声優・アーティスト立花日菜、“らしく”咲き誇った1stライブ! 「Tachibana Hina 1st concert 『LIVE IN HOLIC』」レポート 2026/01/14
声優・アーティスト立花日菜、“らしく”咲き誇った1stライブ! 「Tachibana Hina 1st concert 『LIVE IN HOLIC』」レポート
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12月28日(日)、なかのZERO大ホールにて、声優・アーティスト立花日菜が「Tachibana Hina 1st concert『LIVE IN HOLIC』」を行った。
9月24日リリースの1stフルアルバム『HOLIC』を引っ提げての記念すべき1stライブの模様をレポートする。

汗ばむ陽気となった12月28日、最寄りの中野駅に有志による応援広告が掲出され、事前に動画で案内された道のりを通って会場へファンが集結。中野区もみじ山文化センターの別名もある会場は、物版のTシャツやブロマイド等完売続出の大盛況。普段見慣れぬ、若い男性を中心に女性も目立つ幅広い層の立花日菜ファンの集団に、興味深そうにライブタイトルを見つめる区民の姿も見受けられた。

開場となり、1stライブを待ち望んだファン有志と関係各所からのフラスタに迎えられて入場すると、ステージは2層式で階段を3基設置。左右と後方にシャンデリア状の飾りが据えられ、上方のライブロゴを無数のスポットライトが照らしている。

場内暗転となり、青いライトが明滅してステージを照らす。マーチ風のBGMに乗って4人のダンサーズがステージにスタンバイ。続いてステージ上段に、落ち着いた色調のピンクと紫を基調に胸元と髪に大きなリボン、細部にフリルを配したコケテッシュでゴシックなコスチュームの立花日菜が登場。客席ではハート型のペンライトがピンクに光って揺れ歓声が上がる。両手でマイクを握った立花日菜が、『HOLIC』の1曲目でもある『ラミラミ♡』「夢の中始まる真夜中の舞踏会」というライブの幕開けにシンクロする歌詞を唄って開演。鈴木裕哉による甘くキュートなメロディに「Love me Love meプリンセス」という印象的なフレーズをリフレイン、階段を下りて投げキッスに場内ヒートアップ。続く『Pink Twinkle Wink』も『HOLIC』の2曲目収録。PandaBoYによる中毒性の高いダンサブルなメロディに、立花日菜が声優のキャリア初期にも教わった沢口かなみによる、可愛く愉しい振り付けをダンサーズとパフォーマンス。ショート動画で予習済みのファン達も手を上下で叩く愉しい振りを合わせて場内一体となり、「きゅるきゅるりん」と可愛いキメポーズに大歓声。




「こんにちは、ご来場いただきありがとうございます。ダンサーの皆さんと一緒に、沢山の曲を用意して、私も精一杯愉しんでいきますので、皆さんも思う存分愉しんでいただけたら嬉しいなと思います。改めて今日1日よろしくお願いします」
と告げ、3rdシングルカップリング曲『コントロールキー・コンジャンクション』へ。ステージ上のライトがグラデーションを演出、客席のハートも色とりどりに変わり、ヒゲドライバーによる変則メロディに乗せ「コントロール」「しーぶい! 」「コントロール」「ぜっと! 」とコール&レスポンス。「chu chu chu」と妖艶に囁いて大歓声、脚と手を可愛く上げて「もういっかい chu chu chu」と締めくくって拍手を浴びる。『HOLIC』と同じく4曲目は『恋のハイテンション』。ポンポンを手にしたダンサー2人を従えた立花日菜は、阿部真央によるポップなメロディに乗って「Go For Do it」とリフレインしながらステージを左右へ移動、手を振って「側にいて欲しいよ 永遠に笑わせるよ ダーリン 気づいてこの想い」と客席へ想いを伝える。

