柴草玲「会話」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
靴の詩柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲よく磨かれた黒い靴がアクセルを踏む 街は五月雨 午前1時  森の入り口にある細い階段を昇る ドアが開いたら 急いで抱擁  押し殺した話し声が甘いポルカに変わる頃 脱ぎ捨てられたその靴は 編み上げのサンダルに寄り添って しばし うたた寝  やがて悦びの長いコルネットが鳴り終わる ふいに紐を結ばれて 靴は目を覚ます ドアが開くまで もう一度抱擁  押し殺したおやすみのキスがため息に変わる頃 ただひた走る街へ伸びてく道が 見上げるパノラマは 朝の直前  押し殺したおやすみのキスが痛いほどにやさしいから 振り返り 立ち止まり ああ 濡らされてゆく爪先  押し殺したおやすみのキスが夢に遊ぶ頃 また脱ぎ捨てられたその靴は しかるべき7階のその場所で しばし 放心  そして朝の始まり
オリーブの実柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲地中海の吐息みたいなうるわしいオリーブの実 ふくよかなその丸さは私の舌の上で もて遊ばれて うっとりしながら 私の中へ 中へ 中へ  外は雨夕方から降り続きまだ止まぬ 行きすぎる車止まる車似ている音だけれど あなたじゃなくって 間が持たなくって オリーブをひとつ ひとつ ふたつ またひとつ  私の身体の片隅で小さく ひざを抱えて今夜も待ちわびる 待ち人を待ちわびる オリーブの実  手に入れたいのはかぐわしいかぐわしいあなたの肌 なめらかなその弱さは私の指の先で 責められて 涙浮かべて 私の中へ 中へ 深く 中へ  できることなら 私も無邪気なオリーブの実になって あの人の中を駆けめぐる駆けめぐる ラララ  できることなら 私も無邪気なオリーブの実になって あの人の中に奥深く入りたい ラララ  待ってばかりはもう嫌だとだだをこねるオリーブの実 グラナダの空が懐かしいとさめざめと泣くから 旅に出ましょう 折り畳みの日傘と赤い口紅持って 日傘と赤い口紅持って 日傘と赤い ラララ
月夜のキス柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲月夜のキス いつものキス 雲間に浮かぶ 光のフラフープ  冷たいヒト でも唇は なぜいつだって そんなに温かい  今日こそ言おうと思ったさよならを うやむやにする  最後のキス そのつもりのキスだったけど 結局私の負け 後戻りのキス  月夜のキス
アクアリウム柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲成田忍造り物の海の底で その身を静かに翻す魚たち 土曜日の昼下がりに 気紛れで立ち寄ったアクアリウムは  海沿いに並ぶホテルの 帰り道一人現実に戻りたくなくて 走り回る子供たちと 家族の群れに肩を押され 苦笑う私は  ゆっくり順路をたどる ゆっくり順路をたどる 私だけ繭の中に隠れてるみたい  夕べあなたが 私に宿した ひとひらの水が 甘く身体を突き剌して 痛い程むごい程 消えずに疼くから 思わずしゃがみそうになる  月並みな言い方すれば 密やかな時間はまるで矢の様で あなたを感じられるなら どんなに些細な出来事も 悲しみさえも  回遊する魚の群れ 回遊する魚の群れ 造り物の海に私 飲まれてくみたい  夕べあなたが 指でなぞった ひとつぶの私の涙の行く先を 少しでも少しでも忘れず 覚えててくれるならいいのに  夕べあなたが 私に宿した ひとひらの水が 甘く身体を突き剌して 痛い程むごい程 消えずに疼くから 思わずしゃがみそうになる  ガラスの海 アクアリウム
