椿屋四重奏「薔薇とダイヤモンド」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
プロローグ椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏遠く流れ去ったあの日 窓に伝う雨の雫 誰かの影を残した部屋の隅で 記憶から風が漏れて 鼻先を撫でて消えた 確か眠らせたはずの胸の鼓動  次々と心をよぎった 見るも鮮やかな世界の誘い  時計の針を合わせて 身支度は軽く済ませ 目覚めた夢は助手席に座らせて  春から夏への途中らしい ひときわ眩しい日差しの中へ  有り余った悲しみを 連れ添って拾いに行くのさ 全ての夜を渡るための子守唄を 血の通った言葉だけ 熱を持った君の肩にだけ 触れていたいから あの続きをまた始めるよ ポケットの鍵を探しながら   君がなぞってる写し絵の花 もうじき咲く頃 出来たら僕に片方くれてよ 枯れることない君の身代わりに   有り余った悲しみを 連れ添って僕らは始めた 全ての夜をくぐるための物語を 夢に沿った海岸線を 抱き合った君の温もりを 忘れぬように この歌を胸に踊らせ  ブルーバックの中へ手を伸ばして
手つかずの世界GOLD LYLIC椿屋四重奏GOLD LYLIC椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏その気配が感ぜられた 四六時中を思い出しては 空の色さえ変えた 心の変わり様に呆れた  二人にだけ聞こえるよな 囁きを絶えず繰り返して 誰の目にも見えない 手つかずの場所へ迷い込んだ  次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから  構わずに 構わずに 話を続けてよ  身に覚えが無いでしょうけど 知らぬ間にいくつも傷ついた 人づての喜びに 蓋をする私を見届けて  また拾い物 気休めの切れ端を 少しずつ 千切ってしのいだ   まだ見ぬ幸せなど 野暮だと心得ていた どちらにせよ あなた以外に  次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから  構わずに 構わずに 話を聞かせてよ  誰もいない場所へ 私を連れ出して
砂の薔薇椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏鮮やかな幻に 埋め尽くされた体 背中に残ったままの 歯型 爪の跡  かかとで無情を鳴らし 尽きた日々の坂道 君はまた同じように 傷を見せに来た  やがて失われてゆく その時間が触れたもの 青醒めた海の深くに 沈めたから  燃え移るほど傍に来て 凍てつくこの身を溶かして たとえ記憶が息をしなくなっても 今そこにある君が愛しい  敷き詰めた幻に 紛れた君を探す 背中に刺さったままの 薔薇の花が枯れずにいた  やがて失われてゆく その実感と呼べるもの 青醒めた海の深くに 沈めたくて  目に映るすべての意味が 砂に呑み込まれてしまう たとえ記憶が二度と帰らなくても 君だけは離せずにいたんだ  燃え移るほど傍に来て 凍てつくこの身を溶かして たとえ記憶が息をしなくなっても 今そこにある君が愛しい
螺旋階段椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏朝もやがまた君を さらうように包み隠した かさぶたに触れながら 黙ったまま背中で逃がした  気後れの度に間に合わせた 慣らした嘘は手放して  重なる度に溺れて 口づけで息を止めて なけなしの夢の中で 継ぎ足した幸せを 行方知れずの心と 高鳴る胸を鎮めて 恋と呼ぶには あまりに 救われない気がして仕方ないんだ  恋路の果てに見えた 紫の夕闇の中で 手渡すのは悲しみ 温かな涙と引き換えに  咎める言葉が床に落ちて 諦めと運命の境目  誤魔化しきれずに もう何も見えずに ひたすら記憶に踊らされていた 閉まったら開いて 閉まったら開いて  いつか捧げた思いは 幻に変わり果てた 君が強く望むなら 罪をまた紐解こう 力任せに求めて 隙間無く愛で染めて 朝が来れば消えてしまうから  恋と呼ぶには あまりに 救われない気がして仕方ないんだ
紫陽花GOLD LYLIC椿屋四重奏GOLD LYLIC椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏言葉がいくら足りても 果たして風は起こせるかい それと一緒で僕の手では 君の心を動かせない  笑いながら恋は 雨に流れて消えた 虹色の濁った希望と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい  じゃれ合う晴れの日には 曇りひとつなく笑って やみそうもない雨の日には 傷ばかりを作ったふたり  笑いながら恋は 雨に流れて消えた 知らぬ間に止まった時間と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい  夜の底で鳴り響いた 言葉をちぎって ひとつずつ空へ逃がして ほら夏はすぐそこまで 無下に僕を指差しては からかった  濡れた瞳の奥で 君は何を見ていた 今となって意味もない答えで 過ぎ行く日の背中 僕はそれを見ていた まるで夢のように滲む光  笑いながら恋は 雨に流れて消えた 虹色の濁った希望と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい 悲しい
