人間椅子「人間椅子名作選三十周年記念ベスト盤」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
愛のニルヴァーナ人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治僕を愛して 骨まで愛して 熱い吐息で心 溶かすくらい 僕を抱いて 激しく抱いて 飢えた獣が獲物 食らうくらい  朝も 夜も 時間を忘れて 空に 鳥が 羽ばたくみたいに 薔薇を胸に 翼広げ 飛んでゆく  愛のニルヴァーナ 愛のニルヴァーナ  僕を愛して 死ぬまで愛して 果てぬ愛撫で体 焼けるくらい 僕を抱いて 優しく抱いて 胸で安らぐ赤子 あやすくらい  服も シャツも すべてを脱ぎ捨て 花に 蝶が 戯るみたいに 永遠を誓い 両手広げ 戻りゆく  愛のニルヴァーナ 愛のニルヴァーナ  エロスはタナトス タナトスはエロス  僕を愛して 死ぬほど愛して 強いキッスで呼吸 止まるくらい 僕を抱いて 淫らに抱いて 夜の娼婦が手管 尽くすくらい  知恵も 見栄も 体裁投げ捨て 海に 川が 流れるみたいに 夢に溺れ 手と手つなぎ 落ちてゆく  愛のニルヴァーナ 愛のニルヴァーナ
悪夢の序章人間椅子人間椅子和嶋慎治鈴木研一底知れぬ闇に 罪状が響く 原告席には 忘却の面子(めんつ) 時効のないのが ここでのしきたり 罪の数多(あまた)ゆえ 判決有罪  夢なら覚めてくれ 夢なら消えてくれ  寒々と広い 試験の会場 合否決めるのは 人間の資格 浅知恵出すたび 答案は消えて 嘘の多きゆえ 判定失格  夢から解いてくれ 夢から出してくれ  夢なら覚めてくれ まだまだ 終わりはせぬぞ 夢なら消えてくれ まだまだ 続きがあるぞ 夢から解いてくれ まだまだ これからなるぞ 夢から出してくれ
宇宙からの色人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治人間椅子悍(おぞ)ましいほどの時空を閲(けみ)し 宇宙の果てから 忌まわしいまでの気配に満ちて 暗愚は訪(おとな)う  輪廻を抜けて 次元を越えて  恐怖を撒き散らす フォトンベルト乗って 地球を搦(から)め取る アセンション嘯(うそぶ)き 堕落を仄(ほの)めかす チャネリング装い 禁忌を 唆(そそのか)す テレパシー囁き  宇宙からの色 黄泉からの色  狂おしいほどの光芒放ち 破壊を嗜(たしな)む 呪わしいまでの冷気を湛(たた)え 血肉を貪る  倫理の外で 狂気の淵で  科学を嘲嗤う ワームホール潜り 希望を打ちのめす ダークマターすす啜り 病を蔓延(はびこ)らす オールトの雲から 死霊を呼び寄せる カイパーベルトから  宇宙からの色 黄泉からの色  形なき 代物 名前なき 化け物  黄泉 闇 黄泉 闇  姿なき 禍(わざわい) 救いなき 存在  黄泉 闇 黄泉 闇  邪悪を解き放つ ホロスコープ廻し 虚空を知ろし食(め)す スペクトル操り 銀河を弄(もてあそ)ぶ タキオンの海から 悪夢を差し招く ゲヘナの彼方から  宇宙からの色 黄泉からの色  宇宙からの色 闇からの色 宇宙からの色 黄泉からの色
洗礼人間椅子人間椅子和嶋慎治鈴木研一人間椅子真昼の天空に 鬱々と拡がる雲 蒼褪めた馬に乗り 死神はラッパを吹く  ギンギンギラギラ 大地は燃え立ち ザンザングラグラ 荒波沸き立つ  裁きの時が 近付いた 終わりの時が やって来た  夜更けの天涯に 忽然と現わる船 蒙昧な声目掛け 鉄槌が炸裂する  ドンドンパチパチ 戦のお便り オンオンドロドロ 病のお知らせ  裁きの時が 近付いた 終わりの時が やって来た  助けてほしいか 助かりたいのか 救ってほしいか 救われたいのか  まだ生きたいのか まだ分からないか まだ苦しむのか まだ見えないか  洗礼 …・生きるための 洗礼 …・死ぬるための 洗礼  夜明けの天上へ 粛々と消え行く人 千万(ちよろづ)の時を越え 煉獄の蓋が開く  カンカン踊りで 死人(しびと)が唄えば ガンニン坊主が 念仏唱える  裁きの時が 近付いた 終わりの時が やって来た  裁きの時が 近付いた 終わりの時が やって来た
