Royal Scandal「Q&A-Queen and Alice-」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ワンスアポンアタイムRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69Once upon a time…… 「とある国」の王さまが、不思議な病に苦しんでいました。 支援[ささえ]る4人の皇子さま。でも王さまは心配です。 午前0時、皇子たちを呼び出して言いました。  さぁ、助け合おう! 穢れた「仮面の表」で。 兄弟で乗り越えようじゃあないか。 ……引き金は、引いたまま。 手を取り誓う、4人の皇子たち。 よいか…… ポデル = アモル = フェリス = リケサ 心をひとつに。 “Yes, Your Majesty”  なんと穢[うつく]しいのでしょう! 王は魔女と契約し、宝具を分け与えました。 優しい彼らならば、きっとうまく使ってくれると信じて。  スペードのリング……権力を得て愛を失う ハートのネックレス……愛を得て幸福を失う クラブのブローチ……幸福を得て富を失う ダイヤのピアス……富を得て権力を失う  その夜に…… 「とある国」の王さまは、安心して眠るように死んでしまいました。 哀愁[かなし]む4人の皇子さま。でもどこか不穏な様子です。 午前0時、先に撃ったのは長兄のポデルでした。  さぁ、殺し合おう。 美しい「仮面の裏」で。 “兄弟[きさま]らの宝具を奪うだけで、この国は俺のもの!” 手を血に染めた、4人の皇子たち。 彼ら…… ポデル ≠ アモル ≒ フェリス ≠ リケサ あの頃にはもう、戻れやしない。  なんと美[けが]らわしいのでしょう……。 争い絶えず国は荒廃[すた]れ、人々は苦しみました。 午前0時、そこへ魔女が現れて言いました。  “まぁ、憐れだわ……祝い[おもて]しか視ていないなんて。 王のすべてが慾[ほ]しいというなら、呪い[うら]もくれてやろう”  あぁ、呪われた4人の皇子たち。 そして…… ポデル ≠ アモル ≠ フェリス ≠ リケサ 皆、残酷な死を遂げました。  魔女が遺した、4人の宝具[ロイヤルカード]。 それは…… 権力[Poder] 愛[Amor] 幸福[Feliz] 富[Riqueza] その行方は、誰もわかりません。  Once upon a time…… こうして民は救われ、平穏が戻りましたとさ。 めでたし、めでたし。  ~To be continued~
ロイヤルフラッシュRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69不思議な物語へようこそ。 ここはカゲキでムジャキなワンダーランド。 現実[あした]を諦めて眠れば、 午前0時、童話[ゆめ]が幕あける。  視えるものだけが、真実[すべて]じゃあない。 雑花[アノハナ]も可憐な薔薇を演じてる。 白く咲いた身体[はな]を赤[レッド]に染めて。  深い森で迷酔[まよ]ったのは、悲劇[なみだ]へ続く道。 だけど轉ばぬよウに覚醒[おこ]サぬように、 眠夢[ねむ]る光[きみ]を裏ギらない。  華麗な舞踏会へようこそ。 これはホンキでステキなマスカレイド。 「仮面の裏」は知らなくてもいい。 そのまま、さぁ童話[ゆめ]を視ましょう。 銀色のドレスに着替えても、 また哀愁[かなし]げに俯く姫君[プリンセス]。 あなたが迎えに来るなら、 午前0時、魔法[メイク]が溶けてゆく。  視えるものだけが、真実[すべて]じゃあない。 泣かない女がイイコと誰が決めたの? ……砂の上で苦しむ、彼を知らずに。  帽子屋も、三月兎も、喜劇[なみだ]に気付いてる。 だからこそ、この皇位[こい]がもっと永続[つづ]くように、 眠り鼠、探してる。  不気味な御茶会へようこそ。 これじゃヨワキでウワキなラビリンス。 「仮面の裏」は知らない方がいい。 残酷な運命が待つの。 赤色のローブを身に纏い、 ひとり月夜を駆けてく愛娘[アリス]。 未知[みし]らぬお菓子を食べたなら、 午前0時、時間[とき]が巻き戻るよ。  「童話の魔女」が笑う。 美しく死ぬのならロイヤル。 穢らわしく生きるのならスキャンダル。 どんな科学も歴史さえも、ただ童話[ゆめ]壊すだけの暴論。 Don't stop to love me!  赤色のドレスに着替えたら、 舞台で花を咲かせる歌姫[ディーバ]。 欲望と視線を絡ませて、 午前0時、童話[ゆめ]は続いてく。  “Welcome to the Wonderland”
ビタースウィートRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69熱い夜を求めて、抜け出す午前0時。 こんな前戯[イントロ]じゃあ僕は満足[みた]されないよ。  そして君を見つけた。灰かぶりの歌姫。 なぜ哀愁[かなし]げな声で君は歌うの?  グラス越しに少しの熱い視線。 が、つい苦戦。燃える悪い癖。 どうしたんだい? 案外感じない? おまじないはいつでも、君にRendez-vous!  地位も体裁も関係ない。 今は、君だけが欲しい。 “I love you”  消えない傷[キス]をあげる。君が誰にも行けぬように。 きっとほろ苦いだけの恋はしなくてもいいよ。 さぁ、僕だけにして? ガラスの靴を履けば、女[きみ]はサンドリヨンになれる。 今夜から、この僕が「好き」にしてあげる。  君は少し戸惑って……だけど、僕を見つめ頷いた。 これは確信。デレたら、僕のもの。  No one matters but you. 君が喜ぶドレスを仕立てよう。 フェアリーのように成す神技。 まさに杖失くしたゴッドマザーのよう。  味が苦くて飲めないなら、ミルクをあげるよ。 “I want you”  君の歌声はそんな小さな舞台[はこ]を飛び越えて、 もっと世界中の心に反響[ひび]くはずだよ。 さぁ、夢はひそかに。 カボチャの馬車が来たら、舞踏会への招待状。 今夜から、もう君に灰なんてかぶらせない。  We are meant to be together. We are meant for each other. S・D・M・B・B-B-B!  Sweetじゃない、Bitterなこの愛。 Don't Know Why. そのEyesまた哀愁[かなし]げにGet a look.  ――午前0時は、「仮面の裏」が現れる時間。  “迎えに来た”  夜の魔法[メイク]が溶けて、君が素顔に戻ってく。 きっと君を哀しませたのは、他でもない強欲なこの僕だ! ガラスの靴は、君に少し背伸びをさせたみたい。 次の夜は、心から「好き」と言わせるよ。
チェリーハントRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69さぁ、ドレスコードも恥らう午前0時。 フロアで絡み合う、欲望と視線、セブンスター。 指先で束ねて真っ赤[レッド]に染め上げたら、 私も今夜は become bold. この続きはアフターでお願い。  あの子よりも、その子よりも、夢見る乙女じゃあないけど。 桃色に淫らなジェラシー、今夜だけ見せてあげるわ。 (Ah, don't stop to love me)  この恋がもっとカゲキでムジャキな、 快楽に溺れて堕ちるなら、それもアリでしょ? ナカナイ女=イイコじゃないのよ。 おあずけチェリーは、最後に頂きましょう。  “愛して欲しい” ……なんて言葉の罠を仕掛けて。 求愛[もとめ]た以上が、ため息に混ざって抜けていくわ。 胸の奥が酒焼けたみたいに、 私の心へ three in a bed. 脆く儚く崩れたアリバイ。  あの言葉も、その言葉も、微笑みで返されるけど。 色恋営業じゃないの! 本当の心、見てほしい。 (Ah, don't stop to love me)  この夜をもっとウワキでヨワキな、 カクテルに溶かして飲み干すなら、ここでサヨナラ。 Like a virgin night. どうぞお好みの色欲[カラー]で。 最後に私がひとりで泣くだけよ。  私帰れない。そんなくちづけで、 中途半端に酔わされた私のチェリー。 Citrusの甘い香りに魅せられて、また独り夢で咲く。 (Ah, don't stop to love me)  この愛をもっとホンキでステキな、 永遠のものにできるなら、見せてほしいの。 You are a cherry hunter. It keeps existing in my mind. おあずけチェリーは、今夜もおあずけね。