熱病椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏錆び付いた空の肌 ライターの火を当てたり 自暴自棄な真似事をしてみたり まるで蜃気楼の街を 借り物の姿で 躱しながら君の元へ向かった  何も知らぬ素振りで 肩にもたれた君の 胸に宿した確かな熱に触れた 夜のはじまり   指を絡ませ 囁く言葉 疑いを掠めたまなざし はぐれた君は 僕の名前を 繰り返し呼ぶしか出来ずにいた  逆さまになった言葉 追いつめた窓際で 視線の奥をしばらく探ってみる  どうせまた見失うから 治さない  こぼれた秘密 濡れた首筋   哀しみが映り込む瞳 君が迷わせ 僕が踊らす その肌を鮮やかに染めて  約束など交わせずに 朝焼けに目を伏せた
踊り子椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏取り逃がした喜びの 売りさばいた幼気の 知る由もない俺の運命  振り乱した黒髪の まき散らす甘い匂いの 気のふれた踊り子の様で  哀しくはないよ 負い目なんてないよ いつだって心は満たされて  好き勝手やってさ 覚えが無くてさ いつだって辺りは焼け野原  転ぶ欲望の速度に 捕まえた腕の力 振り向くより速く仕留めて  崩れだした君の虚像 剥がれ落ちた俺の虚像 泣き笑いがまた変拍子  十六の頃に 破れたブラウス あの日暴いた 全ての嘘  憎たらしいけど 紛らわしいけど 何故か切ない 君の姿  哀しくはないよ 負い目なんてないよ いつだって心は満たされて  すがり合った月の夜に いなくなって砂埃 少しばかりあと引きそうだ  あと引きそうだ
朱い鳥椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏遠回しに書いた あなたへの思い 春の風吹いて 花のドレスまとうの  記憶は脆く あてにはならず 私は運命が頼り  愛の海の中で 漂う小舟は あなたの胸に抱かれ 朱い鳥に変わる  心の芽生え 嘘でもいいの 私は少し病気です  森の中を裸で彷徨う夢を見たわ これからどんな話をするの  握りしめた手の温もり 愛の逃げ場所は 白い空 遠い国 あなたが居ないところ 私には背負えない だから許して下さいね 朱い鳥 朱い鳥 飛んでゆくために 目一杯触れた  明るみで無くした約束 途切れた線が瞳を破いた 唇は濡れた 赤くねじれた  愛の海の中で 同じ夢を見ていたんだろう 何も隠せずに 魔法が形を変えて滲む  いつの日にか夢も醒めて 愛の逃げ場所は 白い空 遠い国 あなたが居ないところ 私には背負えない だから許して下さいね 朱い鳥 朱い鳥 飛んでゆくために 目一杯触れた
君無しじゃいられない椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏ああ君よ 心もとない僕の為に 今夜は部屋の鍵を開けたままで ステイ  ああ君よ いつも晴れない僕の空に 沈まぬ陽と虹の絵を書き足しておくれよ  柔らかな胸の中で こんな男の悪あがきを 讃えてくれ 眠りにつくまで   ただ無性に君が好きで その異常な熱が好きで 夢の淵で覗いた 隙だらけの君が  ただ過剰に君が好きで その魔性で首を絞めて 押さえ切れない程に 情熱は嵐  酷く素晴らしい哉 運命よ ひとつ言わせて 君無しじゃいられない   透けるような君の指で あちこち絡むクモの糸を 解いてくれ 眠りにつくまで   ただ無性に君が好きで その異常な熱が好きで 夢の淵で覗いた 隙だらけの君が  その魔法を僕にかけて  この無情に色を付けて 隠し切れない程に 愛しさが吹き荒れ  今すぐ君が欲しくて 今すぐに君が欲しいのさ 押さえ切れない程に 情熱は嵐  酷く素晴らしいだろ 運命よ ひとつ言わせて 君無しじゃいられない   もうひとつ言わせて 君無しじゃいられない
陽炎椿屋四重奏椿屋四重奏中田裕二中田裕二椿屋四重奏あれから幾年は過ぎて 君はどれくらい変わったんだろう 真夏の閉め切った部屋で 何度も何度も繰り返し 欲しがった日々  あれから幾年は過ぎて 僕はどれくらい変わったんだろう 上手に嘘もつけます あんなに簡単に騙されて 無知だったのに  青い太陽に目が眩む いつかのあの日もそうでした 夕焼け 夕立 夢現   陽炎立つあの道 君が揺れていた 力なく微笑みを差し出して さようなら さようなら  青い太陽に目が眩む いつかのあの日もそうでした 夕焼け 夕立 夢現
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