米津玄師「STRAY SHEEP」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
カムパネルラPLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師カムパネルラ 夢を見ていた 君のあとに 咲いたリンドウの花 この街は 変わり続ける 計らずも 君を残して  真昼の海で眠る月光蟲 戻らないあの日に想いを巡らす オルガンの音色で踊るスタチュー 時間だけ通り過ぎていく  あの人の言う通り わたしの手は汚れてゆくのでしょう 追い風に翻り わたしはまだ生きてゆくでしょう 終わる日まで寄り添うように 君を憶えていたい  カムパネルラ そこは豊かか 君の目が 眩むくらいに タールの上で 陽炎が揺れる 爆ぜるような 夏の灯火  真白な鳥と歌う針葉樹 見つめる全てが面影になる 波打ち際にボタンが一つ 君がくれた寂しさよ  あの人の言う通り いつになれど癒えない傷があるでしょう 黄昏を振り返り その度 過ちを知るでしょう  君がいない日々は続く しじまの中 独り  光を受け止めて 跳ね返り輝くクリスタル 君がつけた傷も 輝きのその一つ  あの人の言う通り わたしの手は汚れてゆくのでしょう 追い風に翻り わたしはまだ生きてゆける  あの人の言う通り いつになれど癒えない傷があるでしょう 黄昏を振り返り その度 過ちを知るでしょう  終わる日まで寄り添うように 君を憶えていたい  カムパネルラ
FlamingoMILLION LYLIC米津玄師MILLION LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師米津玄師宵闇に 爪弾き 悲しみに雨曝し 花曇り 枯れた街 にべもなし 佗びしげに鼻垂らし へらへらり  笑えないこのチンケな泥仕合 唐紅の髪飾り あらましき恋敵 触りたいベルベットのまなじりに 薄ら寒い笑みに  あなたフラミンゴ 鮮やかなフラミンゴ 踊るまま ふらふら笑ってもう帰らない 寂しさと嫉妬ばっか残して 毎度あり 次はもっと大事にして  御目通り 有難し 闇雲に舞い上がり 上滑り 虚仮威し 口遊み 狼狽に軽はずみ 阿呆晒し  愛おしいその声だけ聴いていたい 半端に稼いだ泡銭 タカリ出す昼鳶 下らないこのステージで光るのは あなただけでもいい  それはフラミンゴ 恐ろしやフラミンゴ はにかんだ ふわふわ浮かんでもうさいなら そりゃないね もっとちゃんと話そうぜ 畜生め 吐いた唾も飲まないで  氷雨に打たれて鼻垂らし あたしは右手にねこじゃらし 今日日この程度じゃ騙せない 間で彷徨う常しえに 地獄の閻魔に申し入り あの子を見受けておくんなまし 酔いどれ張り子の物語 やったれ死ぬまで猿芝居  あなたフラミンゴ 鮮やかなフラミンゴ 踊るまま ふらふら笑ってもう帰らない 寂しさと嫉妬ばっか残して 毎度あり 次はもっと大事にして
感電MILLION LYLIC米津玄師MILLION LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師米津玄師・坂東祐大逃げ出したい夜の往来 行方は未だ不明 回り回って虚しくって 困っちゃったワンワンワン 失ったつもりもないが 何か足りない気分 ちょっと変にハイになって 吹かし込んだ四輪車  兄弟よ如何かしよう もう何も考えない様 銀河系の外れへと さようなら 真実も 道徳も 動作しないイカれた夜でも 僕ら手を叩いて笑い合う 誰にも知られないまま  たった一瞬の このきらめきを 食べ尽くそう二人で くたばるまで そして幸運を 僕らに祈りを まだ行こう 誰も追いつけない くらいのスピードで  稲妻の様に生きていたいだけ お前はどうしたい? 返事はいらない  転がした車窓と情景 動機は未だ不明 邪魔臭くて苛ついて 迷い込んだニャンニャンニャン ここいらで落とした財布 誰か見ませんでした? 