「まだまだ盛り上がっていけますか?」
と問い掛けて賛同を得ると『最強?最高!Brave My Heart』へ。水色のハートに染まった客席へ、畑亜貴による「いつだって 負けないよ」「どんな夢も自由に見よう きっと叶えよう」「今日も精一杯 力出したら最高更新して」と寄り添って走る応援歌を届ける。ダンサー2人を従えた立花日菜は『TOKIMEKI』で
「さぁみんな、お手々振ってくださーい、良いですか?」
と問い掛け賛同を得ると、客席と手を振り合わせ、
「スリー」「永遠はいらない」「ツー」「手遅れ?関係ないよね」
とコール&レスポンスで盛り上がる。
「暑い、汗が眼に入るんだ、浸みるんだ」
と水分補給した立花日菜は、お約束の「お水美味しい?」に
「うん」
と応え笑いを誘うと
「皆さんも飲んでくださいね。今回の公演は沢山ダンスの振り付けを沢口かなみ先生に付けていただきました。ダンスが増えた事によって、唄うのがより大変になったりしたんですけれども(笑)その分ね、とっても見応えのあるものになったんじゃないかな、なんて思っております。
そして衣装もみんなに見て貰えるように…(回って、の声に応えて背中を向けて腰のリボンを振って大歓声)ダンサーさんもね、このメインの衣装に合わせて可愛いピンクの衣装を作っていただきましたので、是非ね、今日の公演で目に焼き付けていてください。ということで、この後もたくさん踊りますので、愉しみにしていてくださいね。休憩は適宜取ってくださいね」
と『HOLIC』から新曲『Honey Bee』へ。ステージ上も客席のハートも黄色く染まり、Snail's Houseによるラテンのリズムに乗ってダンサー2人と共にステージを左右へ移動、可愛く客席を刺すポーズでハートを撃ち抜く。デビューシングルのカップリング曲『START!IN MY ROOM』は、おかもとえみによるゆったりとしたメロディ。独りスポットライトに照らされ
「夕日に合わせ」「ギター爪弾いてみたら」「剥がれたネイルを塗り替え 左の小指は色違い」と、自身にオーバーラップする歌詞を階段に座ってアンニュイに唄い、ステージを左右へ移動し「START! IN MY ROOM」と客席と手を振り合わせて暖かな空間で包み込む。




ここでデニムと白いジャケットに着替えたダンサーズ4人がそれぞれのソロも含むパフォーマンスで魅せ、曲の終わりに衣装チェンジした立花日菜が再登場。青とグレーのシックなパッチワークスカートとジャケットを身に纏った立花日菜は、綿貫直行によるアップテンポなロックナンバー『Unbalance Addiction』でダンサーズと激しいフォーメーション。「誰一人逃げられやしない 劇的で刺激的なモノばっかりで」「指の先まで悶えさせて」「モラリストなんていらないから」「妄想 空想 理性 君と さよなら」と刺激的なフレーズを妖艶に投げかけ、ハートが紅く染まった客席を魅了する。『わたしクエスト』は前奏から青いハートを掲げたファンが激しくジャンプ。疾走感溢れるメロディに乗った立花日菜もコールを扇動、「自分らしさなんて 自分で決められるものでもないよね」「散らかった部屋の中で いいの だって 好きなもの 囲まれているから」と好きを極めてステージに立つ自らとシンクロする歌詞を迸らせる。



「ありがとうございます。ということで衣装が変わりました」
「回って」の声に
「良いですよ」
とステージ上段で衣装をお披露目した立花日菜は「可愛い」と歓声を浴びる。
「ダンサーさんの衣装も変わりまして、ちょっとまた違った雰囲気になりましてございます。そして私が着替えている間にですね、ダンサーさんもソロタイムもありました。
めっちゃカッコ良かったですよね?(賛同の声)。
続きましてお待ちかねのカバーコーナーにいきます。皆様から事前に募集しておりました。思ってた以上にね、応募の曲が色々なジャンルの曲がございました。早速いきますか?私もドキドキしています。それではカバー曲聴いてください」
と、レーベルメイトでもある鬼頭明里『Magie×Magie』からカバー曲コーナーへ。ピンク色のペンライトが揺れ、オリジナルの振りで可愛いポーズを見せる。続いてもレーベルメイトの花澤香菜『恋愛サーキュレーション』では可愛い早口のラップとゆったりしたテンポの難曲を声優・アーティストらしく唄いこなし肘を叩いてクラップを扇動。大きな拍手を浴びると
「ダントツでなんと『恋愛サーキュレーション』が一番多かったですね。そして、あかりんさん(鬼頭明里)の楽曲も色々唄って欲しいよ…という希望があったりもしたんですけど『Magie×Magie』は多かったみたいですね。また機会がありましたら他の素敵な楽曲も唄いたいと思います。まだまだカバーコーナーは続きますよ。それでは次は、本日 24 時に YouTube にアップした曲を聴いてください」
の声に、予習済みの場内からどよめきと歓声が上がって伝説的ガールズロックユニット「Buono!」の名曲、『初恋サイダー』。原曲の3人によるパートを立花日菜1人で見事に唄いきる。カバーコーナー最後は、ピアノ伴奏で場内から大歓声があがり『Reach For The World!』へ。声優としての原点でもある作品『CUE!』のユニット「AiRBLUE」の4人で唄った楽曲を、5年間の積み重ねを籠めて1人で披露。アニソンらしい浮遊感溢れる楽曲をノビノビと唄い、コールが響く。振りも当時のものを1人用にアレンジして再現、最後の決めポーズに大歓声が巻き起こる。



