現在、この瞬間から織田裕二 | 織田裕二 | 真名杏樹 | 都志見隆 | 松本晃彦 | 洗いざらしの 陽射しのなかで 人の波にはぐれそうな おまえを見たよ 久しぶりだね どうしてた? 楽しい顔で 悲しいことを 遠い海へ ふたりきりで 捨てに行ったのが 最後だったね そういえば 曲がりくねる 長い道のりは どこまでも 続くのだろう だけど 霞むハイウエイの向こうで 夢がしずかに 立ちあがったよ おまえは風 街を走り抜けて 現在 心は風 俺はわかってるよ ガラスのフェンスにぶつかった時 そっと 抱いてやりたいけど 涙は一人で 乾かすもんさ だから俺 声はかけない 時計の針を失くしたように 毎日 違うヤツに逢って おまえのことは 忘れたはずが 何してた? やっぱり俺は生まれたまんま しつこいほど 熱くなれる 自分でいれば 笑ってられる そう思う いつも空は 長い道のりの その光で 待っているだろう もしも 急なスロープで投げれば 夢が俺たち 馬鹿にするから 昨日の風 腕をふりほどけば 現在 あしたの風 髪をなびかせるよ 地下から地上へ 流れだす人 おまえはもう 見えないけど 言葉にならない 輝きだけを そうさ又 この瞬間から おまえは風 心は風… |
風織田裕二 | 織田裕二 | 藤原安寿・長月命 | 夢野真音 | | 愛を壊すことが 空をなくすことと 気づかないでいた昨日は 夢だけ抱いてた 窓の外の景色 ぼんやりと見つめてた かわいた街 ただ冷たく 甘えた心を つきはなす ああ 今 君は 何を見てるの 夢さえも わすれかけてた 想いに旅立つ 今は風になりたい あの日の空を渡ろう いつかたどりつけるまで 君と風を感じたい 街に急ぐ群れに 逆らうように歩く 見上げた空 ただまぶしく 流されはじめた 夢だから ああ 今 君はどこへ行くのか このままで 自分らしく歩いて行くだけ 今は風に逢いたい 素直に心あずけよう 感じるままにえがけば きっとわかり合えるはず 都会が眠る夜は ただ風が吹くだけ 今は風になりたい あの日の空を渡ろう いつかたどりつけるまで 君と風を感じたい |
BLOWING織田裕二 | 織田裕二 | 長月命 | 鈴木康博 | 松本晃彦 | 変わらない日々に 追われ続けてる ため息も あふれてる 誰も夢見ている こんな街だから つかむものは どこにあるのだろう さあ このまま旅立とう この場所から 全てを忘れて 自分を知るために 今 見つめた彼方へと 歩きだす 風吹く街へと 踏み出そうよ 見渡せば きっと変わりかけていた 気付かない ふりしてた 誰も感じている ときの風の中で さがす言葉 今は見つけ出そう さあ このまま旅立とう 空見上げて 忘れたままの 扉を開くのさ 今 見つめた彼方にも あるだろう これからはじまる 流れの中 さあ このまま旅立とう この場所から 全てを忘れて 自分を知るために 今 見つめた彼方へと 歩きだす 風吹く街へと 踏み出そうよ |
少し歪んだ夜に織田裕二 | 織田裕二 | 藤原安寿 | 羽場仁志 | 松本晃彦 | 少し歪んだ夜に 踏みにじられたこともあるさ ちっぽけな感情で 夢を計りにかけたよ 「嘘つくくらいなら 傷つくほうとるさ」 砂ぼこりの中に 声はかき消された 笑ってくれるかい 心の底から それしか言えない 自分の胸を張る 言葉には意味がない 夜もある 「冷たい時計の針じゃ 人の気持ちは縫えはしない」 あいつの叫ぶ声に 胸がきしんで壊れた 素直な心なら 無駄にはならないと 捨てられた猫にも 教えられた路地さ 返してくれるかい 乾いた昨日を 明日 雨なら やさしくなれるさ 今ならばそう思える こんな夜 笑ってくれるかい 心の底から それしか言えない 自分の胸を張る 言葉には意味がない 夜もある |
RACE織田裕二 | 織田裕二 | 織田裕二 | 鈴木康博 | 松本晃彦 | この道は何処へ続く 喉は今も 誰かを求めてる 何を見たい 何をしたい 先の見える道だけ浮かんでる 誰かを頼っても今の気持ちを 晴らせはしないだろう 時はすでに走って Only Race Lonely Race 風はいつも一人きり旅立つ Only Race Lonely Race 信じたまま 生き続ける 道にあまる 黒い波は 見向きもせず 寄せては退いていく 何を求め 何を選ぶ 熱い微笑(えみ)は 誰かを貪って 漂うだけならば 生き続けずに 戻りはしないだろう 時は今も走って Only Race Lonely Race 波を越えて独りきり旅立て Only Race Lonely Race 明日の風 探し続け Only Race Lonely Race 風はいつも一人きり旅立つ Only Race Lonely Race 信じたまま 生き続ける Only Race Lonely Race 波を越えて独りきり旅立て Only Race Lonely Race 明日の風 探し続け |