ヒガンバナ柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲男は女を売った 公衆の面前に 面前だけれど秘密の場所に 淫猥なその画面では あの日の女が笑って ねばつく視線に乳房をさらしている  女はある日それを知った 知ったけれども何も言わなかった 何も言わずに座ってた 座っていたら朝になった  だからそのまま黙って着替えて通勤電車に乗った  やがて時は過ぎ 秋は過ぎ 雨季は過ぎ 邪気は凪ぎ 冬が来て 春が来て 夏が来て また秋になって 男はまだ生きている 女もまだ生きている  男はパソコンの前でつぶやいた ボクは悪くない そうだよね、ママ 悪いのはボクをコケにしたあの娘だよね  でも次第にやつは忘れてしまった 子供とセダンと妻のそばで 俗物的平和に埋もれた 才能は足りないくらいが丁度いい  だけどそこでは女が今だに年を取らずに喘いでいる  やおら時は過ぎ 秋は過ぎ 雨季は過ぎ 歓喜は無き 冬が来て 春が来て 夏が来て また秋になって 男はまだ生きている 女も多分生きている  ある日 私は見た 街で女を見かけた 髪が少し伸びてた 素足にパンプスを履いてた  彼女は花屋に入って両腕いっぱいの いっぱいの いっぱいの ヒガンバナを買っていた  やがて時は過ぎ 秋は過ぎ 雨季は過ぎ 邪気は凪ぎ 冬が来て 春が来て 夏が来て また秋になって  男はまだ生きている 男はまだ生きている 男はまだ生きている  女はそれきり見ていない
会話柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲寒い朝、とても寒い朝の事だった 悪い予感は当たって本当になったんだ 1933.2.4  制服を着込んだ男たちはたいそう 威張った様子でお家に来たんだ 1933.2.4  痛さも寒さも寂しさも屈辱も 堪え切れず吐き出した言葉もひとつ残らず 身を切るような空気にとけていったものさ 1933.2.4  うらんではいないと言ったらば信じるかい? おやまあ、そんなにお怒りなさんな 2003.2.4  誰が悪いだとか悪くないだとか そんな事誰にもわかりっこないのさ 2003.2.4  いいんだ それよりシューベルトを弾いてくれ あれがいいな あれは確か孤独な青年のうた 冬の荒野を永遠にさすらってゆく  いいんだ それよりシューベルトを弾いてくれ さっきからその手に握ってる 哀しげに冷たく光るものを捨てなさい そして涙ふきなさい  そろそろおいとまするよ 話の続きを聞きたけりゃ 君が君のうたをうたい終わったその日にね

耳打ち

精霊たちのえくぼ柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲・成田忍降り始めた雪 手のひらに一粒舞い降りて うつろな私のこの胸を 冷たく焦がす はしゃいだ人々の波 楽しげなクリスマスメロディ 流れる街で  僅かずつでも 着実に塗りつぶされるのは 私が残した足跡と 笑わない木々たち ありきたりの倖せに 今日も背中を向けたまま あなたに触れるために街を急ぐ 私は急ぐ  空をまき散らす まるで束の間のファンタジィ けがれの無いその手で二人を隠してよ 誰にも見えないように  降り続く雪は ビルの隙間華麗に舞い踊り 都会の汚れは 道の脇に積み上げられてゆく  深く暗い隠れ処に 二人は逃げ込んだまま 凍えるその身体をせがむように 抱きしめ続ける  白く舞い上がれ 狂おしく濡れてゆくファンタジィ 愛しさや哀しみの上にゆるやかに降り積もる 幾千もの精霊たちのえくぼ  空をまき散らす まるで束の間のファンタジィ けがれの無いその手で二人を隠してよ  白く舞い上がれ いつか消えてゆくファンタジィ 愛しさや哀しみの上にゆるやかに降り積もる 幾千もの精霊たちのえくぼ
ヒヨドリが見てた柴草玲柴草玲柴草玲柴草玲ヒミツだよ ヒミツだよ ふたりのへんてこりんなキスの事 ヒミツだよ ヒミツだよ シャワァの前のお遊戯も だけどおしゃまなヒヨドリちゃん、ヒヨドリちゃん お窓のかげからのぞいてた  ヒミツだよ ヒミツだよ 夕暮れせまった腕まくら ヒミツだよ ヒミツだよ お手てをつないで夢ばなし だけどおしゃまなヒヨドリちゃん、ヒヨドリちゃん おコメを食べ食べ聞いていた  ヒミツだよ ヒミツだよ 夜更けのロミオとジュリエット 振り返る 振り返る 何度も何度も手をふって だけど今度はヒヨドリちゃん、ヒヨドリちゃん 眠くて片目を開けただけ 眠くて片目を開けただけ
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