうグラスを置き ドアを開けて外に出よう もっともっと君が欲しい 僅かなこの時この宵 ああ 声をあげて世界中に叫びたいな 辛い時も笑顔みせていつか立ち直れと さあ傍に来て君をたしかめさせて 明日になれば離ればなれの辛い朝だから ああ もう止そう こんな悲しい嘘は 明日になれば また独りの女性(ひと)にかえらないで そう 時には生きてゆくことが辛くなる だけど それは一体誰の思いどおりのことかな |
ロマンスブルー浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | 「さよなら」も言わず 出てゆく彼を 君はベッドの中で ぼんやり見てただけ 誰か他の男(ひと)を もう一度 初めから愛せるかい 今も… 君はひとり街角に立ち 探してみる心もとなく 彼と出逢うまで気ままに 歩いていた道の続きを 君を失くした あの時の僕のように 新しい恋は 生まれて消えてく 気づいた時はいつも ひとりきりだったね 君の無邪気だった 笑顔は 消えたけど その眼差しは深くやさしい 君を許すことが出来ず 張り裂けそうな夜を過した まるで炎を炎で消そうと 僕も何度か恋に落ちたけど 今も変わらず 君だけを愛している 今も変わらず 君だけを愛している 君だけを愛している |
MIDNIGHT FLIGHT −ひとりぼっちのクリスマス・イブ−浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | あの娘乗せた翼 夜空へ消えてく 空港の駐車場 もう人影もない “行くな”と 引き止めれば 今頃二人 高速を都心へと 走っていたはず 失くしたものが あまりに大きすぎて 痛みを 感じることさえも 出来ないままさ ひとりぼっちの クリスマス・イブ 凍えそうな サイレント・ナイト ここからどこへ行こう もう何も見えない空の下 妹と暮すつもり しばらくニューヨークで ひとりきり 東京で もう生きてゆけない 逢いたい時にだけ 電話かけてきて 食事して ドライブして ベットに入るだけ 形の無い愛だけを 信じてきたあなたは 本気で愛すること 怖れてるだけ ひとりぼっちの クリスマス・イブ 凍えそうな サイレント・ナイト 二人で生きてきた 都会(まち)の灯りが遠ざかる 降り出した みぞれまじりの 雨が 雪に変ってゆく 誰も皆 愛する人の 待つ場所へと 帰ってゆく ポケットの中 あの娘に贈ろうとした Golden Ring 今でも 手のひらに 握りしめたまま ひとりぼっちの クリスマス・イブ 凍えそうな サイレント・ナイト もう守るものなんて見つけられない 何ひとつ |
傷心浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | どれ程泣いたなら あなたを諦められる どれだけ遠くへ 行けば忘れられる 他の誰かを好きになろうとしたけど いつも あなたとの眩しい時が 蘇えるだけ 手紙も想い出の指輪も捨てた今でも 受話器を握りしめて 夜がまた明けてゆく ひと言その声を聞けたら眠れるはずなのに あの人いつもやさしく あなたを忘れる事が できるまで待ち続けると言ってくれるけど 冷たいあなたの背に ひかれ顔をうずめこのまま |
もうひとつの土曜日浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | 昨夜眠れずに泣いていたんだろう 彼からの電話待ち続けて テーブルの向こうで君は笑うけど 瞳ふちどる悲しみの影 息がつまる程 人波に押されて 夕暮れ電車でアパートへ帰る ただ週末の僅かな彼との時を つなぎ合わせて君は生きてる もう彼のことは忘れてしまえよ まだ君は若く その頬の涙 乾かせる誰かがこの町のどこかで 君のことを待ち続けてる 振り向いて 探して 君を想う時 喜びと悲しみ ふたつの想いに揺れ動いている 君を裁こうとする その心が 時におれを傷つけてしまう 今夜町に出よう 友達に借りた オンボロ車で海まで走ろう この週末の夜は おれにくれないか たとえ最初で最後の夜でも 真直ぐに 見つめて 子供の頃 君が夢見てたもの 叶えることなど出来ないかもしれない ただ いつも傍にいて手をかしてあげよう 受け取って欲しい この指輪を 受け取って欲しい この心を |
ラスト・ダンス浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | キャンドル揺れる 横顔 グラスに落とす かすかな ため息 二人で 靴が すりへる程 歩いた この都会 今夜は寂しそう もう一度 踊っておくれ このままで もう一度 口づけおくれ このままで 「もう一度 やり直せたら……」 馬鹿だぜ そんな話は もう止めよう 僕が 僕である限り 何度 やっても 同じことの繰り返し もう一度 踊っておくれ このままで もう一度 口づけおくれ このままで ライトに浮かぶ ふたつの影 悲しげな眼差し 苦しげな あえぎ声 言葉は もう何も 伝えない 寒い程の 寂しさも むなしさも もう一度 踊っておくれ このままで もう一度 口づけおくれ このままで |
防波堤の上浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | 浜田省吾 | | 防波堤に打ち寄せて 砕ける波を見てた 海の色に震えては 急いで走り去った 悲しい程 自由 防波堤の上 車の窓から見下した時 空と海の間 遠く ひとすじの稲妻が走った 扉(ドア)を開けて 人に出会い 恋に落ち 誰かと眠る 期待されて 裏切られて 信号が変わるのを待っている ラジオ聴きながら 朝を待つ夜 遠くに波の音 聞こえてくる 語る言葉 見つけられず 聞く人は誰もいない夜 悲しい程 自由 防波堤の上 今日も 独り立ち竦(すく)む 風よ 不意に俺の背中 押すがいい 躇(ためら)わないで |