LOST IN TIME編曲の歌詞一覧リスト  27曲中 1-27曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ひとりごとLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME朝になった 眠れずに 夜が僕に 愛想を尽かせた 声に出して 言ってみる 「僕は一体誰だ」 彼はずっと 気にしてた 答えはもっと 複雑じゃなくちゃ 声に出して 言ってみる 「僕は一体誰だ」  繋いだ手 振り解いて 塞いだ目 その奥で 笑っていて この僕の 存在の意味をくれた君  もう会えなくてもいい このまま言えなくてもいい あの日あの時の僕らが いつも笑ってたのは嘘じゃない もう隠さなくていい このまま届かなくてもいい 眠りのない日は続いても 僕らきっとまた笑える  誰もずっと 寂しくて いつもきっと 満たされてたくて 手を伸ばして 触れてみる 「僕は一体何処だ」 彼は今日も 探してた 答えはきっと ここには無いんだ 手を伸ばして 触れてみる 「僕は一体何処だ」  後悔ばかり 繰り返して つまらない 意地を通して 情けない この僕に 存在の証明をくれた君  もう会えなくてもいい このままサヨナラでもいい あの日あの時の僕らが ここで出会えたのは偶然じゃない もう無くさなくていい このまま忘れられてもいい 答えは今日も見えないけど 僕らきっと辿り着ける  ひとりきり 繰り返している ひとりごと 僕はずっと呟いてる 大丈夫 大丈夫だよ  「聞こえているかい?」  もしこの歌が届くなら 君だけの歌にすればいい 迷いの森の真ん中で ただ君だけの地図になればいい  もう会えなくてもいい そのままの君でいればいい 進むべき道は違っても 僕らきっとまた笑える
青よりも蒼くLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME心の中とはまるで正反対の 表情ばかりがどんどん上手くなって 本当の自分がどこにもいないよ 誰か助けて 誰か助けて  走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ  子供のままでは生きては行けないと 大人になるふりどんどん狡くなって 本当の気持ちを思い出せなくて 泣いてる僕を 誰かが笑う  助走もないまま誰よりも高く 跳べると信じてたあの頃に もう一度 もう一度だけ 胸を張れる僕でありたいから 心の深く青よりも蒼く くすんで汚れてた感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう  走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ  誰かが泣けば 誰かが笑う  言葉もないまま抱きしめて強く 不安も悩みも憤りも もう一度 もう一度だけ 強くなれるその時は来るから 心の深く青よりも碧く 眩しく昂った感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう
ニジノシズクLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEあぁ 忘れないうちに 心に鍵をかけて 君がいた事実を 無くしてしまわぬように  あぁ 笑えてるうちに 世界が終わればいい そんな事ばかりを 考えてしまったよ  家路を急ぐ人の中を 流れに逆らって歩いた 君に言いそびれた言葉が 胸の中につかえたまま  あの頃の君を 今も覚えてる 思い出にしがみついてばかりの 僕を未だに揺さぶってるよ 君が走ってた 日々を眺めてる 太陽に背中を向けた僕に あの日のように虹が笑うよ  そう何度だって僕ら やり直せるはずだと 信じていたかったけど やっぱり駄目みたいだな  もう 動き出している この街の片隅で 君のいない毎日に 馴れてきてしまったよ  傘も持たず土砂降りの中を 駆け抜ける学生の中に 君に言いそびれた言葉が 小さく光って見えた  あの頃の僕ら 追いかけた夢は 今でもきっと何処かの誰かが 素知らぬ顔して追いかけてる 君が歌ってた 色褪せない日を これからの僕の歩く未来に 無駄になんてしたくないんだ  誰かが遺した 君の幻を 何処かでずっと頼りにしたまま 立ち止まっていたけど  あの頃の僕が 辿り着けずにいた 光り輝くあの場所に向けて 今やっと歩き出しているよ 君が走ってた 日々を追いかけて 寂しくなったら振り返るから その時には虹をかけてよ
