ASCA、念願のZeppワンマンライブ!新宿でVIVIDに咲き誇る!!『ASCA Zepp LIVE 2024 -Departure-』 レポート 2024/03/28
ASCA、念願のZeppワンマンライブ!新宿でVIVIDに咲き誇る!!『ASCA Zepp LIVE 2024 -Departure-』 レポート
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2月27日(火)、Zepp Shinjukuにてアニソンアーティスト・ASCAが『ASCA Zepp LIVE 2024 -Departure-』を行った。

強風の平日にも関わらず会場に集った社員(ASCAファン)の目に飛び込んできたのは、Zepp Shinjukuの壁面モニターに映し出されたASCA。3月13日リリースのニューアルバム『VIVID』のジャケットと共通の、鮮やかなグラデーションで彩られたASCAが、国際的繁華街の夜に、一際鮮やかに、あつらえた様に映えていた。そのASCAを仰ぎ見ながら入場すると、関係各所とファン有志からの赤い花やハートのバルーンで飾られた沢山のフラワースタンドが出迎える。

バンドの機材が据えられステージと、ライブロゴが映し出された上方大型モニターのシンプルなステージで構成された場内は、外の寒さが嘘の様に熱気が充満。ライブグッズの白いパーカーを脱ぎ、黒いロンTや定番の赤いTシャツになった社員が目立つ。左前方に広めに設けられた女性専用エリアにも女性社員が詰め掛け、年齢・性別を超えた幅広い支持を感じさせた。

暗転し、モニターに空港の搭乗案内が映し出され、白いスポットライトに照らされたASCAが登場。歓声が沸き上がるが『KOE』の前奏が始まると場内は静かになり「その声を憶えてる 君の声が聴こえる」と語りかけるASCAの声に耳を傾ける。




様々な光でVIVIDに染まる白いレースのドレスに身を包んだASCAは、紫のライトを浴びながら『PLEDGE』へ。一転してコールとジャンプ、クラップで乗る社員にASCAの「もっと強くなる 未来はきっと変えられる」というシャウトが降り注ぐ。『凛』ではSFを連想させるエフェクトに乗せて「未来をくれたこの場所を 奪われたりはしない」と宣言、
「ありがとう!」
で締める。場内から名前を呼ばれたASCAが
「本日はご搭乗頂き誠にありがとうございます、こんばんはASCAです。待ちに待った、初めてのZeppワンマンでございます!それぞれが楽しむ心、周りを思いやる心を持ち、最後まで一緒に楽しんでいきたいと思います!」
と叫ぶと、一際大きな歓声が上がる。
「私と君と絆を証明していきたいと思います」
と微笑を浮かべたASCAは『CHAIN』へ。「確かに掴んだこの絆を もう二度と離さない」という問いかけにコールが被さる。勢いのまま
「歌え!」
と叫んでコラボ曲『天秤-Libra-』へ。ASCAとのかけ合いをを客席が熱唱、「白か黒か 天秤-リブラ- 残酷さで 揺らぐ」と合唱してステージと客席が一体となる。
「まだまだ叫べますか?」
と問いかけたASCAは、自身も作詞に参加した『Howling』で「叫び続けろ 迷いのない 願いを何度でも」とステージを左右に移動し両手を振り挙げて扇動、「wow wow」のコールを引き出す。一息付いて、3rdアルバム『VIVID』へこの3年間の想いを詰め込んだことを語ったASCAは、収録されるアーティスト提供による恋愛三部作からの1曲、『あなたが居ないこの世界でも』へ。寂しげな白いスポットライトに照らされながら、静かなピアノの音色に乗せて「あなただけが居ない世界で 空は青く 春は遠く 何も変わらずただ毎日は」とハイトーンを染み込ませる。暖色のライトに変わり『雲雀』で「本当はいつだって一人は寂しいからね だいじなものはひとつじゃないの」と囁く。







「Zepp Shinjukuを今からクラブにしたいと思います」
と宣言したASCAはEDMダンスナンバー『Stellar』へ。「突然 変わってしまう世界 瞬きさえも許されない速さで 息苦しい毎日だね」と踊るASCAと共に、客席の赤いペンライトが揺れる。
「みなさん一緒にクラップしていきましょう」
と煽ったASCAは、中毒性の高い『眠くて眠くて本当に無理です。』へ。大きな身振りでマイクを持った手を叩いてクラップを扇動、「御免なさい くださいエナジードリンク 眠たいよ 眠たいよパトラッシュ」と韻を重ねて盛り上げる。勢いのまま、
「新曲持ってきました!一緒に歌ってください」
と、自身が作詞を担当し、『VIVID』に収録される『VIVID WORLD』へ。「Shout it out! Wow oh…」「Show me now」というリフレインに合わせ、社員達もノリノリでコール&レスポンス。
「オーディエンスを信頼していたので」
とライブ後に語ってくれたASCAの言葉通り、初パフォーマンスとは思えない最高の盛り上がり。ASCAは
「みんな最高過ぎるね。この曲は、ライブでみんなと歌いたくて作ったので、これからどんどん、ライブでやって育てていきたいと思っていますので、協力よろしくお願いします」
と語って客席も賛同。今後も定番となりそうなライブナンバー爆誕となった。







