一緒に暮らそうごめんよ今夜も ひとりにさせて ふるえる肩先 いとしい人よ 泣かないで 泣かないで いつも そばにいるから もう泣かないで これからふたりは いつでも一緒だよ 都会(まち)は色づき 季節の風が 時間(とき)の流れを 包んでくれる 好きだから 好きだから いつも そばにいるから このまま ずっと ふたりの晩春(はる)を 一緒に生きようよ 連れてゆきたい 俺のふるさと 迎えてくれるよ やさしい山河 泣かないで 泣かないで いつも そばにいるから もう離さない これからふたりで 一緒に暮らそうよ | 天野涼 | 丘まり子 | 四方章人 | 蔦将包 | ごめんよ今夜も ひとりにさせて ふるえる肩先 いとしい人よ 泣かないで 泣かないで いつも そばにいるから もう泣かないで これからふたりは いつでも一緒だよ 都会(まち)は色づき 季節の風が 時間(とき)の流れを 包んでくれる 好きだから 好きだから いつも そばにいるから このまま ずっと ふたりの晩春(はる)を 一緒に生きようよ 連れてゆきたい 俺のふるさと 迎えてくれるよ やさしい山河 泣かないで 泣かないで いつも そばにいるから もう離さない これからふたりで 一緒に暮らそうよ |
衿子夏の終わりに 風そよぐ 浜辺で消えた 衿子 衿子よ わるい遊びも してないけれど 噂はわるい ことばかり ほんとは心の やさしい娘だと おれは知ってた はずなのに 指で摘まれた 薄紅の 昼顔みたい 衿子 衿子よ どこへ消えたか 黙ってひとり 涙にぬれて いただろう 救ってやれない 悔しさだいて 今もたたずむ 砂の上 秋のなぎさが 波立って 人影まばら 衿子 衿子よ どんなことにも 言い訳しない こころの強さ その弱さ 傷つくほどに きれいになった 花のうれいを 忘れない | 天野涼 | 久仁京介 | 弦哲也 | 猪股義周 | 夏の終わりに 風そよぐ 浜辺で消えた 衿子 衿子よ わるい遊びも してないけれど 噂はわるい ことばかり ほんとは心の やさしい娘だと おれは知ってた はずなのに 指で摘まれた 薄紅の 昼顔みたい 衿子 衿子よ どこへ消えたか 黙ってひとり 涙にぬれて いただろう 救ってやれない 悔しさだいて 今もたたずむ 砂の上 秋のなぎさが 波立って 人影まばら 衿子 衿子よ どんなことにも 言い訳しない こころの強さ その弱さ 傷つくほどに きれいになった 花のうれいを 忘れない |
上諏訪の女あずさ号 ドアが開く そこは上諏訪 噂たずねて 降りた街 湖畔の別れを 引きずりながら 忘れぬこころ ひとすじに 逢いたい もう一度 上諏訪の女(ひと)よ 湯の香り 漂えば 浮かぶ微笑み 髪の匂いを 思い出す お屋敷育ちの 厳しいしつけ 好きあう胸を 閉ざされた しあわせだろうか 上諏訪の女よ 御神渡り 二人して 遠く眺めて 冬を過ごした 夢のとき くちびる一つも 触れないままの あきらめだけで 終るのか 逢いたい もう一度 上諏訪の女よ | 天野涼 | 久仁京介 | 四方章人 | 蔦将包 | あずさ号 ドアが開く そこは上諏訪 噂たずねて 降りた街 湖畔の別れを 引きずりながら 忘れぬこころ ひとすじに 逢いたい もう一度 上諏訪の女(ひと)よ 湯の香り 漂えば 浮かぶ微笑み 髪の匂いを 思い出す お屋敷育ちの 厳しいしつけ 好きあう胸を 閉ざされた しあわせだろうか 上諏訪の女よ 御神渡り 二人して 遠く眺めて 冬を過ごした 夢のとき くちびる一つも 触れないままの あきらめだけで 終るのか 逢いたい もう一度 上諏訪の女よ |