Royal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69夢醒[めざ]めるのは、いつも深い森の小部屋。 月も、影もなく……。 燃え尽きたような暗闇[くろ]。 凍えるほど静寂[しずか]。 枯齢[かれ]た木が嗤う。  扉を開けて逃げ惑っても、未知[みし]らぬ迷路[まよいろ]。 そこに射し込む、夜を切り裂くような、 光が――  さぁ現実[リアル]を視ましょう。恐がらずに、その眼で。 永い眠夢[ねむ]り醒ますのは Reflexion de la luz. ただ黒く塗り潰す今日も、暗い過去も 光[きみ]の声を聞けば、七色に染まってゆく。  乖けたのは時間、逃げていたのは不安。 よく視れば何も。  波動[なみ]のように粒子[つぶ]のように、それは伝ってゆく。 この先どこに向かう? 照らすべき場所を、教えて。  さぁ瞠るような世界。窓を開けて、その手で。 深い森を照らしてく Reflexion de la luz. 隙間を縫う細い光が途絶[た]えかけても 鏡[きみ]に反映[かえ]されて、ふたたび展[ひろ]がってゆく。  光よ。 さぁ現実[リアル]を視ましょう。恐がらずに、その眼で。 永い眠夢[ねむ]り醒ますのは Reflexion de la luz. ただ黒く塗り潰す今日も、暗い過去も 光[きみ]の声を聞けば、七色に染まってゆく。
REVOLVERRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69この快楽に本能が喘ぎだす。 ねぇ、はやく弾丸を詰め込んで。  ふわりカワイイ愛され女子[ガール](笑)は疲れるわ。 雄たちは蜜で群飛[ト]ぶ。 午前0時の支配者はこのアタシだから、 雑花[アノコ]は摘んどいて。  小さな花も可憐な薔薇を演じれば咲くと信じてた。 なのに……芽をつけたのは紅い桜の娘[チェリー]。 目障りな雑花[アノコ]が、嫌い嫌い嫌い嫌い!  さぁ、拳銃[ピストル]に欲望を詰め込んで。 撃ちヌけば啼き濡れる蜜の花。 その代償に雄たちは逆らえない。 ねぇ、お願い。雑花[アノコ]を狂わせて。  すべて壊して、奪い取るだけじゃ満足[タ]りないわ。 雄たちを蜜で誘惑[サソ]う。 今夜、アタシのリボルバーで射撃[ウ]たせてあげるから、 撃鉄興[オコ]して。  ドレスを脱いで心咲[ヒラ]けば、女は棘ある花になる。 そして蠱惑に堕ちた雄は最期の毒針で、 命尽くしてくれるの。  さぁ、拳銃[ピストル]をこの背中[セナ]に忍ばせて、 悲劇へと仕上げてく愛の罠。 でも静かな「仮面の裏」読めなくて、 ねぇ、どうして。アタシじゃイケないの?  “I don't care whatever it takes. Just kill that bitch.”  どんな名銃[メイキ]に弾を詰めても、撃ち尽くせばただの玩具で、 やがて嫉妬に歿[オボ]れてすべて失う、 醜悪[ミニク]いアタシが、嫌い嫌い嫌い……。  “さぁ、終幕にこの曲を歌いましょう。 大切な友人[アナタ]との約束を。 例えふたりが行く先を違[タガ]えても、 いつまでも、ここで待つから忘れないで”  この快楽で身体は満たせても、 濡れるほど穢れゆく罪の花。 心が荒れ果てて、枯れ果てて、痛いのに、 ねぇ、優しい水を与えないで。  ねぇ、お願い。この胸の弾倉[アナ]を充填[ウメ]てよ――
ファントムペインRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69だから、こんな女[アタシ]を許して。 ひとり啼き濡れる、この蜜の花。 でも愛した貴方の気が済むのなら、 この痛み……受け入れるわ。  今夜はもう少しだけ酔忘[ヨワ]せて。 一杯[ヒトハイ]が痛みを和らげるの。  愛してる、許せない。 忘れたい、離れられない。 そうやって遺った傷痕が、この夜もまだ痛むのよ。  ねぇ、こんな女[アタシ]を許して。 殴りつ蹴る声と、悲鳴[カナシメ]る声。 でも小さな愛娘[アノコ]を守るためなら、 この傷も……耐えられるわ。  嫉妬するくらい綺麗な愛娘[アノコ]の身体に、 傷ひとつ、つけはしないと覚悟[キメ]たの。  女は独りでも強い。 泣かないで、枯れてしまうわ。 小さな花も可憐な薔薇を演じれば咲くのよ。  だから今夜は口紅[ベニ]を塗って、 貴方と最期の乾杯をしましょう。 もう誰も苦しまぬように、 痛みのない毒で――。  「仮面の裏」を見知[ミセ]ないように、 愛娘[アノコ]の遠くで、決着[カタ]をつけるわ。 傷をつけられようが生別[ワカ]れられないの。  “愛しているわ”  ねぇ、こんな母[アタシ]を許して。 午前0時には帰ると偽[イ]った。 でも心配しないで大丈夫よ。  今夜はもう、傷が痛くないの。