馬鹿みたいについてないね 茶化してくれハイウェイ・スター  よう相棒 もう一丁 漫画みたいな喧嘩しようよ 洒落になんないくらいのやつを お試しで 正論と 暴論の 分類さえ出来やしない街を 抜け出して互いに笑い合う 目指すのは メロウなエンディング  それは心臓を 刹那に揺らすもの 追いかけた途端に 見失っちゃうの きっと永遠が どっかにあるんだと 明後日を 探し回るのも 悪くはないでしょう  お前がどっかに消えた朝より こんな夜の方が まだましさ  肺に睡蓮 遠くのサイレン 響き合う境界線 愛し合う様に 喧嘩しようぜ 遺る瀬無さ引っさげて  たった一瞬の このきらめきを 食べ尽くそう二人で くたばるまで そして幸運を 僕らに祈りを まだ行こう 誰も追いつけない くらいのスピードで  それは心臓を 刹那に揺らすもの 追いかけた途端に 見失っちゃうの きっと永遠が どっかにあるんだと 明後日を 探し回るのも 悪くはないでしょう  稲妻の様に生きていたいだけ お前はどうしたい? 返事はいらない
PLACEBO + 野田洋次郎PLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師熱っぽい夢を見てしまって 君のその笑顔で 絆された夕暮れ この想い気の迷いだって 笑えないよ全然 袖が触れてしまった  走り出したハートを攫って 繋いでいけビートの端くれ 薫る胸に火を灯せ 踊り明かそう朝まで しなり揺れるランウェイの先へ 僕の心連れてってくれ 触れていたい 揺れていたい 君じゃないといけない この惑い  今だんだん恋になっていく ときめいていく 思いがけぬ とんだランデブー どんどんハイになっていく 洒落込んでいく 甘い罠に やられていく 落ちていく  いつかの偶然 確かめたいね (いつかの偶然 確かめたいね) 解き明かしたい 未踏のミステリー (気づかないグラビティー) 元のように 戻れないね (元のように 戻れないね) どっか行こうぜ 冗談みたいに (背反のアイロニー)  それは一つのコメディ または二つのトラジティ どちらでも構わない君と二人ならば それは一時のクレイジー 揺り返していくサニティ 何もかもが いつの間にか 変わり果てる魔法  気持ち前に突っ込むステップで 飛ばしていけスイートな宇宙へ 待ちに待った宵の果て 踊り明かそう朝まで きらり照らすリップで酔わせて とこしなえに誘ってくれ 触れていたい 揺れていたい 君じゃないといけない この惑い  今だんだん愛になっていく 騒めいていく 鉢合わせの とんだピーカブー 燦々照り出していく 謎めいていく 甘い罠に やられていく 落ちていく  気の迷いじゃない 嘘じゃない想い 思い込みじゃない 嘘じゃない想い 気の迷いじゃない 嘘じゃない想い 思い込みじゃない 嘘じゃない想い  今だんだん恋になっていく ときめいていく 思いがけぬ とんだランデブー 今どんどんハイになっていく 洒落込んでいく 甘い罠に やられていく 落ちていく
パプリカPLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師曲りくねり はしゃいだ道 青葉の森で駆け回る 遊びまわり 日差しの街 誰かが呼んでいる  夏が来る 影が立つ あなたに会いたい 見つけたのはいちばん星 明日も晴れるかな  パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ  雨に燻り 月は陰り 木陰で泣いてたのは誰 一人一人 慰めるように 誰かが呼んでいる  喜びを数えたら あなたでいっぱい 帰り道を照らしたのは 思い出のかげぼうし  パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ  会いに行くよ 並木を抜けて 歌を歌って 手にはいっぱいの 花を抱えて らるらりら  パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ かかと弾ませこの指とまれ