捨てちまえ過去なんて 捨てちまえ 恋は冷めるし 夢なら消える 泣きなよこの胸で あいつを恨まずに はだかのおまえ きれいでも こころ覗けば 傷だらけ しゃぼん玉こわれた 未練は捨てちまえ 口紅を 替えたのか 嘘で終わった しあわせだから 行こうよ旅にでも お酒に逃げるより ひたむき過ぎる 生き方に そっとやすらぎ 捧げたい しゃぼん玉こわれた 悲しみ捨てちまえ 朝だって また来るさ 愛は芽生える 夢ならあるさ おいでよ生きるなら おまえはまだ若い 男の胸は すがれても そむいた背中にゃ すがれない しゃぼん玉こわれた 想い出捨てちまえ | 天野涼 | 久仁京介 | 弦哲也 | 猪股義周 | 過去なんて 捨てちまえ 恋は冷めるし 夢なら消える 泣きなよこの胸で あいつを恨まずに はだかのおまえ きれいでも こころ覗けば 傷だらけ しゃぼん玉こわれた 未練は捨てちまえ 口紅を 替えたのか 嘘で終わった しあわせだから 行こうよ旅にでも お酒に逃げるより ひたむき過ぎる 生き方に そっとやすらぎ 捧げたい しゃぼん玉こわれた 悲しみ捨てちまえ 朝だって また来るさ 愛は芽生える 夢ならあるさ おいでよ生きるなら おまえはまだ若い 男の胸は すがれても そむいた背中にゃ すがれない しゃぼん玉こわれた 想い出捨てちまえ |
ふるさと遥かなりたった七日に 命をかけて 朝な夕なの 蝉しぐれ 人生かけて 歩いているか 夢が問われる 浮世坂 母を泣かせて 背を向けた ふるさとは 遥かなり 無垢(むく)な心と 憧れだけじゃ たどり着けない この旅は 莫迦(ばか)にはなれず 利口になれず 夢が小さく なるばかり 川のせせらぎ 空の青 ふるさとに 逢いたくて 高い山ほど 谷間は深い 落ちてこぼれる 人もいる 諦めなけりゃ 終わりはしない 夢を信じて 生きてゆけ 山に向かえば 木霊(こだま)する ふるさとは 遥かなり | 天野涼 | 久仁京介 | 弦哲也 | 猪股義周 | たった七日に 命をかけて 朝な夕なの 蝉しぐれ 人生かけて 歩いているか 夢が問われる 浮世坂 母を泣かせて 背を向けた ふるさとは 遥かなり 無垢(むく)な心と 憧れだけじゃ たどり着けない この旅は 莫迦(ばか)にはなれず 利口になれず 夢が小さく なるばかり 川のせせらぎ 空の青 ふるさとに 逢いたくて 高い山ほど 谷間は深い 落ちてこぼれる 人もいる 諦めなけりゃ 終わりはしない 夢を信じて 生きてゆけ 山に向かえば 木霊(こだま)する ふるさとは 遥かなり |
破れ傘名残り桜も まだ残るのに 散っていくよに 出てゆくおまえ 言わず語らず おんな傘 さして持たせて おまえを抱けば 肩の向こうに あゝ わかれ雨 夢だ夢だよ この束の間は 見てはいけない 夢だったのさ 愛をもとめる 可憐花 俺のこの手じゃ 満ち足りないか おんな哀しい あゝ 黒い髪 どうせ行くなら しあわせつかめ つらきゃ戻って 来るのもいいさ 見栄も飾りも 捨て去った 惚れた男が おまえの背中 送る心は あゝ 破れ傘 | 天野涼 | 久仁京介 | 弦哲也 | 猪股義周 | 名残り桜も まだ残るのに 散っていくよに 出てゆくおまえ 言わず語らず おんな傘 さして持たせて おまえを抱けば 肩の向こうに あゝ わかれ雨 夢だ夢だよ この束の間は 見てはいけない 夢だったのさ 愛をもとめる 可憐花 俺のこの手じゃ 満ち足りないか おんな哀しい あゝ 黒い髪 どうせ行くなら しあわせつかめ つらきゃ戻って 来るのもいいさ 見栄も飾りも 捨て去った 惚れた男が おまえの背中 送る心は あゝ 破れ傘 |