Wondertale (instrumental)

ハッピーアンバースデイRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69ここは誰もが輝夜[かがや]いて、素敵な夢を観れる場所。 さぁ、その扉を咲[ひら]きましょう。  その欲望と視線を絡ませたら、 幕が開いた舞台に、花がみのる。  善も悪もどんな人も、午前0時には、 魔法[メイク]が解けて「仮面の裏」になる。  ここは誰もが輝夜[かがや]いて、素敵な夢を観れる場所。 カゲキでムジャキな「Barマスカレイド」へようこそ! もしも貴方が明日に帰れなくなったら、 いつまでも、この夜を歌いましょう。  バースデイじゃなくても、今日も明日も、 特別な日にしたら楽しいでしょう?  365日すべて蝋燭灯して、乾杯をしようよ。 何かが変わるはず。  ここは誰もが酔惑[よわ]されて、危険な夢を観れる場所。 ホンキでステキな「Barマスカレイド」へようこそ! もしも貴方が夢を観たいと願うなら、 いつだって、この夜は咲[ひら]くから。  ここは誰もが輝夜[かがや]いて、素敵な夢を観れる場所。 貴方と私の「なんでもない日」おめでとう! もしも貴方が夢を観たいと願うなら、 いつだって、この夜は咲[ひら]くから。
マジックリングナイトRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69騒ぐ砂の海。眠る空の果実。 夜に消えた蜃気楼。絹の轍を征く。  そこに現れた、白い異国の美女。 “逃げるならこっちだよ” アルフ・ライラ・ワ・ライラ。  君に巡逢[であ]えた夜のことは、まるで魔法みたい。 恋に堕ちた。 それだけでもう僕は、どんな呪文さえ効かない。  千夜に一夜の夢をみたいと、彼女はひとり逃亡[にげだ]した。 じゃあ、知らない世界を観に行こうか。 “僕を信じて” 見慣れない服、気になる靴に、彼女は少し微笑んだ。 君の自由[ねがい]ならば叶えてあげる。 リ・ドニア・ファウク。 このまま、ふたりきりで。  ……だけど現実は、まるで囚われの身。 身分[うまれ]が違いすぎる。君は異国の令嬢。  権力[ちから]の無い者は、傍にさえいられない。 こんな僕じゃあダメだな。 アルフ・ライラ・ワ・ライラ。  ふと気がつけば午前0時。これは誰の影? なぜか異国の帽子屋と兎が、僕を禁忌[ハラム]へと手招く。  彼女の自由[ねがい]叶えたいなら、向かう先はただひとつ。 その指輪が権力[ちから]をくれるという。 “俺を信じろ” 危険な旅路。荒れ狂う砂塵。命さえもわからない。 でも君のためなら何だっていいさ。 冷たい砂の上で孤独[ひとり]。  魔法の指輪が、僕の心を権力[サルタン]の獣に変える。 僕の憤怒[すべて]さえも呑み込んで咲く「アルカナの薔薇」。 「仮面の裏」に隠した野望、気付いていたはずなのに。 君の自由[ねがい]はもう叶えられない。 例え愛を失っても、また僕を信じて。 ……君を愛してる。  そして僕は、ひとり恋をした。
ビーストインザビューティRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69ひとり恋をした。美しい顔に、 I'm falling deeply. 貴方のために夜も眠れない。  He told me all the folding stuffs were what he needs. 何も見えない女を、さぁ飼い慣らして! それでも、笑顔でいてくれたら私、幸福[しあわせ]だから。  ナカナイ狗を演じていれば、あの人だって愛してくれる。 貴方の夢が叶うのなら捧げるわ。私の初恋[すべて]を。 お洒落な服は涙に換金[かえ]て、オキニの靴は夜に質流[なが]して。 女はそーやって生きていくの。それでいい。それでいいの……。  悪い夢を見た。これは誰の影? Burning in my chest. いますぐ君の声で安眠[ねむ]らせて。  He told me all the folding stuffs were what he needs. キレイな顔に騙され、本心[こころ]見逃して。 このまま知らなければよかった。貴方の「仮面の裏」を。  