馬と鹿MILLION LYLIC米津玄師MILLION LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師米津玄師歪んで傷だらけの春 麻酔も打たずに歩いた 体の奥底で響く 生き足りないと強く  まだ味わうさ 噛み終えたガムの味 冷めきれないままの心で ひとつひとつなくした果てに ようやく残ったもの  これが愛じゃなければなんと呼ぶのか 僕は知らなかった 呼べよ 花の名前をただ一つだけ 張り裂けるくらいに 鼻先が触れる 呼吸が止まる 痛みは消えないままでいい  疲れたその目で何を言う 傷跡隠して歩いた そのくせ影をばら撒いた 気づいて欲しかった  まだ歩けるか 噛み締めた砂の味 夜露で濡れた芝生の上 はやる胸に 尋ねる言葉 終わるにはまだ早いだろう  誰も悲しまぬように微笑むことが 上手くできなかった 一つ ただ一つでいい 守れるだけで それでよかったのに あまりにくだらない 願いが消えない 誰にも奪えない魂  何に例えよう 君と僕を 踵に残る似た傷を 晴れ間を結えばまだ続く 行こう花も咲かないうちに  これが愛じゃなければなんと呼ぶのか 僕は知らなかった 呼べよ 恐れるままに花の名前を 君じゃなきゃ駄目だと 鼻先が触れる 呼吸が止まる 痛みは消えないままでいい  あまりにくだらない 願いが消えない 止まない
優しい人PLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師気の毒に生まれて 汚されるあの子を あなたは「綺麗だ」と言った 傍らで眺める私の瞳には とても醜く映った  噎せ返る温室の 無邪気な気晴らしに 付け入られる か弱い子 持て余す幸せ 使い分ける道徳 憐れみをそっと隠した  頭を撫でて ただ「いい子だ」って言って あの子へ向けるその目で見つめて  あなたみたいに優しく 生きられたならよかったな  周りには愛されず 笑われる姿を 窓越しに安心していた ババ抜きであぶれて 取り残されるのが 私じゃなくてよかった  強く叩いて 「悪い子だ」って叱って あの子と違う私を治して  あなたみたいに優しく 生きられたならよかったな  優しくなりたい 正しくなりたい 綺麗になりたい あなたみたいに
LemonMILLION LYLIC米津玄師MILLION LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師米津玄師・室屋光一郎夢ならばどれほどよかったでしょう 未だにあなたのことを夢にみる 忘れた物を取りに帰るように 古びた思い出の埃を払う  戻らない幸せがあることを 最後にあなたが教えてくれた 言えずに隠してた昏い過去も あなたがいなきゃ永遠に昏いまま  きっともうこれ以上 傷つくことなど ありはしないとわかっている  あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 今でもあなたはわたしの光  暗闇であなたの背をなぞった その輪郭を鮮明に覚えている 受け止めきれないものと出会うたび 溢れてやまないのは涙だけ  何をしていたの 何を見ていたの わたしの知らない横顔で  どこかであなたが今 わたしと同じ様な 涙にくれ 淋しさの中にいるなら わたしのことなどどうか 忘れてください そんなことを心から願うほどに 今でもあなたはわたしの光  自分が思うより 恋をしていたあなたに あれから思うように 息ができない  あんなに側にいたのに まるで嘘みたい とても忘れられない それだけが確か  あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 切り分けた果実の片方の様に 今でもあなたはわたしの光
まちがいさがしPLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師まちがいさがしの間違いの方に 生まれてきたような気でいたけど まちがいさがしの正解の方じゃ きっと出会えなかったと思う  ふさわしく 笑いあえること 何故だろうか 涙がでること  君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 退屈なくらいに何気なく傍にいて  間違いだらけの 些細な隙間で くだらない話を くたばるまで 正しくありたい あれない 寂しさが 何を育んだでしょう  一つずつ 探し当てていこう 起きがけの 子供みたいに  君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ  君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 誰にも見せない顔を見せて  君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ
ひまわりPLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師悲しくって 蹴飛ばした 地面を強く 跳ねっ返る 光に指を立てて 愛したくて 噛み付いた 喉笛深く その様が あんまりに美しくてさあ  舌を打って 曠野の中 風に抗い 夜もすがら 嗄れた産声で歌う 遠く遠く見据えていた 凍て星の先まで 痣だらけの心 輝かせて  その姿をいつだって 僕は追いかけていたんだ 転がるように線を貫いて 突き刺していく切っ先を 日陰に咲いたひまわりが 今も夏を待っている 人いきれを裂いて笑ってくれ 僕の奥でもう一度  消し飛べ 散弾銃をぶち抜け 明日へ 吐き出せ 北極星へ舵取れ その手で  傷ついて 静脈を不意に巡るエレキ 掻き毟って 吹き荒び 鳴る哀歌 聴こえているあの時から 少しも絶えぬまま 震えるほど全て 消えないぜ  その姿がいつだって 僕を映し出していた もしも同じ街で生まれたら 君のようになれたかな 日陰に咲いたひまわりが 今も海を見つめてる 聴こえるなら強く叫んでくれ 僕の名をもう一度  鳴き声 かんかん照りの街路で 侘び戯れ 解き放て 乱反射して遠くへ 鳴り響け  その姿をいつだって 僕は追いかけていたんだ 転がるように線を貫いて 突き刺していく切っ先を 日陰に咲いたひまわりが 今も夏を待っている 人いきれを裂いて笑ってくれ 僕の奥でもう一度  消し飛べ 散弾銃をぶち抜け 明日へ 吐き出せ 北極星へ舵取れ その手で
迷える羊PLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師ねえ 生まれてきた日を 思い出せるかい シナリオの 最初の台詞を 舞台は巡り 演劇は続く 楽屋には サンタマリアがいない  最初で最後の歌を 上手く歌えないのに 監督たちは 沈黙を守る 脚本の終わりは 書きあがっていない 祈る様に 僕は口を開いた  「千年後の未来には 僕らは生きていない 友達よいつの日も 愛してるよ きっと」  誰かが待っている 僕らの物語を  背骨をなくした 大きな機械が 美しく 都市を跨いでいく 屋台は崩れ 照明が落ちる 観客は 白い眼  列なす様に 演劇は続く 今も新たに 羊は迷う 堪うる限りに 歌を歌おう フィルムは回り続けている  「千年後の未来には 僕らは生きていない 友達よいつの日も 愛してるよ きっと」  「君の持つ寂しさが 遥かな時を超え 誰かを救うその日を 待っているよ ずっと」
DécolletéGOLD LYLIC米津玄師GOLD LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師あなたは間違えた 選んだのは見事ヘタレたハズレくじ 祭りはおしまいさ 今更水を差さないで  荒れ果てていくユーモア あなたのパパとママは何をしていたの 兎角疲れました 数えるから直ぐに消えて  今は らんらんらん 深く眠りにつきたい 月が らんらんらん デコルテを撫でていく  名のついた昨日は くれてやるから静かな明日をよこせ 卑劣な隣人を お許しくださいエイメン  泣き出すのはノーモア あなたのパパとママはどこへ消えたの 易々と述べんな 他をあたっておくれダーリン  今は らんらんらん 混じりっけのないやつが欲しい 風が らんらんらん デコルテに溶けていく  はたと冷めたアールグレイ マイファニーバレンタイン 健やかなる人生の ひび割れをしゃなりと歩く ばら撒かれた愛情を 噛む裸のトルソー 芳しいほどに煙る春を探している  今は らんらんらん 深く眠りにつきたい 月が らんらんらん デコルテを撫でていく  今は らんらんらん 混じりっけのないやつが欲しい 風が らんらんらん デコルテに溶けていく