「ありがとうございます! 『初恋サイダー』は『歌ってみた動画』に新しい動画として上がっておりますので、是非チェックしていただけたら嬉しいなと思います。そして『Reach For The World! 』はですね、以前私が出演させていただいた…えーと『CUE! 』っていう作品の『AiRBLUE』っていうユニットで唄った…ちょっと説明が難しいんですけど、劇中のアニメです…の主題歌になっておりまして、今日は1人でお届けさせていただきました。
久しぶりに唄う(場内大歓声)…ありがとうごうございます。えー、唄ってみて、この曲自体が凄く良い曲ですし、何より思い出もね、詰まっているので。久しぶりに唄えてすごく嬉しかったなと思っております。以上カバーコーナーでした。
ライブもそろそろ終盤戦でございます(嘆きの声)あっという間ですね。まあ、ラストスパートもまだまだ愉しんでいけますか?(大歓声に)OK! では、聴いてください」
と『Stella』へ。階段へ座った立花日菜は場内に映し出された星空を見上げ「誰かが捨てた夢が 星屑だと 人は言ったけど あんな美しいゴミ箱など 存在はしない」と呟くように唄い、ステージを左右へ移動、白と青に輝くハートで夜空を再現した客席へ「Stella 滲んで」「星は 消えても そこにある」「この夢の英雄になろう」と力強く語りかける。ダンサーズとステージ上段から場内を見渡し、アーティスト立花日菜始まりの曲、『I'm GAME!』へ。階段を下りた立花日菜はハートを黄色く染めた客席へ向かってクラップを扇動、「いつまでも君と遊んでいたいよ」「答え合わせしよう 君と私 きっと同じ気持ちだよ」と想いを伝える。


「ありがとうございます。どちらの曲もアニメの主題歌になっておりますので、作品と共に愛していただけると嬉しいなと思います。
次で最後の曲です(嘆きの声に)わー、ねぇ。ダンサーさんに一緒に来てもらいましょう。最後みんなで、私らしく、愉しく締めくくりたいと思います」
とダンサーを呼び込み、右手を突き上げ4thシングル表題曲『Dear my Soleil』へ。CDジャケットをイメージさせるピンクと黄色にペンライトの色が変わった客席へ、草野華余子による軽快なメロディに乗せて「君の言葉で」「息もできなくて」と語りかけクラップを扇動。間奏ではエアーでギターを鳴らし
「愛してる…?」
と客席へマイクを突き出して
「愛してる!!」
の絶叫を引き出す。「ときめいた旨に」「今日こそ…届くといいな」「Can't take my eyes off you!」と語りかけて大歓声。
「ありがとうございました、立花日菜でした! 」
と両手を振り、声援を浴びながら立花日菜はステージを下りる。


暗転した場内へクラップと「アンコール」の大合唱が鳴り止まず。『Pink Twinkle Wink』のメロディと共にライブTシャツに着替えた立花日菜がフロア左の扉から登場のサプライズでアンコール開始。通路前の車椅子で参加していたファンと手を振り合うと、ピンク色に染まった場内を唄いながら練り歩き、隅々まで視線を交わす。曲間にステージへ辿り着くと、
「ここからは撮影OKタイムです! みなさん、可愛く私を撮ってくださいね」
と『HOLIC』リリース記念フリーライブに続いてスマホでの撮影タイム突入。この日2回目の「きるきゅるりん」で大歓声。
「お水、飲みます…まだ撮ってる奴いるな! こらぁ。止めなさい(笑)」
と笑いを誘って撮影タイム終了。
「はい、ということで、かわいく撮っていただけたかな。思ったよりも嬉しくなっちゃって、ちょっとドキドキしちゃって、息が切れてしまったんですけれども。みんなを信じて、かわいく撮れたやつをSNS とかに良かったら上げてください。みんなすごいハッピーハッピーな顔をしてくれていましたけど、喜んでいただけましたか?」
とマイクを突き出し、大きな賛同を得る。
「良かったです。それでは告知コーナーにいきたいと思います。ちょっと長いから座ってもいいよ。お膝が痛くなっちゃうからね」
と気遣いながら2月14日、3月14日のバレンタインデー&ホワイトデーイベント、3月8日(日) 同所でのポニーキャニオン主催3マン(内田真礼・DIALOGUE+・立花日菜)ライブ『P's TRIVAL 01』開催、本公演の『舞台裏映像付き特別版』を2月14日21時~ TBSチャンネル1独占放送を発表。