勲章と傷LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME変わらないものを探してるうちに 変わってしまった心の奥 治らないんだと諦めていたのに 治ってしまった心の傷  まだ毎日は 終わりそうに無い いつ終わったっていいと思いながら 一体いつまで走ればいいの?  変わりたいから歩いているうちに 帰り道が分からなくなって 辿り着きたい場所は今も遠くて 何も出来ない 途方に暮れる  まだ毎日を 終わらせたくは無い いつ終わったっていいと思える日は 一体いつになればやって来るの?  勲章をぶら下げて 誰に胸を張るのさ 傷口をさらけ出して 誰に甘えてるのさ  結局の所 僕も君も いつまでたっても分かり合えないじゃないか  まだあの嘘は 見破れそうにない いつ終わったっていいと思える日は いつになったって来やしないから  一体いつになれば報われるの?  兵隊を引き連れて 誰に怯えてるのさ 被害者を演じ切って 誰に依存してるのさ  結局の所 僕も君も いつまでたっても分かり合えないじゃないか
なくしたうたLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME今日を振り返れば ああすれば良かったとか 悔やんだって戻れないのは 分かってるんだけど  今日を振り返れば どうすれば良かったのか 悩んだって仕方ないのは 分かってるんだけど  見たくないもの 聞きたくないもの 世界中溢れてる 今 こんな時代に 生まれ落ちたその意味を 僕らに 誰か教えて欲しいよ 答えてよ  嬉しい事や悲しい事を 何一つ忘れてく僕らは それでも 今日よりもほんの少しでも 前に進める様な 明日を待っている  ドアを叩くのは誰? 僕を笑いに来たのかい? もがいてしがみついてるのは わかってる だけど  小さな頃になりたかった 夢に描いてた大人を いつの間にか追い越してしまったな まだ何も手にしていないのに いないのに  嬉しい事も悲しい事も 何もかも無くしてく僕らは それでも 今日よりもほんの少しでも 笑顔になれる様な 明日を待っている  明日を探してる
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIMEへとへとになるまで 全力で走りきっても 笑っていられた あの頃には 戻れない僕らがいる  朝日が眩しすぎて 君の横顔ばかり見てた ごめんねって言えた あの頃には 帰れない二人がいる  僕らは いつから 夢を見る事を忘れてしまったの 君の涙が サヨナラを 告げるその時に気が付くだなんて  小さな頃に描いた 拙い未来予想図にさえ 辿り着けなかった 僕達は 今もまだ漂ってる  十万馬力や宇宙旅行 争いの無い一つの世界 そんなもの所詮 夢だなんて まだ僕は言いたくない  僕らは いつまで 夢を見る事を許されてるんだろう 出来る事なら 最後まで 君と手を繋いだままでいたかった  努力や情熱と 余りにも 不釣り合いな報いばかり受けて それでもまだ明日があるって事に 希望を捨てられずにいる僕らにこそ  明日は来る
その名前をLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME最初からそこに名前があった いつしかそいつに意味が生まれた 争いの後の静けさに似た 穏やかで残酷な朝を迎えた  最後ならいっそ自由になれた けれどもそれには続きがあった 残された業という十字架に 未来を切り裂く力は無かった  その名前を その心を 背負うものに どうか光あれ  身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 憂鬱に軋む星の歌も 嘘が邪魔で聞こえない  両手をいくら振ったって 船は見つけてはくれない 欲望が世界中溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった  最後まで誰も笑わなかった 一字一句間違わなかった 争う事を避け続けてきた その代償にまだ気が付かないのかい  その名前を その心を 背負い歩く 君に幸あれ  身体を全部捨てたって 心まで亡くなりはしない 憂鬱に軋む星の歌も 過去が邪魔で聞こえない  徒党をいくら組んだって 心までまとまれはしない シュプレヒコールのその真ん中で 誰の声も届かない  身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 欲望が心から溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった  流れ星の数が足りなくなった  最初からそこに名前があった
スピンオフLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME主人公しか出て来ないその物語の結末は 見事なエゴのぶつかり合い そして誰もいなくなった  主旋律すら聞こえない合唱の筈のステージは 不協和音の出しゃばり合い そして誰もいなくなった  誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ 君も僕も 誰かの物語の中じゃ 照明すら当たらないよ  日陰にしか咲けない花 余りに不憫に見えたから 君の為になればいいと 日向に移した それからすぐ花は枯れた 悔やんでも元には戻らない 悲劇と喜劇の狭間で 何かがはじけた  知らなかったんだ  無人駅から発車する 見送る人のいないホーム 今日も何一つ変わらない 今汽笛は鳴り響いた  無尽蔵に駆け巡れない 決められたレールの上は 今日も何一つ落ちてない 今汽笛は鳴り響いた  誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ君も僕も 誰かの物語の中じゃ 出番一つもらえないよ  真水の中泳ぐ魚 世界を知らせたかったから 君に喜んで欲しいと 海に放した それからすぐ彼は死んだ 悔やんでも命は返らない 正気と狂気の狭間で 何かが壊れた  知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く  咲く場所さえ 選べない 花 泳ぐ場所を 選べない 魚 望んで檻に 入る ひとたち  それだけ  僕にしか見えない音 君にしか聴こえない景色 夢と現実の狭間で 誰かが壊れた  知らず知らずに重くなる 足どりに気を取られながら それでも明日へと向かう 脇役のストーリー いずれ何もかもが終わる 悔やんでも過去へは帰れない 世界と自分の狭間で 何かがはじけた  知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く 今 分かったんだ 意味の無い存在なんて 無い
所在なき歌LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME醜態も晒さぬまま ふっと消えてしまえばいいと 秀才の振りばかりして 嘘は増える一方だった  9回の裏になって やっと焦る無策な僕の 重罪を笑えるなら いっそ笑ってくれりゃいいな  嘘つきの僕に 出来る事はないかな 今でも探してる ただ君と一緒にいたい  消せやしない傷のせいで 踏み出せない弱い自分を 他でもない君の前に 晒してしまうのが怖い  出口の無い狭い部屋から 今日も歌う所在なき歌 また同じ嘘をついて 全てを壊してしまうのかい  失敗を怖がるのは きっと誰でも同じなんだ  弱虫の僕に 出来る事はあるかな 今でも探してる ただ君を大切にしたい  寂しくて 苦しくて泣いていた昨日や 見えて来ない不安な明日を 他でもない君の胸に ぶつけてしまうのが怖い  それでもあぁ 狭い部屋から 僕は歌う所在なき歌 もしここで笑えたなら 君は振り向いてくれるかな  気がついてしまったよ 間違っていたんだよ  失敗を繰り返して やっと今ふりだしに立った
進む時間 止まってた自分LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME全然気が付いてなかったんだよ 時間があんまり なかった事に  何もやらなくたって 毎日は進む 今になって気付いたって 意味がない  君の仕草一つ一つに 僕だけがわかる 小さなサイン  ちっとも気付かなくって 見過ごしてばかり あの時わかっていれば 違ったのかな 何にもわからなくって 放っといてばかり 今になって気付いたって意味が無い  僕は 駄目だから 独りの方がいいんだよ そうやって 逃げてばかりで 君を困らせてたね もしも 叶うなら 時間を戻したいよ やり直したい事ばかりさ もう君はいないけど  君の仕草一つ一つが 僕だけのものじゃあ もうないんだな  ちっとも気にしないって 振りをしてばかり あの時素直でいれば 違ったろうな 何も気付かなくって 笑ってた僕を 今になって 取り消したい 忘れたい  いつか 思い出して 笑える日が来るのかな 僕にも朝は来てる 君がいなくなったのに 今は 少しだけ 君の思いがわかるよ だから僕も進まなくちゃ もう君はいないから
陽だまりLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME行き先が何処かも知らずに 歩いて来た日々を どれだけ振り返っても そこにはただ風が歌ってるだけ 宛名一つない手紙を 海へ投げる日々を どれだけ繰り返しても そこにはただ波が寄せては返すだけ  穏やかに たおやかに 為す術も無く毎日は続く 少しずつ 分かってきた 僕らが歩くその意味を  あなたの隣にある 暖かな太陽は あなたを照らしている あなたを守っている  灯り一つない暗闇を 歩いて来た日々を どれだけ振り返っても そこにはただ星が瞬き流れるだけ  せわしなく 忙しく 過ぎて行く日々のその中で 少しずつ 分かってきた 僕らが笑うその意味を  あなたの隣にある やわらかな陽だまりは あなたを包んでいる あなたを愛してる  二人を繋いでいる 全ての物語は 二人を守っている 二人と歩いている  ふたりで歩いてゆける  ふたりなら だいじょうぶ きっとすべてがうまくいくさ
