珊瑚と花とCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | ずっと南の 小さな島は 何故か凍えて 私を創り 無垢な白目に まばゆい月を 焼けた太陽を 全てを与え 注ぎ込んで 歩かせて その目をもう つぶしてしまった 私は誰なのかしら? どこへ向かうの? あなたは幸せだった? 海辺に打ち上げられた 体を覚えている? 透けた波には 水雲が揺れて いつも黙って 寄せては返す 鬼と人とが 卵を食べて 強く確かに ひらけた潮と しなる指に 赤花を この目が見た うねる空の色 私は誰なのかしら? どこへ向かうの? あなたは幸せだった? 海辺に打ち上げられた 自分を覚えている? あなたの涙を湛え あなたを呑込む海で 今日に息づく者と 明日ヘ死にゆく者と この目にはもう 眩しすぎるの 私は誰と泣けばいい? どこで眠るの? あなたを愛せていた? 海辺に打ち上げられた 亡骸を覚えている? まるで珊瑚のような 自分を覚えている? |
わがままな手Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 誰も見ないで 邪魔をしないで 2人きりで 見つめ合って あなたは少し わたしに触れて そして 忘れて もう いない あなたを 知ってしまった わがままな この手 聞き訳の無い指 あなたを 探している テーブルの下 やたら彷徨う 震える足 宙を舞って 数えた冬は 片手 潰して 届いた頃に 消えていく あなたを 知ってしまった わがままな この手 聞き訳の無い指 あなたを 探している もう一度だけ わたしの近くで 言って ねぇ 囁いて 無駄に囁いて やめないで あなたは 覚えてる? わたしに触れた日を 悪戯に弄る手が 全てを溶かしたの |
Why do I love youCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | You crush my flower and you crush my prayer Take away the love from my heart 'cause I don't know Why do I love you more Don't kill me Don't kill me You hit my hands and I lick your shin Take away the blood from my head 'cause I don't know How can I love you more Don't kill me Don't kill me Don't kill me Don't kill me Don't make me pull the trigger on you Don't kill me Why do I love you Tell me baby Why do I love you Don't kill me Don't kill me |
羽根〜lay down my arms〜Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたを 撃ち落とした わたしの 青い武器は 錆びてしまった 屋根には 虚ろな鳩 甘美な 言葉だけを 食べてしまった 返らない 戻らない 何もない これ以上 ああ 想い出だけで 繋がるしかなくて ああ 途切れてしまう 息も絶え絶え 羽根は舞い上り 土へ帰る 青空 飜して はだけた 白い胸は 焦げてしまった 螢火が 降りしきる 追憶の その果てで ああ 抱かれていても 季節を丁寧に ああ 撫でていられない もうすぐ散るよ 羽根は燃え尽きて 空へ帰る ああ 想い出だけで 繋がるしかなくて ああ 途切れてしまう 息も絶え絶え 羽根は舞い上り 抱かれていても 季節を丁寧に ああ 撫でていられない もうすぐ散るよ 灰は燃え尽きて どこへ行こう? |
美しき日々Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 望まれてもないのに 殺されもしなかった 部屋の外に出たけど 立ち尽くすだけだった 育てた花でさえ わたしなしで生きてる お水は要らないの? 雨を飲んで 空を向いて 口を閉ざし 途方に暮れる わたしは 想う 真面じゃない腕で 膝を抱えながら いつまで いつまで あなたを 守れる? いつまで いつまで こうして あなたと わたしの赤い声は あなたの肉となった 今と足跡なんか 正しくつなげないけど 途切れることはなく 続いていくという事 あなたは知らないの その先には 未だ見ぬ夢 罪を背負い 海に出る道 それでも逝くだろう あなたを残して 彩り褪せる空 甘くて 険しい 美しき音色 どれだけ どれだけ 溢れて 響いて わたしは 想う 真面じゃない腕で 膝を抱えながら いつまで いつまで あなたを 守れる? いつまで いつまで こうして それでも逝くだろう あなたを残して 彩り褪せる空 甘くて 険しい 美しき音色 どれだけ どれだけ 溢れて 響いて いつか届けばいい |
歌姫Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 蚊は 血を吸うから パチン 目は 疲れるから 瞬き 悪い子 お仕置き 良い子は ねんね 私は? 見苦しいから ブスリ 卑しい 歯並びで 笑う へこんだ胸なのに 痛む 真白な衣裳も 台無しだし 笑えない笑顔で 今日も 笑う 嘘だけ連ねる口 横顔は ママ似で美人?! 可愛い子 ブリブリ 下品にウインク 私は? 帰れないから ズドン 卑しい 歯並びで 笑う へこんだ胸なのに 痛む 真白な衣裳も 台無しだし 笑えない笑顔で 今日も 笑う 馬鹿げた やさしさに 揺れる 膨らむ胸に 銀の針グサリ お行儀良く お辞儀を済ませたら さよならを 言わなきゃ みんな さよなら |
風化風葬Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 崩れ堕ちるあなたに 最後の接吻をあげる すがりついた昨日を 振り払って私は星を辿る 行かないでって言って 離さないと言って 救いを求めて 膝をついて呼んで 悲しみ愛より深いのは だあれ? 生まれ来る風に吹かれ 泣いて でも 大丈夫 あなたはすぐに わたしを忘れるから 花を摘んで下さい きれいな花を贈ってね 朽ちて傷む言葉と 冷めていくあなたを見届けるため 永遠だと言って 愛してるって言って 枯れていく夢を 腕に抱いて感じて 壊れてしまうのは何故なの なんて 今は動けない足で いつか でも大丈夫 わたしはきっと あなたを忘れるから …忘れるかな? 行かないでって言って その声で言って 後ろ髪引いて 無理にでも抱いて 悲しみ愛より深いのは だあれ? 生まれ来る風に吹かれ 泣いて 壊れてしまうのは何故? 今は動けない足で いつか でも大丈夫 あなたはもう わたしを忘れるから …忘れたかな? |
StillCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | I was eleven when I thought in 5 years I'll get the power that can move the world Only an eleven years old baby Counted dreams no one can count I was sixteen when I thought Maybe tomorrow I'd get the love that can move the world Only a sixteen years old baby Looked for the love no one can give I lived too long,so long What I got in my hands,since then I can't move anything Only a 23 years old baby Still dreaming,oh still dreaming Dreaming my dreams Having nothing Dreaming my dreams |
Dream's a dreamCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | Time has come Dream's a dream One Friday night The bell started ringing I have to go home now and I know I'll never be in this dream again Time has come Dream's a dream I'm so sorry Oh,what should I do? You have to go home now and I know You'll never be in this dream again Time has come Dream's a dream Everything dies away Time has come Let sleeping dogs lie Time has come Come closer,play in G Time has come!! |
星に願いをCocco | Cocco | こっこ | 柴草玲 | 根岸孝旨 | 歩みも甘い 拙い声 騒がないで 血飲み子ちゃん 浸ってないで 滲みたぐらいで 濡れたなんて 笑えるから 泥にまみれた ままごと遊びなのね 夢物語り 逃げ遅れたのは誰? おとぎの国 幻を見たの 願いは 流れ星よ 叶うものならば 激しく 降り続けて 月さえも落として 夜空を彩る想いなど 燃え尽きてしまえばいい 明けることもない 闇夜は 安らかに。 ひらかないで ひろげないで やさしい手で 触らないで 慰めないで 構わないで 労らないで 歩けるから この胸が 腕が 髪が喉の奥で 継ぎはぎだらけで 紡ぎ始めている 涸れるほど泣いても このままで 願いは 流れ星よ 叶うものならば 激しく 降り続けて 月さえも落として 夜空を彩る想いなど 燃え尽きてしまえばいい 明けることもない 闇夜は 安らかに。 わたしは 置き去りにされて いくのだから 沈めて 戻れないぐらい どうか 走って 空耳だけを頼りにして ひどく濡れてる記憶は あなたを また ねぇ 探してしまうから。 |
卯月の頃Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 擦り切れて しまうと言って 結んだ小指を 切り離してしまった あした あなたは 笑っているのだろうか 抱えきれない 両手いっぱいの 悲しみの果てに 待ちぼうけの 麦わら帽子 ブランコに揺られて バラは咲いたかな? あした わたしは 笑っているのだろうか つないだ手と手を あきらめて 失くした風景 ひとつ ここまで 歩いておいで 歌を紡ぐように 鮮える空に 泣かないで 愛した光が キラリ あした あなたは 笑ってくれるだろうか 抱えきれない 両手いっぱいの 想い出を胸に |
焼け野が原Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | ねぇ 言って ちゃんと 言って 私に聞こえるように 大きな声で もう 泣かないでいいように 目の前で あなたは やさしく 笑ってみせるけど 動けないのは あなただけじゃない だから 抱いて ちゃんと 抱いて この体に残るように 強い力で もう 泣かないでいいように どこまでも 行けるような気がしてた でも 寒くて とても 寒くて歩けないよ でたらめな願いを 託して音を捧げましょう 私が消えれば 楽になるんでしょう? じゃなきゃ 言って ちゃんと 言って 聞こえないふりをしないで ここに居たいの 私は側に居るのよ 聞いて ちゃんと聞いて 言葉にもならないのに 全て欲しくなってしまう 無様な火傷 雲は まるで 燃えるような ムラサキ 嵐が来るよ そして行ってしまう いつも ねぇ 空は遠すぎる 言って ちゃんと 言って 聞こえないふりをしないで ここに居たいの 私は側に居るのよ 抱いて ちゃんと 抱いて この体に残るように 強い力で もう 泣かないでいいように どこまでも 行けるような気がしてた でも 寒くて とても寒くて 歩けない もう 歩けないよ。 |
コーラルリーフCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 扉を開けて 新しい場所へ やさしい人混みを すり抜けて どこまでも まんまるい月 落ちていく夕陽と出会う 見上げる空は 何色に染まるの 手の平には 輝く銀の星 ひとつ 歌いながら 迎えに行くからね 走って行くよ あなたが 見るであろう奇跡たち あなたを 包む 風と海と 焼き付けて 見えなくなってしまう日は あまりにも早く やってくるから 人指しゆびを翳して 魔法を架けてみて 目に写る全てを 恐れないように 失くし物は いくつの海を 埋めるだろう こんなふうに 歩いて行けるかな 振り向かないで あなたが 見るであろう奇跡たち あなたを 包む 風と海と 焼き付けて 見えなくなってしまう日は あまりにも早く やってくるから 憶えてて 良く晴れた 青い青い あの朝を 独りで 走り抜けた景色たち こうして 胸に刻む唄と 愛してる? 例え聞こえないとしても わたしは ここで 手を振るから 焼き付けて その足で その瞳で 焼き付けて |