「次で本当に最後の曲になってしまいます(嘆きの声)。やってみたらあっという間だったわ。通しリハとかやった時に(仙台弁のイントネーションで)いやー1人でこんな唄うのかよ、長げーわ…とか思ったんだけど(場内爆笑)。あの曲もこの曲もみんなに聴いてほしい…って思ってやってたら、なんか本当あっという間に最後の曲になってしまって。なんか寂しいやら嬉しいやら、そんな気持ちです。
そして私もだけど、風邪ひかないで今日来てくれてありがとう(大きな拍手)。最近は寒いですし、今日はいくつかイベントも被っていると聞いたんですけど(場内爆笑)。そんな中、会場に来る事、私と1stを共に過ごす事を選んでくださった皆様、本当に本当にありがとうございます。
もっともっと大きな存在になれる様に頑張りたいなと思いますので、ちょっとずつ成長していく私の姿を見届けてくれたら嬉しいなと思います。それでは最後に私の想いを形にしたこの曲をお届けしたいと思います。聴いてください」
と『HOLIC』の最後の曲でもある『この場所で、また』へ。眩いばかりのライトに照らされた立花日菜は、森元康介による壮快なメロディに「負けそうになってもきっと大丈夫 現在(いま)を思い出せたら輝ける」「昔の私に言ってやるんだ」「期待も根拠もないけどやるんだ」「伝えたいんだよ心のまま」「ありきたりじゃないわたしの言葉で」と自らが手がけた詞を紡ぐ。「わたしの夢見たこの景色 何色でもいい らしく咲いてみたい ありきたりじゃないわたしとあなたで いつかここで また会おう」とまさにこの瞬間に籠めた想いに溢れ出る熱いものを抑えて唄い終える。

「ありがとうございましたーっ」
と明るく大きな声で謝意を示した立花日菜は、記念撮影を終えると、4人のダンサー、道子、Lu-tan、苺香、yuriaを紹介、謝意を籠めて送り出すとマイクオフで
「ありがとうございました」
と深々とお辞儀。場内を隅々まで見渡し、手を振り、ハートを贈って
「本当にありがとうございました、立花日菜でした、バイバーイ!」
と、記念すべき1stライブを満面の笑顔で締めくくった。



終演後にファンを見送った立花日菜に『この場所で、また』の涙の理由を訊くと、しばし自分の心の機微を振り返り、推し量って、短く答えてくれた。歌詞の「考えすぎちゃうところ」そのものとも言えるが、それは生真面目さの表れだと感じた。

ライブを終えた疲労困憊の状況でも、自分の感情の動きを疎かにしない真摯な横顔に、声優・立花日菜の、アーティスト活動への真剣な姿勢が伝わって来た。養成所から大変な競争率の中で声優となり、デビュー直後に大役を掴んだ順風満帆と思えるキャリアの立花日菜の、この日に向けた想い、努力や鍛錬を思って胸が熱くなった。

アーティストデビュー時の配信で、大会場に立つ事を目標に掲げていた立花日菜は1stライブを終え、既に3月の3マンライブも発表されている。さらにその先、そう遠くない未来の大きな飛躍を感じさせた、2025年末の中野の夜となった。


ライター:こもとめいこ♂


◎「Tachibana Hina 1st concert 『LIVE IN HOLIC』」セットリスト

M01.ラミラミ♡
M02.Pink Twinkle Wink
M03.コントロールキー・コンジャンクション
M04.恋のハイテンション
M05.最強?最高! Brave My Heart
M06.TOKIMEKI
M07.Honey Bee
M08.START!IN MY ROOM
M09.Unbalance Addiction
M10.わたしクエスト
M11.Magie×Magie(カバー)
M12.恋愛サーキュレーション(カバー)
M13.初恋サイダー(カバー)
M14.Reach For The World!(カバー)
M15.Stella
M16.I'm GAME!
M17.Dear my Soleil
<アンコール>
EN1.Pink Twinkle Wink
EN2.この場所で、また

○セットプレイリスト
https://hinataba.lnk.to/LIVE_IN_HOLIC

■立花日菜アーティスト公式サイト
https://tachibanahina.com/
■立花日菜 Official Artist Channel
https://www.youtube.com/@tachibanahina_official


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