相剋の家人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治慚愧の数だけ涙を零せば 呵責の鎖が切れるというのか 刹那の庵を股旅歩けば 菩提の地平が見えるというのか  青春とは不仕合わせの驕り 諦念とは高利貸しの夜逃げ  楡の花が咲いたよ  中絶の夜 絶食の月 童貞の道 相剋の家  自涜の汚泥にその日を窶せば 憤怒の仮面が笑うというのか 懶惰の墓標に誰かを刻めば 紅蓮の車輪が止まるというのか  情熱とはチンドン屋の悟り 追憶とは破傷風の家出  茱萸の実ひとつ弾けた  獄中の友 中傷の秋 月経の春 相剋の家  あぁ 淡い光 茜のさす森の中 あぁ 貴方の声 我が懐かしの埴生の宿  あぁ 甘い記憶 寄せては返す夢の中 あぁ 数多の恋 我忘れじの慟哭の歌 相剋の家  帰りたい帰りたくない 帰ろかな帰るのよそうかな  お前は逃げてるお前は逃げてる お前は逃げてるお前は逃げてる
地獄人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一赤い鬼がやって来る 青い鬼がやって来る 逃げ惑う餓鬼の群れ そうか地獄に落ちたのだ  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる  足元は針の山 喉元は糞の海 蛆虫を植えられて 火に投げ込まれた果ては  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる  やっと死ねたと思ったが 気が付いたら生きている 痛みより何よりも 死ねないのがこれ地獄  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる
深淵人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治天をつんざき稲妻が降ってくる 眠ったままの魂を醒ますため 光の腕は心臓をわし掴み 容赦などせず滝壺(たきつぼ)へ投げ入れる  落ちてゆく落ちてゆく 戦慄へ 降りてゆく降りてゆく 戦慄へ 落ちてゆく落ちてゆく 深淵へ 降りてゆく降りてゆく 深淵へ  苦悩と名乗る御使いが待っている お前はいつも孤独のみ友とした 悩んだ深さ苦しみの重さだけ 底の知れない断崖を覗けよう  落ちてゆく落ちてゆく 戦慄へ 降りてゆく降りてゆく 戦慄へ 落ちてゆく落ちてゆく 深淵へ 降りてゆく降りてゆく 深淵へ  真っ暗闇を 手探りまさぐり こわごわ進む 曲がりくねり 洞穴(ほらあな)そこらに 木霊が返る  なんて静かな世界だ なんて大きな世界だ  岩の壁の あちこちそちこち 偉大な教え 大回廊 果てなく連なる 古代の叡智  なんて美しい景色だ なんて懐かしい景色だ  あゝ 私が 生きているのは 喜びのため あゝ 私が 喜びあるのは 苦しさのゆえに  あゝ 私が 生きているのは 喜びのため あゝ 私が 喜びあるのは 苦しさのゆえ あゝ 私が 泣いているのは 幸せのため あゝ 私が 幸せにあるのは 苦しみのゆえに  空の青さは生命を愛でている 世界はけして解体をしてはない 喜び咽(むせ)ぶ官能が続くまで 私はさらに苦しみを求めよう  落ちてゆく落ちてゆく 戦慄へ 降りてゆく降りてゆく 戦慄へ 落ちてゆく落ちてゆく 深淵へ 降りてゆく降りてゆく 深淵へ