希望LOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIME夜の中を走り抜けた 赤色灯 消した救急車 誰かの祈り乗せたまま 僕のついた溜息をかき消した  何かの為に生きるという事が 出来なくなってきたこの街で 誰もが疑う事忘れたまま 硝子細工の安心に溺れてる  僕はまだ 答えは要らない 葛藤の中で 漂っていたい  揺れる心 消えない傷跡 声無き声 叫び続けてる いつか君と 紡いだメロディ 最後の一言を 思い出せなくて  夜の隙間を埋める様に 等間隔に立つ常夜灯 誰もいないこんな時間に 君は本当に僕を照らしてるの?  今はまだ 言葉にできない 喧噪の中で 抗っていたい  憂う心 隠しきれない嘘 それでもまた 踊り続けてる いつか君と 紡いだメロディ 最後の一言を 思い出せなくて  だから僕は歌う  信じてる事 見えない足跡 それでもなお もがき続けてる あの日君が 差し伸べてくれた その手に甘えてばかりだった  揺れる心 標の無い未来 さよならは言わずに行くから いつかまた会えるよ  変わり続ける 代わりのない世界で
物語の終わりにLOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMEもう泣かないよ 君がいなくても 時計の針は 進んだよ  大人になれば 分かると思ってた 答えは今も 出ないけど  少しずつ 磨り減ってきた 踵に 染み混んでくる雨 一つずつ 重ねてきた 嘘を 今も背負っている  明日になればきっと 忘れてしまう様な 小さな物語に この胸は鳴り止まない 動けなくなった体だけ 残して  もう泣かないで 君は一人じゃない 心の奥が 言うんだよ  大人になって 分からなくなった 答えは今も 眠ってる  一つずつ 重ねてきた 夢に 嘘はつけない  明日になればきっと 消え去ってしまう様な 新聞の方隅で 鐘の音は鳴り止まない  動けなくなった体を 呼ぶ声が聞こえる  幕が開き始める  エンドロールが 今終わる  もう 泣かないよ 時計の針は進んだよ
青春の欠片LOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIME初恋の匂い 渡り廊下と 下駄箱の上 体育館の裏 飛び越えたフェンス 青春の欠片  放課後の合図 待ちわびたチャイム 飛び出した教室 行き場を無くした あふれる思いを 抑え切れなくて  自分の居場所を いつも探しているけれど 誰ひとつ何ひとつ 教えてくれない  あぁ 青春の欠片よ 僕らの命は 此処にしかないんだよ あぁ 親愛なる友よ また明日 笑おう  机に隠した 秘密のアジトは 真夜中のラジオ 薄暗い部屋と あの子の涙を 繋ぐ周波数  消しゴムじゃ消せない 落書きだらけの心に 咲いているその花に 名前は要らない  あぁ 青春の欠片よ 君にもあるのさ 気付いているかい? あぁ 親愛なる君よ どうかずっと無くさないで  心の向かうままに 描いたその夢を 握りしめる事 ためらわないで 胸が痛むなら 痛みは抱いたまま 歩いて行けばいい  あぁ 親愛なる君よ また明日 また明日 笑おう  初恋の匂い 折れた鉛筆 破った手紙 窓際の席 色褪せはしない 青春の欠片
まだ故郷へは帰れないLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME何にも知らない事が こんなにも悲しいなんて 知らずにいたその事こそが 僕は悲しい  何もいらないとただ こんなにも願ったところで 静かな日々はなお残酷に 時を刻む  まだ間に合うだろか 取り戻せるだろか 真っ白な息を吐きながら 一人夜明を待つ  事実を知った今 少年には戻れない  誰にも言えない事が こんなにも苦しいなんて 誰より君はただその事に 気付いていたんだな  何もかも手に入れたくて がむしゃらに夢を追う日々に 失くした物は輝く汗と 夢そのもの  まだ進めるだろと 辿りつけるだろと 忘れかけてた君の声が 遠く背中を押す  君を残したまま 故郷へは帰れない  夕焼け小やけ 折れそな心 背中合わせの 影法師二つ  事実を知った今 少年には戻れない  君を残したまま 故郷へは帰れない