歌えなかったラヴ・ソング織田裕二 | 織田裕二 | 真名杏樹 | 都志見隆 | | 最終日のゼミは長く 俺たちは汗ばみながら 胸の中で卒業までの日々を数えてた 就職のコネクションを ひけらかす 仲間の声が ビルに映る 曇り空のように ふたりの恋を押しつぶした 90年代(ナインティーズ)のラヴ・ソングを贈ろう 消えちまった あの涙に 俺の中で そっと そっと 歌えなかったラヴ・ソングを歌おう あの日の俺の場違いな 若さの国境(ボーダー)を越え 忘れそうな微笑みが すれ違う次の夜も もっと もっと きっと あの切なさに届くまで 国道沿い 風は強く 人ごみに 俺は流され もがきながら 誇れるものを今日も探してる 行き過ぎる だれも彼も 終点は同じ気がして なぜか急に 叫びたくなった ため息だけが熱い街で 90年代(ナインティーズ)のラヴ・ソングを贈ろう まぶしすぎた あの瞳に 俺の中で そっと そっと 歌えなかったラヴ・ソングを歌おう 見えない夢を抱きしめた 昨日の俺たちのため 疑ったものすべてが 許しあえるその時まで もっと もっと きっと 傷つくたびに判るから 90年代(ナインティーズ)のラヴ・ソングを贈ろう 消えちまった あの涙に 俺の中で そっと そっと 歌えなかったラヴ・ソングを歌おう あの日の俺の場違いな 若さの国境(ボーダー)を越え 忘れそうな切なさが すれ違う次の日に もっと もっと きっと あの微笑みに届くまで |
逆風織田裕二 | 織田裕二 | 真名杏樹 | 都志見隆 | 松本晃彦 | 俺は憂鬱だった。コンビニの灯りに誘われ、 食べたくもないクリーム色の林檎を一つ買った。 店の内部は週末の気だるさに包まれて、 深くなってゆく気分をはぐらかしてはくれない。 自動ドアで区切られた、過去と未来、昼と夜。 とりあえず未来のほうへ足を踏み出した。 浜辺から風が砂を運んでくるからだろう、 コンクリートの舗道がザラザラする。 素足に履いたローファーが邪魔くさい。 問題はアイツの言葉、 『あなたには誰ひとり必要ないのよ。』 そうかもな…と応えた拍子に真っ白になったよ。 アイツに顔が悔しそうにゆがんだ。 あれからもう6時間、俺たちは会ってない。 追いかけようとして、俺はもう必要ないのかと、 なぜか眩しすぎる太陽のせいにして、止めた。 つき合う前も後も、 適当に遊ぼうなんて 考えたこと一度もなかったし、 まっさらな俺をさらけ出してるつもりだった。 結局、そのまま街に帰る気もしなくて、 岬の手前の駐車場に車を置き、 ちっぽけなエリアを 今まで歩きまわってた。 海より、熱くて透明で、悲しく綺麗なもの、 今の俺はかたくなに拒んでしまう。 いつも、生まれた時から判ってるような目で、 会うたびアイツは優しく俺を見つめるけど、 でも俺は、 もっと心をザラザラにして遠回りして、 それへたどり着かなきゃ気がすまないんだ。 駐車場へ引きあげると、 俺のポンコツが待ってた。 キーをゆっくり回し、アクセルをふかす。 俺たちが一番欲しがったものから 吹いてくるような、 逆風に向かって走った。 Just running against... |
青空に会いたい織田裕二 | 織田裕二 | 安藤秀樹 | 安藤秀樹 | 松本晃彦 | 朝 薄暗い時間に バスを待つビルの影で 雨の日には涙さえ くやしさは どこへ行くのやら 見つめあったあの人も 見知らぬ誰かと腕を組む 会社のデスクについても 2時間のラッシュでくたくたの毎日 誰もかれもには もてなくてもいい この身 滅ぼしても No More Cry 青空に会いたい 言葉では冷たくても 気持ちはウソをつけないから そばにいてくれるだけで 心からあたたかい人よ 結婚はしたいけど たとえまわり道してでも 人を愛することから 始まる本当の恋をしたい 誰が決めたこと 幸せの定義 この身 滅ぼしても No More Cry 青空に会いたい 沈む夕暮れ今日も浴びながら 地下鉄のざわめきもラブソング きらめきだす 君は…… 誰もかれもには もてなくてもいい この身 滅ぼしても No More Cry 青空に会いたい 誰が決めたこと 幸せの定義 この身 滅ぼしても No More Cry 青空に会いたい |
Voice織田裕二 | 織田裕二 | 古賀森男 | 古賀森男 | 松本晃彦 | 傷ついた翼 休めるひまもないまま もう一度 歩き出す 扉の外へ 空っぽの鞄を持って 名前のない街 砂に埋めた約束 いつだって真剣だった あの頃 もう俺は迷わないさ 叫びだす 俺の声 君を探してる あの虹の色をおぼえているから 乾いた体を 雨に打たせて 今 心の扉を開け放とう 西に向かう朝 別れ道についたよ 吹きつける風の中 大切なものが 少しだけ 見えた気がした 叫びだす 俺の声 君を探してる あの虹の色をおぼえているから 乾いた体を 雨に打たせて 今 心の扉を開け放とう |