TEENAGE RIOTPLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師米津玄師潮溜まりで野垂れ死ぬんだ 勇ましい背伸びの果てのメンソール ワゴンで二足半額のコンバース トワイライト匂い出すメロディー  今サイコロ振るように日々を生きて ニタニタ笑う意味はあるか 誰も興味がないそのGコードを 君はひどく愛していたんだ  煩わしい心すら いつかは全て灰になるのなら その花びらを瓶に詰め込んで火を放て 今ここで 誰より強く願えば そのまま遠く雷鳴に飛び込んで 歌えるさ カスみたいな だけど確かな バースデイソング  しみったれたツラが似合うダークホース 不貞腐れて開けた壁の穴 あの時言えなかった三文字 ブラスバンド鳴らし出すメロディー  真面目でもないのに賢しい顔で ニヒリスト気取ってグルーミー 誰も聴いちゃいないそのDコードを それでもただ信じていたんだ  よーいどんで鳴る銃の音を いつの間にか聞き逃していた 地獄の奥底にタッチして走り出せ 今すぐに 誰より独りでいるなら 誰より誰かに届く歌を 歌えるさ 間の抜けた だけど確かな バースデイソング  持て余して放り出した叫び声は 取るに足らない言葉ばかりが並ぶ蚤の市にまた並んで行く 茶化されて汚されて恥辱の果て辿り着いた場所はどこだ 何度だって歌ってしまうよ どこにも行けないんだと だからこそあなたに会いたいんだと 今  煩わしい心すら いつかは全て灰になるのなら その花びらを瓶に詰め込んで火を放て 今ここで 誰より強く願えば そのまま遠く雷鳴に飛び込んで 歌えるさ カスみたいな だけど確かな バースデイソング
海の幽霊PLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師開け放たれた この部屋には誰もいない 潮風の匂い 滲みついた椅子がひとつ  あなたが迷わないように 空けておくよ 軋む戸を叩いて なにから話せばいいのか わからなくなるかな  星が降る夜にあなたにあえた あの夜を忘れはしない 大切なことは言葉にならない 夏の日に起きた全て 思いがけず光るのは 海の幽霊  茹だる夏の夕に梢が 船を見送る いくつかの歌を囁く 花を散らして  あなたがどこかで笑う 声が聞こえる 熱い頬の手触り ねじれた道を進んだら その瞼が開く  離れ離れてもときめくもの 叫ぼう今は幸せと 大切なことは言葉にならない 跳ねる光に溶かして  星が降る夜にあなたにあえた あのときを忘れはしない 大切なことは言葉にならない 夏の日に起きた全て 思いがけず光るのは 海の幽霊  風薫る砂浜で また会いましょう
カナリヤPLATINA LYLIC米津玄師PLATINA LYLIC米津玄師米津玄師米津玄師坂東祐大・米津玄師ありふれた毎日が 懐かしくなるほど くすぶり沈む夜に揺れる 花を見つめていた  人いきれの中を あなたと歩いたこと 振り向きざまに笑う顔を 何故か思い出した  カナリヤが鳴きだす四月の末の 誰もが忘れていく白いプロムナード あなたの指先が震えていることを 覚えていたいと思う  いいよ あなたとなら いいよ 二度とこの場所には帰れないとしても あなたとなら いいよ 歩いていこう 最後まで  転げ落ちて割れた グラスを拾うあなた その瞳には涙が浮かぶ 何も言わないまま  カナリヤが消えていく五月の末の 木の葉が響き合う湖畔の隅っこ あなたを何より支えていたいと 強く 強く 思う  いいよ あなただから いいよ 誰も二人のことを見つけないとしても あなただから いいよ はためく風の呼ぶ方へ  あなたも わたしも 変わってしまうでしょう 時には諍い 傷つけ合うでしょう 見失うそのたびに恋をして 確かめ合いたい  いいよ あなたとなら いいよ もしも最後に何もなくても いいよ  いいよ あなただから いいよ 誰も二人のことを見つけないとしても あなただから いいよ 歩いていこう 最後まで  はためく風の呼ぶ方へ
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