初めてのZeppまでに10km走れる様になる、という目標を1週間前に達成したことを明かしたASCAは
「わたし今、体力お化けです!最強なわけ…付いて来れんの?ってわけ…ここからラストまで駆け抜けて行きますけれど、みんな体力ありますか?声出せよZepp!」
と叫ぶと『NO FAKE』へ。「もう一回尊厳と愛を まがいモノなら要らない」にオーディエンスも(一切)と、ヘドバンで返す。間奏ではドラム・田辺貴広、ベース・okamu.、キーボード&バンマス・重永亮介、ギター・Sakuを紹介、「NO  FAKE」の絶叫で締めくくる。『Real Dawn』でお立ち台に立ったASCAはミラーボールが眩い光を放射する中、「いつだってノンフィクションな時代 人生はファーストテイクです」と語りかけると、フロア毎に「Lalala la」の合唱を煽って左右に手を振り合うミラーで一体になり、スナネコポーズで締める。大胆な配色のライブタオルを手にしたASCAは、
「みなさん今日は来てくれて本当にありがとうございました、この曲でラストです。一緒に笑い合いましょう」
と語りかけ『私が笑う理由は』へ。クラップに乗って「鏡よ鏡。 ちゃんと笑えてる?」と微笑むと、間奏で
「キミのおかげで、また一つ、夢を叶えることができました。また、キミと笑い合える様に、これからも歌い続けていきます、今日は来てくれて本当にありがとうございました!」
とメッセージを贈る。そして「私が笑う本当の理由(わけ)は 他の誰でもない、君でした。 やっと会えたね。」と囁いてジャンプで締めくくり、タオルを客席へ飛ばしたASCAはステージを後にした。




暗転した場内に、オーディエンスから「アンコール」の声が響き、ライブTシャツに着替えたASCAとバンドメンバーが再び登場。
「学生の頃から目標にしていたZeppでのワンマンライブ、みなさんのおかげで、今日叶いました。ありがとうございました」
「今日という日を一緒に迎えてくれた、1人1人のキミ。それぞれの町で、エールを届けてくれているみんな。私が産まれてから、今日まで、出逢ってくれた人達。誰か1人が欠けても、今日このステージに立つ事は出来なかったんだろうと、本気で、そう思います。だから皆さん!私と、出逢ってくれて、このステージまで導いてくれて、今日という日のライブを見届けてくれて、本当にありがとうございました。まだまだここは、夢の途中だと思っています。みんなが応援してくれる私だから、胸を張って次の目的地へ、出発したいと思います。歩みの遅い私ですが、皆さん応援してくれますか?」
と謝意を示して問いかけ、大きな賛同の歓声を受ける。
「今日の最後に、この曲を届けさせてください」
と語りかけたASCAは『このメロディに乗せて』へ。自身が手がけた「あの日冷たく見えた東京タワー今は優しく映るから」「声にならない夜もあるけど 聞こえてくるのはキミの言葉 どんな壁だって乗り越えられたよ」という歌詞に、この日だけの情感を織り込んで歌う。しんみりしたオーディエンスへ
「ラストこの曲一緒にいくよ!」
と叫び、『RESISTER』へ。「夢のありかを探す旅は始まったばかり」「君がいるから 歌い続けるよ」「声を響かせて 逆境を切り裂いてゆけ 運命に抗ってゆけ」と、決意表明と共にエールを贈ると、銀テープが降る中、お立ち台からの大きなジャンプ。記念撮影に続いて、バンドメンバーと共にマイクオフで
「ありがとうございました」
と謝意を示すと、南は福岡から北は札幌まで、夏の5大都市ツアーを発表。
「また再会できる時まで、それぞれの旅を続けて、再会したいなと思います」
と語りかけると、
「行って来ます」「行ってらっしゃい」
と会場一体となって叫び、
「ありがとうございました、ASCAでした」
と深くお辞儀をし、初のZeppワンマンライブを締めくくった。




コロナ禍の最中に声帯ポリープにも立ち向かい、自身の第2章スタートと定義した2023年後半を駆け抜けて念願のZeppへ辿り着いたASCA。
しかし世界中を巡り、夏の全国縦断ツアーも控え、人気実力共に、Zeppというステージさえも通過点であることが伝わって来た。深い信頼関係で結ばれたオーディエンスと共に、次回はどんな頂で出逢えるのか、期待に火照った身体に寒風を忘れる新宿の夜となった。


ライター:こもとめいこ♂


『ASCA Zepp LIVE 2024 -Departure-』セットリスト

M01.KOE
M02.PLEDGE
M03.凛

M04.CHAIN
M05.天秤-Libra-
M06.Howling

M07.あなたが居ないこの世界でも
M08.雲雀
M09.Stellar
M10.眠くて眠くて本当に無理です。
M11.VIVID WORLD

M12.NO FAKE
M13.Real Dawn
M14.私が笑う理由は

EN1.このメロディに乗せて
EN2.RESISTER


■ASCAオフィシャルサイト
https://www.asca-official.com/
■ASCA Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/@ascaSMEJ/featured
■ASCA Official TikTok
https://www.tiktok.com/@asca_officialtiktok


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