ねぇ。泣きたいくせに声も出ないの。首輪を強く締め過ぎたから? すべてを棄てて尽くしてたのに……どうして? ねぇ嘘だと言って! 優しい声で誘惑[まど]わせないで。貴方のモノと妄想[おも]わせないで。 私はどーやって生きていくの? 冷たい雨の中で孤独[ひとり]。  午前0時にドアを開けて。望みのモノはここにあるわ。 こんなモノで心が買えるなら容易[やす]いくらいよ。 愛した人の胸に抱かれて、いつものように優しいキスで、 今夜くらいは夢をみましょう。貴方を忘れぬように――。  ナカナイ狗=イイコだなんて誰が決めたの? バカにしないで! 飼い殺して奪うのなら、受け入れて。私の憤怒[すべて]を。 まだ美しい女の顔と、野に放たれた獣の牙で、 「私はこーやって生きてやるわ」 無防備な喉元に、噛み付いてあげる。
クイーンオブハートRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69“Welcome to the Wonderland” ここでは誰モが淫猥[みだ]ら。 How are you doing, Miss? But you're tempted by the moonlight. どウせ足掻いても無駄。死ぬまで還れない。  不気味な猫が、黒の中で嗤う。 “こんなにも濡れてるじゃアないか” 官能へ響く嬌声[こえ]にそっと耳を欹[た]て、 まるで処女[アりス]のように――  殺さぬように、絶頂[いか]さぬように、 壊れるまで愛撫[あい]してあげる。 快楽は媚薬なの。どんな兵もやがて狗のように跪くわ。 This love is so insane.  “そうこれは夢の中。「童話の魔女」が出てきた光景” Birthdayでもないのに御馳走。 優しい仮面もスり落ちそうで。 “ねぇ、いつものママはどこ?” それも気づかずに。 If I am dreaming Somebody wake me up.  Off with their heads! そしてメアリーアンは奔り、 帽子屋ガまタ呵楽呵楽[カラカラ]と詠う。 誰も皆、嘘で嘘を塗り潰す時、 「仮面の裏」が見える。  犯さぬように、穢さぬように、色欲を咲かす花園。 この蜜が欲しいなら、膝をつき地を舐め誠意[あい]を述ベ、 さぁ、心臓を捧げて頂戴。  ――Yes, Your Majesty. ――I cut out my heart for you.  殺さぬように、連行[いか]さぬように、 この狂気の晩餐[ディナー]さえ美味[あじ]わうほど、 あタしは――The Queen of Hearts.
チェルシーRoyal ScandalRoyal Scandal奏音69奏音69雨上がりに、窓際の花も嬉し涙。 心は晴れないのに……。 あの日くれた洋服もリボンも捨てたけど、 この気持ちだけは消せないんだね。  すれ違ったあなたも、なぜか私と同じ瞳[め]をしてる。 その秘密知りたくて、深い森追いかけた。 ……どこかが似てるの。 あの日、迷酔[まよ]った「ふしぎの国」と。  その花は恋のように咲き、夢のように果敢なく散る。 神様がいたずらに撒いた薄紅の魔法のせいで。 きっと、この道はまだ悲劇[なみだ]へと繋がっている。 それでも、ふたりなら歩ける気がしたんだ。 “あなたの名前を教えてよ”  秘密ひとつ分け合えば、距離は縮まるのよ。 身分[うまれ]や世代[じかん]さえ飛び越えて。  薄紅に照れるその木に「チェルシー」って名前つけて、 “この場所は、ないしょだよ” それがふたりの合図。 あなたが咲[わら]えば、なぜだろう……嬉しくなるのは。  この気持ちはほろ苦くて、時には胸が痛むのに、 甘い香りに魅せられて、また独り夢で咲く。 誰よりあなたにとっての一番でいたいと想うこと。 それこそが、恋が生まれる瞬間だってこと。 ふたりは、まだ気付かないままで。  神様のいたずらは、何も言わずに突然来る。 恋の花も、その笑顔も、 100年後も咲いてたはずなのに……。  あの花は恋のように咲いて、夢のように果敢なく散った。 神様は時計の針を戻してはくれないけど。 だから、まだ手の中にある夢だけは放さないように。  いつの日か舞台で花を咲かせる日が来たら、 「チェルシー」って名前で、歌わせて。
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