風の岬道も途切れた 地の果ての 岬に叫ぶ 風の声 あの日かわした 約束に すがり待つ身の 切なさよ 逢えぬ面影 偲んで泣けば 波のしぶきが ほほを打つ 風の岬は 春遠く 鳥さえ飛ばぬ 寂しさよ たったひと夜の 思い出が つけた夢の灯 消さないで 髪をみだして あなたを呼べば 風が心を ちぎります 風が奔(はし)って 胸を刺す 弱気なわたし しかるよに あの日信じた 人だもの 明日(あす)も迷わず 生きたいの 愛を紡いで ひたすら待てば 春がいつかは 来るものを | 茶(ちゃみ)美 | 津田清治 | 奥村英夫 | 上藤恭生 | 道も途切れた 地の果ての 岬に叫ぶ 風の声 あの日かわした 約束に すがり待つ身の 切なさよ 逢えぬ面影 偲んで泣けば 波のしぶきが ほほを打つ 風の岬は 春遠く 鳥さえ飛ばぬ 寂しさよ たったひと夜の 思い出が つけた夢の灯 消さないで 髪をみだして あなたを呼べば 風が心を ちぎります 風が奔(はし)って 胸を刺す 弱気なわたし しかるよに あの日信じた 人だもの 明日(あす)も迷わず 生きたいの 愛を紡いで ひたすら待てば 春がいつかは 来るものを |
虞美人草四面を敵に 囲まれて 楚歌(そか)が流れる 闇の中 命運果(めいうんは)つると 知りながら 微笑み返す 健気(けなげ)さよ 我が身散ろうと いとわぬが 虞美人(ぐびじん)そなたを 想えば悲し 力山を抜き 気は世を蓋(おお)う 時に利あらず すい逝(ゆ)かず すいの逝かざるは いかんすべき 虞や 虞や なんじをいかんせん ※『該下の歌』…項羽 劉邦(りゅうほう)まさに 攻め入りて もはや命も これまでぞ 戦い敗れて 山河あり 崩(くず)れし城に 草萌(も)えて むせび泣くよな 風の声 虞美人草の はかなく揺れる | 茶(ちゃみ)美 | 津田清治 | 津田清治 | 上藤恭生 | 四面を敵に 囲まれて 楚歌(そか)が流れる 闇の中 命運果(めいうんは)つると 知りながら 微笑み返す 健気(けなげ)さよ 我が身散ろうと いとわぬが 虞美人(ぐびじん)そなたを 想えば悲し 力山を抜き 気は世を蓋(おお)う 時に利あらず すい逝(ゆ)かず すいの逝かざるは いかんすべき 虞や 虞や なんじをいかんせん ※『該下の歌』…項羽 劉邦(りゅうほう)まさに 攻め入りて もはや命も これまでぞ 戦い敗れて 山河あり 崩(くず)れし城に 草萌(も)えて むせび泣くよな 風の声 虞美人草の はかなく揺れる |