されど犬走るLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME信号が変わったのをまた見逃して 待ちぼうけ躓いた日曜日 陽なたぼっこしたいつもの公園で 放った犬は あ~ 帰って来ない  こんなに空は晴れやかなのに 財布も心も空っぽだよ どうして  忘れてしまおう あいつのことなんて  振り回されるのに慣れてはいたけど まるでいつかのあの娘みたいだな ついて来いよと突っ走っては強がって 振り返ってみれば あ~ 誰もいない  お天道様も僕を笑うよ 背中丸めてとぼとぼ帰り道  忘れてしまおう あの娘の事なんて  靴紐切れてた されど犬は走る  踏んだり蹴ったり 泣きっ面に蜂 涙を誘う夕方五時の鐘 明日こそはと少しだけ前を向いて 家に着いたら あ~ 帰ってきてた  何してたんだよ 僕をほったらかしにして 何してたんだろう されど犬は走る
翔び魚LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME夢を泳ぐ魚に 僕はなりたかった 嘘にもがく毎日 息継ぎを忘れた  君の鼓動を聴きながら 何もかも捨ててしまえたら 君の涙拭いながら 今すぐ歌が歌えたら  あの空の向こう側 飛び立つ日が来ると 信じて止まなかった 夢はもう此処にない  夢を泳ぐ魚に 僕はなりたかった 嘘に溺れる日々に 手足も痺れてきた  君の吐息に目を閉じて 何もかも忘れられたなら 君の言葉紡ぎながら 今すぐ歌が歌えたら  あの空の向こう側 飛び立つ日が来る事 信じて止まなかった 夢はもう此処にない  夢を泳ぐ魚に 僕はなりたかった 夢を泳ぐ魚に
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME泥の様に 眠った夜に 少し夢を見た いつか僕が 仕舞い込んだ 言葉が顔を出した  それぞれに 輝き出した それぞれの未来 やっと僕は あの日の君の答えが 解った気がした  さよなら 愛しき人よ あなたの 後ろ姿に 何度も 手を振るよ 最後まで 言えなかった  ありがとう  嘘みたいに 無邪気だった頃 知らなかった想い 今の僕は あの日描いた未来に 辿り着けたろうか  さよなら 愛しき人よ あなたの その笑顔に 何度も 助けられたよ 最後まで 言えなかった  想いを  さよなら 愛しき日々よ あなたが いてくれたから 何度でも 頑張れたよ 最後まで 言わなかった  …
はじまりLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEいつもの様に 夢を断ち切る音 何気ない僕の今日が また始まる 顔を洗う 鏡の向こうに 少し疲れた 僕の顔だ  素っ気ない程 平凡な占いに 続けざま 出発を告げる時報 読みかけの本を 鞄にしまって さあ ドアを開けよう  いつもの駅へ 向かう路の途中 いつの間にか変わった 季節に気が付いた 何一つ 代わり映えのしない よく晴れた朝に ありがとう  止まぬ夕立も 枯れない花も 若いままの君も 終わらない歌も 何処にも無いのは 分かってるけど それでも信じてみたい  短くなってゆく影を 誰一人 気にも留めずに それだけのこと それだけのこと  あぁ 君に逢いたくなった  暮れ行く町の 雨上がりの虹の様に 世界のどこかで 産声をあげる いつしか全てが 歌の様に終わるなら  それでも構わない  それでも僕は今  君との始まりを歌おう
冬空と君の手LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME誰か 時計を 見せてくれないか 誰か 時計を 見せてくれないか  誰か 左手を 掴んでくれないか 誰か 右手で 掴んでくれないか  僕の 左手を 握ってくれないか 君の 右手で 握ってくれないか  思いは遠くまで 虚しく響くよ 本当に届いて欲しい 君をすり抜けて  僕の これからを 見ててくれないか 君の その目で 見ててくれないか  涙色に 霞んで行く世界を 君とどこまで 歩いて行けるだろうか  明日を誰も知らない 真っ暗な旅路の途中で 今此処で巡り逢えた 小さな君の手を  僕の これからに 預けてくれないか 冬の空に  ずっと 唄うよ
NEWSLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEまだ 明けきらない夜の 隙間にうずくまって 僕は ただ  黙って 笑って 穏やかな一日を願うんだ  まだ 痂になって 日の浅い思い出を  君は また 剥がして 泣き出して あの頃の僕みたいだな  そっと手を翳しながら 眩しそうに閉じた その瞼に  どうか 焼き付けて 日々起こる全ての事  まだ 亡くさないで まだ 抱きしめていて  ああ 忘れないで 生きる意味 その全てを
証しLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME不意に誰かに呼び止められた気がして 振り返った夏の夕暮れ  立ち止まったままの時間に手をかけて 君に”狡い”と呟いた  静かに願うよ あぁ言葉よりも もっと心の近くで 僕は歌いたい  頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ ありのままの その姿が 君の生きた証  何も変わらない事が退屈だった その幸せに気付かずに  愛されている自分を知る術のない 寂しがりやの君が好き  まだ覚えているんだよ あの日歌ってくれた歌  あぁ希望よりも もっと当たり前な何かを 僕は探したい  頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ 出会えた人 その全てが 僕の歌う理由さ  何にも持っていないだなんて 思わなくていいんだよ 歩いた場所 その全てが 君が生きる証
残像LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME心とは裏腹の 綺麗な笑顔も 出来る様になった  憂鬱なこの日々が 誰かのせいなら良かったのにな  言葉の奥に 見え隠れする 微かな影に ただ怯えているだけ  思いつく言い訳は 考えた全部 もう使い切った  見透かされるから ずっと誰にも逢いたくはなかった  心の果てに 消したはずの 微かに残る その温もりは  息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 君についた嘘  幼かった夢を 逃げ出すための 口実にして  足りない自分に 溺れるだけで泳ごうともしなかった  あぁ 君は何処だ? あぁ 君は何処だ?  息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 尽きる事のない不安に  渇ききった涙 拭いきれぬ思い 不意に恋しくなった  君についた あの嘘
サンカクLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME白く弾んで 消えた息 帰り道は いつも静かで  都会の灯りに 光る雲 古い季節の 忘れ物一つ  心の中に 迷い込んだ 風の音が 酷く綺麗で  扉の向こうに 見えたのは がむしゃらだった あの日の僕  刻一刻 消えていく想いに もうきっと 手も振らないんだろうな  君の言葉が 今になって 僕の心に 穴を空ける  遠く離れた この場所から 見上げた夜空は 白い三角  静かに光るだけ  通り向こうの 靴音に 冬の面影  夢よどうか 覚めないでくれ どうかこのまま  きっと僕等は 今もずっと 見知らぬ道を歩いている  時に悲しくなったのなら 見上げる夜空に 冬の三角  君に 想いを馳せて
ラインLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME心通わせて 穏やかに笑おう  すぐそこまで来た 夜には目もくれず  このまま  言葉を重ねて そっと手を繋ごう  憎しむ大人には 見つからないように  このまま二人で ああ どこまで逃げよう  嘆きの壁に向かい 何を思えばいいんだろう  僕には 君には もう何も無い  いつしか僕らは 解りあうだろうか  心通わせて  許しあうことも 出来ないまま僕等は  大丈夫 誰もが生きて行けるさ
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME渇き出した喉 遠ざかる過去 望まない朝にため息を少し  形にならず 空まわる言葉 並んで歩いた すれ違う思い出と  どれだけ強がって 訳を探しても 此処にもないことは 知ってしまったんだよ 背中に焼き付いた 罪のせいだろうか 昨日を捨てる事が出来ない僕は 不意に強くなる風に 目を閉じる  丸めた背中を 突き刺す月が 色褪せぬ夜に 映し出した影  姿も見せず 気まぐれな心 情けないくらい 秒針は速くなる  幼かった自分を ようやく見つけた もう君の残像に 悩みはしないんだよ 背中に焼き付いた 罪のせいだろうか 付き纏う過去形に 成す術もないまま  不意に過ぎるさよならに きっと 少し安心しながら 僕は耳を塞ぐ  柊が小さく揺れている  柊が
羽化LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME生活の匂いのする 帰る場所を見つけたとき 少女は女に 変わりゆくのでしょう  途方もない憧れを 静かにそっと諦めたとき 少年は男に 変わりゆくのでしょう  静かに流れる 時間に耳を傾けて  いつしか僕等は 新たな場所を目指す  変わり栄えの無い日々を 不意に愛おしく思えた時 誰しもが皆一つ 歳を採るのでしょう  時に不甲斐無い自分自身を 言い訳もせず許せた時に 誰しもがまた一つ 歳を穫るのでしょう  静かに流れる 川のように身を携えて  いつしか心は 新たな場所を目指す  いつしか二人は 新たな場所を目指す  手を取りあって
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