死神の饗宴人間椅子人間椅子和嶋慎治鈴木研一まだお前は生くるのに 足踏みなどしているか 夏蝉でも死ぬるまで 声を限り鳴くいうに 俺は死を告げるもので 生の意味を諭すもの 枕元の卒塔婆持ち お前の名を書くのだ  さあ祭りの時 死の宴の時  無邪気な子のふりをして 明日(あす)を投げる奴もいる 早死にさと呟いて 今日を捨てる奴もいる 俺は容赦なぞしない 生の意義を悟るまで 目の前なる蝋燭を 吹き消すのだ何度も  さあ祭りの時 死の宴の時  丑三つ刻仏壇開けて 無間地獄を垣間見ろ 三途の川位牌を背負(しょ)って 先祖代々舞い踊れ  さあ祭りの時 死の宴の時  さあ祭りの時 死の宴の時  人は赤子に生まれて 夢のうちに一度死ぬ 死の影絵を踏みしめて 揺り籃(かご)から覚めるのだ 俺の名前は死神 我が双子の兄弟よ 盂蘭盆会(うらぼんえ)の墓場来て 櫓(やぐら)の上立つのだ  さあ祭りの時 死の宴の時  死にゆくまで 生きぬくのだ さあ 生きぬくのだ 死にゆくまで さあ
黒猫人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治暗い 暗い恩讐(おんしゅう)の道の果て じっと 虚空見つめる双つの眼 黒い 黒い頁は開かれて 闇に さかしまの詩(うた) 木霊(こだま)する 影へ肢体(からだ)をすり寄せて 追いて来るのかどこまでも───黒猫!  深い 深い忘却のドロ沼に 重く 憂鬱の滓(おり)は淀みゆき 長い 長い悔恨の時経(ふ)れば 夜は 悪夢の濁醪(どぶろく) 醸(かも)すとか 嘘の膠(にかわ)で貼り付いた 笑い仮面の虚しさよ 罪の血糊の味しめて 咽(むせ)び泣くのかいつまでも───黒猫!  旋毛(つむじ)曲がりの稲妻が 脳天目掛け轟かば 笑い仮面の真っ二つ 呪詛の血が沸き肉踊る 修羅の剣山生けるのは 忘れじの君鬼薊(おにあざみ) 四五九町歩(じごくちょうぶ)の土塀には 処女の簪(かんざし)眠るとか  春の弥生の空に 気の触れ桜がひらひら 春のうららの風に 涅槃の薫(かお)りがそよそよ  老女の乳を啄(ついば)みし 赤子を真似た獄卒が 猫足立ちに囁ける 不協和音の数え唄 ひとつ人には悪業を ふたつ不幸は愛(め)でるもの みっつ淫らは美徳なり よっつ世迷(よま)いの言葉吐け  春の弥生の空に 気の触れ桜がひらひら 春のうららの風に 涅槃の薫(かお)りがそよそよ  暗く 暗く魂の紡ぎ出す 果てぬ 無為と頽廃の万華鏡 黒く 黒く逆毛立つ獣よ 何処か 懐かしく響く汝の名───黒猫!
芋虫人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間椅子ひねもす隠れ ひねもす食らう 何も判らず 何も遺さず 何も…何も…  俺は芋虫 貪るだけの 俺は芋虫 肥えてゆくだけの  闇に蠢めき 闇に悶える 何も得られず 何も叶わず 何も…何も…  俺は芋虫 醜いだけの 俺は芋虫 卑しいだけの 俺は芋虫 嫌らしいだけの  ああ ずるずると血膿のぬめる肉塊 ああ どろどろとはらわた腐る肉塊 ああ 朽ちてゆく 朽ちてゆく 朽ちてゆく  ああ ぐつぐつと煮えくり返る肉欲 ああ どろどろと虚しくよどむ肉欲 ああ 堕ちてゆく 堕ちてゆく 堕ちてゆく
無情のスキャット人間椅子人間椅子和嶋慎治和嶋慎治人間椅子この世に天使がいるものなら 私の頬にも恵みをくれ 報わることない労苦背負い 日陰に佇むこの私に  天翔る日は来るだろか 陽の目を見る日あるだろか 天使様  シャバダバ‥‥  どこかに女神が潜むのなら 私の額(ぬか)にも微笑をくれ 勝利のワインの味も知らず 恋すら実らぬこの私に  美酒に酔う日は来るだろか 愛を抱く日あるだろか 女神様  シャバダバ‥‥  空に数多星が光る 誰も彼も星の御許(みもと) 千の願い胸に膨らませ  ルルル‥‥  いずこか仏が御座(おは)すのなら 私の元にもお慈悲をくれ めぼしい物など何も持たず 侘びしく 寂しく しくじりばかりのこの私に  満ち足りる日は来るだろか 夢の叶う日あるだろか 仏様  シャバダバ‥‥  私の命に光を 私の明日に光を すべての命に光を すべての明日に光を
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